- 何を持たせればいいのか、そろえるものがわからない
- 毎回どれかを忘れて、朝からバタバタしている
- 子どもに任せたいけれど、任せきると必ず抜けが出る
こんな悩みを解決します。
忘れ物をなくすコツは、持ち物をバッグに入れっぱなしにするものと、その日だけ入れるものに分けることです。
私は元日本代表として活動し、SVリーグで監督を務めることができるバレーボールコーチ4の資格を保有しています。
10年以上スクールで指導してきましたが、忘れ物が多い選手は、持ち物を毎回ゼロから思い出そうとしていました。
思い出す作業をなくしてしまえば、忘れ物はほとんど起きません。仕組みで解決できる部分です。
ぜひこの記事を参考にしてみてください。
- 練習に必要な持ち物と、季節ごとに足すものがわかる
- 忘れ物が起きにくい前日と当日の準備の手順がわかる
- バッグの中の入れ方と、帰宅後に出すものがわかる
それでは、くわしく見ていきましょう。
結論:持ち物は「入れっぱなし」と「その日入れる」に分ける
先に結論をお伝えします。分け方はとてもかんたんです。
- 入れっぱなし:シューズ・サポーター・テーピング・ばんそうこう・タオル・ビニール袋
- その日入れる:飲みもの・着替え・補食・提出物
入れっぱなしにできるものは、練習が終わってもバッグから出しません。出さなければ、忘れようがないからです。
うさママ毎朝「あれ持った?」と聞くのに疲れてしまって…。



聞かなくて済む形にしましょう。声かけより仕組みのほうが確実ですよ。
その日入れるものは、水分・着替え・食べもののように、毎回入れ替えが必要なものだけです。数が少ないほど、確認は速く終わります。
忘れ物が多い選手を見ていると、持ち物の数が多いのではなく、毎回考える持ち物の数が多いことがわかります。
思い出す作業には、想像以上に注意力を使います。朝の眠い頭でそれをやろうとするから、どれか1つが抜け落ちるわけです。
考える対象を減らしてしまえば、記憶力の差はほとんど関係なくなります。
毎回考える持ち物を4つ以内にすると、朝の確認は10秒で終わります。
私はスクールでも、選手自身に持ち物を管理させています。人に言われて入れたものは、翌週にはまた忘れるからです。
ここからは、基本の持ち物・季節で足すもの・準備の手順・バッグの入れ方の順に見ていきます。
練習の基本の持ち物リスト|まずこの7つをそろえる
まずは、どの季節でも変わらないものから確認します。
コートで使うもの
コートに立つために、必ず必要になるものがこちらです。
- 体育館用のシューズ(外履きと分ける)
- 練習着の上下(汗を吸って乾く素材)
- ソックス(足首まで隠れる長さ)
- 膝サポーター(床への接触が多い選手は必須)
シューズは、外で履いたものをそのまま使わせないでください。砂やほこりが床に落ちると、自分だけでなく仲間も滑りやすくなります。
体育館によっては、入口で履き替える決まりがある場所もあります。入部したばかりの時期は、チームの決まりを先輩に聞いておくと安心です。
練習着は、綿100%だと汗を吸ったまま乾かず、体が冷える原因になります。
乾きやすい素材を選んでおくと、体温の管理が楽になります。



Tシャツなら、なんでもいいと思ってた。



素材で快適さが変わります。汗をかく量が多い競技ですからね。
体を守るもの・整えるもの
次に、けがを防いだり、練習後に体を整えたりするためのものです。
- テーピングとばんそうこう(指のけがはその場で処置する)
- タオル2枚(汗をふく用と、ぬれたもの用)
- 汗をふいた服を入れるビニール袋
指のテーピングは、痛くなってから買いに行くのでは間に合いません。1巻きをバッグに入れておくだけで、その日の練習を続けられます。
タオルを2枚に分けているのにも理由があります。汗をふいたタオルで顔をふくと、肌が荒れる原因になるからです。
汗用と手や顔用を分けておくと、どちらも清潔に使えます。かさばるものではないので、最初から2枚を入れておいてください。
ビニール袋も忘れられがちですが、ぬれた練習着をそのままバッグに入れると、においとカビの原因になります。



ヌレタママ イレルト ニオイガ ノコル
テーピング・ばんそうこう・ビニール袋。この3つは入れっぱなしが正解です。
季節と場面で足すもの|夏と冬で変わる中身
基本の7つに、季節や場面ごとの持ち物を足していきます。
暑い時期に足すもの
体育館は、外より暑くなることがあります。風が通らず、熱がこもるためです。
- 大きめの水筒(1リットル以上・氷を入れられるもの)
- 塩分が入った飲みもの、または塩あめなどの補食
- 冷やしたタオルや、首を冷やせるもの
- 着替えのシャツをもう1枚
水分は、足りなくなってから足すのでは間に合いません。練習時間が2時間を超えるなら、1リットルでも足りないことがあります。
汗をたくさんかく時期は、水だけでは体の中の塩分が薄まってしまいます。飲みものと補食の組み合わせで考えてください。



夏は水筒が空になって帰ってくるので、心配になります。



途中で足せるよう、予備を1本もたせておくと安心ですよ。
寒い時期と、試合の日に足すもの
寒い体育館では、体が温まるまでに時間がかかります。冷えたまま動くと、けがのもとになります。
- 上に羽織るジャージやウインドブレーカー
- 待ち時間に体を冷やさない長そで
- 試合の日はゼッケンや配布された書類
- 補食(おにぎり・バナナ・ゼリー飲料など)
羽織るものは、練習中に着るためではなく、待っている時間のために持たせます。順番待ちで立っているだけの時間は、思った以上に体が冷えるからです。
汗をかいたあとに冷えると、体調を崩しやすくなります。休憩に入る前に1枚はおる、という習慣をつけておいてください。
試合の日だけに必要なものは、いちばん忘れやすい持ち物です。前日のうちにバッグの見えるところへ入れておいてください。
補食は、試合と試合の間が空くときに効いてきます。何も食べずに次の試合に入ると、後半で足が止まりやすくなります。



試合の日は、おにぎりを1個入れておく!



いい判断です。消化のよいものを選べていますね。
忘れ物が減る準備の手順|前日の夜に決着をつける
ここが最も大事な場面です。朝に準備をすると、必ず抜けが出ます。
朝は時間がなく、判断力も落ちています。その状態で持ち物を考えるから、忘れ物が起きます。
前日の夜に終わらせておけば、朝にやることは水筒を入れるだけです。ここまで減らせば、小学生や中学生でも自分で管理できます。



朝ではなく、夜にやればよかったんですね。



そのとおりです。朝の準備は、そもそも無理があるんですよ。
準備は前日の夜まで。朝にやることは水筒だけにしてください。
慣れるまでは、バッグの内側に持ち物リストを1枚入れておく方法もおすすめです。読み上げながら確認すれば、抜けに気づけます。
チェック表は、本人に書かせてください。自分で書いたものは覚えやすく、続きやすくなります。
うまくいかない日が続くときは、原因を1つに絞って考えてみてください。多くの場合、洗濯物がバッグに戻っていないことが引き金になっています。
洗って乾いたものを、たたんでしまってから入れる形にすると、戻し忘れが起きやすくなります。乾いたらそのままバッグへ、という流れにしてしまうほうが確実です。
準備の主役は本人ですが、洗濯物が戻る流れをつくるところは、家族の協力があると一気に安定します。
バッグの中の入れ方|取り出しやすく、においを残さない
同じ中身でも、入れ方で使いやすさは変わります。
場所を決めて、探す時間をなくす
バッグの中は、入れる場所を固定してしまうのが基本です。
- シューズ:靴専用の仕切りか、専用の袋に入れて底へ
- 飲みもの:外側のポケット(倒れて中身がこぼれないように)
- テーピングやばんそうこう:内ポケットに入れっぱなし
- 着替え:いちばん上(練習後にすぐ取り出せる)
場所が決まっていると、無い物にすぐ気づけます。探す時間も減るため、練習前の準備が速くなります。
体育館では、荷物を置ける場所が限られていることも多いです。バッグを開いたまま広げずに済むと、コート脇でも邪魔になりません。
飲みものを外ポケットに入れておくのは、練習中にすぐ取り出せるようにするためでもあります。休憩のたびにバッグを開ける必要がなくなります。
シューズを裸のまま入れるのは避けてください。ほこりが着替えに移り、においの原因にもなります。



バショヲ キメルト ワスレモノガ ヘル
帰宅後に必ず出すもの
入れっぱなしにしてよいものと、必ず出すものを分けておきます。
ぬれたもの、食べもの、汚れたものは、その日のうちに出してください。ここを守るだけで、においとカビはほとんど防げます。
シューズも、湿ったまま袋に入れておくと傷みます。中敷きを抜いて、風通しのよい場所で乾かしておくのが理想です。
食べ残しの補食を入れっぱなしにするのも避けてください。暑い時期はとくに傷みが早く、気づかないまま数日たっていることがあります。



タベモノハ ソノヒノウチニ ダス
反対に、テーピングやばんそうこうは出す必要がありません。使ったぶんだけ足せば、いつでも同じ状態を保てます。
出すものと出さないものを最初に決めておけば、帰宅後の作業は1分で終わります。習慣になるまでは、玄関に袋を1つ置いておくと迷いません。



帰ってすぐ出すの、めんどうくさいんだよね…。



玄関で出すと決めてしまえば楽になります。部屋まで持ち込まないのがコツです。
帰宅後に出すのは、ぬれたもの・食べもの・シューズの3つだけです。
よくある質問
まとめ
持ち物の管理は、記憶力ではなく仕組みの問題です。入れっぱなしにできるものを増やすほど、忘れ物は減っていきます。
前日の夜に準備を終え、朝は水筒だけ。これで忘れ物はほとんど消えます。
| 場面 | やること |
|---|---|
| 帰宅直後 | ぬれた練習着・タオル・シューズを出す |
| 前日の夜 | 飲みもの以外をすべて入れ終える |
| 当日の朝 | 水筒と補食を入れるだけ |
| 暑い時期 | 大きめの水筒・塩分の補給・着替えを追加 |
| 寒い時期 | 羽織るものと長そでを追加 |
| 試合の日 | ゼッケン・書類・補食を前日に入れる |
私は元日本代表として、また指導者として多くの選手を見てきましたが、準備が整っている選手ほど、練習の入りが早くなります。



今日から、帰ったらすぐ出すようにする!



それが続けば、朝の10分が自由になりますよ。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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