- 洗っているのに、練習着のにおいが戻ってくる
- 売り場に何種類も並んでいて、どれを買えばいいか分からない
- 学校で使わせて大丈夫なのか、香りの強さが気になる
こんな悩みを解決します。
部活で使う消臭スプレーは、無香料で除菌成分が入ったものを選ぶのが基本です。
香りの強さで選ぶと、においを上から重ねるだけになってしまうんですよね。
私は元日本代表として活動し、SVリーグで監督を務めることができるバレーボールコーチ4の資格を保有しています。
10年以上スクールで中学生以上の選手を指導してきましたが、体育館の用具室に入った瞬間のにおいは、たいてい「乾ききっていない道具」から来ていました。
ぜひこの記事を参考にしてみてください。
- 売り場で迷わない5つの基準が分かり、買い直しが減る
- ウェア・靴・バッグの使い分けが決まり、1本で足りるか判断できる
- スプレーが効かない場面が分かり、洗濯との順番を決められる
それでは、くわしく見ていきましょう。
結論:無香料で除菌できるタイプを、乾いた物に使う
結論からお伝えします。部活用に選ぶなら、無香料で、除菌や抗菌と書かれているタイプを1本用意してください。
においのもとは汗そのものではなく、汗や皮脂を栄養にして増えた菌です。だから香りをかぶせるタイプより、菌を増やさないタイプのほうが部活向きなんですよね。
そしてもう1つ大事なのが、かけるタイミングです。濡れたまま丸めた練習着にかけても、思ったようには働きません。
- 基準1:無香料、または香りがほとんど残らないもの
- 基準2:除菌・抗菌の表示があるもの
- 基準3:布用か靴用か、使う場所が合っているもの
- 基準4:持ち運ぶなら小さめ、家置きなら詰め替えのあるもの
- 基準5:使える素材の表示に、目的の物が入っているもの
この5つで選べば、売り場の棚を前にして迷う時間がなくなります。
うさママいい香りのものを選んでいました…



香りとにおいが混ざると、かえってきつくなりますよ。
消臭スプレーは、洗濯の代わりではありません。洗える物は洗い、洗えない場面や洗うまでの時間を埋める道具として使ってください。



カオリデフタヲスルナ・キンヲフヤスナ
洗ってもにおいが戻る2つの理由
なぜ部活の道具はにおいが戻ってくるのか、ここを知っておくと選び方が変わります。
理由①菌が繊維の奥に残っている
汗じみが消えても、繊維の奥に菌が残っていることがあります。乾いているあいだは目立ちませんが、汗や湿気で水分が戻ると、また増えはじめます。
洗いたてなのに、着て30分でにおうという現象はこれです。表面の汚れが落ちても、奥に残った菌までは落ちきっていない状態なんですよね。



洗ったのに、汗かいたら復活するんだよ。
理由②乾くまでの時間が長い
濡れた状態が続くほど、菌は増えていきます。部活の洗濯物は量が多く、部屋干しで半日以上かかることも珍しくありません。
バッグやシューズはもっと厄介です。中に湿気がこもったまま次の日も使うので、乾く時間がほとんどありません。
つまり、においの対策は「落とす」と「増やさない」の2本立てになります。洗濯が前者で、スプレーは後者を受け持つ道具です。
この役割が分かっていないと、スプレーを買い替え続けることになります。効かないのは製品のせいではなく、落とす側が追いついていない場合が多いんですよね。



落とす係と、増やさない係なんですね。



だから洗濯とスプレーは、どちらか一方では足りません。
選ぶときの5つの基準
ここが売り場でいちばん迷うところだと思います。基準を順に見ていきます。
基準①香りは無香料を第一候補に
部活で使うなら、まず無香料を探してください。教室や部室など、人が近い場所で使うことが多いからです。
香り付きが悪いわけではありません。ただ、柔軟剤や制汗剤の香りと混ざると、本人が思っている以上に強くなります。
学校によっては、香りの強い物を控えるよう案内が出ることもあります。
香りでごまかしたくなる気持ちは分かりますが、もとの菌が残っていれば戻ってきます。無香料+除菌の組み合わせが、部活ではいちばん扱いやすい形です。



香りが強いと、部室で言われるんだよね。
基準②除菌・抗菌の表示があるか
パッケージの表示を見て、除菌や抗菌という言葉が入っているかを確かめてください。においのもとになる菌を増やしにくくする働きをうたった製品です。
表示の意味は製品ごとに違うので、パッケージの説明書きまで読むと確実です。
効果の感じ方には個人差があります。これ1本で必ず消える、とは考えないでおきましょう。
似た言葉に「消臭」と「芳香」があります。芳香は香りを足すものなので、部活で選ぶなら消臭や除菌と書かれた側を手に取ってください。



書いてある言葉で選べばいいんだね。
基準③布用か靴用か、場所に合っているか
同じ消臭スプレーでも、布(衣類)用・靴用・空間用で作りが違います。靴用は中に深く届くようノズルが工夫されていたり、粉が残りにくい作りになっていたりします。
衣類用を靴に使うと、量のわりに奥まで届かないことがあります。逆に靴用を練習着にかけると、生地によってはしみが残ることがあります。
家に1本だけ置くなら衣類用、シューズのにおいが強いなら靴用を足す、という順番が分かりやすいです。
空間用(部屋用)は用具室や車の中に向きますが、体や衣類にかけるものではありません。用途がはっきり分かれているので、1本で全部を兼ねようとしないでください。
基準④容量は「持ち運ぶかどうか」で決める
学校へ持たせるなら、片手で持てる小さめのサイズにしてください。大きいボトルは重く、バッグの中で倒れてもれることがあります。
家に置いて使うなら、大容量や詰め替えのあるタイプが結局は安くつきます。部活の洗濯量は多いので、消費も早いです。
- 持ち運ぶ:小さめのボトル1本、バッグの外ポケットへ
- 家に置く:大きめか詰め替えつき、玄関か洗面所へ
- 両方ほしい:小さめを買い、家用は詰め替えから移す
基準⑤使える素材が書かれているか
裏面には、使える素材と使えない素材が書かれています。水で色が変わる生地や、革、シルクなどは避けるよう案内されていることが多いです。
ユニフォームは昇華プリントや圧着の番号が入っています。心配なときは、目立たない裏側で試してから全体に使ってください。



裏面を見る、が抜けていました!



買う前の10秒で、失敗がぐっと減りますよ♪
売り場で実物を見ると、ノズルの形やボトルの太さの違いも分かります。
🔎 パフォーマンスアップや日頃のケアに役立つ用品は、Amazonでバレーボール用品を探すと見つけやすいです。
ウェア・靴・バッグの使い分け
1本で全部まかなえるのか、というのはよく聞かれる質問です。場所ごとに見ていきます。
練習着・ユニフォームは「脱いだ直後」に
いちばん効くのは、汗をかいた直後です。脱いですぐに軽くかけてから、丸めずに広げてバッグへ入れます。
家に着いたらすぐ洗うのが基本ですが、夜遅い日や翌日も試合という日は、この一手間が効いてきます。ユニフォームは生地が薄いので、近づけすぎずに全体へ薄くかけてください。
汗をかく前にかけても、あまり意味はありません。菌はこれから増えるので、増えはじめる前後で使うのが順番です。
翌日も同じ練習着を着る日は、脱いだ直後にかけて一晩広げて干しておきます。これだけで、朝に袖を通したときのにおいがかなり変わります。
シューズは「中敷きを出して」から
シューズは、中敷きを外してから中と中敷きの両面にかけてください。靴の中は奥行きがあり、履き口からかけるだけでは届かないことがあります。
かけたあとは、必ず乾かす時間を作ります。濡れたまま下駄箱へ入れると、かえって菌が増えやすい状態になります。
体育館シューズは毎日使うので、週に1度は中敷きを外して丸1日休ませると変わってきます。
私は指導のなかで、においが気になる選手にはスプレーを増やすより先に、乾かす場所を作るよう伝えています。
2足を交互に使えるのが理想ですが、そこまでできない家庭がほとんどです。せめて帰宅したらバッグから出す、を習慣にしてください。



中敷きを出すだけで、だいぶ違うんだ。
バッグは「空にして」から内側へ
バッグは、中身を全部出してから内側にかけてください。物が入ったままだと、においがこもっている底やポケットに届きません。
エナメル素材は水分が残りやすいので、かけたあとは口を開けて風の通る場所に置きます。布のリュックは、洗える物なら洗うほうが早いです。
においの発生源は、たいてい底に残った砂やほこりです。スプレーの前に、中をひっくり返してごみを出しておくと効きが変わります。
- 練習着・ユニフォーム:脱いだ直後に薄く、広げてバッグへ
- シューズ:中敷きを外して中と両面、そのあと乾かす
- バッグ:中身を出して内側全体、口を開けて乾かす
同じ1本でも、使う順番と量でここまで変わります。
効かせる使い方と置き場所
同じ製品でも、使い方と置き場所で差が出ます。まず使う順番から見ていきます。
使う手順は5つだけ
いちばん抜けやすいのが手順5です。かけて終わりにすると、濡れた状態を自分で作ってしまいます。
かけたら乾かすまでをセットにすると、次の日のにおいが変わってきます。



かけて、そのまま袋に入れていました…



そこだけ直せば、今の1本でも効きますよ。
置き場所を決めるところまでが準備
買って渡すだけだと、バッグの底で行方不明になります。使う場所の近くに定位置を作ってください。
小さいボトルは、バッグの外ポケットが定位置です。中に入れると、ボールやシューズの下で倒れてしまいます。
家用は玄関か洗面所に置きます。帰ってきた流れでシューズとバッグにかけられる場所が、いちばん続きやすい置き場所です。
- 学校へ持つ分:バッグの外ポケットに固定、中には入れない
- 家用:玄関か洗面所、帰宅の動線上に置く
- 詰め替え:洗剤と同じ棚にまとめ、切らさない
1つだけ、置き場所で気をつけたいことがあります。スプレー缶は高温になる場所に置かないでください。
直射日光の当たる車内や暖房の近くは、缶の中の圧力が上がって破裂する恐れがあります。遠征の車に積みっぱなしにしない、と決めておくと安心です。
くわしい注意点は消費者庁のスプレー缶の事故に関する注意喚起で確認できます。
肌が弱い子は、スプレーが直接肌に触れる使い方を避けてください。かゆみや赤みが出たときは使用をやめ、続くようなら医師に相談しましょう。
やりがちな3つの失敗
現場でよく見かける使い方を、3つだけ挙げておきます。
失敗①洗濯の代わりに使う
スプレーは洗濯の代わりにはなりません。汗や皮脂そのものは残るので、重ねるほど生地に汚れがたまっていきます。
洗える物は洗う、洗うまでの時間をスプレーでつなぐ、という役割分担にしてください。練習着が足りなくて洗えない日が続くなら、枚数を1枚足すほうが早い解決になります。
スプレーの減りが異常に早いときは、洗濯が追いついていないサインです。本数を増やす前に、洗う回数と乾かし方を見直してみてください。



毎日かけているのに変わらないなら、順番が逆です。
失敗②においが強い所だけに集中してかける
脇や襟だけに何度もかけると、その部分だけ濡れて乾きにくくなります。においは1か所から出ているように感じても、生地全体に広がっていることがほとんどです。
薄く、全体に。これだけで使う量も減ります。
私が選手に伝えているのは、においの強い場所は結果であって原因ではない、ということです。



脇に集中攻撃してた…
失敗③香りの強い物を重ねて使う
柔軟剤・制汗剤・消臭スプレーがそれぞれ香り付きだと、3つの香りが混ざります。本人は慣れて分からなくなりますが、周りには強く届きます。
香りを持たせたい日でも、重ねるのは1つまでにしてください。部活では無香料でそろえるほうが、結局もめごとが起きません。



重ねない、が大事なんですね。



無香料でそろえると、考えることが減ります♪
よくある質問
まとめ:無香料を1本、かけたら乾かす
この記事では、部活で使う消臭スプレーの選び方と使い分けをお伝えしました。
大事なのは、無香料で除菌できるタイプを選び、かけたあとに乾かす時間を作ることです。
| 迷いどころ | 決め方の目安 |
|---|---|
| 香り | まず無香料。香り付きは重ねず1つまで |
| 成分 | 除菌・抗菌の表示があるものを選ぶ |
| 種類 | 家に1本なら衣類用、靴のにおいが強ければ靴用を追加 |
| 容量 | 持ち運びは小さめ、家用は詰め替えつき |
| 使い方 | 20cm離して全体へ薄く、そのあと必ず乾かす |
私は元日本代表として活動してきましたが、道具を大事にするチームほど、においで困っていません。乾かす時間を作ることが、そのまま道具の寿命にもつながります。



今日から無香料にそろえてみます!



乾かすところまでが1セットですよ♪
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
バレーボール用具については他にも記事を書いています。
気になるテーマがあればぜひ読んで参考にしてもらえたら嬉しいです♪
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