部活のハンディファンとネッククーラー|選び方と使い分け3基準

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部活のハンディファンとネッククーラーの選び方
  • ハンディファンとネッククーラー、どちらを買えばいいのか決められない
  • 去年買った冷却グッズが、夏の途中で使われなくなってしまった
  • 体育館で本当に効くのか、値段の差に見合うのかが分からない

こんな悩みを解決します。

この2つを選び分ける基準は、手がふさがるか・電池が1日もつか・学校で使えるかの3つだけです。

私は元日本代表として活動し、SVリーグで監督を務めることができるバレーボールコーチ4の資格を保有しています。

10年以上スクールで中学生以上の選手を指導してきましたが、夏の体育館でバテる選手ほど、休憩のたびに汗をふくだけで終わっていました。

風を当てる道具と、首を冷やす道具は役割が違います。そこを分けて考えるだけで、同じ予算でも効き方が変わってくるんですよね。

ぜひこの記事を参考にしてみてください。

この記事を読むことで得られる3つのこと
  • ハンディファンと首かけタイプ、どちらが自分の子に向くかが決まる
  • 売り場で見るべき数字が3つに絞られ、値段の差の理由が分かる
  • 買ったあとに使い続けられる使い方と、危ない使い方が分かる

それでは、くわしく見ていきましょう。

目次

結論:手がふさがるかどうかで、選ぶ道具が決まる

結論からお伝えします。この2つで迷ったときは、その道具を使う時間に、手を使う用事があるかどうかで決めてください。

ベンチに座って休む数分だけなら、手に持つタイプで足ります。片づけや移動をしながら涼みたいなら、首にかけるタイプでないと結局カバンの中に入ったままになります。

3つの選び分け基準
  • タイプ:手がふさがってよい場面か、動きながら使う場面か
  • 電池:最大風量のまま、その日の部活を越えられるか
  • ルール:学校へ持ち込んでよいか、髪や肌に危なくないか

この3つ以外の細かい違いは、使い心地にほとんど影響しません。羽根の枚数やデザインで迷う必要はないと考えて大丈夫です。

うさママ

両方そろえたほうがいいのかしら…?

あげば

まずは使う場面が多いほうを1つで十分ですよ。

もう1つ大事なことがあります。風を当てる道具は、汗が乾くのを助ける道具であって、体そのものを冷やす道具ではありません。

だから、汗をかいていない状態で風だけ当てても、体温はあまり下がらないんです。

一方、首を金属プレートや保冷剤で冷やすタイプは、汗の有無に関係なく触れた部分を冷やします。役割が違うので、比べるのではなく分けて考えてください。

バボット

カゼハカワカス・プレートハヒヤス

体育館で冷却グッズが効く2つの理由

そもそも、外で走る競技ではなく屋内競技なのに、なぜここまで道具が必要になるのでしょうか。理由は体育館という場所の性質にあります。

ここが分かると、値段で迷ったときの判断も変わってきます。

風が通らず、汗が蒸発しにくい

体育館は、風でボールの軌道が変わらないように窓を閉めて使うことが多い建物です。天井は高いのに、床の近くはほとんど空気が動きません。

人の体は、汗が蒸発するときに熱を持っていくことで体温を下げています。空気が止まっていると、汗は流れるだけで蒸発せず、体温が下がりにくくなります。

夏の体育館で、外より汗の量が多いのに涼しくならないのは、これが理由です。

私の指導現場でも、湿度が高い日は同じ練習量でも選手の顔色が早く変わります。

だからこそ、空気を動かす道具がはっきり効くんですよね。暑さそのものへの備え方は、こちらの記事でまとめています。

休憩が短く、その場で体温を下げるしかない

もう1つが時間です。練習中の給水休憩は、長くても数分しかありません。

その数分で、水を飲んで、汗をふいて、次のメニューの説明も聞くことになります。涼しい場所まで移動する時間はないことがほとんどです。

つまり、体温を下げる作業はその場でやるしかありません。首の横には太い血管が通っているので、ここを冷やせる道具があると、短い休憩でも体感が変わります。

うさママ

短い休憩に合う道具、という見方なのね。

あげば

使える時間から逆算すると選びやすいですよ。

飲み物の温度でも体の中から熱は抜けます。道具だけに寄りかからず、飲み方とセットで考えてください。

基準①タイプ|3種類の違いを知る

まず種類です。売り場では形がばらばらに見えますが、仕組みは3つに分かれます。

手持ちのハンディファンは、狙った場所に当てられる

手に持つタイプは、風の向きと距離を自分で決められるのが強みです。首すじ、脇、ぬれたタオルの上と、当てたい場所を変えられます。

値段も手ごろで、壊れたときの買い直しがしやすいのも安心材料になります。

弱点は、使っている間ずっと片手がふさがることです。荷物を持って移動するときや、ボールを片づけるときには使えません。

羽根の周りのガードが細かいかどうかも見ておいてください。すき間が大きいと、指や髪が入ってしまうことがあります。

首かけタイプは、動きながら使える

首にかけるタイプは、両手が空くのが最大の利点です。移動中も、片づけ中も、風が当たり続けます。

送風だけのものと、羽根がなく本体のすき間から風を出すものがあります。髪が長い選手は、羽根が露出していないタイプのほうが安心です。

ただし、風の向きを細かく変えられません。首から上にしか当たらないので、体全体を冷やしたい場面では物足りなく感じます。

うさママ

髪が巻き込まれないか心配で…

あげば

羽根が見えないタイプを選べば安心ですよ。

冷却プレート・保冷剤タイプは、触れて冷やす

金属のプレートが冷たくなって首に触れるタイプと、保冷剤を凍らせて首にかけるタイプもあります。風ではなく、直接触れて熱を奪う道具です。

プレートのものは電気で冷やすため、電池の減りが早くなります。保冷剤のものは電源がいらない代わりに、溶けたら冷やし直す必要があります。

体育館では冷凍庫が使えないことがほとんどなので、保冷剤タイプは保冷バッグとセットで持たせると使える時間が伸びます。

3タイプの向き不向き
  • 手持ちファン:休憩中にしっかり当てたい・値段を抑えたい
  • 首かけファン:片づけや移動が多い・手を空けたい
  • 冷却プレート/保冷剤:汗をかく前から首を冷やしておきたい

基準②電池と充電|1日の部活を越えられるか

次が電池です。ここを見ずに買うと、いちばん後悔しやすいところでもあります。

連続運転時間は「最大風量」の数字で見る

箱に大きく書かれている運転時間は、いちばん弱い風量での数字であることが多いです。実際に使うのは中から強の風なので、その半分以下しかもたないと考えてください。

見るべきなのは最大風量での連続運転時間です。小さく書かれていることが多いので、売り場では箱の裏側まで確認してください。

朝練から午後練まである日を考えると、最大風量で3時間前後が1つの目安になります。それ以下なら、途中で充電できる用意が必要です。

冷却プレートのタイプは、さらに短くなります。冷やす仕組みそのものに電気を使うためです。

充電の形と、持ち運びやすさを確認する

充電の差し込み口は、ほかの機器と同じ形にそろえておくと荷物が減ります。専用の充電器が必要なものは、忘れた日に使えません。

モバイルバッテリーにつなぎながら使えるかどうかも見ておくと、遠征のときに助かります。

重さは、手持ちなら200g前後、首かけなら軽いほど疲れません。売り場で持ってみて、片手で数分持てるかを確かめてください。

うさママ

買ってから電池がもたないと分かって…

あげば

最大風量の数字だけは先に見ておきましょう。

同じような道具を2つ買うより、1つを長く使えるものにしたほうが結果的に安くつきます。実物の大きさや風の強さは、店で確かめてから決めると失敗が減ります。

🔎 パフォーマンスアップや日頃のケアに役立つ用品は、Amazonでバレーボール用品を探すと見つけやすいです。

基準③安全と学校のルール|買う前に確認する

最後が、持たせる前に確認しておきたいことです。ここを飛ばすと、買ったのに使えないという事態になります。

低温やけどと巻き込みに気をつける

冷たいプレートを首に当て続けると、感覚がにぶくなって低温やけどにつながることがあります。タオルを1枚はさむ、当てっぱなしにしない、という使い方を先に決めておいてください。

肌が弱い子や、当てた場所が赤くなる場合は使用をやめて、心配なときは医師に相談してください。

羽根が見えるタイプは、髪の長い選手が前かがみになった瞬間に巻き込むことがあります。結んだ髪が肩より前に落ちる子には、羽根のないタイプを選んでください。

学校で使ってよいかを先に確かめる

持ち込みの決まりは学校ごとに違います。充電式の機器を持ち込めない学校もあり、体育館では使用を禁止しているところもあります。

買ってから使えないと分かるのがいちばんもったいないので、顧問の先生に一言確かめてから購入してください。

名前を書く場所も決めておいてください。同じ製品を何人も持つので、取り違えが起きやすい道具です。

うさママ

先に先生に聞いておけばよかったんですね!

あげば

ひと言確認するだけで、無駄買いが防げますよ。

やりがちな3つの失敗

ここまでの内容を、逆の方向から見ておきます。買ったあとにつまずく場面は、だいたい決まっています。

汗をふいてから風を当てる

汗をぬぐってすぐ風を当てると、蒸発する水分がなくなっているので涼しくなりません。

順番が逆です。ぬれたタオルを首に当ててから、その上に風を送ると、同じ道具でも体感がはっきり変わります。

汗ふきのタオルとは別に、水でぬらす用を1枚持たせると使い分けやすくなります。

道具があるから休まない

いちばん危ないのがこれです。涼しくなった気がして、休憩を短く切り上げてしまう選手がいます。

道具はあくまで補助で、体調が戻る代わりにはなりません。気分が悪い、頭が痛い、汗が止まったといった変化があるときは、道具を使わせるより涼しい場所で休ませてください。

受け答えがはっきりしない、まっすぐ歩けないといった様子が見えたら、その場で医療機関へつないでください。

充電を家でやらない

使い終わったら充電する、という習慣がないと、次の練習で必ず切れます。

カバンから出す場所と、充電する場所を家で決めてしまうのがいちばん確実です。置き場所が決まった道具は、そのまま使う回数も増えていきます。

うさママ

玄関で充電する場所を作ってみます。

あげば

戻す場所があれば、忘れ物も減りますよ♪

よくある質問

ハンディファンと首かけタイプ、最初の1つはどちらがおすすめですか?

練習中の休憩で使うことが多いなら手持ち、試合の日の移動や片づけが多いなら首かけが向きます。迷うときは、使う場面が長いほうを選んでください。

冷却プレートのタイプは値段が高いですが、その価値はありますか?

汗をかく前から首を冷やしておけるのは、送風タイプにはない利点です。ただし電池のもちが短いので、部活の時間全体をカバーしたい場合は送風タイプと組み合わせる形になります。

試合のベンチで使ってもいいのでしょうか?

大会ごとに決まりが違うため、要項を確認してください。使えない場合に備えて、ぬれたタオルや保冷剤タイプも用意しておくと困りません。

何年くらい使えますか?

充電池は使うほど減っていくので、2〜3年で風が弱く感じたら買い替えの目安です。動かなくなる前に、夏の入り口で一度動作を確かめておくと安心です。

まとめ:使う場面・電池・ルールの順に確かめる

この記事では、部活で使うハンディファンとネッククーラーの選び方をお伝えしました。

大事なのは、手がふさがってよい場面かを先に決めてから、電池と学校のルールを確かめることです。

迷いどころ選び方の目安
タイプ休憩中に当てるなら手持ち、動きながらなら首かけ
冷やし方汗を乾かすなら送風、触れて冷やすならプレート・保冷剤
電池最大風量での連続運転時間を見る(目安3時間前後)
安全羽根の露出・低温やけど・学校の持ち込み可否

私は元日本代表として活動してきましたが、夏を乗り切るチームほど、道具より休み方が先に決まっています。道具はその休み方を助けるために選んでください。

うさママ

さっそく売り場で箱の裏を見てきます!

あげば

使う場面から選べば、もう迷いませんよ♪

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

バレーボール用具については他にも記事を書いています。
気になるテーマがあればぜひ読んで参考にしてもらえたら嬉しいです♪

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この記事を書いた人

バレーボール・ビーチバレーボール元日本代表。
バレーボールスクールを10年間運営。

【保有資格】
日本スポーツ協会公認バレーボールコーチ4

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