- 毎日洗っているのに、襟と脇だけ黄色く残ってしまう
- 漂白剤を使っていいのか、番号が色落ちしないか不安
- 白いユニフォームを、大会までに少しでも白く戻したい
こんな悩みを解決します。
ユニフォームの黄ばみは、全体の薄い黄ばみ・襟と脇の濃い黄ばみ・熱で固まった黄ばみの3つに分けると、やることが決まります。
私は元日本代表として活動し、SVリーグで監督を務めることができるバレーボールコーチ4の資格を保有しています。
10年以上スクールで中学生以上の選手を指導してきましたが、白いユニフォームの黄ばみは、練習量が増える時期に必ず出てくる悩みでした。
汗の量が多いバレーボールでは、洗濯機に入れるだけでは落としきれない汚れが少しずつ残ります。
ぜひこの記事を参考にしてみてください。
- 黄ばみの濃さに合わせて、落とし方を選べるようになる
- 家にあるもので、襟と脇の黄ばみを落とせる
- 番号や生地を傷めない、安全な洗い方が分かる
それでは、くわしく見ていきましょう。
結論:黄ばみは「落とし残した皮脂」なので、順番で落とす
結論からお伝えします。黄ばみが落ちない原因は、汗ではなく、洗いきれずに残った皮脂が空気で酸化していることです。
だから、濃さに合わせて洗い方を強くしていく順番があります。
- 全体がうっすら黄色い:酸素系漂白剤でつけ置きする
- 襟や脇だけ濃く黄色い:台所用洗剤と歯ブラシで部分洗いする
- 上の2つでも落ちない:重曹を足して煮洗いする
この順番を飛ばして、いきなり強い方法を使う必要はありません。生地は洗うたびに少しずつ弱くなります。
まずは日光にかざして、黄色い場所が全体なのか一部なのかを見てください。
うさママ見た目では、どちらか分かりません…



白い紙を横に置くと違いが出ますよ。
順番が大事なのは、弱い方法で落ちる汚れに強い方法を使うと、生地と色だけが先に傷むからです。
逆に、濃い黄ばみに弱い方法を何度もくり返すのも、生地を無駄に洗うことになります。
バレーのユニフォームが黄ばむ2つの理由
そもそも、なぜ毎日洗っているのに黄ばむのか。ここが分かると、予防のしかたも変わります。
落としきれない皮脂が、少しずつ積み重なる
汗そのものは、ほとんどが水分です。黄ばみの正体は、汗と一緒に出る皮脂のほうにあります。
皮脂は油なので、水と普通の洗剤だけでは全部は落ちません。残った分が空気に触れて酸化し、時間をかけて黄色く変わります。
つまり、洗った直後は白く見えても、落としきれなかった皮脂が生地の奥に残っています。夏の練習が続く時期に急に目立ってくるのは、このためです。



ちゃんと洗っているつもりなのに…



汗ではなく、油が残っているんですよ。
バレーボールは、体育館の中で止まらずに動き続ける競技です。屋外競技のような泥汚れは少ない代わりに、汗と皮脂の量だけが毎日積み上がります。
しかも試合用のユニフォームは、練習着ほど頻繁に着ません。着る回数が少ないのに黄ばむのは、前に着たときの皮脂が残ったまま保管されているからなんです。
大会が終わってそのまま袋にしまうと、次に出したときに黄色く変わっている。この流れが、いちばんよくある黄ばみのでき方です。
洗濯そのものの回し方は、こちらの記事でまとめています。
乾燥機とアイロンの熱が、黄ばみを固定する
もう1つの理由が、熱です。残った皮脂に高い熱が加わると、黄色い色が生地に定着して落ちにくくなります。
洗ってすぐ乾燥機にかけたり、まだ黄ばみが残るうちにアイロンをかけたりすると、この状態になります。
黄ばみが気になるうちは、乾燥機とアイロンを使わない、これだけで悪化を止められます。
大会前に慌ててアイロンをかけて、かえって目立ってしまうのはよくある失敗です。



試合前にアイロンしていました…!?



白く戻してから、が順番ですね。
落とし方①全体の薄い黄ばみ|つけ置き5手順
全体がうっすら黄色いだけなら、酸素系漂白剤のつけ置きで戻ることが多いです。色柄物にも使えるタイプです。
つけ置きの5つの手順
用意するのは酸素系漂白剤と、洗面器かバケツだけです。40〜50度くらいのお湯を使うと働きが上がります。
つけ置きは、長ければ長いほどいいわけではありません。お湯が冷めた時点で漂白の力はほとんど止まります。
一晩置いても効果は変わらず、生地の負担だけが増えます。冷めたら出す、と覚えてください。



一晩つけたほうが落ちる気がして…



冷めた後は、もう働いていないんですよ。
温度も大事です。ぬるい水では反応が弱く、熱すぎるお湯は生地や番号を傷めます。手を入れて少し熱いくらいが目安です。
粉末タイプと液体タイプなら、黄ばみには粉末のほうが向いています。液体は日常の洗濯で使いやすく、粉末はつけ置きで力を出すタイプだと考えてください。
複数枚をまとめてつけるときは、洗面器ではなくバケツを使います。生地が重なったままだと、重なった面だけ白く戻らないことがあります。
洗濯表示を先に確認する
つけ置きの前に、タグの洗濯表示を1度見てください。水温の上限や、漂白の可否が記号で書かれています。
記号の意味が分からないときは、消費者庁の洗濯表示の解説で確認できます。
上限温度を超えたお湯は、生地の縮みや型くずれの原因になります。表示にある温度を守るのが結局いちばん早い方法です。
落とし方②襟と脇の濃い黄ばみ|部分洗い5手順
襟や脇だけがはっきり黄色い場合は、その場所だけを狙って洗います。全体をつけ置きするより早く落ちます。
台所用洗剤と歯ブラシで落とす
濃い黄ばみの正体は、厚くたまった皮脂です。油汚れを落とす台所用洗剤は、ここでよく働きます。
ここでの注意は、こする強さです。ゴシゴシ往復させると生地の表面が毛羽立ち、かえって白く見えなくなります。
叩くように動かすと、繊維の奥から汚れが浮き上がります。力ではなく回数で落とすイメージです。



強くこすったほうが落ちそうです!



そこは、やさしく回数でいきましょう。
落ちきらないときは、この部分洗いのあとに①のつけ置きを重ねると効きます。順番は「部分洗い→つけ置き」が基本です。
台所用洗剤は、手荒れしやすい成分が入っているものもあります。何枚も続けて洗う日は、ゴム手袋をはめてから始めてください。
歯ブラシは、毛先が開いた使い古しがちょうどいい硬さです。新品の硬い毛は繊維を削るので、あえて古いものを取っておくと役に立ちます。
それでも落ちないときの煮洗い
2つの方法で落ちない黄ばみには、煮洗いという手があります。鍋のお湯に酸素系漂白剤か重曹を入れ、弱火で20分ほど泳がせる方法です。
ただし、熱に弱い生地や、番号が貼り付けてあるユニフォームには向きません。縮みやはがれが起きることがあります。
- 番号やマーキングが熱圧着で貼られている
- 洗濯表示に高温が使えない記号がある
- 伸びる素材(ポリウレタン混)が使われている
この3つに当てはまるなら、無理をせずクリーニング店に相談してください。事情を伝えれば、対応できるか教えてもらえます。
🔎 パフォーマンスアップや日頃のケアに役立つ用品は、Amazonでバレーボール用品を探すと見つけやすいです。
やってはいけない3つのこと
黄ばみ落としは、やり方を間違えると取り返しがつきません。ここだけは必ず守ってください。
塩素系漂白剤と酸性の洗剤を混ぜない
いちばん危険なのがこれです。塩素系漂白剤と酸性タイプの洗剤が混ざると、有毒なガスが出ます。
洗面所のような狭い場所では特に危険なので、容器の「まぜるな危険」の表示を必ず確かめてください。
塩素系は色柄物を白く抜いてしまうため、そもそもユニフォームには向きません。使うのは酸素系だけ、と決めておくのが安全です。



白いから塩素系でいいかと思っていました…



番号の色まで抜けてしまいますよ。
番号やマーキングに漂白剤を直接かけない
番号やチーム名の部分は、生地とは別の素材が貼られています。漂白剤が直接かかると、色が変わったり、ふちがはがれたりします。
部分洗いのときは、番号にかからないよう指で場所を確かめながら進めてください。つけ置きでも、番号を上にして沈めると安心です。
規定そのものは、こちらの記事で整理しています。
落ちないうちに熱を加えない
3つ目が、先ほどの熱の話です。乾燥機・アイロン・高温のお湯は、残った黄ばみを固めます。
洗い上がりを日光にかざして、黄色が残っていないか確認してから乾かしてください。ここを1回はさむだけで、次の洗濯がぐっと楽になります。



乾いてから気づくことが多くて…



干す前に、光にかざすといいですよ。
黄ばませない3つの予防
落とすより、ためないほうがずっと簡単です。ここからは毎日の工夫です。
その日のうちに洗う
いちばん効くのは、練習の日のうちに洗うことです。皮脂は時間が経つほど酸化が進み、落ちにくくなります。
すぐに洗えない日は、洗濯機の中に丸めて置かず、広げて乾かしておいてください。湿ったままの放置が、いちばん黄ばみを進めます。
洗剤の量とすすぎを見直す
洗剤は多いほど落ちる、というものではありません。溶け残った洗剤は生地に残り、それ自体が黄ばみのもとになります。
表示どおりの量にして、その代わりすすぎを1回増やす。これだけで残り方が変わります。



量を増やさなくていいんですね!



増やすのは、すすぎのほうですよ。
詰め込みすぎも同じです。洗濯槽の8割までにすると、水と洗剤がきちんと回ります。
ユニフォームは裏返してネットに入れるのもおすすめです。汗と皮脂が付くのは内側なので、裏返すと汚れた面に水流が直接当たります。
番号やマーキングの摩擦も減るので、はがれの予防にもなります。手間はひと手間だけで、効果は2つ分です。
月に1度、つけ置きでリセットする
最後の1つは、黄ばむ前に落とすことです。月に1度だけ酸素系漂白剤のつけ置きをしておくと、そもそも黄ばみが目に見える段階まで進みません。
黄ばんでから落とすより、たまる前に流すほうが、生地の負担もずっと小さくなります。
私がスクールの選手に伝えているのも、大会の1か月前に一度だけつけ置きしておく、この1つだけです。



大会の前に白くしておきます!



写真に残るので、そこは効きますよ♪
よくある質問
まとめ:濃さに合わせて、順番に強くしていく
この記事では、バレーのユニフォームの黄ばみの落とし方をお伝えしました。
大事なのは、黄ばみの正体は残った皮脂なので、濃さに合わせて落とし方を選ぶことです。
| 黄ばみの状態 | 落とし方 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 全体がうっすら黄色い | 酸素系漂白剤でつけ置き | お湯が冷めたら引き上げる |
| 襟・脇が濃く黄色い | 台所用洗剤と歯ブラシ | こすらず叩くように |
| 2つでも落ちない | 重曹を足して煮洗い | 番号つきや伸びる生地は避ける |
| 色柄・番号がある | 酸素系だけを使う | 塩素系と酸性は混ぜない |
| 家庭で戻らない | クリーニング店に相談 | 大会の日程から逆算する |
私は元日本代表として活動してきましたが、白いユニフォームで整列するチームは、それだけで空気が引き締まって見えるものです。まずは日光にかざして、黄ばみの濃さを見るところから始めてみてください。



今日の分から、すぐ洗ってみます!



ためないのが、いちばん楽ですよ♪
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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