- 紅白戦のたびに「どっちのチーム?」と止まってしまう
- ビブスを買いたいが、何枚・何色そろえればいいのか分からない
- 買ったものの、においが取れずに使わなくなってしまった
こんな悩みを解決します。
バレーのビブス選びで見るところは、同時に分ける数から決める枚数・体育館で見分けられる色・乾きやすい素材の3つだけです。
私は元日本代表として活動し、SVリーグで監督を務めることができるバレーボールコーチ4の資格を保有しています。
10年以上スクールで中学生以上の選手を指導してきましたが、練習が止まる原因のかなりの部分は、技術ではなく「誰がどっち側か分からない」ことでした。
ビブスを1枚着せるだけで、同じメニューでも動き出しの速さが変わります。
ぜひこの記事を参考にしてみてください。
- チームに必要なビブスの枚数が、数え方から決められる
- 体育館で見分けやすい色と、失敗しやすい色が分かる
- においと色移りを防ぐ洗い方・保管の手順まで決まる
それでは、くわしく見ていきましょう。
結論:枚数と色を先に決めれば、あとは素材だけ
結論からお伝えします。ビブス選びでいちばん多い失敗は、部員数に合わせて枚数を決めることです。
必要なのは部員の数ではなく、1度に分けたいグループの数です。ここを先に決めてしまえば、色も素材もすぐに絞れます。
- 枚数:部員数ではなく、同時に分けるチームの数から数える
- 色:体育館の照明の下で、練習着とぶつからずに見分けられるか
- 素材:メッシュの目の粗さと、洗ってすぐ乾くかどうか
この3つ以外の細かい違いは、使い心地にほとんど影響しません。値段の差も、だいたいここで決まると考えて大丈夫です。
れおコーチ部員20人だから20枚、で注文しかけていました…



着せるのは片方のチームだけですよ。
紅白戦で2チームに分けるなら、片側だけがビブスを着ます。もう片方は練習着のままでいいので、必要な枚数は半分で足ります。
ここを勘違いしたまま注文すると、予算の半分を使わずに眠らせることになってしまいます。
安いものから高いものまで幅はありますが、差が出るのは生地の丈夫さと乾きやすさです。
毎日洗って毎日使う道具なので、いちばん安いものだけを基準にしないほうが結果的に長もちします。
ビブスが練習で効く2つの場面
そもそも、練習着の色でチームを分ければ足りるのではないか、と思うかもしれません。
実際にやってみると、これが意外と止まります。ここが腹に落ちると、枚数を決めるときの判断も変わってきます。
紅白戦で、見た瞬間に敵と味方が分かる
バレーボールは、ボールが動いている間に自分のコートの外へ目を向ける競技です。ブロックに跳ぶ相手、その後ろで構える相手を見ながら守ります。
このとき、相手の色がひと目で分からないと、判断が半テンポ遅れます。
練習着の色がそろっていない部活ほど、この遅れは大きくなります。紺・黒・グレーが混ざったコートは、見分けるだけで頭を使ってしまうんですよね。
ビブスを片側に着せると、この負担が消えます。見分けるために使っていた分の集中を、そのままボールに回せるようになります。



練習着がバラバラなのは、うちも同じです。



1枚着せるだけで、その問題は消えますよ。
紅白戦の進め方そのものは、こちらの記事でも整理しています。
役割を決めた練習で、誰が何役かを迷わせない
もう1つが、条件を付けた練習での役割分けです。守る役と攻める役、拾う役と上げる役といった分け方をする場面は、練習の中にいくつもあります。
口で「Aグループは守り」と伝えても、数本たつと誰がどっちだったか分からなくなります。
ビブスを着せておけば、指示は「ビブスの人は守り」の1回で終わります。私の指導現場でも、説明の言い直しが目に見えて減りました。



言い直すのに毎回20秒くらい使っていたかも!?



その20秒が、1回の練習で何度も出ますからね。
しっぽとり鬼などのアップでも、グループ分けがそのまま使えます。
基準①枚数|同時に分ける数と予備で数える
枚数は、部員数ではなく「1度に分けたいグループの数」から逆算します。
紅白戦なら6枚+予備、3グループなら12枚
6人制の紅白戦で片側に着せるなら、コートに入る6枚が最低ラインです。ただし選手交代を入れるなら、控えの分も要ります。
コートの6枚+交代用に2〜3枚、これで紅白戦は止まらずに回せます。
3グループに分ける練習をするなら、2色を6枚ずつで12枚という数え方になります。ビブスなし・色A・色Bの3つに分かれる形です。
部員が多いチームでも、この考え方は変わりません。コートに立てる人数は決まっているので、必要な枚数は部員が増えても増えないんですよね。
予備は「なくなる前提」で数える
ビブスは必ず行方不明になります。バッグに入ったまま持ち帰られたり、洗濯で1枚だけ戻ってこなかったりするからです。
そろえた枚数ちょうどで運用すると、1枚欠けた日にもう分けられません。
- 紅白戦だけ:6枚+予備2〜3枚
- 3グループに分ける:2色を各6枚+予備
- 小学生や少人数チーム:コートに入る人数+2枚から



去年、気づいたら3枚しか残っていませんでした…



数える日を決めていないチームは、必ずそうなりますよ。
名前を書く場所があるタイプなら、持ち帰りも防ぎやすくなります。
基準②色|体育館の照明で見分けられるか
次が色です。売り場で見た印象と、体育館で見た印象はかなり違います。
練習着とぶつからない色を選ぶ
チームの練習着が紺や黒なら、ビブスは明るい色を選びます。黄色・オレンジ・黄緑あたりが、遠目でもすぐに分かります。
逆に、練習着が白い日に白っぽいビブスを着せると、離れたところからは同じに見えます。
体育館の照明は、思っているより黄色みを帯びています。薄い水色や淡いピンクは、コートの反対側からだと白と区別しにくくなるんですよね。
買う前に、自分のチームの練習着の色を思い浮かべてから選んでください。
リバーシブルと2色そろえるの使い分け
表裏で色が変わるリバーシブルは、1枚で2チーム分の役割を持てます。持ち物が増えないのが最大の利点です。
一方で、裏返す手間があり、汗をかいたあとに裏返すのを嫌がる選手もいます。
2色を別々にそろえるほうが、出す・しまうは単純です。3グループに分ける練習が多いチームなら、こちらが向いています。



うちは分ける形が毎回変わるので、2色にします!



使う形から決められていて、いいですね。
基準③素材とサイズ|メッシュの粗さと丈で決まる
最後が素材とサイズです。ここは着る選手の動きやすさに直結します。
メッシュは、乾きやすさと透けにくさのバランスで
ビブスの多くはメッシュ生地です。目が粗いほど風が通って乾きやすく、細かいほど丈夫で形がくずれにくくなります。
体育館は夏に相当な暑さになるので、乾きやすさは大事な条件です。1日2部練習のチームなら、午前で汗を吸ったものが午後までに乾くかどうかが分かれ目になります。
ただし、目が粗すぎると下の練習着が透けます。着る選手が気にする年代なら、粗さは中くらいを選んでおくと安心です。



選手から「透けるから嫌だ」と言われたことがあります…



嫌がられた瞬間に、道具は使われなくなりますよ。
縫い目の作りも見ておきたいところです。肩や脇の縫い目が弱いものは、引っぱられる動きが続くとそこからほつれます。
丈と脇の開きは、跳ぶ動きで確かめる
丈が長いビブスは、レシーブで低く構えたときに裾を踏むことがあります。腰が隠れるくらいまでの丈が扱いやすいです。
脇の開きが大きすぎるものは、腕を振り上げたときにめくれ上がります。ネットぎわで跳ぶ動きが多い競技なので、ここは見ておきたいところです。
- 練習着の上から着るので、ふだんのサイズより1つ大きめ
- 丈は腰が隠れるくらいまで(長すぎると裾を踏む)
- 脇はゴムやひもで調整できるタイプが、体格差に対応しやすい
チーム用は、いちばん体格の大きい選手に合わせて1サイズで統一するほうが管理は楽になります。
道具は実物の大きさや生地を見てから決めると失敗が減ります。
🔎 パフォーマンスアップや日頃のケアに役立つ用品は、Amazonでバレーボール用品を探すと見つけやすいです。
洗い方と保管|においと色移りを防ぐ5手順
ビブスを使わなくなる最大の理由は、においです。汗を吸ったまま丸めて置くと、数回でにおいが残るようになります。
プリントがはがれる原因も、たいていは洗い方にあります。
濃い色のビブスは、汗で湿った状態で白い練習着と密着させると色が移ることがあります。脱いだらすぐ広げる、これだけで防げます。



乾燥機にかけていました…!?



生地が縮んで、プリントも割れてしまいますよ。
保管は、部室のかごに種類ごとに分けて入れるのが確実です。色ごとに袋を分けておくと、数えるのも一瞬で終わります。
用具全体の置き場所と一緒に決めてしまうと、戻す習慣まで定着します。
やりがちな3つの失敗
ここまでの内容を、逆の方向から見ておきます。買ったあとにつまずく場面は、だいたい決まっています。
部員全員分をそろえてしまう
着るのは片方のチームだけなので、全員分は要りません。余った分は使われないまま古くなります。
その予算を、2色目や予備、名前を書けるタイプに回したほうが確実に活きます。
濃い色だけでそろえる
汚れが目立たないという理由で、紺や黒だけをそろえるチームがあります。ところが練習着も濃い色だと、肝心の見分けがつきません。
ビブスの役割は汚れにくさではなく、遠くから分かることです。汚れが気になるなら、色ではなく洗い方で対応してください。



明るい色を1組だけ足してみます!
数える日を決めていない
枚数を数えるのは、学期の終わりや代替わりのタイミングで十分です。決めていないチームだけが、気づいたときに半分になっています。
数える日をカレンダーに入れる、これが唯一の対策です。
よくある質問
まとめ:枚数・色・素材を決めれば、練習は止まらない
この記事では、バレーのビブスの選び方と洗い方をお伝えしました。
大事なのは、部員数ではなく、同時に分けるグループの数から枚数を決めることです。
| 迷いどころ | 選び方の目安 |
|---|---|
| 枚数 | 紅白戦なら6枚+交代用2〜3枚、3グループなら2色を各6枚 |
| 色 | 練習着とぶつからない明るい色(黄・オレンジ・黄緑) |
| 素材 | 中くらいの目のメッシュ・午後までに乾くもの |
| サイズ | 練習着の上から着るので1つ大きめ・丈は腰まで |
| 手入れ | 裏返して弱い水流・乾燥機は使わず陰干し |
私は元日本代表として活動してきましたが、強いチームほど、練習が止まる時間が短いという共通点があります。ビブスは、その時間を数秒ずつ削ってくれる道具です。



まずは6枚+予備から始めてみます!



着せた日から、声の量が変わりますよ♪
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
バレーボール用具については他にも記事を書いています。
気になるテーマがあればぜひ読んで参考にしてもらえたら嬉しいです♪
ボールは部員1人に1球が目標です。6個入りのケースで売られているので、チームに20人いるならボール24球・カゴ2つ。この状態をクリアできると、練習が非常に充実するのではないでしょうか。私のスクールでは、コート1面につき36球を使っています。
- ボール…全員が同時に持てると、組めるメニューの幅が広がる
- ボールカゴ2つ…球出しと片づけが一気に楽になる
- ネット・アンテナ…予備がないと、欠けた日の練習が止まる
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