- 台風が近づいているけれど、部活があるのかどうか分からない
- 警報が出たら休みになるのか、学校からの連絡を待つしかないのか迷う
- 子どもを送り出していいのか、迎えに行くべきなのか判断できない
こんな悩みを解決します。
台風や警報の日に部活があるかどうかは、学校と教育委員会が決めた基準にそって決まります。全国共通のルールがあるわけではありません。
私は元日本代表として活動し、SVリーグで監督を務めることができるバレーボールコーチ4の資格を保有しています。
10年以上スクールを運営してきた経験から、荒れた天気の日にいちばん混乱するのは、中止かどうかではなく連絡の受け取り方だと感じています。
学校の基準を1回だけ確認して家族で共有しておいた家庭は、台風が来ても慌てずに動けています。
ぜひこの記事を参考にしてみてください。
- 部活が中止になる警報の種類と、判断される時刻の目安がわかる
- 中止の連絡がどこから届くのか、確認する順番がわかる
- 台風シーズンの前にやっておく準備が5つの手順で手に入る
部活を休むときの連絡の仕方に迷っている方は、こちらの記事もあわせて読んでみてください。
それでは、詳しく見ていきましょう。
結論|中止かどうかは学校ごとの基準で決まる
結論から言うと、台風や警報で部活が中止になるかどうかは、学校と教育委員会があらかじめ決めた基準で決まります。
法律で「この警報が出たら部活は中止」と定められているわけではありません。だからこそ、同じ市内でも学校によって扱いが少し違うことがあります。
隣の学校の子が休みだったのに、うちは通常どおりだった。こうした食い違いは、基準そのものが学校ごとに作られているために起こります。
つまり、他の家庭に聞いて回っても答えは出ません。確認する先は、いつも自分の子どもが通う学校です。
決めるのは学校・教育委員会
判断の主体は学校です。多くの自治体では、教育委員会が市内共通の目安を示し、それを各学校が運用しています。
顧問の先生の一存で決まるわけではありません。学校全体が臨時休業になれば、その日の部活も原則として一緒に中止になります。
うさママ顧問の先生に直接聞いてもいいのかしら?



基準そのものは学校の配布物に書いてあることが多いですよ。
家庭が決められるのは「行かせない」判断
一方で、家庭にも決められることがあります。それは行かせないという判断です。
学校が中止にしていなくても、通学路が冠水している、川や崖のそばを通る、風が強くて自転車に乗れない、といった状況なら行かせない選択ができます。
子どもの安全を最優先にした欠席は、部活のマイナス評価にはなりません。
その場合は、あとから理由を伝えれば大丈夫です。危ないと感じた理由を一言そえておけば、先生の側も状況をつかめます。



休ませると、迷惑をかけてしまう気がして…。



天気の日の欠席で評価が下がることはありませんよ。
部活が中止になりやすい警報の種類
どの警報が出たら休みになるのかは、多くの学校で暴風警報を基準にしています。
雨よりも風のほうが、登下校中の危険が大きいからです。
注意報・警報・特別警報の段階
気象庁が出す情報には段階があります。軽いほうから注意報、警報、特別警報という順番です。
段階の区分は見直されることがあるので、正確な種類は気象庁の「気象警報・注意報の種類」で確認してください。
学校の基準づくりでよく使われるのは、この中の暴風警報と特別警報です。大雨警報だけでは通常どおりという学校も少なくありません。



風ノ警報ガ休ミノ分カレ目
注意報では原則ふつうどおり
注意報の段階では、多くの学校が平常どおり授業と部活を行います。
ただし地域的に危険な場合は、保護者の判断で登校を控えてよいとしている学校もあります。ここも学校ごとに書き方が違う部分です。
大雨のときは、警報が出ていなくても道路の状況で判断が変わります。数字だけで決めず、家の周りの様子も見て決めましょう。
判断に迷ったときは、通学路のいちばん危ない一点を思い浮かべてください。そこを子どもが1人で通れるかどうかが、いちばん分かりやすい目安になります。
何時の時点で出ているかで判断が変わる
学校の基準でいちばん大事なのは、警報の有無そのものよりも何時の時点で出ているかです。
同じ暴風警報でも、朝に出ていれば休みになり、昼に解除されれば午後から動く、という運用が一般的だからです。
朝の決められた時刻が分かれ目
多くの自治体では、朝の決まった時刻を判断の基準にしています。たとえば午前6時や午前7時の時点で暴風警報が出ていれば、朝の活動や登校を取りやめる、という形です。
さらに午前10時など2つ目の時刻を決めて、そこでも継続していれば1日休みにする、という段階を置く学校もあります。
わが家の学校が何時を基準にしているかは、年度初めの配布物に必ず書かれています。
朝の活動には部活の朝練も含まれます。授業があっても朝練だけ中止、という日があるのはこのためです。
朝練がある部では、家を出る時間が判断の時刻より早いこともあります。その場合は前の日の夜に、翌朝の予報と学校からの連絡を見ておくと落ち着いて動けます。



朝練ハ判断時刻ヨリ早イ
夜のうちに「明日は朝練なしで登校」と決めておけば、朝にバタバタせずに済みます。
登校後に警報が出た場合
登校したあとに警報が出たときは、まず学校で待機するのが基本です。安全が確保できる状況になってから下校します。
このときの部活は、下校時間の天候を見て学校が判断します。中止になることが多いですが、自動的に決まるわけではありません。



途中で警報が出たら、練習はどうなるの?



帰る時間の天気しだいです。安全に帰れることが先ですね。
迎えに行くかどうかを決めるのもこの時間帯です。学校からの連絡を待ちながら、動ける準備だけしておくと落ち着いて対応できます。
中止の連絡を確認する順番
荒れた天気の日にいちばん混乱するのは、情報がいくつもの経路から届くことです。確認する順番を決めておくと迷いません。
1番目は学校からの一斉連絡
最優先は、学校からの一斉メールや連絡アプリです。臨時休業や部活の中止は、ここから正式に流れます。
年度が変わったタイミングで受信設定が切れていることがあるので、台風シーズンの前に一度テストメールが届くか確かめておきましょう。
2番目は部活の連絡網
学校が休みでなくても、部活だけ中止になることがあります。この連絡は顧問の先生から部活の連絡網に流れるのが一般的です。
保護者のグループと生徒のグループで内容が違うこともあるので、どちらに流れるかを確認しておくと安心です。
連絡網の作り方で困っている方は、こちらの記事も参考にしてください。
3番目に見るのが自治体や学校のホームページです。一斉連絡が届かないときの予備として使えます。
反対に、いちばん頼りにしないほうがいいのが保護者どうしのうわさです。善意で流れた情報でも、聞き間違いのまま広がることがあります。
情報が食い違ったときは、必ず学校からの一斉連絡に戻って確かめましょう。



順番を決めておけば、あちこち見なくて済みますね。
台風シーズン前に親が備える5つの手順
ここが本題です。天気が荒れてから調べるのでは間に合わないので、シーズンに入る前にやっておきます。
学校の基準は「書き写す」まで
いちばん抜けやすいのが1つ目です。読んだだけでは、いざという朝に思い出せません。
冷蔵庫に貼る、スマートフォンのメモに残すなど、朝5秒で見られる場所に置いておきましょう。
迎えの担当は先に決める
共働きの家庭では、迎えに行けるかどうかがその日の状況で変わります。だからこそ、行けないときの代わりの手段まで決めておくと慌てません。
同じ方向に帰る家庭と、あらかじめ声をかけ合っておくのも有効です。



行けない日の代わりまで決めておくんですね。



そこが決まっていないと、当日いちばん慌てます。
送迎の負担そのものを減らしたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
判断に迷いやすい3つの場面
準備をしていても迷う場面はあります。よくある3つを先に見ておきましょう。
警報は解除されたが交通が乱れている
警報が解除されれば学校は動き出しますが、電車やバスが遅れていることがあります。
このときは無理に急がせず、遅れる連絡を入れてから向かうのが基本です。間に合わないことより、危ない道を急ぐことのほうが問題になります。
学校は通常だが自宅の周りが危ない
学校のある地域は落ち着いていても、家の周りだけ冠水していることがあります。
学校の基準は市全体の平均で決められているので、こうしたずれは起こります。家の周りが危ないなら、行かせない判断をして構いません。



学校の基準と家の状況、危ないほうに合わせて大丈夫ですよ。
大会が中止・延期になった
大会の中止や延期は、学校ではなく主催者が決めます。連絡は顧問の先生を経由して届くのが一般的です。
延期になると日程が組み替わり、集合時間や会場が変わることがあります。組み合わせ表の見方を知っておくと、変更後の予定を自分で読み取れます。
延期の日程は、平日や別の会場に振り替えられることもあります。仕事の調整が必要になる家庭は、決まった時点で早めに動いておくと安心です。
中止になった日をムダにしない過ごし方
- 体を軽く動かす:ストレッチや体幹トレーニングなど、狭い場所でできるものを20分ほど
- 頭を使う:試合の映像を見る、ノートを書き足す、次の目標を整理する
- 休む:睡眠を長めにとり、たまった疲れを抜く日にする
台風の日は、体を休める日と割り切ってしまうのも立派な選択です。
雨で気圧が下がる日は、なんとなく体が重く感じる子もいます。無理に追い込まず、軽く動かして終わりでかまいません。
家の中で動くときは、下の階への音に気をつけましょう。跳ぶ動きは避けて、床につけたままできる動きを選びます。
ボールを使いたいときも、家の中で強く弾ませるのは避けてください。手のひらでボールを転がして指先の感覚を確かめるくらいで十分です。



休みの日って、なにしたらいいのかな?



動く・考える・休む。この3つから1つ選べば十分です。
学級閉鎖で数日練習に出られないときの家での過ごし方と戻し方は、別の記事でまとめています。
休養日の使い方をもっと知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
よくある質問
まとめ
台風や警報で部活が中止になるかどうかは、学校と教育委員会が決めた基準で決まります。全国共通のルールはないので、わが家の学校の基準を1回確認しておくことがすべての出発点です。
確認しておくのは「どの警報か」と「何時の時点か」の2つだけです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 決めるのは誰か | 学校と教育委員会(大会の中止は主催者) |
| 基準になる警報 | 暴風警報・特別警報が中心。大雨警報だけでは通常どおりの学校も多い |
| 判断のタイミング | 朝の決められた時刻(午前6時・7時など)に出ているかどうか |
| 登校後に出たとき | 学校で待機し、下校時の天候を見て部活の可否を判断 |
| 連絡を見る順番 | 学校の一斉連絡 → 部活の連絡網 → 自治体・学校のホームページ |
| 家庭が決められること | 通学路が危ないときに行かせない判断 |
| 中止の日の過ごし方 | 動く・考える・休むから1つ選ぶ |
私は指導者として多くのチームを見てきましたが、荒れた天気の日に落ち着いていた家庭に共通していたのは、基準を暗記していたことではなく、確認する場所を決めていたことでした。



今日のうちに配布物を探してみます!



それだけで、次の台風はぐっと楽になりますよ。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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