- 冬の大会に向けてベンチコートを買うか、まだ迷っている
- ロング丈とハーフ丈、どちらを選べばいいのか分からない
- 成長期の子どもに、どのくらい大きめのサイズを選べばいいか知りたい
こんな悩みを解決します。
バレー部のベンチコートは、待ち時間の冷えを守れる丈、ジャージの上から着られるサイズ、家で手入れしやすい中綿の3つで選べば、まず失敗しません。
私は元日本代表として活動し、SVリーグで監督を務めることができるバレーボールコーチ4の資格を保有しています。
冬の体育館は、動いていない時間にどんどん体が冷えていきます。1着の上着を選ぶときの基準を知っておくと、寒い季節の準備で迷わなくなります。
ぜひこの記事を参考にしてみてください。
- バレー部でベンチコートが役立つ場面と、買うかどうかの判断基準が分かる
- 丈・サイズ・中綿など、ベンチコートを選ぶ5つの基準が分かる
- 長く着るための使い方と手入れ、よくある失敗の防ぎ方が分かる
それでは、くわしく見ていきましょう。
結論:ベンチコートは丈・サイズ・中綿で選ぶ
先に結論をお伝えします。バレー部のベンチコート選びで押さえたいポイントは、次の3つです。
- 丈:待ち時間の多い子はロング、移動が中心ならハーフも候補にする
- サイズ:ジャージを着た上から羽織れる、少し大きめを選ぶ
- 中綿:家で洗いやすく、ぬれにも強い中綿タイプを基本にする
ベンチコートは、プレー中に着る服ではありません。移動や試合の待ち時間など、体を動かしていない時間の冷えを防ぐための上着です。
だからこそ、動きやすさよりも「どれだけ体を包めるか」と「毎シーズン気持ちよく着られるか」を基準にすると選びやすくなります。
うさママ暖かそうな物を選べばいいと思っていました…。



暖かさはもちろんですが、丈とサイズが合っていないと、せっかくの暖かさを生かしきれないんです。
冬の体育館で何をどう重ねて着るかは、次の記事で場面ごとに紹介しています。ベンチコートは、その中の「移動・待機」を担当する1着です。
バレー部でベンチコートが役立つ3つの場面
「ジャージがあれば足りるのでは?」と思う方もいるかもしれません。まずは、バレー部でベンチコートが活躍する場面を3つ見ていきましょう。
大会の日の長い待ち時間
冬の大会では、自分たちの試合が始まるまで観覧席や通路で待つ時間が長くなります。体育館は天井が高く、暖房が効きにくいうえに、床からの冷えも伝わってきます。
アップで温めた体も、じっと座っていると少しずつ冷えていきます。冷えた体のまま急に動くとケガにつながりやすいと言われているので、待ち時間に体を冷やさない1着があると安心です。



1試合目と2試合目の間が長いと、体がどんどん冷えていくんだよね…。
朝早くや夜の移動
冬の朝練や、暗くなってからの帰り道は、日中よりずっと冷え込みます。練習で汗をかいたあとに外へ出ると、汗が冷えて体温を奪いやすくなります。
こうした移動の時間に、ジャージの上からさっと羽織れる上着があると、体を冷やさずに家まで帰れます。
屋外での集合や、応援席での観戦
遠征の日は、学校や駅で集合してバスを待つなど、屋外で過ごす時間もあります。風を通しにくいベンチコートは、こうした場面でも頼りになります。
また、試合に出ていない時間に応援席から声を出すときも、ベンチコートがあると冷えを気にせず応援に集中できます。
買うかどうかは「冬の大会と移動の多さ」で決める
ふだんの練習だけなら、ジャージやウインドブレーカーで足りることもあります。一方で、冬の大会に出る予定がある子や、朝晩の移動が長い子には、ベンチコートが役に立ちます。



練習だけの時期に買うのは、まだ早いかしら。



冬の大会の予定を顧問の先生に聞いてから決めても遅くないですよ。
練習に持っていく物全体の中で、上着をどう入れるかは次の記事で紹介しています。
ベンチコートの選び方5つの基準
ここからは、ベンチコートを買うときに確かめたい5つの基準を紹介します。上から順に見ていくと、候補をしぼりやすくなります。
- 丈:どこまで体を包むか
- サイズ:ジャージの上から着られるか
- 中綿・素材:暖かさと手入れのしやすさ
- 機能:撥水やファスナー、フード、ポケット
- 洗いやすさ:家で洗えるか
基準①:丈は待ち時間の長さで選ぶ
ベンチコートの丈は、大きく分けてロング丈とハーフ丈があります。それぞれの向いている使い方を表にまとめました。
| 丈 | 向いている使い方 | 気をつけたいところ |
|---|---|---|
| ロング丈(ひざ下〜足首) | 大会の待ち時間・屋外での集合 | 歩くときに足さばきが悪く、かさばる |
| ハーフ丈(太もも〜ひざ上) | 移動が中心の日・自転車での通学 | 足元までは守れない |
バレー部で大会の待ち時間を中心に考えるなら、太ももから足元までまとめて守れるロング丈が基本になります。
一方で、自転車で移動する日が多い子や、上着を着たまま少し歩き回る子には、ハーフ丈のほうが扱いやすいこともあります。どちらの時間が長いかを、子どもと一緒に思い出してみてください。



長いほうが暖かいけど、歩くときに足にまとわりつくこともあるんだね!
基準②:サイズはジャージの上から着る前提で選ぶ
ベンチコートの下には、練習着やジャージを着たまま羽織ります。ふだんの服と同じサイズを選ぶと、重ね着したときに窮屈になりやすいので注意してください。
ジュニア用のベンチコートは、身長160〜170cmくらいまでのサイズを用意しているメーカーが多いです。中学生で体が大きくなってきた子は、大人用のサイズも候補に入れましょう。
選ぶときは、次の3つを確かめると安心です。
- ジャージを着たまま、前のファスナーが無理なく閉まるか
- 腕を前に伸ばしても、肩や背中がつっぱらないか
- 袖が長すぎて、手が隠れすぎていないか
成長期は体が大きくなる時期なので、今ぴったりの物より、少しゆとりのあるサイズを選ぶと長く着られます。
ただし、大きすぎると裾を踏んだり、すき間から冷えたりするので、1サイズ上くらいを目安に考えてください。
基準③:中綿とダウンは手入れのしやすさで選ぶ
ベンチコートの中に入っている素材は、主に次の3つです。
| 素材 | 良いところ | 気をつけたいところ |
|---|---|---|
| 中綿(ポリエステル) | 家で洗える物が多く、ぬれにも比較的強い | ダウンより重く、かさばりやすい |
| ダウン | 軽くて暖かい | 値段が高め。洗濯は表示の確認が必要 |
| ボア(裏地) | 肌ざわりがよく、着た瞬間から暖かい | 毛玉やほこりがつきやすい |
部活で毎シーズン使うなら、手入れがしやすく価格も手ごろな中綿タイプが使いやすいと思います。体育館の床に置いたり、汗をかいたまま羽織ったりと、汚れやすい使い方になるからです。
中綿タイプのジュニア用ベンチコートは、たとえば次のような物があります。フードつきで、練習前後や移動のときに上から羽織れるタイプです。
基準④:撥水・ファスナー・フード・ポケットを確かめる
ベンチコートは、もともと屋外で着ることを考えて作られた上着です。表地に風を通しにくい素材が使われている物が多く、次のような機能があると使い勝手が変わります。
- 撥水:雨や雪の日の移動でも、表面がぬれにくい
- ダブルファスナー:下からも開けられ、座るときや歩くときに足元がらくになる
- フード:屋外で待つときに、頭と首まわりの冷えを防げる
- 内ポケット:カイロや小物、スマートフォンをしまっておける
特にロング丈を選ぶ場合は、ダブルファスナーがあるかを見ておくと安心です。観覧席に座るたびに裾が突っぱらず、階段の上り下りもしやすくなります。



ポケットにカイロを入れておけば、手が冷えたときにすぐ温められますね。
基準⑤:家で洗えるかを確かめる
ベンチコートは汗をかいた体の上から着るので、シーズンの途中でも汚れやにおいが気になってきます。タグの洗濯表示を見て、家で洗える物を選ぶと清潔に保ちやすくなります。
洗濯表示の意味は、消費者庁のページで確かめられます。
参考:洗濯表示(消費者庁)



洗えるかどうかは、買う前に確かめておくのがいちばん確実ですよ。
買う前にチームの決まりを確かめる
ベンチコートを買う前に、ぜひ確かめておきたいのがチームの決まりです。チームによっては、そろいのベンチコートを作ったり、色を指定したりしていることがあります。
個人で買ったあとに「チームで作ることになった」と分かると、1着が無駄になってしまいます。次のような点を、顧問の先生や保護者の連絡網で確認しておきましょう。
- チームでそろえる予定があるか
- 色やデザインの指定があるか
- 通学のときに着てよいか(学校の決まり)
特に通学での着用は、学校ごとに決まりが違うことがあります。部活では使えても、登下校では着られないというケースもあるので、先に確認しておくと安心です。



先に買ってから、チームで作ると聞いたらショックですね…。



迷ったら、まずは先生に一言聞いてみるのがいちばんの節約です。
どこで買うかを決めるときは、店とネットの使い分けも参考にしてみてください。
ベンチコートを長く着るための使い方と手入れ
ベンチコートは、使い方と手入れしだいで何シーズンも着られます。毎日のあつかい方を、子どもと一緒に決めておきましょう。
帰ったらハンガーにかけて湿気を逃がす
練習のあとは、汗をかいた体の上からベンチコートを羽織って帰ることが多いです。そのまま丸めてバッグに入れておくと、内側に湿気がこもり、においの原因になります。
家に帰ったら、ハンガーにかけて風通しのよい場所につるすことを習慣にしましょう。中綿がつぶれにくくなり、次に着るときの暖かさも保ちやすくなります。
洗うときは洗濯表示と乾かし方に気をつける
家で洗える物でも、中綿やダウンは乾くまでに時間がかかります。内側まで乾ききらないうちに着ると、においが残ることがあるので注意が必要です。
洗濯ネットに入れる、脱水は短めにするなど、洗濯表示の指示に合わせて洗ってください。練習着の洗い方は、次の記事でくわしく紹介しています。



冬の大会の前の週は避けて洗えば、乾かなくても困らないね!
ベンチコートでよくある3つの失敗
ベンチコートは年に何回も買う物ではないので、選び方の失敗に気づきにくい道具です。よくある失敗を3つ紹介します。
失敗1:ぴったりのサイズで、ジャージの上から着られない
試着のときに薄着のまま合わせてしまうと、ジャージを着た状態では窮屈になることがあります。前のファスナーが閉まらないと、せっかくのベンチコートでも体を冷やしてしまいます。
お店で選ぶときは、ふだん部活で着ているジャージの上から試着すると失敗しにくくなります。ネットで買う場合は、サイズ表の身幅と着丈を、手持ちの上着と見比べてください。
失敗2:ロング丈のまま自転車に乗ってしまう
ロング丈のベンチコートを着たまま自転車に乗ると、裾が車輪やチェーンに巻き込まれるおそれがあります。足の動きもさまたげられるので、思わぬ事故につながりかねません。
自転車で通う子は、乗る前にベンチコートを脱いでバッグにしまうか、ハーフ丈を選ぶようにしましょう。暗い帰り道の自転車で気をつけたいことは、次の記事で紹介しています。



裾の長い上着で自転車に乗るのはやめましょう。脱いでから乗るのが約束です。
失敗3:部員と同じコートで、取り違えてしまう
チームでそろえたベンチコートは、色も形も全員同じです。大会の観覧席で、脱いで置いておいたコートがどれか分からなくなることがあります。
内側のタグに名前を書いたり、目印をつけたりしておくと安心です。持ち物への名前のつけ方は、次の記事で手順を紹介しています。



うちの子のコートにも、内側に名前を書いておきます。
ベンチコートは、スポーツ用品店だけでなくネットでもたくさん売られています。丈とサイズ表を確かめながら、子どもと一緒に選んでみてください。
🔎 パフォーマンスアップや日頃のケアに役立つ用品は、Amazonでバレーボール用品を探すと見つけやすいです。
よくある質問
まとめ:丈とサイズが合う1着で、冬の待ち時間を守ろう
バレー部のベンチコートは、待ち時間の冷えを守れる丈、ジャージの上から着られるサイズ、手入れのしやすい中綿を選ぶのが基本です。
買う前にはチームの決まりを確かめ、使ったあとはハンガーにかけて湿気を逃がす習慣をセットにしましょう。
ベンチコートは、プレーしていない時間の体を守るための道具と覚えておいてください。
| 決めること | ポイント |
|---|---|
| 丈 | 待ち時間が長いならロング。自転車移動が多いならハーフも候補 |
| サイズ | ジャージの上から着て、前が閉まる1サイズ上くらい |
| 素材 | 部活で毎シーズン使うなら、手入れしやすい中綿 |
| 機能 | 撥水・ダブルファスナー・フード・内ポケット |
| 確認と手入れ | チームの決まりを確認し、帰ったらハンガーにかける |
まずは今日、冬の大会の予定と、子どもが部活で着ているジャージのサイズを確かめてみてください。



待ち時間も体を冷やさずに、次の試合で全力を出すぞ!



試合の合間の過ごし方も、プレーの準備のうちですよ。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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