バレーのアンダーシャツの選び方|袖の長さと生地で決める5基準

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  • ユニフォームの下に何を着ればいいのか分からない
  • 汗で貼りついて気持ち悪く、プレーに集中できない
  • 試合で着てよい色や形に決まりがあるのか不安

こんな悩みを解決します。

バレーのアンダーシャツは、袖の長さと生地の2つで選べば失敗しません。

私は元日本代表として活動し、SVリーグで監督を務めることができるバレーボールコーチ4の資格を保有しています。

10年以上スクールで中高生を指導してきましたが、アンダーシャツで困っている選手の多くは、綿の体育着をそのまま着ていました。

綿は汗を抱えたまま乾かないので、後半になるほど重くなります。

ぜひこの記事を参考にしてみてください。

この記事を読むことで得られる3つのこと
  • 半袖・長袖・ノースリーブの使い分けが分かる
  • 生地と縫い目で選ぶ5つの基準が分かる
  • 試合で着るときの色の決まりと、確認する場所が分かる

用品選び全体の考え方は、こちらの記事でまとめています。

それでは、くわしく見ていきましょう。

目次

結論:吸汗速乾の生地を、季節で袖だけ変える

汗を吸わない綿のシャツと吸汗速乾のアンダーシャツの比較

先に結論をお伝えします。アンダーシャツは吸汗速乾の生地を選び、季節に合わせて袖の長さだけを変えるのがおすすめです。

理由は、バレーが体育館の中で行う競技だからです。屋外のように風で冷やされることがないぶん、汗が乾くかどうかで体感が大きく変わります。

アンダーシャツを選ぶ5つの基準
  • 生地が吸汗速乾か(綿100%は避ける)
  • 体に沿うフィット感があるか
  • 縫い目が腕やわきに当たらないか
  • 厚みが季節に合っているか
  • においが残りにくい加工があるか

この5つを満たしていれば、価格帯はそれほど気にしなくてかまいません。

高い物ほど良いというより、季節と自分の練習内容に合っているかで決まります。

安い物でも吸汗速乾の生地なら、綿のシャツよりずっと快適です。

同じ理由で、いきなり何枚もそろえる必要もありません。まず1枚試して、自分の練習で必要な袖の長さを確かめてから買い足してください。

サルくん

体育着の下に着るシャツでもいいですか?

あげば

綿のシャツは汗を抱えたままなので、専用の物をおすすめします。

ここからは、着ることで何が変わるのかを整理したうえで、袖の長さ・生地の基準・試合での決まりの順に見ていきます。

アンダーシャツを着ると変わる3つのこと

そもそも1枚増やす意味は何か、というところから確認しておきます。

1枚着ると変わること
  • 汗をすばやく吸い上げて、ユニフォームの貼りつきを減らす
  • レシーブでの擦れや、ボールが当たったときの痛みをやわらげる
  • 汗が冷えるのを防ぎ、待ち時間に体温を落としにくくする

とくに大きいのは3つ目です。試合と試合の間や、交代でベンチに下がっている時間に、汗が冷えると体が硬くなります。

体育館は夏でも空調が効いている会場があります。汗が引いたあとの冷えは、思っているより体に効いてくるものです。

バボット

汗ガ冷エルト 体ガ硬クナル

擦れをやわらげる効果も見逃せません。レシーブで腕や体を床につく回数が多い選手ほど、1枚あるかないかで肌の負担が変わります。

床に飛び込む練習が多い時期は、長袖のタイプを選んでおくと安心でしょう。

ユニフォームの貼りつきが減るのも、意外と効いてきます。汗で背中に張りついたシャツは、腕を上げるたびに引っぱられます。

小さな違和感でも、1試合続くと集中の切れ目になります。

サルくん

背中が張りつくと、気になって仕方ないです…。

あげば

その小さな気になるを消すための1枚ですよ。

袖の長さの選び方|半袖・長袖・ノースリーブ

バレーのアンダーシャツの半袖・長袖・ノースリーブを並べて比べる様子

袖の長さは、季節と練習内容で決めます。3つのタイプを比べてみます。

タイプ向いている時期得意なこと
半袖春・夏・空調のある体育館汗の処理と動きやすさ
長袖秋・冬・飛び込みが多い練習冷え対策と擦れの軽減
ノースリーブ真夏・汗が特に多い人熱をためにくい

半袖は1年を通して使いやすい

迷ったら半袖から始めてください。春から秋まで使えて、冬もその上に1枚重ねれば対応できます。

肩から腕にかけて生地がないと、スパイクの振りは楽に感じます。ただし床に腕をつく練習では、擦れを防ぐ効果は望めません。

長袖は冷えと擦れの両方に効く

冬の体育館は底冷えします。長袖は肩から手首までを覆うので、待ち時間に体温を保ちやすくなります。

レシーブで腕をつく回数が多い選手にも向いています。飛び込む練習が続く時期は、長袖に変えるだけで肌の負担が減るでしょう。

サルくん

冬とレシーブ強化の時期は長袖なんですね!

あげば

そうです。季節だけでなく、練習の中身でも選んでいいんですよ。

ノースリーブは、汗の量が多い人や真夏の練習向きです。肩まわりに何もないぶん涼しく感じますが、擦れや冷えへの効果はありません。

季節の切り替え時期は、半袖と長袖を1枚ずつ持っておくと困りません。

朝と夕方で体育館の温度が変わる時期は、その日の練習の始まりに合わせて選べます。

袖の長さで迷ったら、まずは半袖を1枚買って、寒くなってから長袖を足す順番で問題ありません。

冬の体育館の寒さ対策は、次の記事もあわせてどうぞ。

生地と作りで見る5つの基準

同じように見えるアンダーシャツでも、生地と縫い方で着心地は変わります。

基準①:吸汗速乾の生地を選ぶ

いちばん大事なのが生地です。ポリエステル中心の吸汗速乾素材を選んでください。

綿100%のシャツは肌ざわりこそ良いものの、汗を抱えたまま乾きません。後半になるほど重くなり、動きの邪魔になります。

表示に「吸汗速乾」「ドライ」とある物を選べば、まず外しません。

タグの素材表示を見て、ポリエステルが大半を占めていれば合格です。綿が混ざっていても、少量なら問題ありません。

バボット

素材表示ハ ポリエステル中心ガ目安

基準②:体に沿うフィット感を確かめる

アンダーシャツは、体に沿うくらいのフィット感が基本です。ぶかぶかだと生地が肌から離れ、汗を吸い上げてくれません。

ただし、締めつけが強すぎると腕が上がりにくくなります。着たまま腕を真上に伸ばして、肩まわりが引っぱられないかを確かめてください。

成長期の中学生は、1年で身長が伸びます。ぴったり過ぎるサイズを選ぶと、シーズンの後半で窮屈になるでしょう。

サルくん

サイズは大きめのほうが安心ですか?

あげば

1つ上までにしてください。大きすぎると汗を吸わなくなります。

基準③:縫い目の位置と厚みを見る

意外と差が出るのが縫い目です。わきの下や肩に太い縫い目があると、腕を振るたびに擦れます。

平らに縫ってある物や、縫い目が少ない作りの物を選ぶと、長い練習でも気になりません。

生地の厚みは季節で変えます。夏は薄手、冬は起毛のある厚手が快適です。

もう1つ見ておきたいのが、首まわりの形です。ユニフォームの襟から見えるのが気になる場合は、首が詰まっていない形を選んでおくと合わせやすくなります。

試合用に買うときは、実際に着るユニフォームと重ねて確かめておくと失敗しません。

基準④:においが残りにくい加工を選ぶ

部活の道具で最後に困るのが、においです。抗菌・防臭の加工がある物を選ぶと、洗っても取れないにおいが出るまでの時間が延びます。

とはいえ加工は永久ではありません。汗を吸ったまま何時間もバッグに入れておくと、どの生地でもにおいは残ります。

部活のにおい対策は、次の記事でまとめています。

基準⑤:枚数は2〜3枚を目安にそろえる

最後は枚数です。毎日練習があるチームなら、2〜3枚あると回せます。

1枚しかないと、乾かない日に綿のシャツで代用することになります。安い物でかまわないので、洗い替えを持っておいてください。

枚数の目安は、練習が週4日以上なら3枚・週2〜3日なら2枚です。

アンダーシャツは、スポーツ用品店だけでなくネットでも手に入ります。サイズ表と素材の表示を見ながら選んでみてください。

🔎 パフォーマンスアップや日頃のケアに役立つ用品は、Amazonでバレーボール用品を探すと見つけやすいです。

試合で着るときの決まりと確認する場所

練習では自由に選べますが、試合になると規程が関わってきます。

色はユニフォームのメインカラーに合わせる

日本バレーボール協会のユニフォーム規程では、アンダーウェアは着用してよいことになっています。チーム全員が着る必要もありません。

色については、ユニフォームのメインカラーと同じ色が望ましいとされています。白いユニフォームなら白、紺なら紺を選んでおくのが無難でしょう。

大会ごとの要項とチームの指示を必ず確認する

気をつけたいのは、大会によって扱いが違うことがある点です。主催団体や年代のカテゴリーごとに、別の決まりが定められている場合があります。

新しく買う前に、出場する大会の要項と、チームで決まっている色を確認してください。

全員で同じ色にそろえているチームも多くあります。

新チームになったタイミングで、色を決め直すチームもあります。先輩の代の色をそのまま買う前に、一度キャプテンか顧問に聞いておくと確実です。

サルくん

買ってから使えないと困ります!

あげば

先に確認してください。色だけ合っていれば、たいていは大丈夫です。

爪や髪、アクセサリーの決まりについては、次の記事でまとめています。

季節別の使い分けと長持ちさせる洗い方

買ったあとの扱い方でも、着心地は変わります。

夏は薄手、冬は厚手に切り替える

夏は薄手の半袖かノースリーブで、汗を逃がすことを優先します。空調の効いた会場では、汗が冷えるので着替えを1枚持たせてください。

冬は厚手の長袖に切り替えます。

ただし厚すぎると練習中に暑くなるので、上に羽織る物で調整するほうが失敗しません。

柔軟剤を控えると吸汗速乾が長持ちする

洗うときは、柔軟剤を控えめにしてください。生地の表面に膜ができて、汗を吸い上げる力が落ちることがあります。

乾燥機の高温も生地を傷めます。風通しのよい場所で陰干しするのがいちばん長持ちします。

バボット

柔軟剤ハ控エメ 陰干シガ長持チ

買い替えの目安は、生地が薄くなって透けてきたときや、洗っても汗のにおいが残るようになったときです。

首や袖のゴムがのびて、体に沿わなくなったときも替えどきです。フィットしなくなると、汗を吸い上げる働きが落ちます。

サルくん

のびてきたら替えどきなんですね。

あげば

そうです。1枚数百円の物でも、その働きは十分ありますよ。

よくある質問

体育着や綿のTシャツで代用してもいいですか?

練習であれば着られますが、おすすめはしません。
綿は汗を抱えたまま乾かないため、後半に重くなり、冷えの原因にもなります。

半袖と長袖、最初に買うならどちらですか?

半袖です。
春から秋まで使えて、冬は上に1枚重ねれば対応できます。飛び込む練習が多い時期に長袖を足してください。

サイズは大きめと小さめのどちらがいいですか?

体に沿うサイズを選び、迷ったら1つ上までにしてください。
ぶかぶかだと生地が肌から離れ、汗を吸い上げる働きが弱くなります。

試合では何色でもいいですか?

規程ではユニフォームのメインカラーと同じ色が望ましいとされています。
大会ごとに扱いが違うことがあるので、要項とチームの指示を確認してください。

何枚くらい持っていればいいですか?

練習が週4日以上なら3枚、週2〜3日なら2枚が目安です。
乾かない日に綿のシャツで代用しなくて済む枚数を持っておくと安心です。

まとめ:生地で選び、袖は季節と練習で変える

バレーのアンダーシャツは、吸汗速乾の生地を選び、袖の長さを季節と練習内容で変えるのが基本です。

試合用は、ユニフォームのメインカラーに合わせた色を1枚用意しておくと迷いません。

選ぶところ判断の基準
生地吸汗速乾(綿100%は避ける)
袖の長さ夏は半袖・冬と飛び込み練習は長袖
サイズ体に沿う。迷っても1つ上まで
色(試合用)ユニフォームのメインカラーに合わせる
枚数週4日以上なら3枚・週2〜3日なら2枚

私は元日本代表として長く競技に関わってきましたが、道具の効果がいちばん分かりやすいのは、こうした地味な1枚だと感じています。

まずは手持ちのシャツの表示を見て、綿100%かどうかを確かめるところから始めてみてください。

サルくん

家に帰ったら、タグを見てみます!

あげば

それでいいんです。1枚変えるだけで、練習の後半が変わりますよ♪

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

バレーボール用具については他にも記事を書いています。
気になるテーマがあればぜひ読んで参考にしてもらえたら嬉しいです♪

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この記事を書いた人

バレーボール・ビーチバレーボール元日本代表。
バレーボールスクールを10年間運営。

【保有資格】
日本スポーツ協会公認バレーボールコーチ4

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