- テレビで見るバレーと地域の大会のバレーが、同じ競技に見えない
- 9人制・ソフト・ミニと名前だけ聞くが、何がどう違うのか説明できない
- 自分や家族がどれに参加すればいいのか、選び方が分からない
こんな悩みを解決します。
バレーボールの種類は、コートに入る人数・使うボール・やる場所の3つが変わることで7つに枝分かれしています。
私は元日本代表として活動し、SVリーグで監督を務めることができるバレーボールコーチ4の資格を保有しています。
10年以上スクールを運営してきましたが、同じ体育館の中で、となりのコートは別の種目だったという場面によく出会います。
名前を知らないだけで、自分に合う入口を見落としている人が本当に多いんですよね。
ぜひこの記事を参考にしてみてください。
- 7つの種目の人数・コート・ボールの違いが一度に分かる
- ママさんバレーやシニアなど、年代で分かれる呼び方の位置づけが分かる
- 自分や家族に合う種目の選び方と、始めるまでの手順が分かる
やさしいボールを使う種目の代表格は、こちらの記事でまとめています。
それでは、くわしく見ていきましょう。
結論:種類は7つ|人数・ボール・場所で見分けられる

先に全体像をお伝えします。バレーボールと呼ばれる競技は、大きく7つに分かれます。
- 6人制:世界共通の形。部活動もテレビ中継もこれ
- 9人制:日本で育った形。9人が場所を守って戦う
- 混合バレー:男女が一緒にコートに入る形
- ソフトバレー:4人でゴムのボールをつなぐ形
- ミニバレー:さらに大きく軽いビニール球を使う形
- シッティングバレー:お尻を床につけたまま戦う形
- ビーチバレー:砂の上で2人で戦う形
見分けるときに見る場所は、人数・ボール・やる場所の3つだけです。
この3つのどれかが変わると、名前が変わると考えてみてください。ルールの細かい違いは、そのあとから付いてきます。
サルくん7つもあるんですか!?



はい。でも見分けるのは3か所だけですよ。



ニンズウ ボール バショ ノ 3カショ
屋内で6人制に近い3つ|6人制・9人制・混合バレー
まずは、同じ大きさのボールを使う3つです。道具が同じなので、行き来しやすい種目でもあります。
6人制:ローテーションがあり25点で競う
もっとも見る機会が多いのが6人制です。コートは18m×9mで、1セットは25点のラリーポイント制になります。
大きな特徴は、サーブ権が移るたびに選手が時計回りに1つ動くことです。守備専門のリベロを置けるのも、この形ならではになります。
部活動の大会も、テレビ中継の国際大会も、ほぼすべてがこの6人制です。バレーボールを始めるときの標準形と考えて構いません。
基本のルールは、こちらの記事でひととおりまとめています。
9人制:ローテーションがなく場所を守り続ける
9人制は、日本で独自に育った形です。コートに9人が入り、前衛・中衛・後衛の3列を作ります。
最大の違いは、ローテーションがないことです。守る場所が試合中ずっと変わらないので、自分の役割に集中しやすくなります。
得点は21点先取の3セットマッチが基本で、ネットは6人制より低く設定されています。社会人の実業団や地域の大会で広く行われている形です。



同じコートに9人も入るんですか!?



区分によってはコートのほうも広くなりますよ。
6人制との差をもっと細かく知りたい方は、次の記事が早いです。
混合バレー:男女が一緒にコートに入る
混合バレーは、1つのチームに男女がそろって出る形です。男性3人・女性3人で組むのがもっとも一般的になります。
コートとボールは6人制と同じで、ネットは2.24mとする大会が多くなっています。職場やサークルの大会でよく採用される形です。
強く打てる人にボールが集まりすぎないよう、大会ごとに独自の決まりが置かれることもあります。出る前に要項を確認しておくと安心です。
道具をやさしくした3つ|ソフト・ミニ・シッティング
ここからは、ボールやコートのほうを変えた種目です。運動が苦手な人や、体への負担を減らしたい人の入口になります。
ソフトバレー:4人でゴムのボールをつなぐ
ソフトバレーは、バドミントンのダブルス用コートと同じ13.4m×6.1mで、4人対4人で行います。ネットの高さは男女とも2mです。
ボールはゴム製で円周78cm前後、重さは約210gです。6人制の5号球より大きくて軽いので、腕が赤くなりにくいのが特徴になります。



当たっても痛くないのは助かります!
得点は15点のラリーポイント制が基本です。1セットが短いので、実力差があっても最後まで分からない展開になります。
ミニバレー:大きく軽いビニール球を使う
ミニバレーも4人対4人ですが、使うボールが違います。ビニール製で直径35cm前後、重さは50g前後と、抱えるほど大きいのに驚くほど軽くできています。
コートは6.1m×9m、ネットの高さは1.55mです。6人制の男子2.43mと比べると、90cm近く低い設定になります。
得点は11点先取が基本で、2セットを先取したチームの勝ちです。地域の交流大会やPTAの行事で採用されることが多い形になります。



ミニバレー ノ タマ ハ 50g ゼンゴ
シッティングバレー:お尻を床につけたまま戦う
シッティングバレーは、座った姿勢のまま6人で行う競技です。コートは全体で縦10m×横6mと、6人制よりかなり狭くなります。
ネットは男子1.15m・女子1.05mで、ボールを打つときはお尻が床から離れないことが決まりになっています。立ち位置も、足ではなくお尻の位置で判断されます。



タチイチ ハ オシリ デ ハンテイ
得点の数え方は6人制と同じ25点のラリーポイント制です。障害の有無に関係なく同じコートに立てる形として、学校の授業でも取り入れられています。



座ったままだと、そんなに違うのですね。



移動の仕方がまるで変わりますよ。やると必ず笑顔になります♪
砂の上で戦うビーチバレー|2人制で別競技に近い
7つ目は、屋外の砂の上で行うビーチバレーです。屋内の種目とは条件が大きく変わります。
人数と広さ:2人で16m×8mを守る
ビーチバレーは2人制です。公式のコートは16m×8mで、屋内より狭いものの、2人で守るぶん1人あたりの範囲は格段に広いのが特徴になります。
砂の上では助走もジャンプも沈み込むので、同じ動きが通じません。交代の考え方も違い、コートに立つメンバーは基本的に固定です。
得点と独自ルール:21点制でつなぎ方も変わる
得点は21点先取の2セット先取で、最終セットだけ15点になります。屋内の25点・3セット先取より、1試合が短くまとまる形です。
相手コートへ直接返すオーバーセットは、体の正面・真後ろ・真横の方向にしか出せません。ブロックがタッチの回数に数えられる点も、屋内と違うところです。



同じバレーのつもりでいたら、通じないんですね…



スナ ノ ウエ ハ ベツ キョウギ
年代・対象で分かれる呼び方|ママさん・シニア・PTA
ここでつまずきやすいのが、種目の名前ではない呼び方です。これらは競技の名前ではなく、出る人の区分を指しています。
ママさんバレー:家庭婦人の9人制が基本
ママさんバレーは、家庭婦人の区分で行われる9人制です。競技としては9人制なので、ローテーションはありません。
コートは6人制と同じ18m×9m、ネットは2.05mと低く設定されています。6人制の経験がある方ほど、ローテーションがない点に戸惑いやすいところです。
シニアバレー・PTAバレー:年代や所属で区切る
シニアバレーは、年代で区分を分けた大会の呼び方です。ネットの高さや区分の分け方は主催者ごとに違うので、要項で確認する形になります。
PTAバレーは、学校の保護者が集まって出る大会です。種目としてはソフトバレーや9人制が使われ、地域によって中身が変わります。



種目の名前だと思っていました…
つまりこの2つは、競技の名前ではなく、誰が出るかの区切りということです。
自分に合う種目の選び方|3つの基準と始める手順


最後に、どれを選ぶかの話です。迷ったときは、次の3つを上から順に当てはめてみてください。
基準1:何人集まるかで候補が絞れる
いちばん効くのが人数です。2人ならビーチ、4人ならソフトかミニ、6人なら6人制か混合、9人集まるなら9人制が候補になります。
私が相談を受けるときも、まず何人集まるかをうかがっています。ここが合っていないと、どれだけ楽しくても続かないからです。
集まる人数は、続けられるかどうかに直結します。毎回9人そろえるのが難しいなら、最初から4人制の種目を選ぶほうが長く続きます。



人数から考えればよかったんだ!
基準2:どこでやれるかで残る候補が決まる
次に場所です。体育館のバドミントンのラインが使えるならソフトやミニ、砂浜や砂のコートが近くにあるならビーチが現実的になります。
コートを確保できるかどうかは、種目選びの前提です。先に使える場所を調べてから候補を絞ると、遠回りになりません。



体育館のラインを見れば、できる種目が分かりますよ。
基準3:ボールの当たる痛さが不安なら軽い球へ
3つ目は体への負担です。ボールが当たる痛さや、跳ぶ動きへの不安があるなら、ゴムやビニールのボールを使う種目から入るのが安全になります。
痛みや体調に不安がある場合は、無理に続けず医療機関に相談してください。痛いまま続けると、バレーそのものが嫌いになってしまいます。



運動から離れて長いので、続くか心配です…



それならソフトかミニからで大丈夫ですよ。
候補が決まったら、次の順番で進めてみてください。
ネットの高さは種目でも年代でも変わります。一覧で確かめたい方は、次の記事が使いやすいはずです。
各競技の正式な規則は日本バレーボール協会(JVA)の公式サイトから確認できます。
種目が決まったら、その競技に合うボールを1つ用意しておくと練習が進みます。
🔎 パフォーマンスアップや日頃のケアに役立つ用品は、Amazonでバレーボール用品を探すと見つけやすいです。
よくある質問
まとめ:3か所を見れば、自分の入口が見つかる
バレーボールの種類は7つありますが、見分けるのは人数・ボール・やる場所の3か所だけです。
名前の違いではなく、条件の違いで選ぶと、自分に合う入口が見つかります。
| 種目 | 人数 | 特徴 |
|---|---|---|
| 6人制 | 6人 | ローテーションあり・25点制 |
| 9人制 | 9人 | ローテーションなし・21点制 |
| 混合バレー | 6人 | 男女がそろって出る |
| ソフトバレー | 4人 | ゴム製の大きいボール |
| ミニバレー | 4人 | ビニール製でさらに軽い |
| シッティングバレー | 6人 | 座ったまま・ネット1m台 |
| ビーチバレー | 2人 | 砂の上・21点制 |
私は元日本代表として長くバレーボールに関わってきましたが、続く人は「自分の条件に合う種目」を選んだ人でした。
まずは、近くの体育館で何が行われているかを1つ調べてみてください。



砂はまだ早いから、まず体育館を調べます!



いいですね。1回触ると、続けたくなりますよ♪
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
6人制以外のバレーについては他にも記事を書いています。
気になるテーマがあればぜひ読んで参考にしてもらえたら嬉しいです♪
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