- ママさんバレーを始めたけれど、6人制とルールが違って戸惑っている
- ローテーションがないと聞いたが、どこに立てばいいのかわからない
- 試合に出る前に、最低限のルールだけでも押さえておきたい
こんな悩みを解決します。
ママさんバレーで最初につまずくのは、9人制と6人制でルールが違うという点です。
私は元日本代表として活動し、SVリーグで監督を務めることができるバレーボールコーチ4の資格を保有しています。
保護者の方から、ママさんバレーを始めたものの学生時代の6人制と勝手が違って困る、という相談を受けることがあります。
違いは大きく7つに整理できるので、そこだけ先に押さえてしまえば、初めての試合でも落ち着いてコートに立てます。
ぜひこの記事を参考にしてみてください。
- 6人制と違う7つのポイントが一度にわかる
- ローテーションがないコートでの立ち位置とサーブ順がわかる
- 大会ごとに変わるルールの確かめ方がわかる
ママさんバレーを全体から知りたい方は、こちらの記事もあわせてどうぞ。
結論:ママさんバレーは9人制、6人制と違うのは7つ
ママさんバレーは、多くの地域で9人制という形式で行われています。
学校の部活動やテレビ中継で見るバレーボールは6人制なので、同じ競技のつもりでコートに入ると、あちこちで違いに驚くことになります。
- コートに入る人数が9人になる
- ネットが低い
- ボールが4号球になる
- ローテーションがなく、ポジションが固定される
- サーブの順番はオーダー表で決まる
- ブロックでボールに触れると、チームの1回に数えられる
- サーブを2本まで打てる大会がある
コートの広さそのものは6人制と同じ9m×9mです。
同じ広さに9人が入るので、1人が守る範囲は6人制よりぐっと狭くなります。
うさママ同じコートに9人も入るんですか?



そうなんです。だから守備範囲は狭くなって、初めての方でも参加しやすいんですよ。
9人制は「守る範囲が狭く、みんなでつなぐ」バレーボールです。
この前提を知っておくと、これから説明する7つの違いがすんなり頭に入ります。
それでは、1つずつ詳しく見ていきましょう。
コートは同じ広さ、ネットとボールが変わる
まず用具まわりの違いから押さえます。
コートは6人制と同じですが、ネットの高さとボールが変わるため、体感はかなり別ものになります。
ネットは6人制より低い
ママさんバレーのネットは、多くの大会で2.05mに設定されています。
一般女子の9人制が2.15m、6人制の一般女子が2.24mなので、20cmほど低い計算です。
低いといっても、実際にコートに立つとネットは十分に高く感じます。
ただ、スパイクを打つときの「手が上に出る余裕」は明らかに変わるので、6人制で打ち切れなかった方でも決めやすくなります。



20cm違うだけで、ずいぶん景色が変わりそうですね。
大会によっては年齢区分で高さを変えている場合もあります。
参加する大会の要項に高さが書かれているので、練習前に一度チェックしておくと安心です。
ボールは軽くて小さい4号球
ママさんバレーで使うのは4号球です。
6人制の一般・高校生は5号球なので、直径で数cm、重さで数十g軽くなります。
軽いぶん腕への負担が小さく、レシーブしたときの痛みも出にくくなります。



腕が痛くなりにくいのは助かります!
一方で、軽いボールは風や打球の変化を受けやすく、思ったより伸びたり落ちたりします。
体育館の窓が開いていたり、送風機が回っていたりする日は、その影響が出やすくなります。
サーブやスパイクが思った場所に落ちないと感じたら、力加減ではなくボールの軽さが理由のこともあります。



4号球ハ軽イ=風ト変化ヲ受ケヤスイ
チームの練習球が4号かどうかは、入団前に確認しておきたいポイントです。
家で自主練習をする方は、同じ4号球をそろえておくと感覚がそろいます。
ボールの号数そのものを詳しく知りたい方は、こちらの記事で解説しています。
ローテーションがなく、ポジションは固定される
9人制でいちばん大きな違いが、ローテーションがないことです。
6人制では得点を取るたびに時計回りに1つずつ動きますが、9人制では試合中ずっと同じ場所を守ります。



ローテーションナシ=ジブンノ場所ヲ守リ続ケル
自分の守る場所が変わらないので、覚えることが少なく、初めての方でも入りやすい仕組みです。
その代わり、前衛の人はずっと前衛、後衛の人はずっと後衛になります。
3列×3人でコートを埋める
9人の並び方は、前列3人・中列3人・後列3人の3列が基本形です。
正方形に近いコートを9等分するイメージで、それぞれが自分のエリアを守ります。
前列はブロックとスパイク、中列はつなぎ、後列はレシーブが主な役割になります。
前衛と後衛が入れ替わらないので、自分の役割もそのまま固定されます。
背が高い方が前列、レシーブが得意な方が後列というように、持ち味で決めていくチームが多い形です。
チームによって細かい配置や呼び方は変わりますが、3列で埋めるという骨格はほとんど共通です。
最初の練習で自分の立ち位置を教わったら、その場所から見える景色を覚えてしまうのが近道になります。



自分がどこを守るのか、覚えられるでしょうか…。



動かないぶん、6人制よりずっと覚えやすいので大丈夫ですよ。
サーブ順は試合前のオーダー表で決まる
ローテーションがない代わりに、サーブを打つ順番は試合前に提出するオーダー表で決めます。
サーブ権を得たら、順番が回ってきた人が後ろに下がって打ち、打ち終わったら自分の守備位置に戻ります。
つまり、サーブのときだけ一時的に立ち位置が変わるという形です。
順番を飛ばしてしまうと反則になるので、次に打つ人が誰なのかはチーム全員で声をかけ合って共有しておきます。
自分の1つ前に打つ人を覚えておくと、順番を間違えにくくなります。
慣れないうちは、ベンチの人が次のサーバーを呼んであげると安心です。
ブロックのワンタッチはチームの1回に数える
プレー中のルールで、いちばん間違えやすいのがここです。
9人制では、ブロックでボールに触れたら、それがチームの1回目のヒットになります。
6人制ではブロックの接触は回数に数えないので、この点は正反対と考えてください。



えっ、ブロックも1回に入るんですか!?



はい。だからブロックのあとは、残り2回でつなぐことになるんです。
ブロックのあとは残り2回で返す
ブロックでワンタッチを取ったあと、6人制の感覚で3回つなぐと4回目になり、反則を取られます。
レシーブ・トス・スパイクという3段攻撃を組み立てるつもりが、そのまま失点につながるわけです。
ブロックに触れた瞬間に「あと2回」と声を出す習慣をつけると、チーム全体で共有できます。
私は指導の場でも、回数の数え間違いは声かけの仕組みで防ぐようにお伝えしています。
いちばん確実なのは、ブロックした本人が「触った!」と大きく伝えることです。
迷ったら少ない回数で返す
残り2回では攻撃を組み立てられない場面も出てきます。
その場合は無理に3段攻撃にこだわらず、2回目で相手コートへ返してしまうのも立派な選択です。
反則で1点を失うより、相手に返して守り直すほうが確実に得をします。
回数の数え方そのものを整理したい方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
サーブは2本まで打てる大会がある
9人制の特徴として知られているのが、サーブを2本まで打てるという決まりです。
1本目が失敗しても、もう1本打ち直せる大会が多く、初心者の方でも思い切って打てます。
ただし、この扱いは連盟や大会によって差があります。
2本目まで認めない大会もありますし、ネットに触れたサーブをどう扱うかも一律ではありません。



サーブ2本ハ大会ゴトニ違ウ=要項ヲ確認
失敗しても次があると思えるだけで、サーブの緊張はかなり和らぎます。
とはいえ、2本目を頼りにして1本目を雑に打つと、リズムが崩れて2本連続で失敗しがちです。
1本目から入れるつもりで打ち、2本目は保険と考えるくらいがちょうどよいバランスです。
練習では、1本目を狙った場所へ入れる精度そのものを上げておくと、本番で2本目に頼らずに済みます。
サーブが安定しない時期は、強さを求めず、まず相手コートへ確実に入れる打ち方から固めていきましょう。
大会ごとに違うルールは、要項で先に確かめる
ママさんバレーは、地域の連盟や大会ごとに細かい決まりが違います。
同じ9人制でも、隣の市の大会では違う運用になっていることも珍しくありません。
次の項目は特に差が出やすいので、大会前に要項を確認しておくと安心です。
- 1セットの得点(21点制と25点制がある)
- セット数と、決勝セットの点数
- 選手交代の人数と回数
- 年齢区分やチーム編成の条件
- サーブの本数とネットに触れたときの扱い
要項は申し込みのときに配られる書類や、連盟のホームページに載っています。
分からない点は、チームの代表者や連盟に問い合わせれば教えてもらえます。



隣の市の大会と違う、なんてこともあるんですね。



あります。だから「うちの大会ではどうか」を毎回確認するのが確実なんです。
正式な条文を確かめたいときは、日本バレーボール協会(JVA)がルールブックの案内を公開しています。
ママさんバレー独自のガイドラインは各都道府県の連盟が扱っているので、入手方法もあわせて聞いてみてください。
ルールの最終的な基準は、参加する大会の要項です。
初めての試合で戸惑いやすい3つの場面
最後に、6人制の経験がある方ほどつまずきやすい場面をまとめます。
先に知っておくだけで、当日の混乱はかなり減らせます。
得点のたびに動こうとしてしまう
体に染みついたローテーションのクセで、1点入るたびに時計回りへ動き出してしまう場面です。
9人制では動かないので、周りと自分だけがズレて慌てることになります。
得点が入ったら、いったんその場で息を整えるくらいの意識でちょうどよくなります。
ブロックのあとに3回つないでしまう
いちばん多いのが、ブロックのワンタッチを数え忘れて4回触ってしまう場面です。
これは個人の注意だけでは防ぎきれないので、チームの声かけで防ぎます。
ブロックした人が声を出す、周りが「あと2回」と返す、この2つをセットにしておくと確実です。
自分のサーブ順を見失う
試合が動き出すと、次に誰が打つのかが分からなくなることがあります。
自分の1つ前の人を覚えておくと、順番が近づいたことに自分で気づけます。
ベンチも交えて全員で確認する仕組みにしておけば、失点につながる勘違いを防げます。



3つとも、知っていれば防げそうです。



そのとおりです。ルールは覚えるほど、プレーが楽になりますよ。
よくある質問
まとめ
この記事では、ママさんバレーのルールを6人制との違いから整理しました。
押さえるべき違いは、次の表のとおりです。
| 項目 | 6人制 | ママさんバレー(9人制) |
|---|---|---|
| 人数 | 6人 | 9人 |
| コート | 9m×9m | 同じ9m×9m |
| ネットの高さ | 一般女子2.24m | 2.05mが目安 |
| ボール | 5号球 | 4号球 |
| ローテーション | あり | なし(ポジション固定) |
| サーブ順 | ローテーション順 | オーダー表で決定 |
| ブロックの接触 | 回数に数えない | チームの1回に数える |
大事なのは、ローテーションがないこと・ブロックのワンタッチを1回に数えることの2つです。
この2つさえ体に入れば、あとは試合を重ねながら覚えていけます。
細かい運用は大会ごとに違うので、最後は必ず要項で確かめてください。



まずはこの2つだけ覚えて、試合に出てみます!



それで十分です。分からない点は仲間に聞きながら、楽しんでいきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ママさんバレーについては他にも記事を書いています。
気になるテーマがあればぜひ読んで、参考にしてもらえたら嬉しいです♪
ママさんバレーの始め方から続け方まで知りたい方は、こちらの記事から読んでみてください。
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