- バレーのネットの高さが年代でどう違うのか知りたい
- コートの広さや線の名前をまとめて確認したい
- 試合や練習の前に、ネットを正しい高さに張れるか不安
こんな悩みを解決します。
バレーのネットの高さは、一般男子が2.43m・一般女子が2.24mが基準で、年代が下がるほど低くなります。コートの広さは6人制なら18m×9mです。
私は元日本代表として活動し、SVリーグで監督を務めることができるバレーボールコーチ4の資格を保有しています。
10年以上スクールで指導してきましたが、ネットの高さや寸法はあいまいなまま試合に臨む人が多いところです。
数字を一度きちんと押さえておくと、設営も確認もスムーズになります。
ぜひこの記事を参考にしてみてください。
- コートの広さとネットの高さを年代別の表でまとめて確認できる
- アタックラインやセンターラインなど、各ラインの名前と位置が分かる
- アンテナやネット周りの規格まで、設営前にサッとチェックできる
それでは、コートの広さから順番に見ていきましょう。
バレーボールのコートの広さは18m×9m

まず結論からお伝えします。6人制バレーボールのコートは、縦18m×横9mの長方形です。この数字は世界共通で、年代や性別が変わっても同じです。
ネットの高さは年代で変わりますが、コートそのものの広さは変わりません。ここがまず大事なポイントです。
サルくんコートの広さって、中学生でも大人と同じなんですか?



そうだよ。コートのサイズは全年代で18m×9mなんだ。変わるのはネットの高さの方だよ。
- コート全体:縦18m×横9m
- 自分のコート(片側):縦9m×横9mの正方形
- フリーゾーン:コートの外側に最低3m
ネットで仕切られた片側のコートは、9m×9mの正方形です。この正方形を6人で守ると考えると、1人あたりが受け持つ範囲のイメージがつかみやすくなります。
縦18mというのは、だいたいバスケットボールのコートに近い長さ。そう考えると、サーブが端から端まで飛ぶ距離の感覚もつかめます。
横9mは、選手が3〜4人横に並ぶとちょうど埋まるくらいの幅。レシーブで「どこまで動くか」を決める目安にもなります。
コートの外側にもスペースがいる(フリーゾーン)
コートは18m×9mですが、その外側にもプレーするためのスペースが必要です。これをフリーゾーンと呼びます。
公式の試合では、すべてのラインの外側に最低3mのフリーゾーンを確保します。レシーブで大きく追いかけたり、サーブのために下がったりする場所だからです。



コートハ18×9m フリーゾーンハ外側ニ3m
体育館でネットを張るときは、このフリーゾーンも頭に入れておくと、壁ぎわで危なくプレーすることが減ります。
学校の体育館では、壁やステージが近くて3mを取れないこともあります。
その場合はコートの位置を少しずらして安全なスペースを作る、危ない場所にマットを置くといった工夫をしておきたいところです。
コートの上の空間にも高さの規格がある
意外と知られていませんが、コートには上方向の空間にも規格があります。床からの障害物までの高さは、公式戦では7m以上が目安とされています。



天井の高さまで決まっているんですね!?



高いトスやサーブがぶつからないようにね。学校の体育館だと、ここはなかなか難しいところなんだ。
学校や地域の体育館では、この高さを満たせない場所もあります。あくまで公式戦の基準として知っておくと十分です。
ネットの高さは年代・性別で変わる(一覧表)


ここからが、この記事のいちばん知りたい部分かもしれません。ネットの高さは、年代と性別によって細かく変わります。
一般男子は2.43m・一般女子は2.24mが基準の高さです。ここから年代が下がるほど、ネットは低く設定されます。



大人の男子と女子で、20cmくらい違うんですね。



そうなんだ。そして中学生や小学生は、さらに低く設定されているよ。下の表で見てみよう。
下の表に、6人制の年代別・性別別のネットの高さの目安をまとめました。
| 区分 | 男子 | 女子 |
|---|---|---|
| 一般・大学・高校 | 2.43m | 2.24m |
| 中学生 | 2.30m | 2.15m |
| 小学生(目安) | 2.05m前後 | 2.05m前後 |
中学生は男子2.30m・女子2.15mが目安です。高校生は一般と同じ高さになります。
中学生・小学生の高さは「目安」として見る
ここで1つ、とても大切な注意点があります。中学生・小学生の具体的な高さは、地域や連盟によって設定が異なる場合があるということです。
上の表の数字も、あくまで広く使われている目安として見てください。



え、地域で違うこともあるんですか?



特に小学生は、連盟や大会のルールで高さがいくつか分かれていることがあるんだ。だから出る大会の要項を確認するのがいちばん確実だよ。
小学生バレーは、男女で同じ高さにそろえている大会も多くあります。学年や大会の区分によっても変わるため、参加する大会の要項を必ずチェックしましょう。
私のスクールでも、同じ学年の子が別の大会に出ると、ネットの高さが少し違っていたということがよくあります。普段の練習の高さがそのまま本番とは限らない、と頭に入れておくと安心です。
特に小学生は成長の差も大きい時期です。高さが合っているかで、スパイクやサーブの感覚も変わってきます。
ネットの高さは中央で測る
ネットの高さを測るときにも、決まりがあります。高さはコートの中央で測るのが正式なやり方です。
ネットは両端を支柱で張りますが、中央は少し下がりやすくなります。そのため、両端の高さは中央より2cmまで高くてもよいとされています。



高サハ中央デ測ル 両端ハ2cmマデ高クテモヨイ
設営のときは、まず中央を規定の高さに合わせ、両端が下がりすぎていないかを見ると、きれいに張れます。
コート上の線とエリアの名前


コートにはいくつかの線が引かれていて、それぞれに名前と役割があります。線の名前が分かると、ルールの理解もぐっと進みます。



線っていろいろありますけど、全部に名前があるんですか?



あるよ。主要なものを覚えておくと、ポジションや反則の話が分かりやすくなるんだ。
- センターライン:コートを2つに分ける中央の線
- アタックライン:センターラインから3mのところに引く線
- エンドライン:コートのいちばん後ろの線
- サイドライン:コートの左右の境目の線
コートに引かれる線の幅は5cmで、線そのものもコートの一部としてあつかわれます。ボールがラインに少しでも触れて落ちればインになるのは、このためです。
このうち、特に覚えておきたいのがアタックラインです。
アタックラインはネットから3m
アタックラインは、センターライン(ネットの真下)から3mのところに、両側のコートに引かれます。フロントゾーンとバックゾーンを分ける線です。
この線は、後衛の選手が攻撃に参加するときのルールに関わります。後衛の選手は、このアタックラインより前で踏み切ってネットより高い位置から打つことはできません。



だからバックアタックは、後ろから助走して打つんですね!



そのとおり。アタックラインの位置を知っていると、攻撃のルールがすっと頭に入るよ。
踏み切り位置の細かい判定は、バックアタックのルール|踏み切り位置とリベロの反則でくわしく解説しています。
サービスゾーンとエンドライン
サーブを打つ場所は、エンドラインの後ろにあります。ここをサービスゾーンと呼びます。
サーブを打つ選手は、エンドラインを踏まずに、その後ろから打つのがルールです。踏んでしまうと反則になります。



サーブハエンドラインヲ踏ムト反則
線の位置を知っておくと、サーブの立ち位置の感覚もつかみやすくなります。
サーブに関わる反則は他にもあります。サーブのルール完全ガイド|反則を回避する3つのポイントも合わせて確認してみてください。
アンテナとネット周りの規格


ネット本体だけでなく、ネット周りにもいくつかの規格があります。試合の判定にも関わる部分なので、合わせて確認しておきましょう。
アンテナの役割と位置
ネットの両端には、赤と白のしま模様の細い棒が立っています。これがアンテナです。
アンテナは、ボールがコートの内か外かを判定する基準になります。アンテナの外側を通ったボールは、たとえコート内に落ちても反則(アウト)あつかいです。



あの棒、ただの飾りじゃなかったんだ!?



大事な目印なんだよ。アンテナとアンテナの間を通さないと、ボールを返したことにならないんだ。
このアンテナとアンテナの間の空間を通して、相手コートにボールを返すのが基本になります。
ネットの幅とサイドバンド
ネットそのものにもサイズがあります。ネットの幅(上下の長さ)は1mで、横の長さは9.5mから10mほどです。
ネットの両端、サイドラインの真上には、サイドバンドという白い布のテープが付いています。アンテナはこのサイドバンドの位置に取り付けられます。



ネットノ幅ハ1m アンテナ間ハ9m
アンテナとアンテナの間は9mで、これはコートの横幅と同じです。つまり、自分のコートの横幅をそのまま通り道として使うイメージになります。



アンテナの間を通すというのは、コートの横幅の中にボールを通す、ということと同じ意味なんだ。
スパイクを打つときに、アンテナぎりぎりを狙うと、少しずれただけでアウトになります。アンテナの位置を知っておくと、コースの取り方の感覚もつかみやすくなります。
ネットを支える支柱は、サイドラインから0.5〜1mほど外側に立てるのが決まりです。支柱がコートに近すぎると、選手がぶつかる危険が出てきます。
設営のときは、高さだけでなく支柱の位置も確認しておきましょう。
ネットに触れる反則については、スパイクの反則ルール|タッチネット・パッシングを解説でまとめています。
設営・確認の前に押さえるポイント
最後に、実際に試合や練習の前にネットやコートを確認するときのポイントを整理します。



数字を覚えても、いざ設営となると不安です…。



大丈夫。チェックする順番を決めておけば、迷わないよ。
設営前にチェックする順番
ネットを張るときは、次の順番で確認するとスムーズです。
特に大事なのは、最初の「要項の確認」です。中学生・小学生は高さが変わることがあるので、ここを飛ばさないようにしましょう。
よくある勘違いに気をつける
設営でよくあるのが、両端の支柱だけ見て高さを決めてしまうことです。
高さは中央で測るのが正式なので、中央を基準に合わせることを忘れないでください。両端だけ合わせると、中央がたるんで低くなりがちです。



中央を基準にすればいいんですね。覚えました!



それでバッチリだよ。あとは細かい数値は大会の要項が最優先、と覚えておけば安心だね。
数値の細かい部分は、大会・連盟の規定によって異なる場合があります。迷ったら、必ず出場する大会のルールを優先してください。
よくある質問
まとめ
バレーのネットの高さとコートの広さは、コートは全年代で18m×9m・ネットの高さだけが年代と性別で変わると覚えるのが近道です。最後にポイントを振り返りましょう。
- コートは18m×9m、外側に3mのフリーゾーン
- 一般男子2.43m・一般女子2.24mが基準、年代が下がるほど低い
- 中学生・小学生は地域や大会で変わるので要項を確認する
中学生・小学生の細かい高さは、地域や連盟によって異なる場合があります。数値で迷ったら、出場する大会の要項を最優先にしてください。



これで設営も自信をもってできそうです!



いいね。数字を一度押さえておくと、試合の準備がぐっとラクになるよ。一緒に覚えていこうね♪
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ルールや用語については他にも記事を書いています。気になるテーマがあればぜひ読んで、参考にしてもらえたら嬉しいです♪
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