- 3年生の引退がいつになるのか、チームから聞かされていない
- 受験の予定を立てたいのに、部活がいつまで続くのか読めない
- 最後の大会が終わったあと、子どもがどうなるのか心配
こんな悩みを解決します。
バレー部の引退は、中学は夏の大会・高校は夏から冬の大会が区切りになるのが基本です。
私は元日本代表として活動し、SVリーグで監督を務めることができるバレーボールコーチ4の資格を保有しています。
10年以上スクールで中高生を指導し、保護者の方から引退の時期について相談を受けてきました。
相談の中身をよく聞くと、日付が分からないことより、いつ決まるのかが分からないことのほうが不安の正体でした。
ぜひこの記事を参考にしてみてください。
- 中学・高校それぞれの引退時期の目安がわかる
- 引退の日がチームごとに違う理由と、決まるタイミングがわかる
- 引退が近づいたときに、家庭で先に決めておくことがわかる
それでは、くわしく見ていきましょう。
結論:引退は最後の公式戦が終わった日
先に結論からお伝えします。バレー部の引退は、その学年にとって最後の公式戦が終わった日です。
カレンダーに最初から書き込める日付ではありません。どこまで勝ち上がったかで、最後の日が後ろにずれていきます。
中学生の場合は、夏に行われる大会が最後の公式戦になるのが一般的です。地区の予選から始まり、勝てば県の大会へ進みます。
高校生の場合は、区切りが1つではありません。夏の全国大会につながる予選で終わる選手もいれば、秋から冬の予選まで続ける選手もいます。
うさママ同じバレー部でも、引退の時期が違うんですか?



学年と学校の方針で変わるんですよ。
つまり、引退の日は決まっているのではなく、大会の結果と学校の方針の2つで決まっていきます。この2つを知っておくと、予定の立て方がぐっと楽になります。
私の指導現場でも、春の時点で夏以降の予定を知りたいという相談をよく受けます。そのときは、まず大会の勝ち方で日程がどう動くかからお話ししています。
引退の日が学校ごとに違う2つの理由
同じ地域の学校でも、引退の時期がそろわないことはよくあります。理由は大きく2つです。
勝ち上がると引退が後ろにずれるから
1つ目は、大会が勝ち抜き方式で進むことです。負けた時点でその学年の試合が終わるため、強いチームほど引退が遅くなります。
地区の予選で終われば、その週末が最後の試合になります。県の大会まで進めば、そこからさらに数週間先へ延びていきます。
上位大会に進んだ場合は、次の大会まで練習が続きます。応援や引率の予定も、そのつど組み直すことになります。
保護者の方が予定を立てにくいのは、この仕組みがあるからです。子どもが悪いわけでも、チームの連絡が遅いわけでもありません。



私たちも、次の試合が決まるまで日程を出せないんです。
3年生の残り方を学校が決めるから
2つ目は、最後の大会が終わったあとの扱いが、学校ごとに違うことです。
大会が終わってすぐに部活を離れる学校もあれば、後輩の練習相手としてしばらく残る学校もあります。
高校では、次の大会を目指して3年生が続けるかどうかを、本人と顧問が話し合って決める場合もあります。
どちらが正しいという話ではありません。学校の方針・進路の予定・本人の希望が重なって決まっていきます。
だからこそ、よそのチームと比べず、自分の子のチームがどうするのかを確かめることが先になります。
中学バレー部の引退時期の目安
ここからは、中学と高校に分けて見ていきます。まずは中学からです。
夏の大会が最後の公式戦になる
中学校の運動部は、夏に行われる総合体育大会が3年生にとっての区切りになります。中体連の大会と呼ばれることも多い大会です。
地区の予選はおおむね7月に始まり、県の大会は7月から8月にかけて行われます。ここで負けた時点で、その学年の公式戦は終わります。
つまり、多くの中学バレー部では、夏休みに入るころに引退の日を迎えることになります。
進路を考える時期と重なるため、勉強への切り替えを意識し始める家庭も多い時期です。
私が中学生の選手から聞くのも、夏の大会が終わったら受験だと思っていた、という言葉です。区切りとして、本人の中でもはっきりしているのだと思います。



夏休みの入り口が、ひとつの区切りなんですね。



そうですね。勝ち進めば、お盆前まで続くこともありますよ。
大会が終わったあとも練習に残る場合がある
公式戦が終わっても、その日で完全に終わりとは限りません。
新チームが立ち上がるまでの数週間、3年生が練習に顔を出す学校もあります。後輩に指示の出し方や声の掛け方を伝える時間になります。
引退試合や、卒業までに行うお別れの試合を用意している学校もあります。日程は学校の行事予定に合わせて決まります。
このあたりは、大会が終わってから顧問の先生に伝えられることがほとんどです。先に決まっていないことも多いので、待つ姿勢でかまいません。
高校バレー部の引退時期の目安
高校は、中学より区切りが分かれます。同じチームの3年生でも、引退の時期がそろわないことがあります。
夏の全国大会の予選で区切りになる場合
1つ目は、夏の全国大会につながる予選で終わる形です。予選はおおむね初夏に行われ、負けた時点でその学年の日程が終わります。
進路の準備を早く始めたい選手や、次の大会には出ないと決めているチームでは、ここが引退の日になります。
夏休みを丸ごと受験の準備や次の進路に使えるため、勉強との両立を優先する家庭では選ばれやすい区切りです。
冬の全国大会の予選まで続ける場合
2つ目は、秋から冬にかけて行われる予選まで続ける形です。この予選はおおむね10月から11月に行われます。
冬の全国大会は3年生も出場できるため、そこを目標に残る選手がいます。予選で負ければその時点で、勝てば年明けの本大会まで続きます。
同じ学年でも、続ける選手と夏で区切る選手に分かれることがあります。どちらを選んでも、途中で投げ出したことにはなりません。



続けたいと言われたら、受験は間に合うのでしょうか…。



期限を決めて、そこから逆算すれば形にできますよ。
大事なのは、いつまで続けるかを本人と家庭で先に合わせておくことです。決まっていれば、勉強の計画も立てられます。
引退の日を確かめるために親が見る3つのこと
引退の時期を知りたいとき、顧問の先生に直接たずねる前に確かめられることがあります。
- 大会の要項に書かれた、予選と本大会の日程
- 学校から配られる年間の行事予定
- 昨年度の3年生が、いつまで練習に来ていたか
大会の日程は、地域のバレーボール協会や中体連・高体連が公開しています。予選の日が分かれば、最短でいつ終わるかが見えてきます。
全国規模の大会の区分は、日本バレーボール協会(JVA)の公式情報でも確認できます。
年間の行事予定も役に立ちます。修学旅行・定期試験・三者面談の日は動かないため、部活の予定はその間に入ることになります。
昨年度の様子を知っている保護者の方がいれば、話を聞いてみてください。学校ごとの慣例は、要項よりも先輩の家庭のほうがくわしいことがあります。
その上で分からないところだけを、顧問の先生に確かめれば十分です。すべてを聞こうとすると、先生も答えにくくなります。



全部聞かれると、決まっていないことまで答えることになるんです。



決まっている日と、これから決まる日を分けて聞くといいですね。
聞き方としては、今わかっている日程を教えてくださいという形が答えやすくなります。まだ決まっていない部分は、決まり次第でかまいませんと添えれば大丈夫です。
引退が近づいたら家庭でやっておく3つのこと
引退の日が見えてきたら、その先の生活について家庭で話しておくと、切り替えがなだらかになります。
ここで挙げる3つは、どれも大会が終わってからでは間に合わないものです。日程が見え始めたら、少しずつ手を付けてみてください。
生活のリズムを戻す準備をする
いちばん変わるのは、1日の時間の使い方です。放課後と週末に入っていた練習が、まるごと空きます。
急に何もない状態になると、生活が夜型に傾きやすくなります。まずは起きる時間だけを今までどおりに保つ、という決め方が現実的です。
運動の量も一度に減ります。体を動かす習慣を少しだけ残しておくと、体調の変化もゆるやかになります。
食事の量も、練習量に合わせて自然に落ち着いていきます。急に減らす必要はありませんが、以前と同じ量を無理に食べさせる必要もありません。



練習がない土曜日、何していいかわからないよ…。



最初の2週間は、それが普通なんですよ。
記録と写真の残し方を決める
もう1つが、記録の残し方です。最後の試合は一度きりなので、終わってから集めようとすると間に合いません。
撮影が許されている会場かどうかは、大会によって決まりが違います。事前に確かめてから準備してください。
チームの写真をまとめて残す場合は、写っている家庭の了解をとる形にしておくと安心です。
- 最後の試合を、誰がどこから撮るか
- 撮った写真を、どの範囲まで共有するか
- 記念に残すものを、家庭で用意するか部で用意するか
引退のあとにやってくる気持ちの変化については、選手向けの記事でくわしく書いています。
最後の大会の前は、いつもどおりに送り出す
最後の大会が近づくと、家庭の空気も張りつめていきます。ここでの関わり方が、引退後の記憶を左右します。
保護者の方から相談を受けるとき、いちばん多いのが「最後だから悔いのないように」と伝えたい、という声です。
気持ちはよくわかります。ただ、その言葉は本人にとって強い重さになることがあります。
最後の大会の前にかける言葉は、いつもと同じでかまいません。
いつもどおりに送り出されたほうが、選手は自分の力を出しやすくなります。特別な言葉は、終わってからでも遅くありません。
結果がどうであれ、終わった直後にその日の内容を振り返る必要もありません。子どもが話したくなったときに聞けば十分です。



何か言わなきゃ、と思っていました。



送り出すときは、いつもの言葉がいちばん届きますよ。
声のかけ方に迷ったときは、引退がバレーボールをやめる日とは限らない、と思い出してみてください。中学から高校へ、高校からその先へ、続け方が変わるだけの日でもあります。
続ける道を考えている家庭なら、大会が終わる前から情報を集めておくと選択肢が広がります。進学先の候補を見ておくだけでも、引退後の会話が前向きになります。
よくある質問
まとめ:引退の日は、大会の結果と学校の方針で決まる
バレー部の引退は、あらかじめ決まった日付ではなく、最後の公式戦が終わった日になります。
中学は夏の大会・高校は夏から冬の大会が区切り。勝ち上がれば後ろにずれます。
| 学年・区分 | 引退の目安 | 確かめる場所 |
|---|---|---|
| 中学3年生 | 夏の総合体育大会が終わった日 | 地区・県の大会日程 |
| 高校3年生(夏で区切る) | 夏の全国大会の予選が終わった日 | 予選の要項 |
| 高校3年生(冬まで続ける) | 秋から冬の予選、勝てば年明けの本大会 | 予選の要項と学校の方針 |
| 引退後の練習参加 | 学校ごとに違う | 顧問の先生への確認 |
私は元日本代表として活動したあと、10年以上スクールで中高生を指導してきました。
引退の時期を心配される保護者の方に、いつも伝えているのは日程を当てにいかないことです。決まった順に確かめていけば、慌てずに準備できます。
まずは大会の日程と、学校の行事予定の2つを手元に置いてみてください。



予選の日程から見てみます!



決まっていない日は、待っていて大丈夫ですよ♪
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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