バレー部の爪の切り方|突き指と割れを防ぐ長さと手入れ

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バレー部の爪の切り方で突き指と割れを防ぐ5手順のアイキャッチ
  • 練習のたびに爪が割れて、ボールを触るのを痛がる
  • 試合前に爪を見られて、短くするよう言われた
  • 短くしたつもりが深爪になって、指先が痛いと言う

こんな悩みを解決します。

バレーで爪のトラブルが起きるのは、長さそのものより、切る形と切るタイミングがずれていることが原因です。

私は元日本代表として活動し、SVリーグで監督を務めることができるバレーボールコーチ4の資格を保有しています。

10年以上スクールで指導してきましたが、爪が割れる選手と割れない選手の差は、爪の強さではありませんでした。

角の落とし方と、切るタイミングだけで、割れる回数は大きく変わります。

ぜひこの記事を参考にしてみてください。

この記事を読むことで得られる3つのこと
  • バレーで爪を短くする理由と、正しい長さがわかる
  • 割れにくく深爪にもならない切り方の手順がわかる
  • 割れた・はがれたときの対応と、相談する目安がわかる

それでは、くわしく見ていきましょう。

目次

結論:指先の肉と同じ高さで、角を残して切る

先に結論をお伝えします。バレー選手の爪は、次の3つで決まります。

爪の切り方で守る3つのこと
  • 長さは、指先の肉と同じ高さまで
  • 形は、先端をまっすぐ。角は少しだけ落とす
  • 切るのは、お風呂のあと

いちばん大事なのが1つ目です。爪の白い部分を1mmほど残し、指先の肉より出ないところで止めるのが目安になります。

手のひらを自分に向けて、指先から爪が見えなければ大丈夫です。逆に、指を横から見て爪が肉より前に出ていたら長すぎます。

サルくん

短ければ短いほどいいと思ってた…。

あげば

短すぎると、今度は指先が痛くて力が入らなくなるよ。

2つ目の形は、割れにくさに直結します。先端を弧のように深く丸く切ると、両端が薄く弱くなります。

3つ目のタイミングは、意外と知られていません。乾いた爪は硬くて欠けやすいので、湯上がりのやわらかい状態で切るほうがきれいに整います。

長さの確認は、親子どちらでもできます。手のひらを上に向けて指をまっすぐ伸ばし、爪の先が見えなければ十分に短い状態です。

この確認を練習に行く前の習慣にしておくと、伸びすぎに気づけます。鏡を見る必要もなく、10秒で終わります。

この記事では、短くする理由・切り方の5手順・失敗例・割れたときの対応・相談の目安の順に見ていきます。

バレーで爪を短くする3つの理由

爪を切るのは、身だしなみのためだけではありません。理由は3つあります。

味方と相手にけがをさせないため

1つ目は、まわりの安全です。

バレーは、ネット際でブロックとスパイクの手が近づきます。レシーブでも、2人が同じボールへ手を伸ばす場面があります。

このとき爪が伸びていると、相手の腕や自分の味方を引っかいてしまいます。大会の前に審判や先生が爪を見るのは、そのためです。

引っかき傷は、本人が思うより深くなります。爪の先は薄く鋭いので、軽く当たっただけでも皮ふが切れるからです。

しかも、当てた側はほとんど気づきません。相手が痛がって初めてわかる、というのがこの種のけがの特徴なんですよね。

バボット

ツメハドウグデハナクキケンブツ

試合前に外す物や、髪と爪の決まりは、こちらの記事にまとめています。

ボールが当たって割れるのを防ぐため

2つ目は、爪そのものを守るためです。

オーバーハンドパスでは、指の腹でボールを受けます。ところが爪が伸びていると、腹より先に爪の先端が当たります。

硬いボールが爪の先を押し上げれば、根元に力が集中します。これが、縦に割れたり、爪と指の間が痛くなったりする流れです。

同じことは、ブロックでも起こります。強いスパイクが指先に当たったとき、爪が長ければ長いほど、衝撃を受け止める面が後ろにずれます。

指の腹で受けられていれば、力は指全体に散ります。爪の先で受けると、1点に集まってしまうわけです。

爪が長いほど、ボールの力は指ではなく爪の先で受けることになります。

サルくん

だから伸びてる日ほど痛かったのか!?

あげば

指の腹で受けられているかどうかは、爪の長さで変わるんです。

突き指をしたときの痛みを増やさないため

3つ目は、けがをしたあとの話です。

突き指をすると、指先は腫れます。爪が長いままだと、腫れた指先の皮ふを爪が圧迫します。

痛みが増せば、その指をかばった構えになります。結果として、レシーブの面も作れなくなるんですよね。

突き指そのものを防ぐ手の組み方は、こちらの記事を参考にしてください。

私の指導現場でも、爪が原因で指先をかばう選手は毎年います。本人は爪のせいだと思っていないので、気づくまで時間がかかります。

あげば

指先の使い方が急に変わった選手は、まず爪を見せてもらいます。

爪は小さい部分ですが、指先の感覚とフォームに直接つながっています。

爪を整える5つの手順

ここからは、家でやる手順を順番に紹介します。爪切りとやすりがあれば十分です。

STEP
お風呂のあと、爪がやわらかいうちに始める
STEP
先端をまっすぐ、少しずつ横から切る
STEP
白い部分を1mmほど残して止める
STEP
両端の角を、ほんの少しだけ落とす
STEP
やすりを一方向にかけて、ざらつきをなくす

この5つをくり返すだけです。なかでも仕上がりが変わるポイントが2つあります。

角は落としすぎず、少しだけ

1つ目のポイントは、両端の角です。

角を深く切り込むと、伸びてきた爪が皮ふに食い込みやすくなります。巻き爪の始まりは、たいていここです。

かといって、角をとがったまま残すと、ユニフォームや靴下に引っかかります。だから、角はとがりを取る程度に、ほんの少しだけ落とすのがちょうどいい形になります。

うさママ

丸く切ってあげたほうが優しいのかと思っていました。

あげば

見た目はきれいですが、食い込みやすくなるんです。

イメージは、四角い爪の角だけをやすりでなでる感じです。

切る順番も覚えておくと安心です。一気に真ん中から切ると、そのひと押しで爪が割れることがあります。

端から2回か3回に分けて、少しずつ進めてください。時間はほとんど変わらないのに、仕上がりはきれいになります。

やすりは一方向にかける

2つ目のポイントは、仕上げです。

やすりを往復させると、爪の層がめくれて、そこから割れが広がります。手間に感じても、一方向だけにそろえてください。

バボット

ヤスリハイッポウコウ

切りっぱなしのざらつきは、ボールに触れるたびに少しずつ欠けていきます。この30秒があるだけで、次に切るまでの持ちが変わります。

やりがちな3つの失敗

ここでは、かえってトラブルを増やす行動を3つ挙げます。心当たりがあれば、今日から変えてみてください。

失敗1:試合当日の朝に切る

いちばん多い失敗がこれです。

切った直後の指先は、いつもより感覚が変わります。ボールが当たる位置が微妙にずれて、サーブやパスの感覚が合わなくなることがあります。

爪を切るのは、試合の2日前まで。当日の朝に整えるのはやめてください。

失敗2:深爪にする

2つ目は、切りすぎです。

白い部分を完全になくすと、指先の肉が前に出てきます。この状態でボールを受けると、爪ではなく肉が直接押されて痛みます。

深爪はすぐには戻りません。短くしすぎたと思った日は、無理に触らず伸びるのを待ってください。

指先に力が入らない状態でオーバーハンドパスを続けると、痛みを避けようとして手のひら側で受ける癖がつきます。これは直すのに時間がかかる癖です。

どうしてもその日に練習がある場合は、痛む指だけテーピングで覆っておくと負担を減らせます。

サルくん

やりすぎて、次の日ずっと痛かった…。

あげば

白い部分は1mm残す。それ以上は切らないでおこう。

失敗3:足の爪を放っておく

3つ目は、手だけを気にして足を忘れることです。

バレーは前後の動きが多いので、足の爪はシューズの先に何度も当たります。長いままだと、爪が押されて黒くなることがあります。

足の爪も同じく、まっすぐ切って角を少しだけ落とします。ただし、手より少し長めでかまいません。

足の指は、体重を支えるときに爪が地面側から押し返されます。手と同じ感覚で短くすると、踏ん張ったときに指先が痛くなります。

当たりが強すぎる場合は、シューズのサイズが合っていない可能性もあります。

爪切りややすりは、部活用品と一緒にそろえておくと切らさずにすみます。

🔎 パフォーマンスアップや日頃のケアに役立つ用品は、Amazonでバレーボール用品を探すと見つけやすいです。

割れたときの対応と、相談する目安

どれだけ気をつけていても、ボールの当たり方によっては割れることがあります。そのときの対応を決めておくと慌てません。

割れたらすぐに覆って守る

割れた爪をそのままにすると、動かすたびに割れ目が広がります。まずは、これ以上広げないことを優先してください。

やることは2つです。割れた部分をやすりでなめらかにしてから、細いテーピングで1周だけ覆います。強く締めず、指が曲がる程度のゆるさにします。

やすりをかけるのは、割れ目の先にできた小さなささくれをなくすためです。ここが服やボールに引っかかると、割れは一気に広がります。

覆うテープは、練習ごとに新しいものに替えてください。汗を吸ったままだと、皮ふがふやけて別のトラブルになります。

サルくん

巻いておくと、引っかからなくて安心だ。

あげば

引っかかりを減らすだけで、痛みはかなり違うよ。

テーピングの基本的な巻き方は、指のけが向けの記事でも紹介しています。

相談したほうがいい3つのサイン

次のようなときは、早めに皮膚科か整形外科で相談してください。

受診を考えたい3つのサイン
  • 爪の根元がずきずき痛み、赤くはれている
  • 爪が浮いてきた、またははがれかけている
  • 血がたまって紫や黒に変わり、痛みが強い

爪のまわりは化のうすることがあります。自己判断で無理にはがしたり切り取ったりせず、専門家に見てもらうのがいちばん早いです。

うさママ

病院に行くほどかどうか、いつも迷ってしまって…。

あげば

練習に支障が出ているなら、それだけで十分な理由になりますよ。

なお、爪の状態は食事や睡眠にも左右されます。割れやすい時期が続くときは、生活のリズムもあわせて確認してみてください。

よくある質問

爪はどのくらいの間隔で切ればいいですか?

伸びる速さには個人差がありますが、週に1回、曜日を決めておくと忘れにくいです。
試合がある週は、当日を避けて2日前までに整えておきましょう。

爪切りとやすり、どちらを使うべきですか?

長さを変えるのは爪切り、形を整えるのはやすり、と役割を分けてください。
やすりだけで長さを詰めようとすると時間がかかり、途中でめくれやすくなります。

爪が弱いのは栄養不足でしょうか?

食事だけが理由とはかぎらないため、断定はできません。
割れやすい状態が続く場合は、自己判断でサプリメントに頼らず、まず医師に相談してください。

マニキュアを塗って補強してもいいですか?

大会や学校のきまりで認められていないことが多いので、まず顧問の先生に確認してください。
補強したい場合は、テーピングで覆う方法のほうが確実です。

まとめ

爪の手入れは、身だしなみではなく安全とプレーの話です。指先が痛いと、オーバーの面もレシーブの構えもかばった形になります。

白い部分を1mm残して、先端はまっすぐ。角は少しだけ落として、やすりは一方向。

場面やること
ふだん週1回、お風呂のあとに整える
切る形先端はまっすぐ・角はとがりを取る程度
長さ白い部分を1mm残す(深爪にしない)
試合前当日の朝は避け、2日前までに終える
割れたときやすりでならしてテーピングで覆う・痛むなら受診

私は元日本代表として、また指導者として多くの選手を見てきましたが、指先のトラブルが少ない選手ほど、思い切ってボールの下に入れていました。

サルくん

今日から曜日を決めて切ってみる!

うさママ

お風呂のあとなら、声もかけやすいですね。

あげば

いいですね。小さな習慣ほど、指先を守ってくれますよ。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

コンディショニングについては他にも記事を書いています。
気になるテーマがあればぜひ読んで参考にしてもらえたら嬉しいです♪

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    この記事を書いた人

    バレーボール・ビーチバレーボール元日本代表。
    バレーボールスクールを10年間運営。

    【保有資格】
    日本スポーツ協会公認バレーボールコーチ4

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