- 日本代表の試合が中継されていたけれど、何の大会なのか分からなかった
- 世界選手権とネーションズリーグ、どちらが格上なのか説明できない
- 昔テレビでやっていたワールドカップが、最近見当たらない
こんな悩みを解決します。
バレーの国際大会は数が多く見えますが、覚えるのは4種類だけで十分です。
私は元日本代表として活動し、SVリーグで監督を務めることができるバレーボールコーチ4の資格を保有しています。
10年以上スクールで中学生以上の選手を指導してきて、「今日の日本代表の試合って何の大会?」と聞かれることがよくあります。
大会の名前だけが流れていくと、勝ち負けの意味が分からないまま見終わってしまうんですよね。
ぜひこの記事を参考にしてみてください。
- 日本代表が出る国際大会の種類と、それぞれの位置づけが分かる
- 大会ごとの開催間隔と時期が分かり、次の試合を待てるようになる
- 昔テレビで見た大会がどうなったのか、いまの大会体系が分かる
ルールそのものを先に確かめたい場合は、こちらの記事が近道です。
それでは、くわしく見ていきましょう。
結論:覚える国際大会は4種類でいい

まず結論からお伝えします。日本代表が出る主な国際大会は、オリンピック・世界選手権・ネーションズリーグ・アジアの大会の4種類です。
この4つは、開催の間隔がそれぞれ違います。毎年あるもの、2年に1度のもの、4年に1度のものと分かれているので、そこで区別すると混乱しません。
反対に、大会名だけを追いかけると訳が分からなくなります。
バレーは国際大会の数が多く、数年ごとに大会の枠組み自体が見直されてきた競技だからです。
- オリンピック:4年に1度。出場できる国がいちばん少ない
- 世界選手権(世界バレー):いまは2年に1度。世界一を決める大会
- ネーションズリーグ(VNL):毎年。春から夏にかけてのリーグ戦
- アジアの大会:アジア選手権やアジア競技大会など、地域の大会
このうち、テレビや配信でいちばん多く目にするのがネーションズリーグです。毎年あるので、日本代表の「いま」を確かめられる大会になっています。
サルくん名前がどれも似ていて、頭の中でごちゃごちゃになります…



名前ではなく、何年に1度あるかで分けると覚えやすいですよ。



4種類ダケ 開催間隔デ区別スル コレデ迷ワナイ
毎年ある大会:ネーションズリーグ(VNL)
まずは、いちばん出番の多い大会から押さえましょう。ネーションズリーグは2018年に始まった、毎年おこなわれる国際大会です。
世界の強豪が総当たりで戦うリーグ戦
この大会は、世界の上位チームが集まっておこなうリーグ戦の形をとっています。トーナメントのような一発勝負ではありません。
予選ラウンドは世界各地で会場を移しながら数週にわたって進み、各国が同じ試合数をこなします。そのうえで、上位に入った国だけが決勝トーナメントへ進みます。
つまり負けてもすぐ終わりにならないので、日本代表の試合を何度も見られるのがこの大会の特徴です。
日本で予選ラウンドの試合がおこなわれる年もあります。生で日本代表を見たい人にとっては、いちばん機会の多い大会になります。
春から夏にかけてが開催の時期
開催の時期は、おおむね春の終わりから夏にかけてです。学校の大会でいえば、中学や高校の総体と重なる季節になります。
出場する国の数や試合の方式は、見直されることがあります。最新の形式は、大会の公式サイトで確かめてください。
強豪国では、この大会を若手の経験の場として使うこともあります。同じ相手でも、大会によってメンバーが変わる理由はここにあります。



毎年あるなら、まずはこの大会から見てみます!



いい選び方です。同じ選手を続けて見ると、成長が分かりますよ。
2年に1度の世界一決定戦:世界選手権


次は、世界一を決める大会です。世界選手権は、日本では「世界バレー」と呼ばれることもあります。
オリンピックと並ぶ最高峰の大会
世界選手権は、国際バレーボール連盟(FIVB)が開く世界一決定戦です。男子は1949年、女子は1952年から続く歴史のある大会になります。
長いあいだ4年に1度の開催でしたが、2025年からは2年に1度(奇数の年)に変わりました。
あわせて、出場できる国の数も増えています。
方式は、いくつかのグループに分かれて戦う予選ラウンドのあと、勝ち上がり形式の決勝トーナメントに進む形です。ここからは1つ負けたら終わりになります。
世界選手権は、オリンピックと並ぶ最高峰の大会として位置づけられています。ネーションズリーグより格上と考えてかまいません。
出場国が増え、初出場の国も戦えるようになった
出場国の数が増えたことで、これまで世界の舞台に届かなかった国も戦えるようになりました。番狂わせが起きやすくなったともいえます。
日本にとっても、勝ち上がりの組み合わせが以前より読みにくくなりました。
予選ラウンドの1試合が、思わぬ重みを持つ場面も出てきます。
大会の間隔や出場国の数は、今後も見直される可能性があります。数字を覚えるより、「世界一を決める大会」という位置づけだけ押さえておけば十分です。



4年に1度だと思っていました。いつの間に変わったんですね。



バレーは大会の枠組みがよく見直される競技なんです。
4年に1度の頂点:オリンピック
そして4年に1度の頂点が、オリンピックです。バレーは第1回の東京大会から続く、歴史のある正式種目になります。
オリンピックがほかの大会と決定的に違うのは、出場できる国の数です。男女それぞれ12か国しか出られません。
世界選手権が30か国を超える規模であることを考えると、オリンピックは出場するだけでも世界の上位に入っている証だと分かります。
出場権の決め方は、予選大会の結果と世界ランキングの組み合わせで決まります。ただしこの仕組みは大会ごとに見直されるため、そのつど公式の発表を確かめてください。
- オリンピック:男女それぞれ12か国前後。いちばん狭き門
- 世界選手権:30か国を超える規模まで拡大された
- ネーションズリーグ:世界の上位が集まるリーグ戦
- アジアの大会:アジアの国と地域が対象
この数字を知っていると、予選大会の1試合がどれほど重いかが分かります。日本代表が予選で戦っているときの緊張感も、見え方が変わります。
私が選手に話すときも、まず「この試合に何がかかっているのか」から伝えるようにしています。



12か国だけなんですか!? そんなに少ないとは思いませんでした。



だから予選の1試合に、選手は4年分の気持ちをかけるんです。
アジアの大会と、年代別の世界大会
4種類目がアジアの大会です。あわせて、若い世代の世界大会も知っておくと、代表チームの見え方が変わります。
アジア選手権とアジア競技大会
アジア選手権は、アジアの国と地域が参加する大陸の選手権です。2年に1度のペースで開かれています。
アジア競技大会(アジア大会)は、4年に1度の総合競技大会の中の1種目としておこなわれます。オリンピックのアジア版と考えると分かりやすいです。
どちらもアジアの強豪と戦う場になるので、世界大会に向けた力試しの意味を持ちます。中継される機会も少なくありません。
U-21やU-19などの年代別の世界大会
世界大会には、年代を区切った大会もあります。若い世代の代表が世界と戦う舞台です。
ここで活躍した選手が、数年後にフル代表(年齢制限のない代表)へ上がっていきます。年代別の代表は、未来の日本代表を先に見られる場所です。
年齢の区切りや大会名は変わることがあります。気になったときは、日本バレーボール協会の発表で確かめてください。
大会の格や年代の区分は、日本バレーボール協会の公式サイトでも案内されています。
日本のリーグや学校の大会との関係を知りたい場合は、こちらでまとめています。



年代別の大会なら、うちの子と年が近い選手が出るんですね。



はい。同じ世代が世界と戦う姿は、子どもにいちばん響きますよ。
昔テレビで見た大会は、どうなった?
バレーを昔から見ている人ほど、「ワールドカップがない」と感じているはずです。ここには理由があります。
2018年前後に大会の枠組みが整理された
国際バレーボール連盟は2018年前後に、国際大会の枠組みを大きく見直しました。ネーションズリーグを新しく作り、それまでの大会を整理したのです。
この見直しで、ワールドカップとワールドグランドチャンピオンズカップはなくなりました。日本で開かれることが多かった大会なので、見なくなったと感じる人が多いのは当然です。
つまり大会が減ったのではなく、毎年のネーションズリーグに置きかわったということになります。
世界ランキングは大会の結果で動く
もう1つ知っておきたいのが世界ランキングです。国際大会の結果に応じて、国ごとのポイントが増減します。
格の高い大会ほど、ポイントの動く幅が大きくなります。だからオリンピックや世界選手権の1勝は、順位に与える影響も大きいわけです。
このランキングは、大会の組み合わせや出場権の判断にも使われます。順位だけを見て一喜一憂するより、どの大会で動いたのかを見るほうが中身が分かります。



ランキングって、そんなに大事だったんですね。



上の大会に出るための土台になりますからね。
1年のカレンダーで覚えると、見のがさない
最後に、1年の流れで整理しておきましょう。時期で覚えると、次に何があるかを自分で見当をつけられます。
日本代表の試合が続く時期と、国内リーグの時期はずれています。だから1年を通して、どこかでバレーを見られる形になっています。
年によって大会の有無は変わります。開催の年や日程は、そのつど公式の発表を確かめてください。
私も、教えている選手に「次の代表の試合はいつ?」と聞かれたら、一緒に公式サイトで確かめるようにしています。
見たい試合が決まったら、次は見る場所の話になります。大会ごとに中継や配信の場所が違うので、先に確かめておくと当日あわてません。
初めて観戦するなら、試合中に見るところを決めておくと、そのまま楽しめます。



まずは春のネーションズリーグを目標に待ちます!



いいですね。そのあいだは国内リーグで好きな選手を見つけておきましょう。
よくある質問
大会の中で出てくる用語が気になったときは、辞典で引きながら見るのもおすすめです。
まとめ:大会の格が分かると、1試合の重みが変わる
バレーの国際大会は、名前で覚えようとすると混乱します。
開催の間隔で分ければ、オリンピック・世界選手権・ネーションズリーグ・アジアの大会の4種類にきれいに収まります。
いま見ている試合がどの大会なのかが分かるだけで、選手の必死さの理由まで見えてきます。
| 大会 | 開催の間隔 | 位置づけ |
|---|---|---|
| オリンピック | 4年に1度 | 出場国がいちばん少ない頂点 |
| 世界選手権 | 2年に1度 | オリンピックと並ぶ世界一決定戦 |
| ネーションズリーグ | 毎年 | 世界の上位が集まるリーグ戦 |
| アジアの大会 | 2年または4年に1度 | 大陸の代表を決める大会 |
私は元日本代表として競技を続け、いまは指導者として体育館に立っています。
その経験から言えるのは、大きな大会を見た次の日、子どもの練習の質は確実に上がるということです。
次に日本代表の試合を見るときは、まず大会の名前を確かめてみてください。



大会の名前を確かめてから見ます!



それだけで、試合の重みが伝わってきますよ。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
バレーボールのルールについては他にも記事を書いています。
気になるテーマがあればぜひ読んで参考にしてもらえたら嬉しいです♪
バレーの練習に使えそうな道具を探すなら
バレーを頑張るみなさんに嬉しい特典がそろっています。
- Prime Video:アニメ「ハイキュー!!」など人気作品が見放題
- 送料無料:シューズやサポーターなど、対象商品が送料無料で届く
- Prime Music:試合前のウォーミングアップ曲もこれ1つ
▼ プライムは30日間の無料体験あり(期間内に解約すれば0円)
▶ 関連記事: バレーボールシューズおすすめ12選|元日本代表がポジション別厳選









