バレーの怪我は整形外科と整骨院どっち?|親が迷わない判断の順番

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バレーの怪我は整形外科と整骨院どっち?親が迷わない判断の順番
  • 部活で足首をひねったと言われたが、整形外科と整骨院のどちらへ連れて行くか迷う
  • チームの誰かに整骨院をすすめられたが、それで大丈夫なのか判断がつかない
  • 学校に出す書類があると聞いたけれど、どこでもらえるのかわからない

こんな悩みを解決します。

バレーの怪我で迷ったときの順番は、まず整形外科で医師に診てもらい、そのあとで整骨院を考えるが基本です。

私は元日本代表として活動し、SVリーグで監督を務めることができるバレーボールコーチ4の資格を保有しています。

10年以上スクールで指導してきましたが、怪我のあとにどこへ行くかで迷ったという相談は、保護者の方から本当によく届きます。

最初に医師の診断を受けておくと、そのあとの選択肢がすべて広がります。

ぜひこの記事を参考にしてみてください。

この記事を読むことで得られる3つのこと
  • 整形外科と整骨院の違いと、行く順番の考え方がわかる
  • すぐ医師に診てもらったほうがよい状態の見分け方がわかる
  • 学校へ出す書類と、家庭でやる手続きの流れがわかる

それでは、くわしく見ていきましょう。

目次

結論:先に整形外科、そのあとで整骨院を考える

先に結論をお伝えします。バレーの練習や試合で怪我をしたときは、次の順番で考えてください。

① まず整形外科で医師に診てもらう。
② 診断の内容をふまえて、そのあとの通い先を決める。

迷っている状態まず行く場所理由
ぶつけた・ひねった直後整形外科レントゲンで骨の状態を確かめられる
痛みが数日続いている整形外科原因の特定に検査がいる
診断を受けたあとのケア医師と相談して決める方針に沿って進められる

理由はシンプルで、骨の状態を画像で確かめられるのは医師がいる医療機関だけだからです。

見た目には軽そうでも、骨にひびが入っていることがあります。逆に、痛がっている割に骨には問題がない場合もあるわけです。

どちらなのかを、外から見ただけで判断することはできません。だからこそ、最初の1回は検査ができる場所を選びます。

うさママ

大げさかなと思って、少し様子を見てしまいそうです…。

あげば

早めに診てもらうほうが、結果として休む期間は短くなるよ。

もう1つ大事なのが、学校に出す書類のことです。学校の管理下で起きた怪我には給付の仕組みがあり、その手続きには医療機関の証明がいります。

この点でも、最初に整形外科を受けておくほうが話が早く進みます。次から、2つの場所の違いを整理していきます。

整形外科と整骨院はどこが違うのか

そもそも、この2つは役割がまったく違います。ここを知っておくと、迷う場面がかなり減ります。

違い①:診断ができるのは整形外科だけ

整形外科は医師がいる医療機関です。レントゲンなどの検査ができ、骨折や靭帯の状態を確かめたうえで診断を出せます。

一方で整骨院・接骨院にいるのは、柔道整復師という国家資格をもつ施術者です。手技によるケアが専門で、医師のような診断は行いません。

つまり、何が起きているのかを確定できるのは整形外科だけということになります。名前が似ているので混同されやすいのですが、ここは押さえておきたいところです。

痛み止めや湿布の処方、あとで必要になる診断書も、医師でなければ出せません。

学校や大会に提出する書類がいる場面では、この差がそのまま効いてきます。

バボット

診断ト検査ト診断書ハ医師ノ役割

サルくん

どっちも痛いときに行く場所だと思っていました…。

あげば

役割が違うだけだよ。順番さえ間違えなければ大丈夫。

違い②:保険が使える範囲が違う

もう1つの大きな違いが、健康保険の扱いです。整形外科は、怪我でも慢性的な痛みでも幅広く保険の対象になります。

整骨院で保険が使えるのは、急に起きた外傷に限られます。捻挫・打撲・肉離れのように、いつ・どこで・どうしてなったかがはっきりしているものです。

疲れをとりたい、体をほぐしたいといった目的では保険は使えません。この場合は自費のケアという扱いになります。

さらに骨折や脱臼については、応急の手当てを除き、医師の同意がないと施術を受けられない決まりがあります。ここでも、先に医師の診断を受けているかどうかが分かれ目になるわけです。

くわしい制度や自己負担の割合は、通う場所によって案内が変わります。受付で必ず確認してください。

うさママ

保険が使えると思い込んでいたら、あとで困りそうですね。

あげば

最初に聞いておけば安心だよ。遠慮しなくていいところなんだ。

すぐ整形外科へ連れて行きたい5つのサイン

では、どのくらいの状態なら急ぐべきなのでしょうか。判断に迷ったときの目安を挙げておきます。

この状態なら早めに医師へ
  • 痛いほうの足に体重をかけられない、歩けない
  • 見た目にわかるほど腫れている、青紫に変色している
  • 関節の形がふだんと違って見える
  • しびれがある、指先の感覚が鈍い
  • 数日たっても痛みが引かない、むしろ強くなっている

1つでも当てはまるなら、様子を見ずに受診してください。ここに挙げたものは、家庭で判断するのが難しい状態ばかりです。

とくに気をつけたいのが、腫れがすぐに出るケースです。時間がたつほど確かめにくくなるので、早いうちに診てもらうほうが正確に判断できます。

反対に、当てはまるものがなく、翌日には普通に歩けているようであれば、あわてる必要はありません。それでも痛みが続くようなら、あらためて受診を考えてください。

なお、ここに書いたのはあくまで受診を考える目安です。実際の判断は、必ず医師にご相談ください。

うさママ

腫れているかどうかは、家でも見てあげられそうです。

あげば

左右の足を並べて比べると、違いに気づきやすいよ。

怪我をした直後に家庭で何をするかは、別の記事で順番にまとめています。

整骨院を使うときに知っておきたいこと

整骨院が向いていないという話ではありません。診断を受けたあとの通い先としては、心強い選択肢になります。

通いやすさが続けやすさにつながる

整形外科は待ち時間が長くなりがちで、夕方には受付を終えるところもあります。部活が終わってから向かうと、間に合わない日も出てきます。

その点、整骨院は夜まで開いている店舗が多く、家や学校の近くにあることも珍しくありません。通い続けやすさという意味では、大きな利点です。

ケアは、続けられて初めて意味をもちます。無理なく通える場所を選ぶという視点は、けっして軽いものではありません。

だからこそ、最初に医師の診断を受けておくのです。方針がはっきりしていれば、そのあとどこへ通っても話がぶれません。

同じ怪我で両方に通うのは避ける

気をつけたいのが、同じ部位・同じ怪我で整形外科と整骨院の両方に通うケースです。

保険の仕組み上、同じ症状に対する重複した施術は対象外になります。あとから自費に切り替わり、思わぬ負担になることがあるわけです。

どちらかに絞るのが基本と考えてください。整形外科での診察を続けながら整骨院にも通いたいときは、必ず先に医師へ伝えて相談するようにします。

このひと言があるかないかで、あとの手続きの通りやすさがまるで変わります。伝えにくいと感じる必要はまったくありません。

サルくん

両方行ったほうが早く治りそうなのに、違うんですね!?

あげば

方針が2つに分かれると、かえって遠回りになることもあるからね。

学校への連絡と書類はこの順番で進める

受診と並行して進めたいのが、学校とのやりとりです。ここを後回しにすると、あとで書類がそろわなくなります。

STEP
怪我をしたその日のうちに顧問の先生へ連絡する
STEP
いつ・どこで・どうなったかを短くメモに残す
STEP
受診したら、医療機関でかかった費用の記録を保管する
STEP
学校から渡される書類に記入して提出する

学校の管理下で起きた怪我には、日本スポーツ振興センターの災害共済給付という仕組みがあります。部活動中の怪我も対象です。

この給付を受けるには、医療機関が記入する証明の欄があります。受診した窓口でお願いする形になるので、通った場所は正確に伝えてください。

対象になる条件や金額の目安は案内が変わることがあります。制度そのものは日本スポーツ振興センターの案内で確認できます。

そのうえで、手続きの進め方は必ず学校の担当の先生に確認してください。

日付や状況があいまいだと、書類を書き直すことになりかねません。だからこそ、その日のうちのメモが効いてきます。

うさママ

痛がっている子を前にすると、メモどころではなくなりそうです…。

あげば

スマホに1行残すだけでいいよ。日付と場所と、何をしていたかだけでね。

保険や給付の手続きについては、専用の記事でくわしく整理しています。

迷ったときに親がやりがちな3つの失敗

最後に、よく見かける失敗を3つ挙げておきます。どれも悪気なく起きるものばかりです。

失敗①:湿布を貼って様子を見続ける

いちばん多いのが、市販の湿布だけで数日過ごしてしまうパターンです。痛みが一時的にやわらぐと、治ってきたように感じます。

ところが、痛みが軽くなることと、中の状態がよくなることは別の話です。動かせるからといって、負担をかけてよいとは限りません。

数日たっても痛みが残るなら、そこで受診を考えてください。判断に迷う状態が続いていること自体が、受診の理由になります。

失敗②:本人の「大丈夫」をそのまま信じる

試合が近い時期ほど、選手は痛みを軽く言います。休みたくない気持ちが先に立つので、これは自然な反応です。

私の指導現場でも、あとから聞いて「実はずっと痛かった」と本人が話すことがあります。その場では本当に大丈夫だと思っていたのでしょう。

だからこそ、言葉ではなく動きを見てください。かばって歩いていないか、片足でしゃがめるか。動作のほうが正直です。

サルくん

試合前だったので、痛いと言えませんでした…。

あげば

言えなかった気持ちもわかるよ。だから周りが見てあげるんだ。

失敗③:まわりの人の体験談だけで決める

チームの保護者から「あそこがよかった」と教えてもらう場面はよくあります。ありがたい情報ですが、そのまま自分の子に当てはまるとは限りません。

怪我の場所も、程度も、体の成長段階も1人ずつ違うからです。同じ捻挫でも、必要な対応は同じになりません。

参考として聞いておく分にはかまいません。決めるのは、診断を受けたあとにしてください。

休ませるかどうかで迷ったときの基準は、別の記事にまとめています。

よくある質問

整骨院に先に行ってしまいました。あとから整形外科へ行っても大丈夫ですか?

問題ありません。受診したときに、整骨院へ行った時期と受けた内容を伝えてください。骨折や脱臼が疑われる場合は医師の判断がいるので、早めの受診をおすすめします。

学校の書類は整骨院でも書いてもらえますか?

書いてもらえる場合もありますが、様式や条件は学校によって案内が異なります。まず学校の担当の先生に確認し、指示に沿って進めてください。

練習を休む期間はどのくらいと考えればいいですか?

怪我の内容によって大きく変わるため、医師の指示に従ってください。痛みが消えたことと、復帰してよいことは同じではありません。

成長期の痛みでも受診したほうがいいですか?

膝やかかとの痛みが続くときは、一度受診しておくと安心です。成長期特有の痛みかどうかも、検査で確かめられます。

遠征先で怪我をしたときはどうすればいいですか?

その場で応急の対応をしたうえで、現地で受診できるなら受けてください。帰ってから地元の整形外科へ行く場合も、いつ何が起きたかを必ず伝えます。

まとめ:順番を決めておけば迷わない

バレーの怪我で行き先に迷ったときの考え方を、あらためて整理します。

場面選ぶ場所押さえること
怪我をした直後整形外科検査で骨の状態を確かめる
診断を受けたあと医師と相談して決める同じ怪我で両方に通わない
学校の手続き受診した医療機関その日のうちにメモと連絡を

最初の1回を整形外科にしておけば、そのあとの選択肢はすべて残ります。

迷った時間は、そのまま復帰までの時間になります。判断の順番を先に決めておけば、いざというときに動けるようになります。

私は元日本代表として多くの選手を見てきましたが、早く戻ってこられた選手ほど、最初の対応が落ち着いていました。

うさママ

迷ったらまず整形外科、と覚えておきます!

あげば

それだけで十分だよ。あとは先生の話を一緒に聞いてあげてね。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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気になるテーマがあればぜひ読んで参考にしてもらえたら嬉しいです♪

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この記事を書いた人

バレーボール・ビーチバレーボール元日本代表。
バレーボールスクールを10年間運営。

【保有資格】
日本スポーツ協会公認バレーボールコーチ4

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