- スクイズボトルの飲み口に、黒い点のような汚れが出てきた
- スポーツドリンクを入れた水筒から、においがするようになった
- パッキンまで毎日外して洗うべきなのか分からない
こんな悩みを解決します。
バレー部の水筒は、練習から帰ったらすぐに中身を捨てて、パーツを外して洗い、しっかり乾かしてから組み立てる。この流れを毎日くり返すと、においやカビを防ぎながら長く使えます。
私は元日本代表として活動し、SVリーグで監督を務めることができるバレーボールコーチ4の資格を保有しています。
体育館での練習は汗の量が多く、水筒は毎日のように使う道具です。スポーツドリンクを入れることも多いので、洗い方しだいで清潔さに大きな差が出ます。
ぜひこの記事を参考にしてみてください。
- 水筒をその日のうちに洗ったほうがよい理由が分かる
- スクイズボトルとステンレス水筒の、毎日の洗い方の手順が分かる
- においやカビが出たときの対処と、買い替えを考えるサインが分かる
それでは、くわしく見ていきましょう。
結論:その日のうちに分解して洗い、しっかり乾かす
先に結論をお伝えします。バレー部の水筒を清潔に保つポイントは、次の3つです。
- 帰ったらすぐに中身を捨て、翌日まで持ち越さない
- 飲み口・ふた・パッキンを外して、1つずつ洗う
- 水気を切って、パーツを分けたまましっかり乾かす
水筒のにおいやカビは、多くの場合「洗い残し」と「乾かし不足」から始まります。本体の中だけを洗って、ふたや飲み口をそのままにしていると、見えないところに汚れが残ってしまいます。
うさママ中をすすいで、ふたは付けたまま置いていました…。



ふたと飲み口こそ、汚れがたまりやすい場所なんです。外して洗うのを習慣にしましょう。
洗うことと同じくらい、パーツを外したまま乾かすことが大切です。
水筒をその日のうちに洗いたい3つの理由
「明日も同じ飲み物を入れるから」と、洗わずに置いておきたくなる日もあると思います。その日のうちに洗いたい理由を3つ見ていきましょう。
スポーツドリンクの飲み残しは、においやカビの原因になる
スポーツドリンクには糖分が含まれています。飲み残しを入れたまま置いておくと、ぬるくなった中身から菌やカビが増えやすくなり、においの原因にもなります。
特に夏の体育館は温度が高く、バッグの中も暖かくなりがちです。飲み残しは帰宅したらすぐに捨てることを、家族の決まりにしておくと安心です。



残ったスポドリ、次の日にそのまま飲んじゃったことある…。
飲み口とパッキンには、汚れがたまりやすい
口をつける飲み口や、ふたのすき間をふさぐパッキンは、細かいみぞが多い場所です。本体をすすぐだけでは汚れが落ちず、少しずつたまっていきます。
スクイズボトルの飲み口に出てくる黒い点は、カビであることが少なくありません。毎日外して洗うことで、汚れがこびりつく前に落とせます。
金属の水筒は、傷があると飲み物に金属が溶け出すことがある
ステンレスなど金属製の水筒は、内側に傷やさびがある状態で、スポーツドリンクのような酸性の飲み物を長い時間入れておくと、金属の成分が溶け出すことがあります。
東京都保健医療局も、容器の内側の傷やさびを確かめることや、古い容器は定期的に交換することを呼びかけています。
参考:金属製の水筒に飲み物を入れる際の注意点はありますか?(東京都保健医療局)



洗うときに内側をのぞく習慣があると、傷やさびにも早く気づけますね。
スポーツドリンクを入れてよい水筒かどうかの見分け方は、次の記事でくわしく紹介しています。
毎日の水筒の洗い方
ここからは、毎日の洗い方を紹介します。まずは洗う前の確認から始めましょう。
洗う前に、取扱説明書で3つを確かめる
水筒は、素材や作りによって使える洗剤や温度が変わります。はじめに、取扱説明書や本体の表示で次の3つを確かめておきましょう。
| 確かめること | 見るところ | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| 素材と耐熱温度 | 本体の表示・説明書 | スクイズボトルは熱湯に弱いものが多い |
| 外せるパーツ | ふた・飲み口・パッキン | 外し方と戻し方を覚えておく |
| 使える洗剤・漂白剤 | 説明書の手入れのページ | 塩素系漂白剤が使えない水筒がある |
プラスチックのスクイズボトルには、耐熱温度が70℃程度のものもあります。熱湯をかけると形が変わることがあるので、洗うときはぬるま湯を使いましょう。



説明書、買ったときに捨ててしまったかも…。



メーカーのサイトで型番を調べると、手入れの方法が見られることが多いですよ。
洗い方5つの手順
毎日の洗い方は、次の5つの手順で進めます。
本体の底は手が届きにくいので、柄の長いボトル用ブラシがあると洗いやすくなります。金属たわしや研磨剤入りのスポンジは、内側に傷をつける原因になるので避けてください。



自分の水筒は、帰ってすぐに自分で分解して洗えばいいんだね!
スクイズボトルは飲み口の中まで洗う
スクイズボトルは、飲み口の先が細く、中にストローが付いているものもあります。飲み口とストローは外して、細いブラシを通して洗いましょう。
スポーツドリンクを入れた日は、パッキンまで外して洗うと安心です。毎日が難しい日があっても、少なくとも週に1回は必ず外して洗うようにしてください。
水筒そのものの選び方は、次の記事で紹介しています。洗いやすさも選ぶときの大事な基準です。
においと黒カビが気になるときの対処
毎日洗っていても、においが残ったり、飲み口に黒カビが出たりすることがあります。そんなときは、つけ置きで対処します。
使える漂白剤や洗浄剤でつけ置きする
においや黒カビが気になるときは、取扱説明書で使えるとされている漂白剤や専用の洗浄剤で、パーツを外してつけ置きします。
素材によって使えるものが違うので、次の表を目安に、必ず説明書で確かめてから使いましょう。
| 水筒の種類 | つけ置きの考え方 |
|---|---|
| プラスチックのスクイズボトル | 食器用の漂白剤が使えるものが多い(説明書で確認) |
| ステンレスの水筒 | 塩素系漂白剤は使えないものが多く、専用の洗浄剤などを使う |
| パッキン・飲み口 | 本体と同じ扱いでよいか、説明書で確認する |
ステンレスの水筒に塩素系漂白剤を使うと、さびの原因になることがあります。つけ置きのあとは、においが残らないように流水でしっかりすすいでください。



ステンレスの水筒にも、いつもの漂白剤を使っていました…。
塩素系と酸性のものを一緒に使わない
重曹やクエン酸を使ってにおいを取る方法もありますが、素材によっては変色などの原因になることがあります。使えるかどうかは、説明書で確かめてからにしましょう。
また、塩素系漂白剤とクエン酸やお酢などの酸性のものを一緒に使うと、有害なガスが出て危険です。塩素系と酸性のものは、同じ日に続けて使わないようにしてください。



「においを取りたいから全部まぜる」は絶対にやめましょう。1種類ずつ、説明書どおりに使うのが基本です。
落ちない黒カビは、パッキンの交換を考える
つけ置きをしても落ちない黒カビは、パッキンの奥まで入りこんでいる可能性があります。パッキンが別売りされている水筒なら、パッキンだけを新しくすると、本体はそのまま使えます。
乾かし方と保管のコツ
洗ったあとの乾かし方も、においやカビを防ぐうえで大切です。水気が残ったまま組み立てると、せっかく洗っても汚れの原因になります。
パーツを分けたまま、口を下にして乾かす
水気を切ったら、本体とパーツを分けたまま、水切りかごなどで口を下にして乾かします。風通しのよい場所に置くと、乾きが早くなります。
本体の中に水がたまらないよう、少し傾けて置くのもよい方法です。パッキンは、みぞに水が残りやすいので、布巾で軽くふいてから干しましょう。
完全に乾いてから組み立てる
乾ききる前にふたを閉めると、中に湿気がこもって、においやカビが出やすくなります。夜に洗ったら朝まで分けて干しておき、使う前に組み立てるのがおすすめです。



洗ってすぐにふたを閉めてたのが、においの原因だったのかも!
翌朝の準備までを1セットにする
朝は時間がないので、水筒の組み立て忘れや、パッキンの付け忘れが起きやすくなります。付け忘れたまま飲み物を入れると、バッグの中でもれてしまいます。
前の日に干しておいたパーツを、朝いちばんに組み立てて確かめる。この流れを決めておくと、あわてずに準備できます。
毎日の持ち物の準備は、次の記事も参考になります。
水筒の手入れでやりがちな3つの失敗
最後に、水筒の手入れでよくある失敗を3つ紹介します。どれも少し気をつけるだけで防げるものです。
失敗1:バッグに入れたまま翌朝まで放置する
練習のあと、水筒をバッグに入れたまま翌朝まで置いておくと、飲み残しや水滴から、においやカビが出やすくなります。
疲れて帰ってきた日は、洗うのが大変なこともあります。そんな日でも、帰ったらバッグから出して、中身を捨ててすすいでおくだけで、汚れのたまり方はかなり変わります。
失敗2:熱湯や食洗機で一気に洗う
きれいにしたい気持ちから、熱湯をかけたり食洗機に入れたりすると、スクイズボトルが変形したり、水筒の塗装がはがれたりすることがあります。
食洗機が使えるかどうかは、水筒によって違います。説明書に使えると書かれていない水筒は、手で洗うようにしましょう。



熱いお湯のほうが、しっかり消毒できると思っていました…。
失敗3:傷やへこみのある水筒に、そのままスポーツドリンクを入れる
落としてへこんだ水筒や、内側に傷がある水筒に、スポーツドリンクを長い時間入れておくのは避けたいところです。前の章で紹介したとおり、金属が溶け出すことがあります。
体育館の床に落とすことが多い部活では、見た目に大きな傷がなくても、内側を確かめる習慣が大切です。



迷ったら「内側を見る・説明書を見る」の2つに戻れば大丈夫ですよ。
買い替えを考える3つのサイン
ていねいに洗っていても、水筒は使うほど少しずつ傷んでいきます。次のようなサインが出てきたら、買い替えを考えましょう。
- 内側に傷やさび、塗装のはがれが見える
- 洗ってもにおいが残り、黒カビが落ちなくなった
- ふたや飲み口がゆるくなり、飲み物がもれるようになった
パッキンだけが原因なら、パッキンの交換で使い続けられることもあります。本体の内側に傷やさびがある場合は、無理に使わず新しいものにしましょう。



夏の前に一度、家の水筒を全部点検してみます。
お弁当箱など、ほかの持ち物の手入れや選び方は、次の記事で紹介しています。
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よくある質問
まとめ:洗って、分けて、乾かすを毎日の習慣に
バレー部の水筒は、帰ったらすぐに中身を捨て、パーツを外して洗い、分けたまましっかり乾かすことで、においやカビを防ぎながら長く使えます。
ためこまない・外して洗う・乾いてから組み立てる、の3つが水筒の手入れの基本です。
| 場面 | ポイント |
|---|---|
| 帰宅したら | 中身を捨てて、本体とパーツをすすぐ |
| 洗うとき | 中性洗剤とやわらかいスポンジ・細いブラシで洗う |
| においやカビ | 説明書で使えるとされている漂白剤や洗浄剤でつけ置き |
| 乾かすとき | パーツを分けたまま、口を下にして乾かす |
| 買い替え | 内側の傷やさび・落ちないカビ・もれが出たとき |
まずは今日、家にある水筒のパッキンを外して、汚れがたまっていないか確かめてみてください。



練習から帰ったら、水筒をバッグから出すのを一番にやる!



自分の道具を自分で手入れする習慣は、バレーを大切にすることにもつながりますよ。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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