- 子どもの試合で応援グッズを作りたいけれど、何から手をつければいいか分からない
- 手作りしたいが、名前や写真をどこまで入れていいのか判断がつかない
- せっかく作っても、体育館で使えなかったらどうしようと不安
こんな悩みを解決します。
応援グッズづくりは、作る前に「会場で使えるか」を確認する。ここを飛ばさなければ、失敗はほとんど起きません。
私は元日本代表として活動し、SVリーグで監督を務めることができるバレーボールコーチ4の資格を保有しています。
10年以上スクールで中学生以上の選手を指導してきて、保護者の方から「応援グッズは作っていいのか」という相談を何度も受けてきました。
大きさや掲げ方に決まりがある会場は珍しくありません。先に確認しておけば、当日あわてずに済みます。
ぜひこの記事を参考にしてみてください。
- うちわ・タオル・横断幕を手作りする具体的な手順が分かる
- 名前や写真を入れるときに気をつける点が分かる
- 会場で使えるかどうかを事前に確認する方法が分かる
それでは、くわしく見ていきましょう。
結論:作る前に「サイズ・掲げ方・持ち込み」を確認する
まず結論からお伝えします。応援グッズは、作る前に大会や会場のきまりを確認する。これだけで、当日使えないという事態を避けられます。
確認したいのは3点です。グッズの大きさ、掲げてよい場所、そして持ち込みそのものが認められているかどうかです。
会場によっては、通路や座席で大きな物を広げることが禁止されています。安全のための決まりなので、例外は認められません。
うさママせっかく作ったのに使えなかった、というのは避けたいです。



顧問の先生か、大会の案内に一度聞いておくのがいちばん早いですよ。
もうひとつ大事なのが、写真や名前の扱いです。
自分の子ども以外の選手が写った写真は、本人と保護者の了解がないまま使えません。
応援グッズは、作る楽しさと同じくらい、周りへの配慮が問われます。



作ル前ニ 確認スル ダケデ 失敗ハ 減ル
応援グッズを作る前に確認する3つのこと
ここからは、確認の中身を1つずつ見ていきます。作り始めてからでは直しにくい部分です。
大会と会場のきまり
いちばん先に確認するのがここです。大会要項や会場の案内に、応援に関する記載があります。
旗やのぼりのように棒が付いた物は、視界をさえぎるため禁止されていることがあります。
横断幕は、貼ってよい場所と時間が決められている会場が多いです。
棒・柱・大きな布は、どの会場でもいちばん制限がかかりやすい形です。
確認先は、まず顧問の先生です。前の年に同じ大会へ出ているチームなら、実際の運用を知っています。
大会の案内にも応援の項目が載っていることがあります。申し込みの書類と一緒に配られるので、見落とさないようにしてください。
大会の運営そのものの決まりは、日本バレーボール協会や各都道府県の協会が定めています。応援に関する記載も、その要項の中にあります。



学校の体育館と大きな会場だと、決まりが違うんですね。



そうなんです。同じ物でも、会場が変われば扱いが変わります。
写真・名前・ロゴの扱い
グッズに人の写真を使う場合は、その人の許可が要ります。チームメイトが一緒に写っている写真も同じです。
背番号や名字だけにしておくと、こうした心配はほとんどなくなります。
アニメやキャラクターの絵、企業のロゴを写して使うのも避けてください。個人で楽しむ範囲を超えると、権利の問題が出てきます。
手書きの文字と色だけで作れば、権利の心配はまず起きません。
予算と作る時間
材料は100円ショップでそろう物が中心です。うちわ1本なら数百円で作れます。
一方、横断幕を業者に頼む場合は数万円かかることがあります。
作る時間も見ておいてください。文字を切り出す作業は、思っているより時間がかかります。



前日に始めて間に合うものですか?



うちわなら間に合いますが、横断幕は1週間前から動くのが安心です。
チームでお金を出し合う場合は、費用の決め方も先に相談しておくとトラブルになりません。
応援うちわの作り方
ここが本題です。まずは、いちばん手軽な応援うちわから見ていきます。
- 無地のうちわ:白か、チームカラーに近い色を選ぶ
- 色画用紙か厚紙:文字を切り出すのに使う
- 両面テープかのり:貼り付け用。液体のりは紙がよれやすい
- はさみ・カッター:文字の切り出し用
- ラミネートシート:雨や汗から守りたい場合
作る手順は次のとおりです。
いちばん大事なのは1番目です。何を書くかで、読みやすさが決まります。



遠くから見えるかどうかが大事なんですね。



そのとおりです。コートから客席までは意外と距離がありますよ。
色の組み合わせも読みやすさに関わります。白地に濃い色、または濃い地に白い文字にすると、遠くからでもはっきり見えます。
薄い色どうしを重ねると、近くでは読めても客席の距離では消えてしまいます。



明ルイ地ニ 濃イ文字 コレガ 一番 読メル
蛍光色や反射する素材は、会場の照明で見えにくくなることがあります。派手さより、読みやすさを優先してください。
持ち運びのことも考えておくと、当日が楽になります。うちわはバッグの中で角がつぶれやすいので、間に厚紙を1枚はさんでおくと形が保てます。
試合が続く時期は、使い終わったら平らな場所に置いて保管してください。曲がったまま置くと、次に出したときに反りが残ります。
応援タオル・横断幕の作り方
うちわの次に多いのが、タオルと横断幕です。作り方の考え方はどちらも似ています。
応援タオル
無地のタオルに、布用のペンやアイロンプリントで文字を入れます。
布用ペンは手軽ですが、にじみやすい素材があります。目立たない端で試してから本番に進んでください。
アイロンプリントは仕上がりがきれいですが、洗濯の回数で少しずつはがれます。
試合のたびに使うなら、にじみにくい布用ペンのほうが長持ちします。
人数分そろえたい場合は、業者に頼むという選択もあります。枚数が増えるほど1枚あたりの単価は下がります。
横断幕
横断幕は、手作りと業者依頼で仕上がりが大きく変わります。
手作りする場合は、白い布か大きめのシーツに布用絵の具で書きます。文字は下書きをしてから塗ってください。
業者に頼む場合は、データの作り方や納期の確認が必要です。大会に間に合わせるなら、余裕を持って動いてください。



言葉はどうやって決めればいいんでしょう。



チームで使っている言葉を入れると、選手がいちばん反応しますよ。
入れる言葉に迷ったら、こちらを参考にしてください。
やってしまいがちな3つの失敗
ここでは、実際によく起きる失敗を整理します。どれも作る前に防げるものです。
失敗1:大きく作りすぎる
「目立たせたい」と思うほど、グッズは大きくなります。
ただ、大きいと後ろの席の視界をふさぎます。周りから注意を受けることもあります。
うちわは市販サイズ、タオルは普通のフェイスタオルの大きさに収めるのが無難です。
失敗2:他の子の写真や名前を無断で使う
チーム全員を応援したい気持ちから、全員の名前や写真を入れたくなることがあります。
ただ、写真も名前も本人の情報です。使う前に保護者へ確認してください。
確認が難しければ、チーム名だけにしておくのが安全です。
私がスクールで保護者の方にお願いしているのは、写真や名前を扱うときは必ず本人に一度聞く、という1点です。ひと言確認するだけで、後から気まずくなることがなくなります。



よかれと思って全員の名前を入れるところでした。



気持ちは伝わりますが、ひと声かけてからのほうが安心です。
写真の扱いは、SNSに載せるときも同じ考え方になります。
失敗3:使うタイミングを考えていない
作ったグッズを、いつ掲げるかまで考えている人は多くありません。
ラリーの最中に大きく振ると、コート内の選手の視界に入ることがあります。
得点が入った後や、タイムアウトの時間に使うと、周りにも選手にも迷惑がかかりません。



点が入ったときに見えると、うれしいです。



その一瞬のために作るようなものですね。
応援そのもののふるまいについては、こちらにまとめています。
子どもと一緒に作るときのコツ
応援グッズは、子どもと一緒に作ると準備そのものが思い出になります。
作業を分けると進めやすくなります。文字を決めるのは子ども、切り出しは大人、貼るのは一緒に、という具合です。
小さいきょうだいがいる家庭なら、色を塗る役をお願いすると最後まで参加できます。
完成度より、一緒に手を動かした時間のほうが後に残ります。
選手本人が作る側に回る場合もあります。ケガで試合に出られない時期に、仲間の応援グッズを作る選手もいます。



出られない試合でも、できることがあるんですね。



チームのためにできることは、コートの外にもたくさんありますよ。
作った物は、その1試合で終わりにしなくて大丈夫です。名前や背番号ではなくチーム名を入れておけば、学年が変わっても使い続けられます。
次の代の保護者に引き継ぐチームもあります。毎年ゼロから作り直す必要はありません。
出番がない時期の過ごし方については、こちらも参考になります。
よくある質問
まとめ:確認してから作れば、当日に困らない
応援グッズは、気持ちを伝えるための道具です。だからこそ、周りに迷惑をかけない形で使いたいところです。
大会と会場のきまり、写真と名前の扱い、予算と時間。この3つを先に確認すれば、作った物はそのまま当日使えます。
| グッズ | 向いている場面 | 作るときの注意 |
|---|---|---|
| うちわ | ふだんの試合・1人での応援 | 文字は4文字まで・市販サイズに収める |
| タオル | 人数分そろえたいとき | 布用ペンはにじみを端で試す |
| 横断幕 | 大きな大会・チーム単位 | 貼ってよい場所と時間を先に確認 |
私は元日本代表として競技を続け、いまは指導者として体育館に立っています。
その経験から言えるのは、選手が気づくのは、グッズの出来ばえよりも「来てくれている」という事実のほうだということです。
まずは無地のうちわを1本買って、名字か背番号だけを入れるところから始めてみてください。



今度の試合、子どもと一緒に作ってみます。



いいですね。文字は本人に決めさせてあげてください。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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