- 試合でいい写真が撮れたけれど、載せていいのか迷う
- 我が子の後ろに、他の子が写りこんでしまっている
- 保護者のグループに写真を流していいのか、判断がつかない
こんな悩みを解決します。
バレー部の写真をSNSに載せるかどうかは、写っている人の了解がとれているか・学校や場所がわかる情報が消えているか、この2つで決まります。
私は元日本代表として活動し、SVリーグで監督を務めることができるバレーボールコーチ4の資格を保有しています。
10年以上スクールを運営し、保護者の方から写真の扱いについて相談を受けてきました。
相談の多くは、載せてよいかどうかの判断ではありません。もう載せてしまったあとで、どうすればいいかという内容でした。
ぜひこの記事を参考にしてみてください。
- 試合や練習の写真を載せる前に、確認する5つの項目がわかる
- バレー部の写真が、学校や場所の特定につながりやすい理由がわかる
- チームで写真のルールを決めるときの、進め方と決める中身がわかる
それでは、くわしく見ていきましょう。
結論:載せる前に、この5つだけ確認する
先に結論をお伝えします。写真を載せるかどうかは、感覚ではなく5つの確認で決めてください。
- 写っている子ども全員の家庭に、載せてよいか聞いた
- 学校名がわかるもの(ゼッケン・横断幕・ジャージ)が写っていない
- いつ・どこで撮ったかが、文章からも写真からもわからない
- 子ども本人に見せて、載せてよいと言われた
- 誰まで見られるかを決めて、あとから消せる形にした
5つと聞くと多く感じるかもしれませんが、慣れれば10秒ほどで終わります。
大事なのは、この確認を撮ったあとではなく、載せる直前に置くことです。撮る段階で悩んでしまうと、そもそも記録が残らなくなります。
うさママ全部そろわないと、載せられないんですか?



1つでも欠けたら、その日は載せない。それだけで大丈夫ですよ。
判断に迷った時点で、その写真はすでに迷う要素をもっています。無理に線を引こうとせず、載せない側へ倒すほうが早く終わります。
写真そのものを楽しむ方法は、載せる以外にもあります。この記事の後半で、渡す形のやり方も紹介します。
バレー部の写真は、学校や場所が特定されやすい
そもそも、なぜバレーの写真は気をつける必要があるのでしょうか。理由は、体育館という場所と、ユニフォームという服装にあります。
ゼッケンと横断幕に学校名が入っている
バレーのユニフォームには、背番号と学校名が入っています。応援席の横断幕にも、チーム名が大きく書かれています。
つまり、1枚の写真から学校名と背番号が同時に読みとれる状態になっているわけです。
背番号がわかれば、その子が誰なのかはメンバー表と照らし合わせれば絞りこめます。悪意をもって探す人にとっては、手がかりが多すぎる状態になります。
学校名がわかると、通学の道すじや部活の終わる時間まで想像できてしまいます。制服姿でなくても、ユニフォームが同じ役割をしてしまうわけです。



背番号は、名簿と同じ意味をもってしまうんです。
大会名を文章に書いてしまうと、開催日と会場までそろいます。写真と文章を合わせると、その日その時間にどこにいたかが伝わることになります。
体育館は他の子が必ず写りこむ
もう1つの理由が、写りこみです。コートの中で我が子だけを撮ることは、実際にはほとんどできません。
味方も相手も同じコートにいますし、応援席の子どもたちも背景に入ります。ベンチを撮れば、控えの選手が全員写ります。
我が子の写真のつもりでも、他の家庭の子どもの写真でもある。ここを見落とすと、あとから気まずい思いをすることになります。



全員の顔を隠すなんて、できる気がしません…。



隠すより、後ろ姿やコート全体で撮るほうが早いですよ。
顔が写らない角度で撮っておけば、あとから加工する手間もなくなります。プレーの躍動感は、背中側からでも十分に伝わります。
スパイクを打つ瞬間や、レシーブで低く構えた姿勢は、後ろからのほうがかえって迫力が出ます。顔を写さないことは、写真の魅力を落とすことにはなりません。
もう1つ気をつけたいのが、相手チームの選手です。同じ大会に出ているだけの関係なので、了解をとる手段がそもそもありません。
インターネット上の写真の扱いについては、総務省が安心・安全なインターネット利用ガイドで、年代別の注意点をまとめています。
了解のとり方と、消しておく情報
ここからは、5つの確認を実際にどう進めるかです。むずかしいのは1番と3番なので、この2つを見ていきます。
他の家庭への聞き方は、その場で短く
いちばん気を使うのが、他の子の家庭への確認です。かしこまって聞くと、相手も断りにくくなります。
おすすめは、試合の当日に、その場で短く聞いてしまう形になります。時間が空くほど、聞きにくさだけが積み上がるからです。
- 何を撮ったのかを先に伝える(コート全体・ベンチなど)
- どこに載せるつもりかを言う(SNS・保護者のグループ)
- 断ってもいいことを、こちらから添える
3つ目がいちばん大切になります。断りやすい形にしておかないと、了解をとった意味が薄れてしまいます。



断ってもいい、と先に言うんですね。



そこがあると、次から聞きやすくなりますよ。
なお、了解は写真1枚ごとにとるものです。一度もらったからといって、次の大会の写真まで自動で許可されたことにはなりません。
位置情報と日時は、載せる前に消す
3番の確認も、忘れやすいところになります。写真のデータには、撮った日時や場所の記録が残っていることがあります。
この記録は画面には見えないため、消したつもりでも残ってしまいます。載せる前に、端末の設定で位置情報の記録を切っておくと確実です。



ミエナイ情報ホド、消シ忘レル
文章のほうも同じです。今日・明日・この会場、といった言葉を書くと、居場所を伝えることになります。
写真は日をまたいでから載せる。
会場名と大会名は書かない。
この2つを守るだけで、いま何時にどこにいるかは伝わらなくなります。思い出として残すぶんには、何日か遅れても価値は変わりません。
遠征や合宿のときは、とくに気をつけてください。その週のあいだ家を空けていることまで、まとめて伝わってしまうからです。
体育館の看板や案内板が背景に入っていないかも、載せる前にもう一度見てみましょう。写真の隅は、撮っているときにはほとんど意識に入りません。
チームで写真のルールを決める4ステップ
ここまでは各家庭の話でした。チーム全体でそろえておくと、もっと楽になります。
2番目の分け方が要点になります。撮ることまで禁止にすると、記録が一切残らなくなってしまいます。
撮るのは自由、載せるのは事前の了解が必要。この線の引き方がいちばん現実的です。



話し合いで、もめたりしませんか?



最初に決めておけば、もめる場面自体が来ないんですよ。
3番目の紙も、あとから効いてきます。口頭だけで決めると、聞いていない家庭が必ず出てきます。
紙にしておけば、新しく入った家庭にも同じ内容が伝わります。書く量は多くなくてかまいません。
載せてほしくない家庭がある場合は、その意思を毎回聞き直さずに済む形にしてください。年度のはじめに一度伝えておけば、そのあとは全員が気をつけられます。
決めごとが増えすぎると、今度は誰も覚えられなくなります。撮る範囲と載せる範囲、この2つだけで十分に回ります。
チームのホームページやブログに写真を載せる場合は、また別の配慮がいります。運営側の注意点は、こちらの記事にまとめています。
やりがちな失敗と、そのあとの直し方
決めていても、うっかりは起きます。相談を受けることの多い2つの場面を見ておきましょう。
保護者のグループに、そのまま流してしまう
いちばん多いのが、保護者のLINEグループに写真を流す場面です。仲間内だから大丈夫、と感じやすいところになります。
ところが、グループに流した時点で、全員の端末に保存できる状態になります。そこから先は、こちらでは追えません。
集めるなら個人へ、伝えるならグループへ。
写真を渡したい相手が決まっているなら、その人へ直接送るほうが安全です。連絡グループの使い方については、こちらでくわしく書いています。
すでに流してしまった場合は、その場で謝って削除を頼むより先に、自分の投稿を消してください。時間が経つほど、保存した人が増えていきます。
公開範囲を絞ったから大丈夫と考える
もう1つが、見られる人を限定したから安全、という考え方です。
限定していても、見た人が画面を撮って外へ出すことは止められません。承認した相手が、全員をよく知る人とも限らないのが実際のところです。



知り合いだけのつもりでした…。



見せる範囲より、何が写っているかを先に見てくださいね。
公開範囲を絞ることは、意味がないわけではありません。ただ、それだけで安全になるものではない、という順番で考えてください。
写っているものを整えてから、公開範囲でもう一段しぼる。この2段構えが現実的な守り方になります。
いちばん安全なのは、載せずに渡すこと
ここまで読んで、面倒に感じた方もいると思います。そういう方には、載せない選択をおすすめします。
写真の楽しみ方は、SNSに公開することだけではありません。渡す相手を決めて共有するほうが、気持ちの負担も軽くなります。
- 写真を共有するアプリで、家族や本人だけが見られる場所に置く
- 印刷して、祖父母や本人に手渡しする
- チーム全体の記録は、顧問や保護者会がまとめて管理する
3番目は、チームとしての記録の残し方になります。撮る人を決めておけば、同じ場面を全員が撮る必要もなくなります。



自分の写真、勝手に載ってたら少し嫌かも…。



その気持ちを聞くのが、いちばん確かな確認なんです。
子ども本人に聞くことを、5つの中に入れているのはこのためです。写っているのは親ではなく、子ども自身になります。
中学生や高校生になると、自分の見え方を気にする時期に入ります。載せてほしくないと言われたら、理由を問い詰めずに引いてあげてください。
私の指導現場でも、写真を撮られること自体を嫌がる選手はいます。上手くいっていない時期ほど、その気持ちは強くなるようです。



調子が悪い時期は、そっとしておいてほしいんですよね。
撮ること自体は、続けて大丈夫です。試合の映像は、フォームの確認にも使えます。
公開しないと決めた写真ほど、遠慮なく撮れるという良さもあります。ミスした場面や、悔しがっている表情も残しておけるからです。
そうした1枚が、あとから本人にとっていちばん意味をもつことがあります。載せるための写真ではなく、残すための写真として撮ってみてください。
よくある質問
まとめ:迷った写真は、載せずに渡す
バレー部の写真をSNSに載せるかどうかは、5つの確認で決まります。
写る人の了解・学校がわかる情報・本人の気持ち。この3つが基本になります。
| 確認すること | 見るところ | 引っかかったときの直し方 |
|---|---|---|
| 写っている人 | 他の子・応援席・ベンチ | 後ろ姿やコート全体の写真に替える |
| 学校の情報 | ゼッケン・横断幕・ジャージ | 写りこまない角度で撮り直す |
| 撮った日時と場所 | 文章の書き方・位置情報 | 日をまたいでから載せる |
| 本人の気持ち | 見せて反応を聞く | 嫌がったら理由を聞かずに引く |
| 見られる範囲 | 公開先・消せるかどうか | 個人へ送る形に切り替える |
私は元日本代表として活動したあと、10年以上スクールで中高生を指導してきました。
保護者の方から写真の相談を受けるとき、困っているのはいつも載せたあとでした。先に決めておけば、悩む場面そのものが来なくなります。
なお、法律にかかわる判断が必要になった場合は、学校や専門家に相談してください。この記事は、その手前で防ぐための整理になります。
まずは、次の試合で撮った1枚から試してみてください。



今日から、載せる前にこの5つを見てみます!



迷ったら載せない、それだけ覚えていれば大丈夫ですよ♪
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
保護者向けの内容については他にも記事を書いています。
気になるテーマがあればぜひ読んで参考にしてもらえたら嬉しいです♪
送迎に洗濯にお弁当。バレー家庭の毎日は、それだけで十分がんばっています。夕食まで完璧にしなくて大丈夫です。
- 湯せん5分:国産食材・手作りの冷凍おかずが1品ずつ用意できる
- 冷凍庫の保険:大会や遠征で帰りが読めない日も、温めるだけ
- 子どもだけの留守番でも:レンジ操作だけで夕食が完結
▼ まずはお試しセットから
▶ 関連記事: 忙しいバレー家庭の食材宅配おすすめ|練習日の夕食対策









