バレーの試合撮影のコツ|親ができる映像サポート

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三脚とスマートフォンで試合を撮影するうさママとあげば
  • 子どもの試合を撮っても、見返すとブレていて分かりにくい
  • どこから、どんなふうに撮ればいいのか、いまいち分からない
  • せっかく撮るなら、上達に役立つ映像を残してあげたい

こんな悩みを解決します。

先に結論をお伝えすると、試合撮影は「立ち位置を決める・全体を映す・ブレを防ぐ」の3つを押さえるだけで、ぐっと見やすくなります。

私は元日本代表として活動し、SVリーグで監督を務めることができるバレーボールコーチ4の資格を保有しています。

スクールを運営する中で、保護者の方が撮った映像を、子どもと一緒に見る場面をたくさん見てきました。上達につながる映像には、共通する撮り方のコツがあります。

難しい機材や技術は必要ありません。ちょっとした心がけで、子どもの成長を支える映像が残せます。

ぜひこの記事を、次の試合の撮影に役立ててもらえたら嬉しいです。

この記事を読むことで得られる3つのこと
  • ブレずに見やすい、試合映像の撮り方の基本がわかる
  • 子どもの上達に役立つ、映像の撮り方・使い方がわかる
  • 撮影のときに気をつけたい、マナーや配慮のポイントがわかる

それでは、くわしく見ていきましょう。

目次

結論:撮影は「位置・画角・ブレ対策」で決まる

まず結論からお伝えします。見やすい試合映像を撮るコツは、次の3つです。

見やすい映像を撮る3つの基本
  • 全体が見える立ち位置を、先に決めておく
  • 選手全員が入るくらい、画面を広めに映す
  • スマホを固定して、手ブレを防ぐ

多くの保護者が、つい自分の子どもだけを追ってしまいます。ですが、それだとブレやすく、動きの全体像も分かりにくくなります。

大事なのは「子どもを追う」より「コート全体を映す」こと。全体が見えると、あとで役立つ映像になります。

うさママ

つい子どもをアップで追ってしまって、あとで見るとブレてばかりで…。

あげば

その気持ちはよく分かるよ。でも少し引いて全体を映す方が、見やすくて上達にも役立つんだ。

大切なのは、きれいに撮ることより、あとで見返して役立つ映像を残すことです。

この記事では、まず撮影の基本を整理し、その上で上達につながる使い方や、撮影マナーまで、順番に見ていきます。

撮る前に決めておく3つの準備

いい映像は、撮り始める前の準備で決まります。まずは、試合が始まる前にやっておきたいことを整理しましょう。

立ち位置を決める

一つ目は、立ち位置を決めることです。

おすすめは、コート全体が見渡せる、少し高い位置や後方です。コートの真横よりも、斜め後ろから撮ると、選手の動きとボールの両方が入りやすくなります。

自分の子どものポジションによっても、見やすい位置は変わります。前衛なら少し前寄り、後衛なら後方から、というように、動きが追いやすい場所を先に見つけておきましょう。

ただし、会場によっては撮影できる場所が決まっていることもあります。まわりの観客の迷惑にならない位置を選ぶことも大切です。

早めに会場に着いて、いい位置を確保しておくと、あわてずに撮影に集中できます。試合が始まってから場所を探すと、大事な場面を逃しやすくなります。

うさママ

どこから撮ればいいか、いつも迷っていました。

あげば

少し高くて後ろの位置がおすすめだよ。全体が見えて、まわりの邪魔にもなりにくいんだ。

もう一つ意識したいのが、光の向きです。窓や照明が正面にくる位置だと画面が白っぽくなり、選手の表情や背番号が見えにくくなります。

可能なら、明るい方を背にして撮れる場所を選びましょう。同じ体育館でも、立つ位置を数メートル変えるだけで、映りやすさは変わるものです。

充電と容量を確認する

二つ目は、スマホの充電と保存容量を確認しておくことです。

試合の途中でバッテリーが切れたり、容量がいっぱいで撮れなくなったりするのは、よくある失敗です。撮りたい場面を逃さないためにも、事前の確認は欠かせません。

試合の前に、充電と空き容量をチェック。これだけで「撮れなかった」を防げます。

容量が足りないときは、前もって古い写真や動画を整理しておきましょう。スマホの容量不足に悩みがちな方は、写真の保存方法を見直すのもおすすめです。

固定できる道具を用意する

三つ目は、スマホを固定できる道具を用意することです。

手持ちで長時間撮ると、どうしても手ブレが起きます。三脚やスタンドがあると、映像が安定し、見やすさが大きく変わります。

長い試合を撮るなら、腕の疲れも防げます。手軽な固定道具を1つ持っておくと、撮影がぐっと楽になります。

固定できると、撮影しながら応援もしやすくなります。手がふさがらないので、子どものプレーに声援を送りながら、映像もしっかり残せます。

高価なものを用意する必要はありません。まずは持ち運びやすい小さなスタンドから試してみるとよいでしょう。

うさママ

固定する道具があるだけで、そんなに変わるんですね。

あげば

うん、手ブレが減るだけで見やすさが全然違うよ。応援もしやすくなるから、一石二鳥なんだ。

ブレずに見やすく撮る撮影のコツ

準備が整ったら、いよいよ撮影です。ここでは、実際に撮るときのコツをお伝えします。

画面は広めに、全体を映す

いちばん大事なのが、画面を広めにして、コート全体を映すことです。

自分の子どもだけをアップで追うと、ボールや他の選手の動きが見えなくなります。あとで見返したときに、どんな展開だったのかが分からなくなってしまいます。

バボット

ゼンタイヲ ウツスト アトデ ヤクダツ

選手全員が画面に入るくらい引いて撮ると、動きの流れが分かりやすくなります。ズームは控えめにして、全体をとらえることを優先しましょう。

とくにバレーは、レシーブからトス、スパイクへと、複数の選手がつながって攻撃を組み立てるスポーツです。全体が映っていれば、その一連の流れをまるごと振り返れます。

自分の子どもがどう動いてボールに関わったかも、全体の中で見た方がよく分かります。

まわりの動きとの関係が見えることで、次にどう動けばよいかのヒントも得られます。

むやみに動かさない

次のコツは、スマホをむやみに動かさないことです。

ボールを目で追うように画面を細かく動かすと、映像がブレて見づらくなります。基本はコートを固定して映し、大きく展開が動いたときだけ、ゆっくり向きを変えます。

カメラは「止めて映す」が基本です。動かすのは、ゆっくり・少しだけにしましょう。

固定して撮った映像は、見返すときにも目が疲れません。ブレの少ない落ち着いた映像ほど、あとで役立ちます。

ボールを追いかけたくなったときこそ、ひと呼吸おいて画面を止める。慣れるまでは意識が必要ですが、何試合か撮るうちに自然と身についていきます。

縦向きより横向きで撮る

もう一つ、覚えておきたいのが撮影の向きです。

スマホは、縦向きよりも横向きで撮る方が、コートの横幅が入りやすくなります。バレーはコートを横に使うスポーツなので、横向きの方が全体をとらえやすいのです。

うさママ

いつも縦のまま撮っていました。横向きの方がいいんですね。

あげば

うん、横向きだとコート全体が入りやすいよ。次の試合でぜひ試してみてね。

撮った映像を上達につなげる使い方

映像は、撮って終わりではありません。せっかく撮ったなら、子どもの上達に役立てましょう。ここが、親ができる大きなサポートです。

子どもと一緒に見返す

まずおすすめなのが、子どもと一緒に映像を見返すことです。

自分のプレーを客観的に見ると、うまくいった点や課題が見えてきます。ただし、ここで気をつけたいのが、あら探しにしないことです。

うさママ

つい、ここがダメだったよと言ってしまいそうです。

あげば

気持ちは分かるよ。でも、まずはよかったところを一緒に喜ぶ。それが次への力になるんだ。

映像を見返すときは、ダメ出しより「よかった探し」から。前向きな振り返りが、上達を後押しします。

課題を伝えたいときも、命令ではなく「どう思う?」と問いかける形がおすすめです。子どもが自分で気づく方が、身につきやすくなります。

映像は、言葉だけでは伝わりにくいことを、目で見て理解できるのが強みです。

「ここでこう動けていたね」と具体的な場面を指させるので、振り返りがぐっと分かりやすくなります。

見返すのは、試合の直後より、少し落ち着いてからの方がおすすめです。負けた直後などは気持ちが沈んでいることも多く、前向きに見返せるタイミングを選ぶと効果的です。

指導者に見てもらう場合

映像を、指導者に見てもらいたい場面もあるかもしれません。

その場合は、あくまで指導者の判断を尊重する姿勢が大切です。「この映像、参考になれば」と控えめに渡すくらいがちょうどよいでしょう。

親が映像をもとに指導そのものに口を出すと、指導者との関係がぎくしゃくすることもあります。

映像はあくまでサポートの道具。指導そのものは指導者に任せる、という線引きが関係を守ります。

映像が役立つのは、指導の代わりになるからではありません。子どもが自分のプレーを客観的に見て、気づきを得るきっかけになるからです。

親の役割は、映像を残して、子どもが前向きに振り返れる場を整えることです。あとは、子ども自身と指導者に任せる姿勢でいると、みんながうまく回ります。

撮影のときに気をつけたいマナー

最後に、撮影のときに気をつけたいマナーをお伝えします。気持ちよく撮影を続けるために、まわりへの配慮を忘れないようにしましょう。

まわりの観客への配慮

一つ目は、まわりの観客への配慮です。

立ち上がって撮ると、後ろの人の視界をさえぎってしまいます。三脚を通路に置くのも、人の動きの妨げになります。

観客席で気をつけたいこと
  • 立ち上がって長く撮り続けない
  • 三脚は、まわりの迷惑にならない場所に置く
  • 大きな声での応援と撮影を、無理に両立させない

みんなが気持ちよく観戦できるよう、自分の撮影がまわりの迷惑になっていないか、一度見渡す心の余裕を持ちましょう。

他の子どもや公開への配慮

二つ目は、他の子どもや、映像の公開への配慮です。

試合では、自分の子ども以外の選手も映り込みます。撮った映像をSNSなどで公開する場合は、写っている他の子や家庭への配慮が欠かせません。

映り込んだ他の子の映像を、無断で公開しない。これは撮る側の大切なマナーです。

会場や大会によっては、撮影そのものにルールが定められていることもあります。事前にチームや大会の決まりを確認し、ルールの範囲で撮影しましょう。

うさママ

まわりへの配慮も忘れずに、気持ちよく撮りたいと思います。

あげば

その心がけが大事だよ。マナーを守れば、まわりも気持ちよく応援できるからね。

保護者の方からよくいただく質問にお答えします。

バレーの試合撮影についてよくある質問

スマホでもきれいに撮れますか?

十分に撮れます。大切なのは機材の性能より、立ち位置と撮り方です。コート全体が見える位置から、横向きで、スマホを固定して撮れば、見やすい映像になります。まずは基本の3つを意識してみてください。

子どもだけをアップで撮ってはいけませんか?

だめではありませんが、動きの全体像が分かりにくくなります。上達に役立てたいなら、選手全員が入るくらい引いて撮るのがおすすめです。アップで撮りたいときは、全体を映した映像とは別に撮り分けるとよいでしょう。

手ブレを防ぐにはどうすればいいですか?

いちばん効果的なのは、三脚やスタンドでスマホを固定することです。手持ちの場合は、脇をしめて、むやみに画面を動かさないよう意識しましょう。カメラは「止めて映す」が基本です。

撮った映像で、子どもにダメ出しをしてもいいですか?

あら探しは避けるのがおすすめです。まずはよかった点を一緒に喜び、課題は「どう思う?」と問いかける形が効果的です。前向きな振り返りの方が、子どもの上達を後押しします。

まとめ:全体を映して、上達を支える映像を

試合撮影は、上手に撮ることより、あとで役立つ映像を残すのが正解です。

場面押さえるコツ
準備立ち位置・充電容量・固定道具を確認
撮影全体を広めに、横向きで、止めて映す
活用子どもと前向きに見返す
マナーまわりと他の子への配慮を忘れない

全体を映して、固定して、前向きに見返す。この3つで、子どもの上達を支える映像が残せます。

私はたくさんの映像を見てきましたが、上達につながったのは、きれいな映像より、全体が見える映像でした。撮り方を少し変えるだけで、映像の価値は大きく変わります。

うさママ

次の試合は、横向きで全体を映してみます!

あげば

いいね。その一工夫で、見返すのが楽しくなるよ。子どもの成長を、映像で一緒に支えていこうね。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

子どものバレーの支え方については他にも記事を書いています。
気になるテーマがあればぜひ読んで参考にしてもらえたら嬉しいです♪

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この記事を書いた人

バレーボール・ビーチバレーボール元日本代表。
バレーボールスクールを10年間運営。

【保有資格】
日本スポーツ協会公認バレーボールコーチ4

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