- 初めての練習に何を着ていけばいいのか分からない
- まわりから浮かない服装にしたいけれど、正解が見えない
- 練習着と試合のユニフォームで、何がどう違うのかを知りたい
こんな悩みを解決します。
ママさんバレーの服装は、吸汗速乾のTシャツとハーフパンツがあれば、初日から問題なく参加できます。
私は元日本代表として活動し、SVリーグで監督を務めることができるバレーボールコーチ4の資格を保有しています。
10年以上スクールを運営し、大人の初心者の方にも指導してきました。
体験に来られた方から、いちばん多く受ける質問が服装のことなんですよね。
みなさん、上手さよりも先に「浮かないか」を心配されます。
ぜひこの記事を参考にしてみてください。
- 初日に着ていく服装が、上下ともはっきり決まる
- 買う前に見るべき素材・丈・サイズの基準がわかる
- 練習着と試合のユニフォームの違いと、そろえる順番がわかる
それでは、くわしく見ていきましょう。
結論:吸汗速乾のTシャツとハーフパンツで十分
先に結論からお伝えします。初めての練習に着ていく服装は、次の2点で足ります。
- 吸汗速乾のTシャツ(体にはりつかない、少しゆとりのあるもの)
- ハーフパンツ(膝が完全に隠れない丈)
新しく買う必要もありません。手持ちの運動着で、汗を吸って乾きやすい素材の物があれば、それで大丈夫です。
うさママ専用のウェアがないと、参加しにくいでしょうか…?



大丈夫ですよ。動きやすければ、最初は何でもかまいません。
体育館用のシューズだけは、はじめから用意してください。外で履いた靴のまま体育館に入ることはできません。
逆にいえば、シューズさえあれば残りは手持ちで間に合います。最初の1回で全部そろえようとすると、続くかどうか分からないうちに出費だけがふくらんでしまいます。
チームによっては、体験の日にボールや膝サポーターを貸してもらえることもあります。申し込みのときに、何を持っていけばいいかを聞いておくと安心です。
服装は動きやすさが最優先です。見た目やブランドは、続けると決めてからで間に合います。
道具の全体像を先に知りたい方は、そろえる順番をまとめた記事もあわせて読んでみてください。
この記事では、練習着の選び方・やりがちな失敗・体を守る装備・季節の調整・試合の服装の順に見ていきます。
服装が動きやすさで決まる理由
なぜ動きやすさを最優先にするのか、その理由から見ていきます。
9人制は横と前後の動きが続く
ママさんバレーの多くは9人制で行われます。人数が多いぶん、1人が守る範囲は6人制より狭くなります。
そのかわり、細かく横へ動いたり、前に落ちる球へ入ったりする回数が増えるんです。
ここで足に生地がまとわりつくと、動き出しが半歩遅れます。半歩の遅れは、拾えるか拾えないかの差になってしまいます。



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丈の長いパンツや、ゆったりしすぎたシャツが向かないのは、この理由からです。
ルールの違いをまだ確認していない方は、先に整理しておくと動き方の理解も早くなります。
体育館は汗と温度差が大きい
もう1つの理由が、体育館という場所の事情です。夏は締め切ると蒸し、冬は床から冷えます。
同じ2時間の練習でも、季節で汗の量がまったく変わります。夏は着替えが必要なほど濡れ、冬は動き始めるまで体が固まったままです。
さらに、練習は週に1回か2回という方が多くなります。間隔が空くぶん、1回の練習で体にかかる負担は大きくなりがちです。
その負担を少しでも減らしてくれるのが、汗を逃がす素材と、動きを止めない丈なんですよね。
汗を吸って乾かない生地は、夏は重く、冬は体を冷やします。素材選びは季節を問わず効いてきます。
だからこそ、最初に選ぶ基準は色でも形でもなく、素材と丈になります。
練習着の選び方|上下で見るところが違う
ここからは具体的に、上と下で何を見ればいいのかを整理していきます。
トップスは吸汗速乾のTシャツ
上に着る物は、ポリエステルなどの吸汗速乾素材のTシャツが基本です。汗を吸ってすぐ乾くため、練習の後半まで軽いまま動けます。
袖の長さは半袖で問題ありません。体にぴったり張りつくものより、少しゆとりのある物のほうが腕を振りやすくなります。



二の腕が気になるので、長袖のほうがいいでしょうか?



それなら、下に長袖のインナーを着る形がおすすめです。
色は黒や紺を選ぶ方が多くなっています。汗が目立ちにくく、何年も着まわせるためです。
明るい色がだめということはありません。ただ、汗の跡が目立つと本人が気になってしまい、休憩のたびに上着を羽織る方もいます。
素材ごとの違いをくわしく知りたい方は、Tシャツの選び方をまとめた記事も参考になります。
ボトムスはハーフパンツ
下は、膝が完全に隠れない丈のハーフパンツを選んでください。膝立ちやレシーブの動きで、生地が引っかからない長さが目安です。
丈が長すぎると、膝を曲げたときに生地がたるんで動きの邪魔になります。短すぎると、床に膝をついたときに擦れて痛みます。
膝の皿が少し見えるくらいの丈が、動きやすさとカバーの両立点です。
ウエストはゴムとひもの両方が付いた物が扱いやすくなります。ジャンプや前後の動きでずり下がりにくいためです。



丈ハ膝ノ皿ガ少シ見エルクライガ目安
丈やサイズ感の考え方は、こちらの記事でさらに細かく解説しています。
インナーで擦れと汗を抑える
上下がそろったら、次はインナーです。優先度は高くありませんが、快適さがはっきり変わります。
上はコンプレッションタイプの長袖インナーを着ると、腕の擦れと日焼けを抑えられます。下はインナーパンツを合わせると、パンツの中でのずれが減ります。
汗をかく量が多い方ほど、インナーの効果を感じやすくなります。
服装でやりがちな3つの失敗
ここからは、実際によく見かける失敗を3つ挙げていきます。買う前に知っておくと、無駄な出費を減らせます。
綿のTシャツで練習する
いちばん多いのが、家にある綿のTシャツで参加してしまうパターンです。
綿は汗をよく吸いますが、乾きません。1時間もすると生地が水を含んで重くなり、腕の振りが鈍くなります。
冬はさらに厄介です。濡れた綿が体に張りついたまま冷えるため、練習の後半に体温を奪われてしまいます。



汗を吸うほうがいいと思っていました…。



吸うだけでは足りません。乾くところまでが大事です。
丈とサイズが体に合っていない
2つ目が、丈やサイズが合っていない服を選んでしまうことです。
大きめを買えば体型が隠れると思われがちですが、実際は逆になります。生地が余ると腕にまとわりつき、動作が重く見えてしまいます。
隠したい部分は、大きいサイズではなくインナーや丈の長さで調整してください。
パンツも同じです。膝下まである長さは、動きの妨げになるうえに膝サポーターとも重なってしまいます。
アクセサリーを外し忘れる
3つ目が、指輪・ネックレス・腕時計を着けたまま入ってしまうことです。
バレーボールでは、けがの原因になる物の着用は認められていません。自分の指を痛めるだけでなく、味方や相手を傷つけることもあります。



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爪も同じ考え方です。短く切っておくと、レシーブのときに折れたり、相手を引っかけたりする事故を防げます。
大会での細かい扱いは要項で決まっています。参加する大会の案内を、チームの代表の方と確認しておいてください。
体を守る装備|シューズと膝サポーター
服装と同時に用意したいのが、体を守る装備です。ここだけは初日からそろえてください。
シューズは体育館用を選ぶ
まず必要なのが、体育館で履くシューズです。外履きのスニーカーは、床を汚すため使えません。
バレーシューズは、横の動きに耐える作りと、床をつかむソールが特長です。ランニングシューズは前に進む設計のため、横へ動くと足首をひねりやすくなります。
横の動きが多いバレーボールでは、シューズの向き不向きがけがに直結します。



手持ちの運動靴では、やはり難しいでしょうか?



数回の体験までなら大丈夫。続けるなら早めに替えてください。
選び方の基準は、こちらの記事にまとめています。
膝サポーターは最初から着ける
もう1つが膝サポーターです。ママさんバレーでは、床に膝をついて球を拾う場面が必ず出てきます。
大人になってからの打撲やすり傷は、治りが遅くなりがちです。痛みが残ると、次の練習で足が止まってしまいます。



ぼくも膝は最初から守ってるよ!
厚手と薄型がありますが、最初は厚手を選んでおくと安心です。慣れてきたら、動きやすい薄型に替えても問題ありません。
サイズは、膝を曲げた状態で選ぶのがコツです。伸ばした状態で合わせると、動いたときにずり下がってしまいます。
最初の1組を選ぶ目安として、たとえばこのような膝サポーターがあります。
季節で足す物|夏と冬の調整
基本の服装が決まったら、季節ごとに足し引きをしていきます。
夏は汗を逃がす工夫を足す
夏の体育館は、外より暑く感じることがあります。窓を開けても風が通らない会場が多いためです。
着替えのTシャツを1枚多く持っていくと、後半のだるさがかなり違います。汗で冷えた生地を着続けるより、乾いた1枚に替えるほうが体は軽くなります。



着替えを1枚、かばんに入れておきます!
飲み物は、量を多めに用意してください。汗をかく量が増える時期は、水分だけでなく塩分の補給も意識したいところです。
体調に不安があるときは無理をせず、休む判断をしてください。心配な症状が出た場合は、医師にご相談ください。
冬は羽織る物で温度を調整する
冬は、動き始めるまでが冷えます。床からの冷気で、足元から体温が下がっていくためです。
長袖のジャージやピステを1枚持っていき、休憩のたびに羽織ってください。体が温まったら脱ぐ、という調整をくり返します。
冬は着込むより、脱ぎ着できる1枚を用意するほうが動きやすさを保てます。
足元は、丈の長いソックスにすると冷えを抑えられます。
試合の服装|ユニフォームはチームで決まる
練習着の話が整理できたら、次は試合です。ここは自分だけでは決められません。
試合はチームで統一した物を着る
公式戦では、チーム全員が同じデザインのユニフォームを着ることが求められます。練習着のまま出場することはできません。
多くのチームでは、入ってしばらくしてから、貸し出しか新調かの相談になります。すぐに買う必要はありません。
チームの持ち物として何着か用意されていて、試合のたびに貸し出す形をとっているところも少なくありません。まずは、どういう扱いになっているかを確認するところからで大丈夫です。



入ってすぐ、自分で用意するものかと思っていました。



チームの持ち物であることが多いですよ。まず聞いてみてください。
番号と色には決まりがある
ユニフォームには、背番号の大きさや色のきまりがあります。上下の色や、リベロが別の色を着ることなども定められています。
細かい内容は大会の要項で決まっているため、チームの代表や連盟の案内で確認するのが確実です。競技規則そのものは日本バレーボール協会のルールブック案内から確認できます。
ユニフォームは個人の好みではなく、大会の要項に合わせて決まります。
新しく作る場合は、枚数と納期をそろえる幹事役が必要になります。大会に間に合うよう、逆算して動くチームが多くなっています。
浮かないか気になるときの考え方
服装の相談でいちばん多いのが、まわりから浮かないかという不安です。
結論からいえば、ほとんど心配いりません。ママさんバレーの練習着は、黒や紺を中心とした落ち着いた色が主流で、そろえようとしなくても自然に近い雰囲気になります。



1人だけ派手だったら、と思うと足が止まります…。



上下どちらかを黒にしておけば、まず浮きません。
体型を気にされる方も多いのですが、隠す方向で選ぶと動きにくくなります。長袖インナーや丈の長めのシャツなど、動きを損なわない方法で調整してください。
もう1つ知っておいてほしいのは、まわりは服装をほとんど見ていないということです。みなさん自分のプレーに必死で、誰が何を着ているかまで気にしている余裕はありません。
見た目より、続けられるかどうかで選んでください。動きにくい服は練習そのものを遠ざけます。
私が指導してきた大人の初心者の方も、3回目くらいには服装のことを気にしなくなっていました。動けるようになると、意識が自然にプレーへ移っていくためです。



動けるようになると、服のことは忘れちゃうよね!
よくある質問
まとめ
ママさんバレーの服装は、動きやすさで選べば失敗しません。見た目やブランドは、続けると決めてからで間に合います。
吸汗速乾のTシャツとハーフパンツ、そして体育館用シューズと膝サポーター。この4点から始めてください。
| 場面 | そろえる物 | 選ぶ基準 |
|---|---|---|
| 初日の練習 | Tシャツ・ハーフパンツ | 吸汗速乾・膝が隠れない丈 |
| 体を守る装備 | 体育館用シューズ・膝サポーター | 横の動きに耐える・厚手から |
| 夏 | 替えのTシャツ・多めの飲み物 | 汗で冷えた生地を着続けない |
| 冬 | ジャージやピステ・長めのソックス | 脱ぎ着で温度を調整する |
| 試合 | チームのユニフォーム | 大会の要項に合わせる |
| 外す物 | 指輪・ネックレス・腕時計 | けがの原因になる物は着けない |
私は元日本代表として、また指導者として多くの体育館を見てきましたが、長く続けている方ほど服装はシンプルでした。



まずはTシャツとハーフパンツで行ってみます!



それで十分です。あとは思い切り動いてきてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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始め方や、そろえる道具もあわせて読んでみてください。
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