ママさんバレーは未経験でもできる|大人から始める4ステップ

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  • バレーをやったことがないのに、入って迷惑をかけないか不安
  • 運動から何年も離れていて、体力がまったく自信がない
  • 何から手をつければいいのか、順番が分からない

こんな悩みを解決します。

ママさんバレーは、未経験からでも始められる競技です。

私は元日本代表として活動し、SVリーグで監督を務めることができるバレーボールコーチ4の資格を保有しています。

10年以上、競技のチームから生涯スポーツまで幅広い世代を指導してきましたが、保護者の方から、自分もバレーをやってみたいという相談を受けることがあります。

そのときにお伝えしているのが、最初にそろえるのは技術ではなく、通える環境と体を動かす習慣だということです。

ぜひこの記事を参考にしてみてください。

この記事を読むことで得られる3つのこと
  • 未経験からチームに入るまでの順番がわかる
  • 体力に自信がなくても始められる進め方がわかる
  • 最初に覚えておくと安心な技術の的がしぼれる

ママさんバレーの全体像から知りたい方は、こちらの記事もあわせてどうぞ。

目次

結論:未経験が最初にやることは3つだけ

未経験からバレーを始めるとき、いきなり技術を覚えようとする必要はありません。

最初の3か月でやることを、思い切って3つにしぼって考えてください。

未経験が最初の3か月でやる3つのこと
  • ①通えるチームを見つけて、練習に参加する習慣をつくる
  • ②歩く・しゃがむ・軽く跳ぶ、の3つで体を動かす下地をつくる
  • ③アンダーパスとサーブ、この2つだけ形を覚える

順番にも意味があります。

技術は練習に通っていれば自然と回数が増えますが、通う習慣と体の下地は、自分で用意しないと後から追いつけません。

言い換えると、最初の3か月は上達を目指す期間ではなく、続けられる形をつくる期間です。

ここを飛ばして技術から入ると、練習についていけない日が続いて足が遠のきやすくなります。

うさママ

何もできない状態で行っても大丈夫でしょうか…。

あげば

大丈夫です。最初はできないところばかりなのが当たり前ですよ。

そもそもママさんバレーのチームは、勝ち負けだけを目的にしているところばかりではありません。

運動不足を解消したい方、地域で知り合いを増やしたい方、本気で全国大会を目指す方が、同じ競技の中に混ざっています。

だから自分がどの目的で参加したいのかを先に決めておくと、チーム選びで迷いにくくなるわけです。

目的がはっきりしていれば、練習量の多いチームを見学したときに、合う合わないをその場で判断できます。

反対に目的が決まっていないと、雰囲気だけで決めてしまい、後から練習量が負担になることがあります。

バボット

先ニ決メルノハ技術デハナク目的

それでは、なぜ未経験でも入っていけるのかを見ていきましょう。

未経験でも続けやすい3つの理由

体験に行く前に、この競技が未経験に向いている理由を知っておくと、気持ちが軽くなります。

ローテーションがなく覚えることが少ない

ママさんバレーの多くは9人制で、ローテーションがありません。

自分の立つ場所が試合を通してほぼ固定されるので、コートの中で迷子になりにくいのが特徴です。

6人制のように、ローテーションに合わせて守る場所が入れ替わることもありません。

覚えることが少ないぶん、未経験でも早い段階から試合に入れるわけです。

6人制の経験者が9人制に入ると戸惑うことがある一方で、未経験の方はこの形をそのまま覚えればいいので、かえって迷いが少なくなります。

9人制と6人制の違いを先に知りたい方は、こちらの記事にまとめています。

ボールが軽く、ネットも低い

ママさんバレーで使うのは4号球で、6人制の5号球より軽く小さいボールです。

ネットの高さも、多くの大会で2.05mに設定されています。

バボット

4号球ハ軽イ ネットハ2.05m

腕への衝撃が小さく、届く高さも現実的なので、体格や腕力に自信がない方でも扱いやすくなります。

ネットの高さやボールの規格は所属する連盟や大会で決まるため、条文を確かめたいときは日本バレーボール協会(JVA)がルールブックの案内を公開しています。

腕にあざができにくいことは、始めたばかりの時期には想像以上に大きな安心材料になります。

ただし軽いボールは風や手の当たり方の影響を受けやすく、思わぬ方向へ飛ぶこともあります。

だからこそ力で飛ばそうとせず、面をそろえて当てるほうが安定するわけです。

うさママ

ボールが軽いだけでも、ずいぶん違いそうですね。

コート上に9人いるので守る範囲が狭い

9人制はコートの広さが6人制と同じまま、人数だけ3人多くなります。

その分ひとりが守る範囲が狭くなり、走る距離も短くてすみます。

体力にまだ自信がない時期は、この違いがそのまま安心感になります。

あげば

ひとりで守り切る競技ではないので、安心してくださいね。

もちろん、だからといって初日から動きっぱなしになる必要はありません。

無理をせず、拾える範囲から手を出していけば十分です。

隣の人が届く球まで追いかけると、ぶつかる危険があるうえに、自分の場所が空いてしまいます。

自分の前に来た球を丁寧に上げる、それだけでチームの役に立ちます。

バボット

守ル範囲ガ狭イ=未経験ノ負担モ小サイ

始めるまでの4ステップ

ここからは、実際に始めるまでの流れを整理します。

STEP
通える範囲でチームを探す
STEP
見学に行って雰囲気を確かめる
STEP
体験参加で1回動いてみる
STEP
動きやすい服装と靴をそろえて練習に入る

いちばんのハードルは、最初のチーム探しです。

地域のスポーツ協会や市民体育館の窓口、知り合いからの紹介が入り口になることが多く、いきなり入会せずに見学から始められるチームも珍しくありません。

探し方の具体的な手順は、こちらの記事で解説しています。

見学に行く時点では、上手にできる必要はまったくありません。

確かめておきたいのは自分の腕前ではなく、そのチームと生活との相性です。

見学で確かめておきたい4つのこと
  • 練習の曜日と時間が、自分の生活に無理なく入るか
  • 未経験の方がほかにもいるか
  • 子どもを連れて行けるか、預ける前提か
  • 大会にどれくらい出るチームか

道具は、体験の段階では手持ちの運動着とスニーカーで問題ありません。

続けると決めてから、シューズとサポーターをそろえていく順番で間に合います。

体験の日は、開始の15分ほど前に着いておくと、着替えと簡単なあいさつに余裕が持てます。

その日にできなくても構わないので、ボールに触る回数だけは意識して増やしてみてください。

うさママ

見学だけでも行っていいと聞くと、気が楽になります。

最初にそろえる道具は、こちらの記事にまとめています。

体力ゼロから始める体づくり

運動から何年も離れていた方は、練習に参加する前に体を少しだけ起こしておくと安心です。

特別な器具も、まとまった時間もいりません。

週2回・20分の早歩きから始める

まずは心臓と足に、動く感覚を思い出してもらう段階です。

息が少し弾むくらいの速さで、20分ほど歩くところから始めてください。

これを週2回、2週間ほど続けられれば、練習の後半まで足が残るようになります。

歩く時間が取れない日は、10分を2回に分けても構いません。

大事なのは1回の量より、間隔をあけすぎないことです。

あげば

最初の目標は、うまくなることではなく最後まで動けることです。

しゃがんで立つ動きを毎日少しずつ

バレーは、低い姿勢から立ち上がる動きを何度も繰り返す競技です。

いすに座って立ち上がる動きを10回、これを1日1セットでかまいません。

ひざや腰に痛みが出るときは回数を減らし、痛みが続く場合は医師に相談してください。

うさママ

これなら家事の合間にもできそうです!

体づくりの段階で気をつけたいのは、初日から追い込まないことです。

きつすぎる始め方をすると、体より先に気持ちが続かなくなります。

長く続けている方ほど、最初の1か月をゆっくり使っています。

練習がきつくてバレーそのものが嫌になってしまうのが、いちばんもったいない終わり方です。

物足りないくらいで切り上げておくと、次の練習日が楽しみになります。

最初に覚えるのはアンダーパスとサーブの2つ

技術は数え上げるときりがありませんが、未経験のうちに形を覚えておくと得をするのは2つだけです。

この2つは、試合の中で必ず自分の番が回ってくる技術だからです。

うさママ

全部いっぺんに覚えなくていいんですね。

サーブは自分の順番が来たら誰かに代わってもらえませんし、相手のサーブは自分のいる場所へも飛んできます。

スパイクやブロックは、この2つが形になってから取り組んでも遅くありません。

私は指導を始めるとき、できないところを数えるより、できている動きを1つ見つけて伝えるところから入るようにしています。

アンダーパスは親指をそろえて軽く組む

アンダーハンドパスで大事なのは、両手の親指をそろえることです。

親指がそろうと腕の面もそろい、ボールがまっすぐ返っていきます。

指を強く握り込むと痛みが出やすいので、組むのは軽くで十分です。

ボールを当てる場所は、手首の少し先ではなく前腕の中央にします。

バボット

親指ガソロウ=面ガソロウ=真ッ直グ返ル

構えるときは足を肩幅より広めに開き、つま先をやや外に向けます。

そこから股関節を曲げて、体重を足の親指の付け根あたりに乗せてください。

このとき、ひじが体の後ろに下がらないようにしておくと、飛んできた球に対して先に面をつくって待てます。

時間に余裕があるときは腕を振らず、面をつくったまま足で運ぶつもりで運ぶと、返す方向が安定します。

サーブはフローターサーブから覚える

サーブは、片手を振って打つフローターサーブから入るのがおすすめです。

右利きの場合は左足を前に踏み込み、トスは右肩の前方へ上げます。

トスを上げながら踏み込み、その次の動作で打つ、という2拍のリズムで覚えると安定します。

左利きの方は、左右を入れ替えて考えてください。

うさママ

どうしてもネットを越えなくて…。

あげば

その時はトスを少し手前に上げてみてください。前に押しやすくなりますよ。

どうしても届かない方は、片手を下から振って打つアンダーハンドサーブから始める方法もあります。

体重移動でボールを運ぶ感覚が先につかめるので、そこからフローターに移っていくと進みやすくなります。

どちらのサーブでも、トスを毎回同じ場所へ上げられるようになるほど打点がそろってきます。

打ち方をあれこれ変える前に、トスをそろえるほうが近道です。

未経験がつまずく3つの失敗

始めた方が最初の数か月でつまずくポイントは、だいたい決まっています。

先に知っておけば、避けられるものばかりです。

上手な人と自分を比べてしまう

同じチームには、学生時代から続けている方も、10年以上プレーしている方もいます。

その人たちと今日の自分を比べると、通うこと自体がつらくなります。

比べる相手は、先週の自分にしてください。

先週は当たらなかったサーブが入るようになった、それだけで前に進んでいます。

うさママ

つい、まわりの上手さに目がいってしまって…。

練習を休むことに引け目を感じる

仕事や家庭の都合で休む日は、必ず出てきます。

休む日があるのを前提にしているチームほど、結果として長く続いている印象があります。

行けない日は早めに一言だけ伝えて、次に行ける日をつくるほうが健全です。

毎回参加できる人だけが残るチームは、結局メンバーが減っていきます。

痛みを我慢して参加し続ける

体が慣れていない時期は、ひざや腰に張りが出ることがあります。

数日たっても引かない痛みは、休む判断をして医療機関で診てもらってください。

早く休むほど、戻ってくるのも早くなります。

痛みを我慢して続けることは、上達を早めるどころか、続けられる期間を短くするだけです。

サポーターは負担を軽くする助けにはなりますが、痛みの原因そのものを解決するものではありません。

あげば

続けられる形を見つけることが、いちばんの上達法です。

学生時代の経験がある方は、復帰の手順を別の記事にまとめています。

よくある質問

40代・50代からでも未経験で始められますか?

始められます。40代や50代から始めた方も多く、年齢よりも通える頻度と体の慣らし方のほうが続けやすさに影響します。まずは見学から動いてみてください。

運動が苦手でもチームに入れますか?

入れます。運動不足の解消や地域の交流を目的にしたチームも多いので、見学のときに「未経験の方がいるか」を確認しておくと安心です。

入る前に自宅で練習しておいたほうがいいですか?

必須ではありません。早歩きと、しゃがんで立ち上がる動きを続けておくと、練習に参加したときに最後まで動きやすくなります。

費用はどれくらいかかりますか?

チームによって差がありますが、月々の会費と体育館の使用料、大会に出る場合の参加費が中心です。金額は見学のときに確認しておくと安心です。

まとめ

この記事では、ママさんバレーを未経験から始める手順をお伝えしました。

進める順番をもう一度整理します。

段階やること目安の期間
環境をつくるチーム探し・見学・体験参加2〜4週間ほど
体をつくる早歩きとしゃがむ動きを週2回2週間ほど
技術を覚えるアンダーパスとサーブの形通いながら少しずつ

大事なのは、技術より先に、通える環境と体の下地をつくることです。

上手な誰かではなく、先週の自分と比べていけば、少しずつ確実に動けるようになります。

うさママ

まずは見学の予約をしてみます!

あげば

いい一歩です。行ってみると、思っていたより気楽な場所ですよ。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ママさんバレーについては他にも記事を書いています。
気になるテーマがあればぜひ読んで、参考にしてもらえたら嬉しいです♪

始め方の全体像や、チームの探し方はこちらから読んでみてください。

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この記事を書いた人

バレーボール・ビーチバレーボール元日本代表。
バレーボールスクールを10年間運営。

【保有資格】
日本スポーツ協会公認バレーボールコーチ4

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