- 地域で親子バレーの大会に誘われたが、何をすればいいのか分からない
- 自分は未経験なので、子どもの足を引っぱらないか心配
- 親子で同じコートに立つとき、どう声をかければいいのか迷う
こんな悩みを解決します。
結論から言うと、親子で出る大会は種目を確かめて要項を読み、当日は「教える側」に回らないことだけ決めておけば大丈夫です。
私は元日本代表として活動し、SVリーグで監督を務めることができるバレーボールコーチ4の資格を保有しています。
10年以上スクールで指導してきましたが、親子で同じコートに立つ機会は、子どもにとって特別な一日になります。
うまくやれるかどうかより、親が楽しんでいるかどうかを子どもは見ています。
ぜひこの記事を参考にしてみてください。
- 親子で出られる大会の種類と、選ぶときの見方が分かる
- 要項で必ず確認しておきたい項目が分かる
- 親子で組むときの声かけと、やってはいけない関わり方が分かる
男女が一緒に戦う形のバレーについては、こちらの記事でまとめています。
それでは、くわしく見ていきましょう。
結論:種目を確かめて要項を読むところから
先に結論をお伝えします。親子で大会に出るときは、次の順番で進めます。
ポイントは、「バレーの大会」と一口に言っても、種目によってボールもコートもルールも違うという点です。
子どもの部活と同じつもりで行くと、当日に戸惑います。まずは何の大会なのかをはっきりさせてください。
うさママ誘われたときに「バレーの大会」としか聞いていませんでした。



そこを確かめるのが最初です。種目が違うと、準備する物まで変わりますよ。
親子でコートに立つと何が変わるのか
親子で出る大会は、子どもの試合を見に行くのとはまったく違う経験になります。理由は2つあります。
子どもが親を「チームメイト」として見るから
ふだんは教える側・見守る側だった親が、同じコートで同じ立場に並びます。
この形になると、子どもは自然に声をかけてくるようになります。指示ではなく相談として言葉が出てくるからです。
家に帰ってからの会話も変わります。同じ場面を一緒に体験しているので、話が具体的になるんです。
中学生や高校生になると、部活の話をあまりしなくなる時期があります。そういう時期でも、一緒に出た大会の話は残ります。
私が見てきた家庭でも、この1日をきっかけに会話が戻ったという話をよく聞きました。



お母さんがミスしたときは、逆に僕がフォローするんだ!
親の側も「うまくいかない」を体験するから
やってみると分かりますが、ボールを狙った場所に返すのは簡単ではありません。
その経験があると、子どもの練習を見る目が変わります。できないことを責める言葉が出にくくなるからです。
経験者の親ほど、ここで見え方が変わることがあります。自分が動ける前提で考えていたことに気づくためです。



見ているだけだと、簡単そうに思えていました…。



やってみると分かります。その気づきが、家での声かけをやわらかくしてくれますよ。
親としての関わり方の線引きは、次の記事でくわしく紹介しています。
【手順1】出られる大会の種類を確かめる
親子で出られる大会は、大きく3つの形に分かれます。どれに誘われているのかを最初に確かめてください。
家庭バレーボール・ゴムバレーの大会
自治体や地区の体育協会が主催する形で、やわらかいゴムのボールを使い、9人制に近いルールで行われることが多いものです。
家族単位で1チームを組む部が設けられている大会もあります。年齢の幅が広い人が一緒にプレーしやすい形です。
ファミリーソフトバレーボールの大会
ソフトバレーは、やわらかく軽いボールを使う4人制の競技です。コートもネットも小さいので、大人と子どもが混ざっても成り立ちます。
家族で組む「ファミリーの部」が用意されている大会があり、親子で出るならもっとも入りやすい形です。
ソフトバレーそのものの決まりは、次の記事でまとめています。
混合の部・親睦大会
6人制や9人制をベースに、男女や大人・子どもが混ざって出られる部が設けられることもあります。
学校やPTAが主催する親睦の大会も、この形に入ります。
保護者だけで出る大会の準備は、次の記事でくわしく紹介しています。
3つの形を並べて比べる
どれに誘われているのか見当をつけるために、違いを並べておきます。
| 形 | ボール | 人数の目安 | 向いている家庭 |
|---|---|---|---|
| 家庭バレー・ゴムバレー | やわらかいゴム球 | 9人制に近い | 祖父母まで一緒に出たい |
| ファミリーソフトバレー | 軽いソフトバレー球 | 4人制 | 小学生の子と組みたい |
| 混合の部・親睦大会 | 検定球が多い | 6人制・9人制 | 中高生の子と組みたい |
ここに書いた人数やボールは、あくまで多い形です。実際の決まりは大会ごとに違うので、次の手順で要項を読んでください。



同じ「親子バレー」でもこんなに違うんですね。



名前は同じでも中身が別なんです。だから種目を先に確かめるのが早いんですよ。
【手順2】要項でルールと条件を読む
親子バレーでいちばん気をつけたいのが、ルールが大会ごとに違うことです。
同じ「親子バレー」という名前でも、地域や主催者によって決まりが変わります。ネットで調べた一般的なルールをそのまま当てはめると、当日に食い違います。
確認するのは、次の項目です。
- 使うボールの種類(ゴム・ソフトバレー・検定球)
- ネットの高さとコートの大きさ
- 1チームの人数と、コート上の大人・子どもの構成
- 得点方式とセット数
- 親子の組み合わせの条件(学年・同居など)
分からない項目があれば、誘ってくれた方に聞けば済みます。当日に確かめるのではなく、前もって聞いておくほうが安心して臨めます。
なお、競技そのものの基本ルールは日本バレーボール協会のルールブックのページで公開されています。大会の特別ルールは、その上に主催者が足したものだと考えると整理しやすくなります。
| 確認する項目 | 見落とすと起きること |
|---|---|
| ボールの種類 | 練習してきた感覚と違って当日戸惑う |
| ネットの高さ | 打ち方・ブロックの前提が変わる |
| 人数構成 | 当日に人が足りず出られない |
| 得点方式 | 試合の進み方の見通しが立たない |



一般のルールを調べて練習していました…。



その練習が無駄になるわけではありません。ただ、当日の決まりは要項が正しいと思ってください。
地域によってルールが変わる例は、次の記事でも紹介しています。
【手順3】当日までに体を少し慣らす
大人が急に動くと、いちばん多いのがケガです。とくに、ふだん運動をしていない場合は準備をしておいてください。
前日までにやっておく2つ
やることは多くありません。次の2つで十分です。
- 数日前までに、軽く走る・しゃがむ動きを入れておく
- 前日はストレッチだけにして、疲れを残さない
体が動く準備ができていないまま全力で踏み込むと、ふくらはぎや太ももの裏を痛めやすくなります。
当日は、試合の前に肩・股関節・足首を動かしてから入ってください。痛みや違和感があるときは、無理をせず休む判断が先です。
もう1つ気をつけたいのが、水分です。体育館は思ったより暑くなるので、飲み物は多めに持っていってください。
子どもの分と合わせて考えると、家族で2リットル前後は用意しておくと安心です。



お母さんの分も持っていかないとね!
なお、痛みが続く場合は自己判断で続けず、医療機関に相談すると安心です。
大人が痛めやすい場所とケアの順番は、次の記事でまとめています。
持ち物は体育館用のくつが最優先
服装は動きやすい物であれば十分です。ただし、くつだけは体育館用の物を用意してください。
外履きのまま入れない会場がほとんどですし、底がすべると転倒につながります。
万一のケガに備える考え方は、次の記事で紹介しています。
【手順4】親子での声かけを先に決める
親子で組むときにいちばん差が出るのは、技術ではなく声のかけ方です。ここを先に決めておくと、当日がぐっと楽になります。
決めておく言葉は2つだけ
決めるのは、ボールを譲るときの言葉と、ミスしたあとの言葉です。
- ボールを譲るとき: 「お願い」と短く言う
- ミスしたあと: 「次いこう」とだけ言う
この2つを決めておくと、あいまいな譲り合いでボールが落ちる場面が減ります。
親子バレーで落ちるボールのほとんどは、打てなかったからではなく、どちらが取るか決まらなかったからです。
ふだん一緒にプレーしていない相手なので、動きの前に言葉が必要になります。だから短い合図を先に決めておくんです。
長い言葉は要りません。短くて、どちらが言っても同じ意味になる言葉のほうが試合では使えます。



つい「なんで取らないの」って言っちゃいそう…。



そこを決めておくんです。言葉が決まっていれば、とがった言い方が出にくくなりますよ。
親は「教える側」に回らない
当日いちばん避けたいのが、親が指導者になってしまうことです。
ふだんの練習でできていないことを、大会の場で直そうとしても入りません。それどころか、せっかくの機会が窮屈な時間に変わります。
やることは1つだけです。子どもが打ったら「ナイス」と言う。それで十分です。
もし子どもから聞かれたら、そのときだけ答えてください。聞かれる前に伝えるほど、耳に入らなくなります。
試合のあとの振り返りも、当日はしなくて大丈夫です。楽しかったことを一緒に思い出すほうが、次につながります。



つい教えたくなってしまいます。



気持ちは分かります。ただ、その日だけは同じチームの1人として並んでください。それが子どもにはうれしいんです。
家庭でできる親子の練習は、次の記事でくわしく紹介しています。
ありがちな3つの失敗
親子バレーでつまずく場所は、だいたい決まっています。
失敗1:本気で勝ちにいってしまう
大人が力で押す形になると、子どもの出番が減ります。親子の部は、親が打ちきる場ではありません。
失敗2:練習を詰め込みすぎる
大会前に急に練習を増やすと、当日までに疲れが残ります。軽く体を慣らす程度で十分です。
失敗3:当日の段取りを聞いていない
集合時刻・受付・駐車場・昼食の有無は、大会ごとに違います。前日までに確認しておくと、朝の慌ただしさがなくなります。
会場の駐車台数が限られていて、乗り合わせが前提になっている大会もあります。車で行くかどうかも、あわせて聞いておくと確実です。
昼食は、近くに店がない会場だと持参しか選べません。朝のうちにおにぎりを用意しておくくらいの備えで足ります。



当日の流れを聞いておきます!



それだけで、ずっと落ち着いて臨めますよ。
よくある質問
大人からバレーを始める流れは、次の記事でまとめています。
まとめ:確かめて、楽しんで、また出る
親子でバレーの大会に出るのは、うまくやることが目的ではありません。同じコートに立った時間が、そのまま子どもの記憶に残ります。
種目を確かめ、要項を読み、少し体を慣らし、声かけを決めておく。それだけ整えておけば、当日は楽しむだけで大丈夫です。
| 手順 | やること |
|---|---|
| 1 | どの種目の大会かを確かめる |
| 2 | 要項でボール・ネット・人数・得点方式を読む |
| 3 | 数日前から軽く体を慣らす(前日は休む) |
| 4 | 「お願い」「次いこう」の2つの言葉を決める |
| 5 | 当日は教える側に回らず、ナイスと言う |
まずは誘ってくれた方に、種目と要項を聞くところから始めてみてください。



楽しむことが目的なら、出てみたくなりました!



それがいちばんの準備です。親が笑っている大会は、子どももまた出たくなりますよ♪
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
6人制以外のバレーについては他にも記事を書いています。
気になるテーマがあればぜひ読んで参考にしてもらえたら嬉しいです♪
送迎に洗濯にお弁当。バレー家庭の毎日は、それだけで十分がんばっています。夕食まで完璧にしなくて大丈夫です。
- 湯せん5分:国産食材・手作りの冷凍おかずが1品ずつ用意できる
- 冷凍庫の保険:大会や遠征で帰りが読めない日も、温めるだけ
- 子どもだけの留守番でも:レンジ操作だけで夕食が完結
▼ まずはお試しセットから
▶ 関連記事: 忙しいバレー家庭の食材宅配おすすめ|練習日の夕食対策






