- 部活だよりを出したいが、何を書けばいいのか分からない
- 毎月つくるのが負担で、途中で続かなくなってしまう
- 試合結果や写真をどこまで載せていいのか迷っている
こんな悩みを解決します。
バレー部の部活だよりは、「予定・様子・お願い」の3つを中心に、A4用紙1枚ほどの短さで定期的に届けるのが、保護者に読まれて続けやすい書き方です。
私は元日本代表として活動し、SVリーグで監督を務めることができるバレーボールコーチ4の資格を保有しています。
指導者の立場から見ても、チームの予定や練習の様子が保護者に伝わっているかどうかで、送迎や当番の協力のしやすさは大きく変わると感じます。部活だよりは、その橋わたしになる身近な道具です。
ぜひこの記事を参考にしてみてください。
- 部活だよりを出すことで、チームと保護者に生まれるよさが分かる
- 部活だよりに入れたい5つの項目と、伝わる書き方のコツが分かる
- そのまま使える例文と、載せるときに注意したい点が分かる
それでは、くわしく見ていきましょう。
結論:「予定・様子・お願い」を短く、定期的に届ける
先に結論をお伝えします。部活だよりをつくるときに大切にしたいのは、次の3つです。
- 予定:来月の練習試合や大会、休みの日を先に知らせる
- 様子:結果だけでなく、練習でがんばっている姿を伝える
- お願い:持ち物や送迎など、家庭に協力してほしいことをはっきり書く
部活だよりは、保護者が知りたいことに短く答えるためのお知らせです。立派な文章を書く必要はありません。
れおコーチ部活だよりを出したいけど、何から書けばいいのか…。



まずは来月の予定を書くところから始めましょう。
保護者がいちばん困るのは、試合の日や集合時間を直前まで知らないことです。予定を早めに届けるだけでも、部活だよりは十分に役に立ちます。
私は、指導者と保護者が同じ予定と同じ目標を共有できていることが、選手が安心して練習に打ちこむための土台になると考えています。
部活だよりを出す3つのよさ
忙しい中で部活だよりをつくるのは、手間がかかるものです。それでも出す意味がある理由を、3つに分けて見ていきます。
保護者からの問い合わせが減る
「今度の土曜日は何時集合ですか」「お弁当はいりますか」といった問い合わせは、予定や持ち物が伝わっていないことから生まれます。
部活だよりで先にまとめて伝えておけば、同じ質問に何度も答える時間が減ります。指導者にとっても、保護者にとっても、連絡の手間が軽くなります。



同じ質問に、何度も返事をしていました…。
家庭での会話が増える
練習の様子が書かれていると、保護者は子どもに「今こんな練習をしているんだね」と声をかけやすくなります。
部活のことをあまり話さない子どもでも、お知らせをきっかけに家での会話が生まれることがあります。



家での会話のきっかけにもなるんですね。
協力をお願いしやすくなる
送迎や当番、大会の日の手伝いなど、部活は保護者の協力に支えられています。急に頼むより、部活だよりで早めに伝えておくほうが、家庭も予定を調整しやすくなります。
チームの目標や、いま取り組んでいることが伝わっていると、保護者も「応援しよう」という気持ちで協力しやすくなります。
部活だよりに入れたい5つの項目
ここからは、部活だよりに入れたい項目を5つ紹介します。毎回すべてを入れる必要はなく、その月に伝えたいことを選んでください。
- 来月の予定(練習試合・大会・休みの日)
- 練習や試合の様子
- 保護者へのお願い(持ち物・送迎・当番)
- 体調管理や安全についてのお知らせ
- 連絡の決まりと問い合わせ先
①来月の予定
練習試合や大会の日にち、集合の時間と場所、休みの日を、表の形でまとめて載せましょう。日にちが決まっていないものは「〇日ごろ予定・決まりしだいお知らせします」と書いておくと、保護者も心づもりができます。
学校の行事やテスト期間と重なる日は、部活の休みとあわせて書いておくと親切です。
②練習や試合の様子
いまどんな練習に取り組んでいるか、試合でどんな場面がよかったかを、短く書きましょう。「サーブを入れる確率を上げる練習を続けています」のように、チームで取り組んでいることが伝わる書き方がおすすめです。
試合の結果を書くときも、勝ち負けだけで終わらせず、次に向けて取り組むことを1文そえると前向きなお知らせになります。



結果より、取り組んでいることを伝えるのがコツです。
③保護者へのお願い
持ち物、送迎の方法、当番など、家庭に協力してほしいことは、ほかの話と分けて見出しをつけて書きましょう。お願いの文が本文の中にうもれていると、読み落とされやすくなります。
「〇日までに」「〇時に〇〇へ」のように、期限や場所をはっきり書くのがポイントです。
お願いは、ほかの話と分けて、期限つきで書く。
④体調管理や安全についてのお知らせ
暑い時期の水分補給、寒い時期の体調管理、ケガをしたときの連絡のお願いなど、季節に合わせた安全のお知らせを入れておきましょう。
体調がすぐれないときは無理に参加させず、休む連絡をしてほしいと伝えておくと、保護者も判断しやすくなります。
⑤連絡の決まりと問い合わせ先
欠席の連絡の仕方や、急な予定変更をどの方法で知らせるかを、決まった場所に毎回載せておくと安心です。問い合わせ先は、学校の決まりに沿った窓口を書いてください。



連絡の決まりは、毎回同じ場所に載せておきます!
毎回同じ項目を同じ順番で並べると、保護者は必要なところをすぐに見つけられます。
伝わる部活だよりにする4つのコツ
同じ内容でも、書き方しだいで読まれ方は変わります。忙しい保護者にも伝わるように、4つのコツを押さえておきましょう。
A4用紙1枚におさめる
部活だよりは、A4用紙1枚ほどにおさめるのがおすすめです。長い文章は、忙しい保護者ほど最後まで読むのが難しくなります。
書きたいことが多い月は、予定とお願いを優先し、様子の紹介は短くしてかまいません。
特定の選手だけを取り上げない
活躍した選手の名前ばかりが並ぶと、名前の出ない選手の保護者は複雑な気持ちになります。紹介するときは、チーム全体の取り組みや、学年ごとのがんばりとして書くのが安心です。



同じ選手の名前ばかりが並ぶのは避けましょう。
出す時期と回数を決める
「毎月はじめに出す」「大会の前に出す」など、出す時期を決めておくと、保護者も待っていてくれるようになります。
毎月出すのが負担なら、2か月に1回でも大丈夫です。無理なく続けられる回数にすることが、いちばん大切です。



続けられる回数に決めるのが、長く続けるコツですよ。
配る前に学校の決まりで確認する
学校から保護者へ出す文書は、配る前に管理職などの確認が必要な場合があります。配り方も、紙で配るのか、学校の連絡の仕組みを使うのかを、学校の決まりに合わせてください。



配る前に、確認の流れを聞いておきます。
そのまま使える例文
ここでは、部活だよりにそのまま使える例文を場面ごとに紹介します。チームに合わせて言葉を変えて使ってください。
- 保護者の皆さま、いつもバレー部の活動にご理解とご協力をいただき、ありがとうございます。
- 今月も部員たちは、来月の大会に向けて毎日の練習に取り組んでいます。
書き出しは、感謝の言葉と、いまのチームの様子を1文ずつ書くくらいで十分です。長いあいさつは必要ありません。



あいさつは、2文くらいで大丈夫なんですね。
- 〇月〇日の練習試合では、全員でボールをつなぐ場面が増え、声をかけ合う姿がよく見られました。
- 結果は悔しいものでしたが、課題が見えた試合でした。サーブレシーブの練習にさらに力を入れていきます。
試合の様子は、よかった場面と、次に取り組むことをセットで書くと、前向きに受けとめてもらいやすくなります。
- 〇月〇日(土)の練習試合は、〇時に学校の体育館前に集合です。お弁当と水筒の準備をお願いします。
- 送迎の車を出していただける方は、〇月〇日までにお知らせください。
お願いの例文では、日にち・時間・場所・期限を忘れずに入れておきましょう。
- 暑い日が続きますので、ご家庭でも水分補給と睡眠の声かけをお願いいたします。
- 今後ともバレー部の活動へのご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。



例文をもとに、今月の部活だよりを書いてみます!
載せるときに注意したい3つのこと
部活だよりは多くの家庭に届くお知らせなので、載せる内容には注意が必要です。特に気をつけたい3つを見ていきます。
写真と名前は学校の決まりに沿って載せる
選手の写真や名前を載せるときは、学校の個人情報の決まりに沿って判断してください。写真の掲載に同意していない家庭がないか、事前に確認しておくことが大切です。
顔がはっきり分かる写真を使わない、背中や遠くから写した写真にするなど、配慮した形を選ぶと安心です。



写真を載せる前に、確認が必要なんですね…。
メンバー選考やケガのことは書かない
試合のメンバーをどう選んだかや、個別の選手のケガの状態は、部活だよりのような全体へのお知らせには書かないようにしましょう。本人や家庭が知られたくないと感じる内容が含まれることがあります。
個別に伝える必要があることは、本人や保護者に直接伝えるのが基本です。
保護者からの意見は個別に受けとめる
部活だよりを出すと、保護者から意見や要望が届くこともあります。その場合は、部活だよりの中で答えるのではなく、個別に話を聞いて対応しましょう。



意見への返事は、全体向けのお知らせではなく個別にしましょう。
よくある質問
まとめ:部活だよりは「予定・様子・お願い」から
バレー部の部活だよりは、来月の予定、練習や試合の様子、保護者へのお願いの3つを中心に、短く定期的に届けることが大切です。
完璧なお知らせより、続けて届くお知らせのほうが保護者の安心につながります。
| 項目 | 書くこと |
|---|---|
| 予定 | 練習試合・大会・休みの日と集合の時間と場所 |
| 様子 | チームで取り組んでいる練習と試合のよかった場面 |
| お願い | 持ち物・送迎・当番を期限つきで |
| 安全 | 季節に合わせた体調管理と連絡のお願い |
| 連絡の決まり | 欠席の連絡の仕方と問い合わせ先 |
部活だよりは、指導者と保護者が同じ方向を向いて選手を支えるための、小さくても力のある道具です。
まずは来月の予定を表にまとめ、あいさつとお願いを1つそえるところから始めてみてください。



来月の予定表から、部活だよりを作ってみます!



続けて届けることで、保護者との信頼も深まりますよ。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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