- 部活のバッグを開けると、汗のようなにおいがする
- エナメルバッグやリュックを、丸洗いしてよいのか分からない
- 洗ったあと、なかなか乾かなくて翌日の練習に困った
こんな悩みを解決します。
バレー部のバッグは、毎日は中身を出して拭いて乾かし、丸洗いは洗濯表示を確かめてから、乾かす時間がとれる日にまとめて行う。この分け方にすると、においを防ぎながらバッグを長く使えます。
私は元日本代表として活動し、SVリーグで監督を務めることができるバレーボールコーチ4の資格を保有しています。
部活のバッグには、汗をかいた練習着やシューズ、お弁当箱や水筒が毎日入ります。においがこもりやすい道具なので、手入れのしかたで清潔さに大きな差が出ます。
ぜひこの記事を参考にしてみてください。
- 部活のバッグがにおう原因と、毎日できる手入れが分かる
- バッグを丸洗いするときの手順と、素材ごとの注意点が分かる
- 洗ったバッグの乾かし方と、洗うのに向いているタイミングが分かる
それでは、くわしく見ていきましょう。
結論:毎日は拭いて乾かし、丸洗いは表示を見てから
先に結論をお伝えします。部活のバッグを清潔に保つポイントは、次の3つです。
- 帰ったらすぐに中身を全部出し、口を開けて風を通す
- 内側の汚れや水気は、かたく絞った布でその日のうちに拭く
- 丸洗いは洗濯表示を確かめ、乾かす時間がとれる日に行う
バッグのにおいは、多くの場合「中に湿気が残ったまま閉めている」ことから始まります。毎日きちんと乾かしていれば、丸洗いの回数はそれほど多くなくて大丈夫です。
うさママにおいがしたら、すぐ洗濯機に入れていました…。



バッグは洗える素材かどうかで扱いが変わります。まずは毎日乾かす習慣から始めましょう。
洗うことよりも、毎日しっかり乾かすことがにおい対策の土台です。
部活のバッグがにおう3つの原因
「ちゃんと練習着は洗っているのに、バッグだけにおう」という声は少なくありません。においのもとになりやすい原因を3つ見ていきましょう。
汗で濡れた練習着やタオルを、そのまま入れている
汗を吸った練習着やタオルを直接入れると、バッグの生地や内側に湿気とにおいが移ります。バッグの中は風が通らないため、帰るまでの時間に、においのもとになる菌が増えやすくなります。
濡れた物は、ビニール袋や風が通る袋に分けて入れるだけで、バッグ全体へのにおい移りを防げます。



着替えたシャツ、そのままバッグの底に押しこんでた…。
シューズや靴下のにおいが、内側に移っている
バレーシューズや靴下は、練習のたびに汗を吸います。シューズ入れのないバッグに直接入れていると、内側の生地ににおいが残りやすくなります。
シューズは専用の袋やシューズ入れに分けて、帰ったらすぐにバッグから出して乾かしましょう。
飲み物やお弁当の汁が、こぼれたまま残っている
水筒のしずくや、お弁当の汁がバッグの底にこぼれることがあります。少しの量でも、そのままにしておくとにおいやカビの原因になります。
特にスポーツドリンクは糖分を含むので、こぼれたら早めに拭き取ることが大切です。バッグの底は、中身を出したときに一度さわって、湿っていないか確かめる習慣をつけると安心です。
体の汗のにおいも気になる場合は、次の記事で習慣づくりを紹介しています。
毎日できるバッグのお手入れ
ここからは、毎日の手入れを紹介します。帰宅してから5分ほどでできることばかりです。
中身を全部出して、口を開けておく
帰ったら、練習着・タオル・シューズ・水筒をすべてバッグから出します。ポケットの中の砂やお菓子の袋、使ったテーピングのごみも一緒に出しましょう。
中身を出したら、バッグの口とポケットを開けたまま、風通しのよい場所に置いておきます。これだけでも、次の日のにおいはかなり変わります。



中身を出すところまでは、選手本人の担当にしておくと続きやすいですよ。
内側の汚れと水気を、かたく絞った布で拭く
内側に砂や汚れがついていたり、底が湿っていたりしたら、かたく絞った布で拭きます。汚れが落ちにくいときは、薄めた中性洗剤を布に含ませて拭き、そのあと水拭きで洗剤を残さないようにします。
拭いたあとは、乾いた布で水気を取ってから、口を開けて乾かしましょう。



拭くだけなら、夕ごはんの前にさっとできそうです。
次の日の準備は、乾いてから入れる
乾ききる前に練習着や道具を入れると、湿気がこもってしまいます。前の日の夜に中身を出して乾かし、朝に入れる流れにしておくと、においが出にくくなります。
毎日の持ち物の入れ方は、次の記事でくわしく紹介しています。
バッグを丸洗いするときの手順
毎日拭いていても、においが残るようになったら丸洗いを考えます。ただし、バッグは素材や作りによって洗えないものもあるので、洗う前の確認から始めましょう。
洗う前に、洗濯表示を確かめる
バッグの内側のタグに洗濯表示があれば、水で洗えるか、洗濯機が使えるかが分かります。記号の意味が分からないときは、消費者庁が公開している洗濯表示の一覧と見比べてみてください。
参考:洗濯表示(消費者庁)
| 表示の例 | 洗い方の目安 |
|---|---|
| 洗濯機のマーク | 表示の温度と強さを守れば洗濯機で洗える |
| 手を入れたおけのマーク | 手洗いで洗う |
| おけに×のマーク | 家では水洗いできないので、拭く手入れかクリーニングにする |
タグがない、または表示が読めない場合は、無理に水で洗わず、拭く手入れを中心にするほうが安心です。



バッグにも洗濯表示があるなんて、見たことがなかったです…。
手洗いの5つの手順
水洗いできるバッグは、次の5つの手順で手洗いします。
強くこすったり、ブラシでごしごし洗ったりすると、生地の表面や防水の加工を傷めることがあります。汚れが気になるところは、やわらかいスポンジで軽くなでる程度にしましょう。



持ち手と背中側って、いちばん汗がつくところだもんね!
洗濯機は、表示で使えるものだけにする
洗濯表示で洗濯機が使えるとされているバッグだけ、洗濯ネットに入れて弱い水流で洗います。脱水を長くかけると型くずれの原因になるので、短めにするか、タオルで水気を取りましょう。
洗濯機に入れる前は、ポケットの中にごみが残っていないか必ず確かめてください。砂やごみが、ほかの洗濯物につくことがあります。
素材ごとの手入れの違い
部活でよく使われるバッグは、素材によって手入れの向き不向きがあります。次の表を目安にしてください。
| バッグの種類 | 手入れの考え方 |
|---|---|
| エナメル調のスポーツバッグ | 水洗いより、拭く手入れが基本 |
| ナイロンやポリエステルのリュック | 洗濯表示で水洗いできれば手洗いが基本 |
| シューズ入れ・巾着袋 | 表示を確かめて、こまめに洗う |
エナメル調のバッグは、拭く手入れが基本
つやのあるエナメル調のバッグは、表面が加工されているものが多く、水に長くつけると加工がはがれたり、型くずれしたりすることがあります。基本は、かたく絞った布で拭いて、陰干しする手入れにしましょう。
表面の加工によっては、アルコールの除菌スプレーで変色やべたつきが出ることがあります。使えるかどうかは、取扱説明書や製品の表示で確かめてからにしてください。



においが気になって、アルコールのスプレーをたくさんかけていました…。
リュックは、背中側と肩ひもを念入りに
ナイロンやポリエステルのリュックは、洗濯表示で水洗いできるものが多い素材です。背中が当たる部分と肩ひもは汗を吸いやすいので、手洗いのときは念入りに押し洗いしましょう。
背中側にクッションが入っているリュックは、中まで乾くのに時間がかかります。洗う日は、乾かす時間を長めにとってください。



背中のクッションは、外から乾いて見えても中が湿っていることがあります。ここは念入りに確かめたいところですね。
シューズ入れは、バッグ本体よりこまめに洗う
シューズ入れや巾着袋は、においがつきやすい一方で、洗いやすい道具です。表示で洗えるものなら、練習着と分けてこまめに洗うと、バッグ本体ににおいが移りにくくなります。
バッグそのものの選び方は、次の記事で紹介しています。手入れのしやすさも、選ぶときの大事な基準です。
乾かし方と洗うタイミング
バッグは生地が厚く、練習着よりも乾くのに時間がかかります。乾かし方と、洗う日の選び方を見ていきましょう。
口とポケットを開けて、逆さまにして陰干しする
水気を取ったら、口とポケットをすべて開けて、逆さまにして風通しのよい日陰に干します。逆さまにすると、中にたまった水が下に落ちて乾きやすくなります。
直射日光に長く当てると、色あせや生地の傷みの原因になることがあります。乾燥機も、型くずれや加工がはがれる原因になるので避けましょう。
中まで完全に乾いてから使う
表面が乾いていても、底や背中のクッションの中に水分が残っていることがあります。湿ったまま道具を入れると、洗う前よりにおいが強くなることもあります。
中まで乾いたことを手でさわって確かめてから使うようにしてください。



生乾きのまま使ったら、せっかく洗ったのに意味がなくなっちゃうんだ!
丸洗いは、次の日にバッグを使わない日に
厚みのあるバッグは、乾くまでに1日以上かかることがあります。丸洗いは、テスト期間の部活休みや長期休みの前など、次の日に使わない日を選ぶと安心です。
雨の日に濡れて帰ってきたバッグの扱いは、次の記事でも紹介しています。
バッグの手入れでやりがちな3つの失敗
最後に、バッグの手入れでよくある失敗を3つ紹介します。どれも少し気をつけるだけで防げるものです。
失敗1:バッグを閉めたまま、玄関に置きっぱなしにする
疲れて帰ってきた日は、バッグを玄関に置いたまま翌朝を迎えることもあると思います。中に濡れた練習着が入ったままだと、ひと晩でにおいが強くなります。
そんな日でも、濡れた物だけはバッグから出して、口を開けておくだけで、においのたまり方は大きく変わります。
失敗2:消臭スプレーだけで済ませる
消臭スプレーを使うと、その場のにおいは気にならなくなります。ただ、中に残った汚れや湿気がそのままだと、しばらくするとにおいが戻ってきます。
スプレーは、中身を出して拭き、乾かしたうえで補助として使うくらいがちょうどよいです。使う前には、バッグの素材に使えるかを製品の表示で確かめましょう。



スプレーをかければ大丈夫だと思っていました…。
失敗3:表示を見ずに、洗濯機で洗ってしまう
洗濯機で洗えないバッグを入れてしまうと、型くずれしたり、表面の加工がはがれたりすることがあります。一度傷んだ加工は、元に戻すのが難しくなります。



「においが気になるから、とりあえず洗濯機へ」は避けましょう。まずタグを見る、が基本です。
買い替えを考える3つのサイン
ていねいに手入れをしていても、毎日使う部活のバッグは少しずつ傷んでいきます。次のようなサインが出てきたら、買い替えを考えましょう。
- 内側や表面の加工がはがれて、べたつきやぼろぼろが出てきた
- 拭いたり洗ったりしても、においが残るようになった
- ファスナーが閉まらない、肩ひもがほつれるなど、使うのに困る傷みがある
特に肩ひもや持ち手のほつれは、重い荷物を入れたときに切れてしまうことがあります。通学や遠征でけがにつながらないよう、早めに点検しておくと安心です。



次のテスト期間に、バッグの点検と洗濯をまとめてやってみます。
荷物が重くてバッグが傷みやすい場合は、次の記事も参考になります。
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よくある質問
まとめ:出して、拭いて、乾かすを毎日の習慣に
バレー部のバッグは、毎日中身を出して拭き、口を開けて乾かすことで、においを防ぎながら長く使えます。丸洗いは、洗濯表示を確かめてから、乾かす時間がとれる日に行いましょう。
中身を出す・湿気を拭く・乾いてから入れる、の3つがバッグの手入れの基本です。
| 場面 | ポイント |
|---|---|
| 帰宅したら | 中身とごみを全部出し、口を開けて風を通す |
| 汚れや水気 | かたく絞った布で拭き、乾いた布で水気を取る |
| 丸洗い | 洗濯表示を確かめ、中性洗剤で押し洗いする |
| 乾かすとき | 口とポケットを開けて、逆さまにして陰干しする |
| 買い替え | 加工のはがれ・落ちないにおい・肩ひもの傷み |
まずは今日、バッグの中身を全部出して、底が湿っていないか確かめてみてください。



練習から帰ったら、バッグの中身を全部出すのを一番にやる!



自分の道具を自分で手入れする習慣は、バレーを大切にすることにもつながりますよ。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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