- 膝サポーターから、汗のにおいがするようになってきた
- 洗濯機に入れていいのか、手洗いしたほうがいいのか分からない
- 洗ったら伸びたり、パッドの形が崩れたりしないか心配
こんな悩みを解決します。
バレーのサポーターは、使った日のうちに洗濯表示を確かめ、ぬるま湯でやさしく押し洗いして、形を整えて陰干しする。この流れを守ると、清潔さを保ちながら長く使えます。
私は元日本代表として活動し、SVリーグで監督を務めることができるバレーボールコーチ4の資格を保有しています。
サポーターは、体を守りながら思い切りプレーするための大切な道具です。ただ、毎日の練習で汗をたっぷり吸うので、手入れのしかたで使い心地や寿命が大きく変わります。
ぜひこの記事を参考にしてみてください。
- サポーターをこまめに洗ったほうがよい理由が分かる
- 手洗い・洗濯機それぞれの洗い方と、乾かし方の手順が分かる
- やりがちな失敗と、買い替えを考えるサインが分かる
それでは、くわしく見ていきましょう。
結論:その日のうちに、やさしく洗って陰干しする
先に結論をお伝えします。サポーターを長持ちさせる洗い方のポイントは、次の3つです。
- 使った日のうちに洗い、汗をためこまない
- こすらずに、ぬるま湯でやさしく押し洗いする
- 乾燥機や直射日光は避け、形を整えて陰干しする
サポーターは、伸び縮みする生地やクッションのパッドでできています。ふつうの練習着と同じように、洗濯機で強く回して乾燥機にかけると、生地が伸びたりパッドが崩れたりしやすくなります。
うさママ練習着と一緒に、洗濯機にそのまま入れていました…。



まずは洗濯表示を見てみましょう。洗い方の答えは、そこに書いてありますよ。
洗い方で迷ったら、サポーターに付いている洗濯表示に従うのがいちばん確実です。
サポーターをこまめに洗いたい3つの理由
サポーターは、見た目がきれいでも汗をたくさん吸っています。こまめに洗いたい理由を3つ見ていきましょう。
汗と皮脂がたまると、においや肌荒れの原因になる
膝や足首は、プレー中に曲げ伸ばしをくり返すため、汗がこもりやすい場所です。汗や皮脂が残ったままのサポーターは、においが出やすくなります。
汚れた状態で肌に当て続けると、かゆみや肌荒れにつながることもあります。肌に異常が続くときは、使うのを休んで皮膚科などの医師に相談してください。



外したときに、ちょっとにおうのが気になってたんだ。
汚れで生地がかたくなり、ずれやすくなる
汗の成分が生地にたまると、だんだん生地がかたくなり、伸び縮みしにくくなります。すると、膝にぴったり合わず、プレー中にずれやすくなってしまいます。
ずれたサポーターは、守りたい位置からパッドが外れてしまいます。清潔にしておくことは、サポーターの役目を守ることにもつながります。
伸び縮みする素材は、熱と摩擦に弱い
サポーターに使われる伸び縮みする糸やゴムは、熱や強い摩擦で傷みやすい素材です。高い温度のお湯や乾燥機、ゴシゴシこする洗い方は、寿命を縮める原因になります。
逆に言えば、洗い方を少し変えるだけで、同じサポーターを長く使えるということです。



高いサポーターほど、洗い方しだいで長く使えるかどうかが変わってきますね。
洗う前に確認する3つのこと
洗い始める前に、次の3つを確認しておきましょう。ここを見ておくと、洗ったあとに「伸びた」「崩れた」という失敗を防げます。
| 確認すること | 見るところ | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| 洗濯表示 | 内側のタグ | 手洗いのみ・洗濯機OK・漂白剤の可否 |
| 面ファスナー | 足首・肘・手首用に多い | 留めてから洗わないと生地に引っかかる |
| パッドの有無 | 膝サポーターに多い | 厚いパッドはこすらず押して洗う |
洗濯表示で「手洗い」か「洗濯機」かを確かめる
内側のタグにある洗濯表示を見て、手洗いだけのものか、洗濯機で洗えるものかを確かめます。漂白剤が使えるかどうかも、表示で分かります。
記号の意味が分からないときは、消費者庁が洗濯表示の一覧を公開しているので、見比べて確かめてみてください。
参考:洗濯表示(消費者庁)
タグが外れていたり、表示が読めなくなっていたりする場合は、手洗いで洗うと安心です。



洗濯表示の記号って、じつはよく分からないまま見ていました…。
面ファスナーは留めてから洗う
足首や肘、手首のサポーターには、面ファスナー(マジックテープ)が付いているものがあります。はがしたまま洗うと、ほかの洗濯物や生地そのものに引っかかって、毛羽立ちの原因になります。
洗う前に面ファスナーをきちんと留めておくだけで、生地の傷みを減らせます。



練習着に引っかかって、毛玉ができた理由はこれだったんですね。
サポーターの洗い方5つの手順
ここからは、実際の洗い方を紹介します。基本は手洗いで、洗濯機が使えるものは弱い水流で洗います。
基本は手洗いの押し洗い
手洗いは、次の5つの手順で進めます。
押し洗いは、手のひらでサポーターを沈めて、ゆっくり押したりゆるめたりをくり返す洗い方です。こすらないので、生地やパッドへの負担を減らせます。
においが気になるときは、洗う前にぬるま湯へしばらくつけておくと、汗の汚れが浮きやすくなります。つけ置きの時間や使える洗剤は、洗濯表示に合わせてください。



ねじってしぼると生地が伸びるので、タオルではさんで押すのがコツです。
洗濯機で洗えるときは、ネットに入れて弱い水流で
洗濯表示で洗濯機が使えるものは、洗濯ネットに入れて、手洗いコースやおしゃれ着コースなどの弱い水流で洗います。1つのネットに1つずつ入れると、形が崩れにくくなります。
脱水は短い時間にしておきましょう。長く回すと、生地が引っぱられて伸びやすくなります。



1つのネットに1つずつ入れればいいんだね!
練習着やユニフォームの洗い方は、次の記事でくわしく紹介しています。
乾かし方と保管のコツ
洗ったあとの乾かし方も、サポーターの寿命を左右します。熱を避けて、形を整えて乾かすのが基本です。
形を整えて、風通しのよい日陰で干す
水気を取ったら、手で形を整えて、風通しのよい日陰に干します。平らに置いて干すか、洗濯ばさみを使うなら生地の端をはさむようにすると、伸びにくくなります。
パッド入りの膝サポーターは乾くのに時間がかかります。夜に洗って翌朝の練習に使う日は、乾きやすい場所を選んで干しておきましょう。
乾燥機・直射日光・暖房の前は避ける
乾燥機の熱や、強い直射日光、ストーブやヒーターの前での乾燥は、伸び縮みする素材を傷める原因になります。早く乾かしたい気持ちは分かりますが、熱に当てるのは避けてください。



朝までに乾かないとき、ドライヤーを当ててもいいのかしら…。



熱い風を近くから当てるのは避けたいですね。乾かない日のために、洗い替えをもう1つ用意しておくと安心ですよ。
乾いたら、その日のうちにバッグへ戻す
乾いたサポーターは、そのままにせず練習バッグへ戻しておくと、忘れ物を防げます。湿ったままバッグに入れると、においやカビの原因になるので、しっかり乾いてから戻しましょう。
洗濯物全体の回し方や部屋干しのコツは、次の記事も参考になります。
サポーターの手入れでやりがちな3つの失敗
最後に、サポーターの手入れでよくある失敗を3つ紹介します。どれも少し気をつけるだけで防げるものです。
失敗1:バッグに入れたまま翌日まで放置する
練習のあと、サポーターをバッグに入れたまま翌日まで置いておくと、汗が生地にしみこみ、においが落ちにくくなります。
洗えない日も、帰ったらバッグから出して、広げて乾かしておきましょう。その日のうちにバッグから出すだけでも、においはたまりにくくなります。
失敗2:ほかの洗濯物と一緒に強く洗う
ジーンズやタオルなど、重い洗濯物と一緒に洗濯機で強く洗うと、サポーターが引っぱられて伸びたり、パッドがよれたりします。
洗濯機を使う場合も、ネットに入れて弱い水流にするか、サポーターだけ分けて洗うようにしましょう。



練習着とまとめて洗ってたから、ゆるくなってたのかも!
失敗3:柔軟剤や漂白剤を表示を見ずに使う
柔軟剤や漂白剤は、素材によっては使えないものがあります。表示を見ずに使うと、生地の風合いが変わったり、色が抜けたりすることがあります。
使ってよいかどうかは、必ず洗濯表示で確かめてください。迷ったときは、中性洗剤だけで洗うのが安心です。



迷ったら「表示を見る・中性洗剤だけ」の2つに戻れば大丈夫ですよ。
買い替えを考える3つのサイン
ていねいに洗っていても、サポーターは使うほど少しずつ傷んでいきます。次のようなサインが出てきたら、買い替えを考えましょう。
- 生地が伸びて、プレー中にずれ落ちるようになった
- 膝のパッドがへたって、薄く感じるようになった
- 洗ってもにおいが残るようになった
ずれるサポーターや、パッドがへたったサポーターは、守りたい場所を十分に守れません。成長期でサイズが合わなくなった場合も、同じように買い替えどきです。



買い替えるときは、洗い替え用にもう1つそろえておくと回しやすそうですね。
選び方の基準は、それぞれのサポーターの記事でくわしく紹介しています。
🔎 パフォーマンスアップや日頃のケアに役立つ用品は、Amazonでバレーボール用品を探すと見つけやすいです。
よくある質問
まとめ:やさしく洗って、サポーターの役目を長く守る
バレーのサポーターは、使った日のうちに洗濯表示を確かめ、ぬるま湯でやさしく押し洗いして、形を整えて陰干しすることで、清潔さを保ちながら長く使えます。
こすらない・熱を当てない・ためこまない、の3つがサポーターの手入れの基本です。
| 場面 | ポイント |
|---|---|
| 洗う前 | 洗濯表示を見て、面ファスナーを留める |
| 洗うとき | ぬるま湯で押し洗い・洗濯機はネットと弱い水流 |
| 水気を取る | ねじらず、タオルではさんで押す |
| 乾かす | 形を整えて日陰で干し、乾燥機や暖房は避ける |
| 買い替え | ずれる・パッドがへたる・においが残るとき |
まずは今日、使っているサポーターの内側にある洗濯表示を確かめてみてください。



練習から帰ったら、すぐにサポーターをバッグから出すようにする!



道具を大切にする習慣は、プレーを大切にすることにもつながりますよ。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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