- バレーを始めたいけれど、小さい子どもを預ける先がない
- 子どもを連れて行って、迷惑にならないか心配で聞けない
- 練習中に子どもがどう過ごすのか、想像がつかない
こんな悩みを解決します。
子連れでの参加は、チームに確認して、安全と過ごし方の段取りを決めておけば十分に成り立ちます。実際に子連れで続けている方はたくさんいます。
私は元日本代表として活動し、SVリーグで監督を務めることができるバレーボールコーチ4の資格を保有しています。
10年以上、競技から生涯スポーツまでさまざまな世代を指導してきましたが、子どもがいるからバレーは無理だとあきらめかけている、という相談を受けることがあります。
そのときにいつもお伝えしているのが、できるかどうかを一人で考えるより、先にチームへ聞いてしまうほうが早い、ということです。
ぜひこの記事を参考にしてみてください。
- 子連れで参加できるかどうかを判断する基準が分かる
- 見学のときに確認しておくことが分かる
- 練習中に子どもが安全に過ごすための段取りが分かる
ママさんバレーの全体像から知りたい方は、こちらの記事もあわせてどうぞ。
それでは、くわしく見ていきましょう。
結論:子連れで参加しているチームは珍しくない
結論からお伝えします。子連れでの参加は、① チームが受け入れているか。
② 体育館の使用ルールで認められているか。この2つが満たされていれば成り立ちます。
ママさんバレーは、もともと子育て中の方が集まって続いてきた活動です。だから、子どもがいることを前提にした仕組みを持っているチームは少なくありません。
コート脇のスペースに子どもたちが集まって過ごしていたり、休憩のたびに親が様子を見に行ったり。そうした光景は、この競技ではごく自然なものです。
うさママ連れて行ったら、迷惑になりませんか?



受け入れているチームなら、迷惑ではなく前提ですよ。
ただし、すべてのチームが同じではありません。練習に集中したいという方針のチームもありますし、借りている体育館のルールで、選手以外の立ち入りが制限されている場合もあります。
だから、まず確認するべきなのはチームと施設の2つです。ここさえ押さえれば、あとの心配はほとんど段取りで解決できます。
- チームが受け入れているか:方針とこれまでの実績を聞く
- 施設が認めているか:体育館の利用ルールで子どもの同伴が可能か
この2つは、見学に行けばその場で分かります。一人で悩んでいる時間のほうが、ずっともったいないです。



チーム ト シセツ ノ フタツ
そしてもうひとつ大事なのが、子どもの年齢によって必要な段取りが変わることです。歩き回る年齢と、ひとりで座って遊べる年齢では、まったく話が違います。
年齢に合わせた準備は、このあとの章でくわしくお伝えします。
チーム探しから始めたい方は、地域・小学校からのチームの探し方をどうぞ。
見学のときに確認したい5つのこと
ここでは、見学に行ったときに何を聞けばいいかをお伝えします。この5つを聞いておけば、入ってからの困りごとはかなり減ります。
いちばん大事なのは、1つ目の前例です。前に子連れで参加していた方がいるチームは、必要な段取りがすでにできあがっています。
前例がないチームでも断られるとは限りません。ただ、自分が最初の一人になるので、少し丁寧に相談したほうが安心です。



前例がないと、やっぱり難しいでしょうか?



難しいというより、決めごとを一緒に作る必要があるということですね。
2つ目の過ごす場所は、実際に見せてもらうのがいちばんです。ボールが飛んでこない位置かどうかは、その場に立てばすぐに分かります。
3つ目の見る人については、チームによって考え方が分かれます。手が空いているメンバーが交代で見てくれるチームもあれば、基本は各自で見るというチームもあります。
どちらが良い悪いではありません。自分の子どもの年齢と、そのチームの体制が合うかどうかで判断してください。
見学のときは、雰囲気だけでなく「子どもがどこで、誰と過ごすのか」を必ず具体的に確認してください。
4つ目の施設のルールは、意外な落とし穴です。学校の体育館を借りている場合、その学校の決まりで同伴が制限されていることがあります。
5つ目の大会の日については、練習と扱いが違うことがほとんどです。会場によっては、選手以外の入場が制限される場合もあります。
大会の流れは、出場までの流れと初参加の準備にまとめました。



キク ダケデ ホトンド カイケツ
体育館で子どもを安全に見るための決めごと
次は安全の話です。ここだけは、感覚ではなく決めごとにしておいてください。
体育館は、大人が全力で動き、ボールが強く飛ぶ場所です。子どもにとっては楽しい広場に見えますが、大人が思っている以上に危ない瞬間があります。
いちばん多いのが、ボールがコートの外に飛び出すときです。次に多いのが、選手がボールを追ってコートの外まで走ってくるときです。
- 待つ場所:コートから離れた壁側の一角に固定する
- 出てはいけない線:床のラインを使って「ここから先は行かない」と決める
- 呼ぶときの合図:練習を止めずに親を呼べる方法を決めておく
待つ場所を固定するのは、子ども自身のためでもあります。毎回同じ場所だと、そこが自分の居場所だと分かって落ち着きます。
出てはいけない線は、言葉より床の線を使うほうが伝わります。青い線から出ない、というように目で見えるもので示してください。



目を離すのが、やっぱり怖いです。



怖くて当然です。だから場所と線を決めて、視界に入る配置にするんです。
そして、小さいお子さんの場合は、一人で待たせない前提で考えてください。歩き回る年齢の子は、決めごとだけでは止まりません。
このくらいの年齢のときは、交代で見る仕組みがあるチームを選ぶか、後の章でお伝えする預ける選択肢を組み合わせるほうが現実的です。
安全は「気をつける」では守れません。場所・線・合図の3つを決めごとにしてください。
もうひとつ、意外に見落とされるのが体育館の気温です。夏は思っている以上に暑くなりますし、冬は床から冷えます。
大人は動いているので気づきませんが、じっと座っている子どもは体温が変わりやすい状態です。飲み物と羽織るものは、季節に関係なく用意しておいてください。



バショ ト セン ト アイズ
子どもが飽きずに過ごせる持ち物と工夫
安全の次は、子ども自身が退屈しないための工夫です。ここが整うと、親のほうも練習に集中できます。
練習は、短いチームでも90分ほどあります。その時間を子どもがどう過ごすかを、行き当たりばったりにしないことがコツです。
- 静かに遊べるもの:お絵かき帳・シール・音の出ない小さな玩具
- 敷くもの:レジャーシートや小さなマット
- 飲み物と軽い食べ物:こぼれにくい水筒と一口サイズのもの
- 羽織るもの:体育館の寒暖差に備えて1枚
- 着替え:床で遊ぶので汚れる前提で
持ち物で意外と効くのが、敷くものです。ここが自分の場所だと目で分かるので、子どもが動き回りにくくなります。
音の出るおもちゃは避けてください。体育館は音が響くので、思っている以上に大きく聞こえます。



動画を見せるのは、ありでしょうか?



チームに確認したうえで、音を出さない形なら選択肢のひとつです。
もうひとつの工夫は、練習の前後に子どもと過ごす時間を少しだけ作ることです。行きの道で今日の約束を話し、帰りに「待っててくれてありがとう」と伝える。
これだけで、子どもにとっての体育館が、待たされる場所から一緒に行く場所に変わっていきます。
そして、同じように子連れで来ているメンバーがいるなら、子どもどうしで遊べる時間になります。これは子連れ参加の大きな利点です。
子どもが「自分の居場所がある」と感じられると、親の練習時間はぐっと落ち着きます。
チーム内での関わり方は、休む時の伝え方と長く続けるコツも参考になります。
子連れが難しい日の選択肢
毎回連れて行けるとは限りません。体調が悪い日もあれば、どうしても集中して練習したい日もあります。
そういう日のために、選択肢をいくつか持っておくと気持ちが楽になります。
家族や身近な人に頼む
いちばん現実的なのが、家族に見てもらう方法です。週に1回だけなら、曜日を固定して頼みやすくなります。
大事なのは、その都度お願いするのではなく、先に曜日を決めてしまうことです。予定として組み込まれれば、頼むほうも頼まれるほうも負担が減ります。
時間の組み立て方は、週1回から続ける時間の作り方で解説しています。



毎週お願いするのは、気が引けます。



だからこそ曜日を固定するんです。予定になれば、お願いではなく約束になります。
一時預かりの仕組みを使う
住んでいる地域によっては、一時預かりや子育て支援の仕組みが用意されています。利用の条件や料金は自治体によって違うので、お住まいの窓口で確認してみてください。
こうした仕組みは、事前の登録が必要なことが多いです。使うかどうか決めていなくても、先に登録だけ済ませておくと、いざというときに動けます。
思い切って休む
3つ目は、休むという選択です。これは負けではありません。
子どもの体調が悪い日に無理をして連れて行けば、子どもも自分もつらくなります。1回休んでも、体力も技術も落ちません。
長く続けている方ほど、休む判断が上手です。行けない週があることを前提にしておくほうが、結果として続きます。
続けるコツは、毎回行くことではなく、行けない日の逃げ道を先に作っておくことです。



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子連れで気まずくならない伝え方
最後に、伝え方のコツをお伝えします。実は、ここでつまずいて辞めてしまう方がいちばん多いところです。
子連れで参加していると、どうしても周りに気を使います。その気疲れが積み重なると、バレーそのものが楽しくなくなってしまいます。
いちばんの解決策は、こちらから先に伝えておくことです。黙って連れて行って様子をうかがうより、ずっと楽になります。
- 子どもが待つ場所と、目を離さないための工夫
- 途中で抜けることがある可能性
- 何かあったときにすぐ動くという姿勢
とくに大事なのが、2つ目の途中で抜ける可能性です。これを先に言っておけば、実際に抜けたときに誰も驚きません。
そして、練習を抜けることを申し訳なく思いすぎないでください。子どもが優先なのは、チームの誰もが分かっています。



途中で抜けたら、迷惑をかけてしまいます。



先に言ってあれば、それは想定内です。想定外になるのが困るだけなんですよ。
もうひとつ、周りへの感謝は言葉にして伝えてください。見てもらった日にひとこと伝えるだけで、次も声をかけてもらいやすくなります。
逆に、遠慮しすぎて何も言わないままだと、こちらの状況が伝わりません。伝わっていないことが、いちばんの気まずさの原因です。
私が相談を受けてきたなかでも、子連れで長く続けている方は、みなさん状況をこまめに共有していました。特別なことではなく、ひとことの積み重ねです。
気まずさの正体は、子どもがいることではなく、状況が共有されていないことです。
そして、いずれ子どもは大きくなります。連れて行く必要がなくなる日は必ず来るので、今の数年をどう乗り切るかだけ考えれば大丈夫です。



ツタエレバ キマズサ ハ キエル
よくある質問
まとめ:確認と段取りで、子連れは成り立つ
ママさんバレーは、子連れで参加している方が珍しくない競技です。チームと施設の2つを確認して、安全と過ごし方の段取りを決めておけば十分に成り立ちます。
① チームと施設に確認する。
② 場所・線・合図を決める。
③ 難しい日の選択肢を持っておく。
| 場面 | 決めておくこと | 目的 |
|---|---|---|
| 見学のとき | 前例・待つ場所・見る人 | 入ってからの困りごとを減らす |
| 練習中 | 待つ場所・出ない線・合図 | 子どもの安全を守る |
| 行けない日 | 家族に頼む・預ける・休む | 続けられる形にする |
| 日ごろ | 状況をひとこと共有する | 気まずさをためない |
一人で悩んでいる時間がいちばんもったいないと感じます。連れて行けるかどうかは、聞けばその日のうちに分かることです。
私が相談を受けてきたなかでも、思い切って聞いてみたら大丈夫でした、という方がたくさんいました。心配していた期間のほうが長かった、という声もよく聞きます。
まずは見学の申し込みのときに、子どもを連れて行っても大丈夫か聞いてみてください。そこから道が開けます。



聞くだけなら、今日できますね!



その一歩で、たいていは解決しますよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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