- 進学先の中学にバレー部がなく、続けさせてあげられるか不安
- クラブチームや少年団を探したいが、どこから調べればいいか分からない
- 学校の部活以外で続けると、大会に出られるのかが分からない
こんな悩みを解決します。
中学にバレー部がないときは、「学校の外で続ける」「学校の枠を借りて続ける」「いったん離れて高校で戻る」の3方向から選ぶのが基本です。
私は元日本代表として活動し、SVリーグで監督を務めることができるバレーボールコーチ4の資格を保有しています。
10年以上スクールで中学生以上の選手を指導してきましたが、保護者の方から「進学先に部がない」というご相談をいただくことは珍しくありません。
続けられた家庭に共通しているのは、選択肢を探す前に「通える範囲」と「使える時間」を先に決めていることです。
ぜひこの記事を参考にしてみてください。
- 学校にバレー部がなくても続けられる5つの道が分かる
- 我が家に合う選び方を、通学・費用・大会の3点から判断できる
- 探す順番と、申し込み前に確認すべきことがはっきりする
それでは、詳しく見ていきましょう。
結論:バレー部がなくても続ける道は5つある
まず結論からお伝えします。
- ① 地域のクラブチーム(ジュニアクラブ)に入る
- ② スポーツ少年団に入る
- ③ 近隣校との合同チーム・拠点校方式に参加する
- ④ 別の部活に入り、バレーは週末だけ続ける
- ⑤ いったん離れ、高校で再開する前提で体を作る
どれが正解かは、家庭の状況で変わります。
うさママ部がないと聞いて、正直あきらめかけていました…。



大丈夫。学校の外にも道はあるし、順番に見ていけば必ず絞れるよ。
大切なのは、①〜⑤を上から順に「通えるか」で切っていくことです。
どんなに良いチームでも、片道1時間半を週4日続けるのは中学生にも家庭にも負担が大きくなります。
無理な条件で始めると、半年ほどで送迎が回らなくなり、結局やめることになりがちです。



ツヅケラレル ジョウケンカラ サガス
先に通える範囲を決めてから探すと、候補は少なくなりますが、続く確率は上がります。
ここから、それぞれの中身と向いている家庭を見ていきます。
なぜ「学校にない」であきらめなくてよいのか
学校の部活動は、バレーボールを続ける手段のひとつにすぎません。
中学の年代は、学校の部活以外の受け皿が以前より広がってきています。
部活動の地域移行で受け皿が増えている
部活動を地域のクラブへ移していく流れが進み、学校の外で活動するチームが各地で増えています。
学校に部がないことと、その地域でバレーができないことは、まったく別の話です。
自治体によっては、平日の夜や土日に、中学生が参加できる活動を用意しているところもあります。
こうした情報は学校から配られるとは限らないので、市区町村のスポーツ課とバレーボール協会に直接問い合わせるのがいちばん早い方法です。



ガッコウニナイ ≠ チイキニナイ
制度の全体像は、こちらの記事でくわしく解説しています。
中学で離れても高校で戻ってこられる
仮に中学の3年間で試合から離れても、バレーボールは高校から始める選手が普通にいる競技です。
3年間まったく触らないのと、月に数回でもボールに触れているのとでは、戻ったときの感覚がかなり違います。
高校で戻ってくる選手を見ていて差が出るのは、技術よりも体の土台です。
走る量と跳ぶ量が確保できていた選手は、フォームを覚え直すところから始めても短期間で追いつきます。



完全にやめるか続けるか、の二択で考えなくていいんだ。
だからこそ、選択肢を「入部できるかどうか」だけで判断しないでください。
5つの選択肢と、向いている家庭
ここがこの記事の中心です。
5つの道それぞれの中身と、どんな家庭に向いているかを順番に見ていきます。
① 地域のクラブチーム(ジュニアクラブ)
中学生年代を受け入れる民間のクラブチームです。
指導者が競技経験者であることが多く、練習量も試合数も部活動に近い水準で確保できます。



レベルが高そうだけど、初心者でも入れるのかしら?



チームによるよ。初心者クラスを分けているところも多いから、見学で聞いてみよう。
向いているのは、本格的に競技として続けたい家庭です。
そのぶん会費・遠征費がかかり、送迎の負担も大きくなります。
練習日が平日の夜に入ることも多いため、宿題や睡眠の時間をどう確保するかも先に考えておいてください。
② スポーツ少年団
地域のスポーツ少年団も、中学生を受け入れている団体があります。
会費が抑えられていることが多く、費用面では続けやすい選択肢です。
指導者が保護者ボランティアの場合もあるため、方針や雰囲気の差が大きい点は見学で確かめてください。
ただし中学生を受け入れているかは団体ごとに違うので、まず年齢の範囲を確認してください。



小学生だけの団体もあるんですね。
向いているのは、費用と負担を抑えて楽しく続けたい家庭です。
③ 近隣校との合同チーム・拠点校方式
部員が足りない学校どうしが合同チームを組んだり、近隣の拠点校の練習に参加できる仕組みを設けている地域があります。
学校を通じた枠組みなので、公式大会に出られる可能性が高いのが大きな利点です。



タイカイニデタイナラ マズココヲカクニン
ただし、この仕組みがあるかどうかは地域と年度で変わります。
まずは進学先の学校か、市区町村の中学校体育連盟に問い合わせるのが確実です。
問い合わせるときは「合同チームの実績があるか」「参加する場合の練習場所はどこか」の2点を必ず聞いてください。
練習場所が他校になる場合、そこまでの移動手段が実質的な決め手になります。
向いているのは、公式大会に出ることを大事にしたい家庭です。
今ある部が人数不足で休部や廃部になりそうな段階なら、決まる前に確かめたいことを別の記事でまとめています。
④ 別の部活に入り、バレーは週末だけ続ける
学校では別の部活に所属し、バレーは週末のクラブや教室で続ける形です。
平日は学校で体を動かせるので、体力が落ちにくいという利点があります。



掛け持ちは体力面の管理がいちばん大事だよ。
一方で、両方の予定が重なる週は休みがなくなります。
掛け持ちの条件は、こちらの記事にまとめています。
向いているのは、通えるクラブが週末だけ開いている家庭です。
⑤ 高校で再開する前提で体を作る
近くに受け皿がまったくない場合は、中学の3年間を「体を作る期間」と決める考え方もあります。
走る・跳ぶ・体幹を支えるといった土台は、ボールがなくても伸ばせます。



高校でまた始めるって決めておけば、気持ちが折れずにすみますね。
月に1回でも地域の体験会やバレー教室に参加できると、感覚が戻りやすくなります。
家の中でもできることとしては、指先でボールを扱う感覚を落とさない練習が向いています。
壁に向かって軽くパスを続けるだけでも、ボールの落下点に入る感覚は保てます。



3年間ゼロにしないことが、いちばん効いてくるよ。
向いているのは、通える範囲に活動がない家庭です。
選ぶ前に親が確認する3つのこと
選択肢が見つかったら、申し込む前に次の3つを必ず確認してください。
1つ目の通う時間は、いちばん軽く見られがちで、いちばん効いてきます。
冬になれば練習終わりは暗く、帰宅はさらに遅くなります。
雨の日と冬の帰り道を想像して、それでも回せるかどうかで判断してください。
2つ目の費用は、月会費だけを見ると安く見えます。
ユニフォームや大会参加費、遠征の交通費まで足すと、年間の総額はまったく違う数字になります。



月会費だけで比べていました…。



1年分でならべると、チームごとの差がはっきり見えるよ。
そして、いちばん見落とされやすいのが3つ目の大会への出場資格です。



「練習は楽しいけれど公式戦には出られなかった」は、後から効いてくるよ。
出場できる大会の範囲は、チームの登録区分によって変わります。
見学のときに「どの大会に、どういう資格で出ていますか」と具体的に聞いておきましょう。
費用の全体像は、こちらの記事も参考になります。
つまずきやすい2つの落とし穴
相談を受けていて多いのが、次の2つのつまずき方です。
落とし穴①:見学せずに口コミだけで決める
「強い」「厳しい」といった評判は、どの学年のどの時期の話かで意味が変わります。
必ず本人を連れて練習を見に行き、同学年の選手が何本ボールに触っているかを見てください。
人数に対してコートが足りているか。 初心者にも順番が回っているか。
この2つが満たされていれば、指導方針が多少きびしくても伸びていきます。



クチコミダケデキメルト ミスマッチ
見学のチェック項目は、体験入部の記事がそのまま使えます。
落とし穴②:入る前から3年間の計画を固めすぎる
中学の3年間で、体も気持ちも大きく変わります。
最初に決めた道が合わなくなることは普通にあるので、半年ごとに見直す前提で始めてください。
見直すときの基準は、順位や試合の出場時間ではありません。
本人が練習に行きたがっているかと、生活が回っているかの2つで判断してください。
この2つが崩れていなければ、成長のスピードは家庭ごとに違って当たり前です。



一度決めたら変えられない、と思わなくていいんですね。



うん。合わなければ移ればいいよ。続けることが目的だからね。
学校に新しく部を作れるのか
「部がないなら作れないか」というご相談もいただきます。
結論としては、同好会や愛好会という形なら可能性はありますが、簡単ではありません。
顧問を引き受ける教員、活動場所、部員の人数という3つがそろう必要があるためです。



先生の負担が大きいから、学校側の事情も大きいんだ。
まずは学校に相談したうえで、並行して③の合同チームや①のクラブも探しておくのが現実的です。
立ち上げに動く場合も、在学中に公式大会へ出られるところまでいくには時間がかかります。
「作れたら理想」と考え、当面の受け皿は別に確保しておいてください。
新しく立ち上げる場合の進め方は、指導者向けの記事も参考になります。
中学にバレー部がないときの選択肢について、よくいただく質問をまとめました。
よくある質問
まとめ:通える範囲から順に、5つの道を当てはめる
中学にバレー部がないときは、学校の外・学校の枠・いったん離れる、の3方向から選択肢を探します。
① 通えるかで絞る。 ② 費用を1年分で計算する。 ③ 出られる大会を確認する。
この順番で見ていけば、我が家に合う道は必ず絞り込めます。
| 選択肢 | 費用の目安 | 大会 | 向いている家庭 |
|---|---|---|---|
| ① クラブチーム | 高め | 出やすい | 競技として本格的に続けたい |
| ② スポーツ少年団 | 抑えめ | 団体による | 負担を抑えて楽しく続けたい |
| ③ 合同・拠点校 | 学校に準じる | 出やすい | 公式大会を大事にしたい |
| ④ 別部活+週末クラブ | 中くらい | 限定的 | 週末だけ通える環境がある |
| ⑤ 体づくりに専念 | ほぼなし | なし | 通える範囲に活動がない |



表にしてもらうと、うちがどれか見えてきました。



いいね。まずは見学の予約から始めてみよう。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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