- 高校の部活用に5号球を買いたいけれど、どれを選べばいいかわからない
- 検定球と練習球の違いが、いまいちピンとこない
- 自主練用のボールに、高い検定球を買うべきか迷っている
こんな悩みを解決します。
5号球は高校生・大学生・一般の大人が使うサイズで、選び方はJVA検定マークの有無と、試合用か練習用かの2つで決まります。
私は元日本代表として活動し、SVリーグで監督を務めることができるバレーボールコーチ4の資格を保有しています。
元Vリーガーとして、現役時代からさまざまなボールを実際に打ち、受けてきました。
その経験から言えるのは、ボール選びで大事なのは値段や見た目ではなく、使う場面に合っているかどうかだということです。
なお、5号球を使うのは高校生以上です。中学生は4号球、小学生は軽量4号球なので、当てはまる方は本文中で紹介する記事を参考にしてくださいね。
ぜひこの記事を参考にしてみてください。
- JVA検定球と練習球の違いと使い分けがわかる
- 5号球を選ぶときの4つの基準がわかる
- ボールを長持ちさせる空気圧と保管のコツがわかる
バレーボール用品全体の選び方は、こちらの記事にまとめています。
それでは、くわしく見ていきましょう。
結論:5号球は「検定の有無」と「使う場面」で選ぶ
先に結論からお伝えします。5号球選びは、使う場面から逆算すると迷いません。
| 使う場面 | 選ぶボール |
|---|---|
| 公式試合・部活の全体練習 | JVA検定球 |
| 自主練・個人でのボールタッチ練習 | 練習球(非検定)でOK |
| 家の前や公園での基礎練習 | 練習球・屋外向けボール |
試合につながる練習は検定球、数が欲しい自主練は練習球、が基本の考え方。
公式試合では、JVA(日本バレーボール協会)の検定を受けたボールが使われます。だからこそ、試合を目指すチームの練習は検定球でそろえるのが理想です。
一方で、1人でのサーブ練習や壁パスのように、とにかくボールに触る回数を増やしたい場面もありますよね。そこに高価な検定球を何球も用意する必要はありません。
サルくんボールって、全部同じじゃないの?



大きさは同じでも、検定の有無や表皮の作りで性格が変わるんだよ。
私の指導現場でも、ボール選びの相談はとても多いです。そのたびに伝えているのが、この検定の有無と使う場面という2つの軸です。
この軸さえもっておけば、商品がたくさん並んでいても、自分に必要な1球を選び出せます。まずは5号球の基本から順番に見ていきましょう。
5号球の規格:高校生以上が使う一般サイズ
5号球は、バレーボールの中でいちばん大きい一般用サイズです。高校生・大学生・社会人・プロまで、高校生以上のカテゴリーはこの5号球を使います。
一般的な規格は、周囲65〜67cm・重さ260〜280gです。
中学生まで使っていた4号球より一回り大きく、少し重くなります。高校に上がったばかりの選手は、この差に最初は戸惑うことが多いです。



4号球と比べると、けっこう違うものなの?



数字以上に、腕や指に伝わる重みの違いを感じるよ。まずはパスから慣れていこう。
だからこそ、高校での部活を控えた春休みなどに、5号球を1球用意して感覚を作っておくのはおすすめです。パスやサーブの練習を先に始めておくと、入部後のスタートが変わります。
ここで、年代ごとの号数を整理しておきましょう。号数選びはボール選びの土台なので、間違えないことが何より大事です。
| 年代・カテゴリー | 使うボール |
|---|---|
| 小学生(小学生バレー) | 軽量4号球 |
| 中学生 | 4号球 |
| 高校生・大学生・一般 | 5号球 |
| ママさん(家庭婦人)バレー | 4号球 |
注意したいのは、5号球はあくまで高校生以上のボールだという点です。中学生の公式試合は4号球なので、ふだんの練習も4号球で行いましょう。
また、ママさんバレーも4号球を使う大会が中心です。年代や所属によって使うボールが変わるので、購入前に自分のカテゴリーをチェックしてください。
中学生や小学生のボール選びは、それぞれ専用の記事でくわしく解説しています。
自分のカテゴリーが5号球だとわかったら、次は検定球と練習球の違いを見ていきましょう。
JVA検定球とは:検定球・練習球・レプリカの違い
5号球を探すと、検定球・練習球・レプリカといった言葉が出てきます。ここを理解すると、ボール選びは一気にラクになります。
検定球:公式試合で使える証明付きのボール
JVA検定球とは、日本バレーボール協会の検定に合格したボールのことです。表皮に検定マークが入っていて、国内の公式試合で使うことが認められています。
大きさや重さ、品質が公式試合の基準を満たしている証明なので、打球感や飛び方が安定しているのが特長です。
国際大会やVリーグのようなトップの舞台でも、大会ごとに公式球が決められています。検定球の中でも、自分たちの大会で使われるモデルに合わせるのが基本の考え方です。



ケンテイマークハ シアイニ デラレル アカシ
高校の大会でも使用球は決められています。部活で使うボールを選ぶときは、顧問の先生やチームの先輩に、大会で使うボールをチェックしてから買うと失敗がありません。
練習球・レプリカ:数をそろえやすい練習向けボール
練習球は、検定を受けていない練習向けのボールです。サイズや重さは5号球の規格に合わせて作られているものが多く、価格が手頃なので数をそろえやすいのが魅力です。
レプリカ球は、公式球のデザインに似せた普及版のボールです。見た目は公式球そっくりでも、表皮の素材や作りが違うため、打球感は別物と考えておきましょう。



練習球だと、練習にならないってこと?



そんなことないよ。基礎練習には十分だし、数をそろえられるのは大きな強みなんだ。
検定球と練習球の違いを表で整理します。
| 項目 | JVA検定球 | 練習球・レプリカ |
|---|---|---|
| 公式試合 | 使える | 使えない |
| 打球感 | 試合と同じ感覚 | モデルによって差がある |
| 価格 | 高め | 手頃 |
| 向いている用途 | 試合前提の練習 | 自主練・基礎練習 |
試合の感覚を作るなら検定球、触る回数を増やすなら練習球。役割がそもそも違う。
つまり、どちらが上という話ではなく、役割の違いです。目的に合わせて使い分けるのが、いちばん賢いお金の使い方になります。
試合用の1球を探している方は、JVA検定マーク付きの5号球から選びましょう。
役割の違いがわかったところで、次は選ぶときの具体的な基準を見ていきます。
5号球の選び方4つの基準
ここからは、5号球を選ぶときにチェックしたい4つの基準を紹介します。順番に見ていけば、そのままボール選びのチェックリストとして使えます。
- JVA検定マークの有無をチェックする
- 表皮の素材と作りで選ぶ
- 屋内用か屋外用かで選ぶ
- チームの試合球に合わせる
基準①:JVA検定マークの有無をチェックする
最初にチェックするのは、やはり検定マークの有無です。公式試合に出るチームで使うなら、検定マーク付きを選んでおけば間違いがありません。
商品ページや外箱に、検定球やJVA検定といった表記があるかを見てください。ここを見落とすと、試合用のつもりが練習球だった、という失敗が起こります。



通販だと写真だけでは見分けにくいから、商品名と説明文の両方で検定表記をチェックしてね。
逆に、自主練用と割り切るなら検定なしで大丈夫です。浮いた予算で球数を増やすほうが、練習の質は上がります。
基準②:表皮の素材と作りで選ぶ
5号球の表皮は、人工皮革が主流です。同じ人工皮革でも、しっとりした手触りのものからサラッとしたものまで、モデルによって感触が変わります。
作りには、パネルを接着した貼りタイプと、ミシンで縫い合わせた縫いタイプがあります。
貼りタイプは表面がなめらかで、屋内競技用の主流です。検定球もこのタイプが中心で、パスやスパイクのときの当たりが安定しやすいのが特長です。
縫いタイプは丈夫で価格が手頃なぶん、表面の凹凸が大きめです。レクリエーションや屋外での練習に向いています。



部活用は貼りタイプ、外遊び用は縫いタイプってイメージだね!



そのとおり。使う場所と目的で作りを選ぶと、長くきれいに使えるよ。
基準③:屋内用か屋外用かで選ぶ
バレーボールは基本的に屋内競技ですが、練習場所は人それぞれです。家の前や公園で練習するなら、屋外での使用を想定したボールを選びましょう。
屋内用の検定球をアスファルトの上で使うと、表皮がすぐに傷んでしまいます。せっかくの試合用ボールがザラザラになるのは、もったいないですよね。



ソトレンハ ソトヨウ ナカレンハ ナカヨウ
屋外で使ったボールは砂やホコリが付くので、屋内練習用とは分けて管理するのがおすすめです。タオルで軽くふいてから保管すると、表皮の傷みも抑えられます。
基準④:チームの試合球に合わせる
意外と見落とされがちなのが、この基準です。個人でボールを買うときは、所属チームが試合で使うボールと同じモデルに合わせるのがいちばん確実です。
ボールはメーカーやモデルによって、表皮の感触や飛び方の性格が少しずつ違います。ふだんから試合球と同じボールに触れていれば、その差に迷うことがなくなります。
特にセッターやサーバーは、指先とボールの相性がプレーの精度に直結するポジションです。自主練用こそ、試合球に合わせる価値があります。



まずはチームのボールをチェックしてから買いに行く!



それが正解。迷ったら、チームと同じが合言葉だよ。
4つの基準で候補がしぼれたら、あとは場面ごとの使い分けです。次の章で具体的に見ていきましょう。
場面別の使い分け:試合用と練習用を分けて考える
同じ5号球でも、部活で使うのか、自主練で使うのかで最適な選択は変わります。ここでは場面別の考え方を紹介します。
部活・クラブ:試合と同じ検定球を用意する
部活やクラブチームの練習は、試合の再現が目的です。だからこそ、大会で使うボールと同じ検定球でそろえるのが基本になります。
サーブレシーブやスパイクの感覚は、ボールが変わると微妙にズレます。試合当日に初めて触るボールで戦うのは、それだけで不利ですよね。
練習は試合のように、試合は練習のように。ボールをそろえることが、その第一歩。
チームのボールが古くなってきたときも、同じモデルで買い足すのがおすすめです。新旧で表皮の感触は変わりますが、飛び方の性格がそろっていれば練習の質は保てます。
個人で1球だけもつ場合も、チームの試合球と同じモデルを選びましょう。休日の自主練でも、試合と同じ感覚を積み上げられます。
自主練・家庭:練習球で数と気軽さを優先する
一方、自主練でいちばん大事なのは、ボールに触る回数です。1球の質より、気軽に打てる球数がものを言う場面もたくさんあります。
たとえばサーブ練習なら、ボールが2〜3球あるだけで拾いに行く回数が減り、同じ時間で打てる本数が大きく増えます。



たしかに、1球だと拾いに行く時間のほうが長いかも…



そうなんだよ。自主練は練習球で数をそろえるほうが、上達は早いことが多いんだ。
壁パスや直上トスのような基礎練習も、練習球で十分に効果があります。汚れや傷を気にせず思い切り使えるのも、練習球ならではの気楽さです。
家族と公園でパスをするような使い方なら、丈夫な縫いタイプの練習球が向いています。用途に合わせて、気軽な1球を選んでください。
自主練用の5号練習球は、手頃なものから探してみましょう。
ボールを手に入れたら、次は長くいい状態で使うためのお手入れです。最後に空気圧と保管のコツを紹介します。
空気圧と保管:5号球を長持ちさせるコツ
せっかく選んだ5号球も、管理が悪いと本来の性能を発揮できません。ポイントは空気圧と保管場所の2つです。
空気圧はこまめにチェックする
ボールの空気は、使っていなくても少しずつ抜けていきます。空気が足りないボールは飛びが悪くなり、パスやサーブの感覚も狂ってしまいます。
適正な空気圧はボールの空気穴付近や説明書に記載されているので、その範囲を守りましょう。5号球は0.300〜0.325kgf/cm2程度が目安とされることが多いです。



空気圧って、数字で測らないとダメなの?



慣れれば手の感覚でも気づけるけど、空気圧計があると誰でも同じ状態に保てるよ。
部活なら練習前にボール係が状態を見る、個人なら週に1回は空気を見直す、といった習慣を作るのがおすすめです。
空気の入れすぎにも注意してください。パンパンに張ったボールは腕に当たったときの衝撃が強くなり、レシーブの感覚も変わってしまいます。
空気を入れるときは、針に少し水か専用オイルを付けてから差し込みましょう。空気穴のゴムを傷めにくくなり、空気漏れの予防になります。



クウキアツ イッテイ カンカク モ イッテイ
空気入れと空気圧計は、ボールと一緒にそろえておきたい道具です。
保管は高温・直射日光を避ける
ボールの表皮やゴムは、熱と紫外線に弱い素材です。夏の車内や直射日光の当たる場所に置きっぱなしにすると、表皮の傷みや変形の原因になります。
保管は、風通しのよい室内が基本です。使ったあとに乾いた布で汚れをふいておくと、表皮のベタつきや劣化を抑えられます。
長期間使わないときは、空気を少し抜いておくとボールへの負担が減ります。次に使うときに空気を入れ直せば、いい状態で再開できます。



道具を大事にする選手は、プレーもていねいになるものだよ。
ボールネットやボールバッグに入れて持ち運ぶと、汚れや衝撃からボールを守れます。シューズなど他の用品の選び方は、こちらの記事も参考にしてください。
5号球についてよくある質問
選手や保護者の方からよくいただく質問にお答えします。
🔎 パフォーマンスアップや日頃のケアに役立つ用品は、Amazonでバレーボール用品を探すと見つけやすいです。
まとめ:検定の有無と使う場面で5号球を選ぼう
5号球は高校生以上が使う一般サイズで、選び方の軸はJVA検定マークの有無と使う場面の2つでした。最後にポイントを整理します。
| 使う場面 | 選ぶボール | ポイント |
|---|---|---|
| 公式試合・部活 | JVA検定球 | 大会の使用球・チームの試合球に合わせる |
| 自主練 | 練習球 | 数をそろえて触る回数を増やす |
| 屋外・レクリエーション | 縫いタイプの練習球 | 丈夫さ重視・屋内用と分けて管理 |
試合の感覚は検定球で作り、触る回数は練習球でかせぐ。この使い分けが上達への近道。
私は元日本代表として、道具を場面に合わせて使い分ける選手ほど、練習の質が高いと感じてきました。ボール選びから、あなたのバレーはもう始まっています。



チームの試合球をチェックして、自分の1球を選ぶぞ!



いいね。お気に入りの1球があると、毎日の練習がもっと楽しくなるよ。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
用品選びについては他にも記事を書いています。
気になるテーマがあればぜひ読んで参考にしてもらえたら嬉しいです♪









