バレーコートのラインテープ|選び方と貼る手順5ステップ

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バレーコートのラインテープの選び方と貼り方
  • 借りた体育館にバレーのラインが引かれておらず、練習が組み立てられない
  • テープを貼りたいが、床を傷めないか・はがせるかが分からない
  • どれくらいの長さを買えばいいのか、見当がつかない

こんな悩みを解決します。

ラインテープを選ぶときに見るところは、きれいにはがせるか・幅・必要な長さの3つだけです。

私は元日本代表として活動し、SVリーグで監督を務めることができるバレーボールコーチ4の資格を保有しています。

10年以上スクールで中学生以上の選手を指導してきましたが、ラインが引かれていない床で練習すると、選手の動きが目に見えて曖昧になります。

自分が今どこに立っているかが分からないまま、フォーメーションだけ覚えても身につかないんですよね。

ぜひこの記事を参考にしてみてください。

この記事を読むことで得られる3つのこと
  • 体育館の床を傷めないテープの見分け方が分かる
  • 1面ぶんに必要な長さが計算でき、買い足しの手間がなくなる
  • まっすぐで直角なコートを、2人で引ける手順が分かる

それでは、くわしく見ていきましょう。

目次

結論:はがせるかを先に確かめ、幅と長さを決める

結論からお伝えします。ラインテープ選びでいちばん多い失敗は、はがすときのことを考えずに、粘着の強いテープを買うことです。

体育館の床にはワックスや塗膜が塗られています。強い粘着のテープは、はがすときにその膜ごと持っていってしまうことがあります。

ラインテープを選ぶ3つの基準
  • 粘着:体育館の床用で、あとがつかずにはがせると書かれているか
  • 幅:公式のラインと同じ5cmを基準に、目的に応じて細いものも使う
  • 長さ:1面ぶんに必要なメートル数を出してから本数を決める

この3つ以外の細かい違いは、使い心地にほとんど影響しません。値段の差も、ほぼこの粘着の性能で決まると考えて大丈夫です。

れおコーチ

普通の養生テープではダメなんですか…?

あげば

床の膜がはがれると、弁償の話になりますよ。

そしてもう1つ、いちばん大事な手順があります。貼る前に、必ず体育館の管理者か学校に確認をとってください。

床材によっては、どんなテープでも貼付を禁止している施設があります。確認なしで貼って、あとから問題になると、その体育館そのものが使えなくなります。

私の指導現場でも、初めて使う会場では必ず事前に聞くようにしています。

バボット

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ラインテープが必要になる2つの場面

そもそも、体育館にはすでに線が引かれていることが多いのに、なぜテープが要るのでしょうか。理由は2つあります。

ここが分かると、どの幅を何m買うかの判断も早くなります。

競技ごとの線が重なって、バレーの線だけが読めない

学校の体育館の床には、バスケットボール・バドミントン・バレーボールの線が重ねて引かれています。色で分けてあっても、初心者ほど自分に関係する線を見分けられません。

さらに、地域の施設やイベント会場を借りると、バレーの線そのものが入っていないこともあります。

床の線が古くなって薄れている体育館も少なくありません。アタックラインが消えかけていると、バックアタックの踏み切り位置が毎回あいまいになります。

こういう場面で、必要な線だけをテープで足すと、選手の目線が一気にそろいます。

練習の目印を、置く物ではなく線で示したい

もう1つが練習の目印です。守備の立ち位置や助走の開始位置を示すのに、物を置くと踏んで転ぶ危険があります。

床に貼った短いテープなら、踏んでも危なくありません。目印を線で示すか、コーンなど立体物で示すかは、使い分けると練習が組みやすくなります。

れおコーチ

目印は物より線のほうが安全なんですね。

あげば

踏む前提の場所なら、線が向いていますよ。

基準①粘着|きれいにはがせるかを確かめる

まず粘着です。ここを外すと、道具代よりはるかに大きい代償を払うことになります。

体育館の床用と書かれたものを選ぶ

同じように見えるテープでも、屋外の路面用と屋内の床用では粘着の強さがまったく違います。屋外用を体育館に貼ると、はがすときにワックスが持っていかれます。

選ぶときは、パッケージの表示を見てください。

体育館の床に使える、あとが残りにくい、と書かれているものが目印です。布製のテープは、はがすときに糸が残ることがあります。

心配なときは、目立たない隅に10cmだけ貼って、1日おいてからはがして確かめてください。この一手間で、床のトラブルはほとんど防げます。

買う前に確かめる3つ
  • パッケージに体育館の床用・あとが残りにくいと書かれているか
  • 目立たない隅で試し貼りができるか
  • 管理者から貼ってよいと許可をもらえているか

粘着の強さは、気温でも変わります。夏の体育館ではのりがやわらかくなって床に残りやすく、冬は逆に貼った端から浮いてきます。

同じテープでも季節で扱いが変わる、と知っておくだけで、想定外のはがれ方に慌てずにすみます。

れおコーチ

夏にべたついたのは、そのせいだったんですね…

あげば

暑い日は、はがすまでの時間を短くしましょう。

貼りっぱなしにしない

同じテープでも、1日で剥がすのと1か月貼ったままにするのとでは、はがれ方がまったく違います。長く貼るほど、のりが床に移って残ります。

練習のたびに貼ってはがす使い方なら、粘着の弱いものでも十分です。大会など数日だけ残すなら、その期間を想定した製品を選んでください。

はがした直後の床は、のりが少し残っていることがあります。

乾いた布で拭き取ってから次の利用者に渡すところまでを、片づけの手順に入れておくと安心です。

はがすときは、床と平行になるくらい寝かせて、ゆっくり引くと跡が残りにくくなります。上に引き上げるようにはがすと、床の膜まで持ち上げてしまいます。

基準②幅と色|5cmを基準に、床の線と見分ける

次が幅と色です。ここは、何のために貼るかで決まります。

コートの線として使うなら5cm

競技規則では、コートのラインの幅は5cmと決められています。公式戦と同じ感覚で練習させたいなら、同じ5cmを選んでください。

幅は日本バレーボール協会の競技規則で確認できます。

一方、練習の目印として短く貼るだけなら、もっと細いもので足ります。細いほうが安く、はがすのも楽になります。

幅の使い分け
  • 5cm:コートとして使う線・公式の感覚に合わせたいとき
  • 2〜3cm:助走位置や立ち位置の目印・短い区間だけ

すでに引かれている線と違う色にする

色は、床にすでにある線と見分けられることがすべてです。同じ色を重ねて貼ると、どちらが自分たちの線か分からなくなります。

床が明るい木目なので、白は意外と目立ちません。青や赤のように、床とも既存の線とも違う色を選んでください。

れおコーチ

白を買ったら、床に溶けて見えませんでした…

あげば

床の色を見てから色を決めるといいですよ。

基準③長さ|1面ぶんを計算してから買う

最後が長さです。足りなくて途中で止まるのが、いちばん困ります。

コート1面の外周は54m

バレーボールのコートは9m×18mです。外周をぐるりと1周すると、(9+18)×2で54mになります。

そこにセンターラインの9mと、アタックライン2本ぶんの18mが加わります。合わせて81mが、1面ぶんの目安です。

貼り直しや切れ端を考えて、必要量の2割ほど多めに用意してください。1巻50mの製品なら、2巻でぎりぎり足りる計算になります。

全部を貼らない選び方もある

床にバレーの線が一部だけ残っている場合は、足りない線だけを足せば十分です。アタックラインだけを引き直すなら、必要なのは18mです。

練習の目印だけなら、短い切れ端で足ります。どの線が本当に必要かを先に決めると、買う量がはっきりします。

買うときは、1巻の長さも見ておいてください。同じ値段でも、10m巻と50m巻では1mあたりの単価がかなり違います。

年に何度も引くチームなら長い巻き、年1回の大会だけなら短い巻き、という分け方で選べば無駄が出ません。

れおコーチ

足りない線だけ、という考え方でいいんですね!

あげば

全部貼ると時間もかかりますからね。

必要な長さが決まったら、実物の幅と色は店で見てから決めると失敗が減ります。

🔎 パフォーマンスアップや日頃のケアに役立つ用品は、Amazonでバレーボール用品を探すと見つけやすいです。

2人でまっすぐ引く5ステップ

ここからは、実際に貼る手順です。1人で引くと必ず曲がるので、2人以上で作業してください。

STEP
基準にする1辺を決め、床のラインか壁と平行にメジャーを伸ばす
STEP
1辺の両端を決め、そこから直角を出してもう1辺の長さを測る
STEP
コートの四隅に、短いテープで印だけを付ける
STEP
印と印の間を、引っぱらずに置くようにして貼っていく
STEP
全体を足で踏んで押さえ、浮きがないか歩いて確認する

直角の出し方には、辺の長さを3:4:5にすると直角になるという決まりが使えます。3m・4m・5mの三角形を作って合わせると、目分量よりはるかに正確です。

貼るときに引っぱると、テープは時間がたつと縮んで浮いてきます。伸ばさずに、床に置いていくのがコツです。

角は、テープを重ねずに突き合わせてください。重なった部分は厚みが出て、つまずく原因になります。

れおコーチ

近くで見ていると、曲がりに気づけません…

あげば

一度コートから離れて、全体を眺めてみましょう。

長い直線は、1人が端を押さえ、もう1人がロールを転がしながら進むとまっすぐになります。手で持ち上げて貼ると、必ず波打ちます。

貼り終えたら、コートの対角線を2本とも測ってください。

同じ長さなら、四角形がゆがんでいない証拠になります。近くで見ると気づかない曲がりも、この1回の測定で見つかります。

れおコーチ

対角線を測れば、ゆがみも分かりますね!

あげば

四角は対角線が同じ長さなら正しいですよ。

やりがちな3つの失敗

ここまでの内容を、逆の方向から見ておきます。つまずく場面はだいたい決まっています。

貼ったことを選手に伝えない

床の見た目が変わったことを知らないまま練習を始めると、テープの端に足を引っかける選手が出ます。

練習の最初に、どこに何色の線を足したかをひと言伝えてください。これだけで、つまずきはほとんど起きません。

ほこりの上から貼る

床にほこりが残ったまま貼ると、その日のうちに端からはがれてきます。はがれた端は、いちばん危ない引っかかりになります。

貼る前にモップをかけてください。手間のようで、貼り直しの時間より短くすみます。

はがす担当を決めていない

貼るときは全員で手伝うのに、はがすときは誰も残っていない、という状態になりがちです。

貼る前の打ち合わせで、はがす日と担当を決めてください。役割を先に決めておくのは、用具まわりの全部に共通する考え方です。

残ったテープの置き場所も、同じタイミングで決めておくと次に使えます。切れ端は中身が分からなくなるので、幅と色を書いた袋にまとめると、翌年そのまま使えます。

よくある質問

養生テープやガムテープで代用できますか?

養生テープははがしやすい一方で、床に貼ると端がめくれやすく、色も目立ちません。ガムテープははがすときに床を傷めるおそれがあるため、避けてください。

体育館の管理者にはどう伝えればいいですか?

使いたいテープの製品名と、いつ貼っていつはがすかを伝えて許可をとってください。製品のパッケージを見せると話が早く進みます。

屋外のコートにも使えますか?

屋外は砂やほこりで粘着が効かず、雨でも浮いてしまいます。屋外では、地面に打ち込むタイプのラインを使うのが一般的です。

どれくらいの時間で1面ぶんが貼れますか?

慣れた2人なら30分ほどが目安です。初めてのときは、測る時間を含めて1時間ほど見ておくと落ち着いて作業できます。

まとめ:はがせるかを確かめ、必要な線だけを引く

この記事では、バレーコートのラインテープの選び方と貼る手順をお伝えしました。

大事なのは、貼る前に管理者へ確認し、きれいにはがせるテープを選ぶことです。

迷いどころ選び方の目安
粘着体育館の床用・あとが残りにくいと書かれたもの
コートの線は5cm、練習の目印は2〜3cm
床の木目とも既存の線とも違う色
長さ1面ぶんで約81m・2割多めに用意する

私は元日本代表として活動してきましたが、線がはっきりしているだけで、選手の立ち位置の迷いは驚くほど減ります。道具としては地味ですが、効き目は大きいものです。

れおコーチ

次の練習前に、管理者さんに聞いてみます!

あげば

確認から始めれば、安心して引けますよ♪

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

バレーボール用具については他にも記事を書いています。
気になるテーマがあればぜひ読んで参考にしてもらえたら嬉しいです♪

🏐 チームの備品、足りていますか?

ボールは部員1人に1球が目標です。6個入りのケースで売られているので、チームに20人いるならボール24球・カゴ2つ。この状態をクリアできると、練習が非常に充実するのではないでしょうか。私のスクールでは、コート1面につき36球を使っています。

  • ボール…全員が同時に持てると、組めるメニューの幅が広がる
  • ボールカゴ2つ…球出しと片づけが一気に楽になる
  • ネット・アンテナ…予備がないと、欠けた日の練習が止まる

ケース単位でそろえるなら楽天市場でバレーボールを探すのもおすすめです。

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この記事を書いた人

バレーボール・ビーチバレーボール元日本代表。
バレーボールスクールを10年間運営。

【保有資格】
日本スポーツ協会公認バレーボールコーチ4

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