- 自転車通学のヘルメットを買いたいが、種類が多くて何を見ればいいか分からない
- 買ってはみたものの、子どもが「ダサい」「暑い」と言ってかぶってくれない
- 部活の帰りは暗いので、頭を守る装備をきちんとそろえておきたい
こんな悩みを解決します。
部活の子の自転車通学用ヘルメットは、安全性を示すマーク・頭に合うサイズ・毎日かぶれる軽さと通気性の3つを押さえて選べば、まず失敗しません。
私は元日本代表として活動し、SVリーグで監督を務めることができるバレーボールコーチ4の資格を保有しています。
部活の子は、練習で疲れた体で、暗くなった道を大きな荷物を背負って帰ってきます。頭を守る装備は、本人が毎日かぶり続けられる物を選んでこそ意味があります。
ぜひこの記事を参考にしてみてください。
- 通学用ヘルメットの形の違いと、部活の子に合う形が分かる
- 安全基準マークやサイズなど、選ぶときの5つの基準が分かる
- 子どもが毎日かぶり続けるための工夫と、買い替えの目安が分かる
それでは、くわしく見ていきましょう。
結論:ヘルメットは安全マーク・サイズ・軽さで選ぶ
先に結論をお伝えします。部活の子の自転車通学用ヘルメット選びで押さえたいポイントは、次の3つです。
- 安全:SGマークなど、安全性を示すマークが付いた物を選ぶ
- サイズ:頭囲を測り、あごひもとアジャスターで調整できる物を選ぶ
- 続けやすさ:毎日かぶれる軽さと通気性、暗い道で目立つ反射材で選ぶ
ヘルメットは、頭に合っていないと本来の力を発揮できません。そして、どれだけ性能が良くても、本人がかぶらなければ一度も守ってくれないんですよね。
うさママ学校の近くの店で、値段だけを見て選んでしまいそうでした…。



安全と、本人が毎日かぶれるか。この2つを両方満たす1つを探しましょう。
部活の子にヘルメットが必要な理由
自転車に乗るときのヘルメットの着用は、法律ですべての人の努力義務とされています。
かぶっていなくても反則金の対象にはなりませんが、命を守るための装備という位置づけです。
警察庁は、自転車の事故で亡くなった人の約5割が頭に致命傷を負っていると示しています。頭を打ったときの被害の大きさが、そのまま数字に表れているわけです。
部活の子の帰り道は、危ないことが重なりやすい時間帯です。
練習で疲れている・あたりが暗い・荷物が大きい。この3つがそろうと、周りへの注意が薄くなります。
だからこそ、夜の帰り道がある家庭ほど、ヘルメットを先にそろえておきたいところです。学校で決まりがなくても、用意しておいて損はありません。



学校で決まってないから、かぶってる人が少ないんだよね…。
帰り道の約束ごとは、次の記事でくわしく紹介しています。ライトや反射材の決めごととあわせて読んでみてください。
通学用ヘルメットの3つの形の違い
通学に使われるヘルメットは、大きく分けて3つの形があります。それぞれの特徴を表にまとめました。
| 形 | 良いところ | 気をつけたいところ |
|---|---|---|
| 帽子型(カジュアル型) | 見た目が帽子に近く、抵抗を持たれにくい | 通気の穴が少ない物もあり、夏は蒸れやすい |
| スポーツ型 | 軽くて穴が多く、夏でも蒸れにくい | 見た目が本格的で、好みが分かれる |
| 学校指定型 | 学校の決まりに沿っていて迷わない | 重さや通気性は選べないことが多い |
学校で形や色が指定されている場合は、その決まりが最優先です。指定がない場合は、本人が見た目に納得できる形から選ぶと、かぶり続けてもらいやすくなります。



帽子みたいな形のもあるんだ! それなら少し気が楽かも。
夏の通学が長い地域や、家からの距離が長い子には、穴の多いスポーツ型が向いています。逆に「いかにも」という見た目に抵抗が強い子なら、帽子型から試してみてください。
どの形を選ぶ場合でも、次の章で紹介する安全性のマークだけは必ず確かめましょう。形の好みと安全性は、別々に確かめるものです。



見た目で選んでも大丈夫なのか、少し不安です。



見た目で候補をしぼって、その中から安全なものを選ぶ。この順番なら大丈夫ですよ。
通学用ヘルメットを選ぶ5つの基準
形が決まったら、次の5つの基準で候補をしぼっていきます。上から順に見ていくと、選びやすくなります。
- 安全基準:SGマークなど、安全性を示すマークが付いているか
- サイズ:頭囲に合っていて、細かく調整できるか
- 重さ:毎日かぶっても首が疲れない重さか
- 通気性:夏の帰り道でも蒸れにくい作りか
- 反射材と色:暗い道で車から見えやすいか
基準①:安全性を示すマークで選ぶ
警察庁は、ヘルメットについて「SGマークなどの安全性を示すマークの付いたものを使い、あごひもを確実に締める」ことをすすめています。まずはこのマークの有無を確かめましょう。
SGマークは、製品安全協会が定めた基準に合格した製品に付けられます。
自転車等用ヘルメットでは、衝撃をどれくらい吸収できるか、あごひもが力に耐えるか、脱げにくいかが決められています。
見た目が自転車用でも、安全基準を満たしていない商品が売られていることがあります。ネットで買うときは、商品説明にマークの記載があるかを確かめてから注文してください。
基準②:サイズは頭囲を測ってから決める
ヘルメットのサイズは、頭囲(頭の周りの長さ)で決まります。おでこのいちばん出ている部分と、後頭部のいちばん出ている部分を通るように、メジャーを一周させて測ります。
商品によってサイズの区切り方は違うので、必ずその商品のサイズ表と見比べてください。
数字が2つのサイズの境目にあるときは、アジャスターで小さく調整できる大きいほうを選ぶと長く使えます。
後ろのダイヤルなどで調整できるアジャスターが付いていると、髪型や季節による違いにも合わせられます。成長期の子どもには、調整の幅がある物が向いています。



買う前に、家で頭を測っておけばいいんだね!
基準③:重さは毎日かぶれるかで選ぶ
軽さは、かぶり続けられるかを大きく左右します。中に衝撃を吸収する発泡素材が入った物は、軽さと強さを両立しやすい作りです。
通学用では、300g以下の軽い物をすすめる説明がよく見られます。商品ページに重さが書かれているので、候補を比べるときの目安にしてみてください。
重いヘルメットは、首が疲れるだけでなく、前かがみになりやすくなります。部活帰りで体が疲れている日ほど、この差が効いてきます。
基準④:通気性は夏の帰り道を想像して選ぶ
ヘルメットの中は、こいでいるうちに汗で蒸れてきます。部活のあとで体が温まっている帰り道なら、なおさらです。
上部に空気を通す穴が開いている物や、内側に汗を吸うパッドが付いている物は、蒸れにくく不快感が出にくくなります。空気が通ると、髪がぺたんとつぶれるのも和らぎます。



練習のあとにかぶると、頭が蒸れて気持ち悪いんだよね!



夏にかぶらなくなる原因の多くがこれです。穴の数は必ず見ておきましょう。
基準⑤:反射材と色で車から見えやすくする
部活の帰り道は、暗い時間になりやすい時間帯です。後ろから来る車に気づいてもらえるかは、反射材があるかで変わります。
反射材は、車のライトが当たると光ってドライバーに存在を知らせてくれます。後ろだけでなく、横にも付いていると、交差点で横から来る車にも気づいてもらいやすくなります。



ハンシャザイハウシロトヨコノリョウホウヲミル
色は、黒や紺よりも白や明るい色のほうが目立ちます。学校で色が決まっているときは、その中から反射材の多い物を選んでみてください。
毎日かぶってもらうための工夫と買い替えの目安
ヘルメットは、選び方と同じくらい「続け方」が大切です。買った直後は、次の手順で家の習慣にしてしまいましょう。
あごひもは「指が1本」で合わせる
あごひもがゆるいと、転んだときにヘルメットが脱げてしまい、頭を守れません。あごとひもの間に指が1本入るくらいが、きつすぎずゆるすぎない目安です。
ヘルメットは、おでこが出るくらい後ろにずらしてかぶると、前から転んだときにおでこを守れません。眉の上あたりまで下げて、水平にかぶるのが基本の形です。



うちの子、いつも後ろにずらしてかぶっていました…。
汗のにおいは内側のパッドから出る
内側のパッドは汗を吸うので、そのままにするとにおいの原因になります。取り外せるパッドなら、洗えるかどうかを説明書で確かめてから、ぬるま湯で洗って陰干ししましょう。
シンナーなどの強い薬品や、熱風を当てる乾かし方は避けてください。素材が傷み、衝撃を吸収する力が落ちることがあります。
部活の子は、ヘルメット以外にも汗のにおいが気になる物が増えてきます。体やバッグのにおい対策は、次の記事にまとめています。
買い替えは「3年」と「一度の衝撃」で考える
SGマークの有効期限は、購入から3年とされています。見た目がきれいでも、内側の素材は少しずつ傷んでいくためです。
そして、一度でも強い衝撃を受けたヘルメットは、たとえ割れていなくても交換します。中の衝撃を吸収する素材がつぶれ、次の衝撃を吸収できなくなっているからです。
なお、SGマークの賠償制度は、製品の欠陥が原因と考えられる事故が対象です。ヘルメットをかぶっていた人の交通事故そのものが補償されるわけではないので、ここは分けて理解しておきましょう。



「転んだら買い替える」を、買ったときに家族で決めておくと迷いません。
通学用ヘルメット選びでよくある3つの失敗
ヘルメットは、買ったあとに失敗に気づくことが多い道具です。よくある失敗を3つ紹介します。
失敗1:大きめを買って、かぶるとずれてしまう
「すぐ大きくなるから」と2サイズ上を買うと、走っている間にずれて視界をふさぐことがあります。ずれるのが嫌でかぶらなくなる子も少なくありません。
大きさで迷ったら、アジャスターで調整できる範囲かどうかで判断してください。頭囲を測ってサイズ表と見比べる手間が、結局はいちばん早道です。



「大は小を兼ねる」は、ヘルメットには当てはまりません。
失敗2:見た目を親だけで決めて、かぶってくれない
親が良いと思った物を買ってきても、本人が「かぶりたくない」と感じると、そのまま使われずに終わります。通学路で友達に会う年ごろなら、なおさらです。
安全基準を満たした物の中から、最後の1つは本人に選ばせると、かぶる率がぐっと上がります。選ぶ責任を本人に渡すのも、続けるための工夫です。



自分で選んだやつなら、ちゃんとかぶれる気がする!
失敗3:バッグやかごに入れて持ち歩き、傷んでしまう
かぶらない日にバッグへ押し込んだり、かごに入れてボールと一緒に運んだりすると、内側の素材に力がかかって傷みます。
見た目に変化がなくても、性能は落ちていきます。
持ち運ぶときは、押しつぶされない場所に置いてください。学校では、ロッカーや自転車のかごに置く場所を先に決めておくと安心です。
ヘルメットは、自転車店やホームセンター、学生服のお店のほか、ネットでも売られています。サイズと安全マークを確かめながら、子どもと一緒に選んでみてください。
🔎 パフォーマンスアップや日頃のケアに役立つ用品は、Amazonでバレーボール用品を探すと見つけやすいです。
よくある質問
雨の日は、ヘルメットの上からかぶれるフードかどうかも確かめたいところです。雨具の選び方は、次の記事で紹介しています。
まとめ:安全な物の中から、本人が選べるようにしよう
部活の子の自転車通学用ヘルメットは、安全性を示すマークを最初の条件にして、頭囲に合うサイズ・毎日かぶれる軽さと通気性・反射材の有無で選ぶのが基本です。
かぶり方では、あごひもを指が1本入るくらいに締めて、眉の上あたりまで下げて水平にかぶることをセットで伝えましょう。
安全な候補を親がそろえ、最後の1つは本人に選ばせると覚えておいてください。
| 決めること | ポイント |
|---|---|
| 安全基準 | SGマークなど安全性を示すマークが付いているか |
| サイズ | 頭囲を測り、アジャスターで調整できる範囲か |
| 重さ | 毎日かぶっても首が疲れないか(300g以下が一つの目安) |
| 通気性 | 上部の穴や吸汗パッドで、夏でも蒸れにくいか |
| 反射材と色 | 後ろと横に反射材。明るい色だとさらに目立つ |
| 買い替え | 購入から3年が目安。一度強い衝撃を受けたら交換する |
まずは今日、メジャーで子どもの頭囲を測ってみてください。数字が分かれば、お店でもネットでも候補をしぼれます。



自分で選んだヘルメットで、毎日かぶって帰るぞ!



体を守る準備も、練習と同じくらい大切ですよ♪
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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