- 自宅でできるバレーのトレーニング道具を探している
- トレーニングチューブの種類が多すぎて、どれを選べばいいか分からない
- 買ったはいいけれど、バレーにどう活かせばいいか知りたい
こんな悩みを解決します。
トレーニングチューブは、強度違いがそろったセットを選び、肩まわりと下半身のトレーニングに使うのがバレー向きの正解です。
私は元日本代表・元Vリーガーとして、現役時代からチューブを使ったトレーニングやケアを続けてきました。
チューブは場所を取らず音も出ないので、自宅トレの道具として最初に手に入れる価値が高い1本です。
選び方と使いどころさえ分かれば、数百円〜数千円の投資でトレーニングの幅が大きく広がります。
ぜひこの記事を参考にしてみてください。
- バレー向きのチューブの選び方(強度・形状・素材)がわかる
- 肩・下半身・体幹への部位別の使い方の考え方がわかる
- ケガや劣化によるトラブルを防ぐ注意点がわかる
それでは、くわしく見ていきましょう。
結論:チューブは「強度違いのセット」を選べば失敗しない
先に結論からお伝えします。初めての1本に迷ったら、次の基準を満たすものを選べばまず失敗しません。
| 選び方の基準 | おすすめ |
|---|---|
| 強度 | 弱〜強の数段階がそろったセット |
| 形状 | 輪になったバンド型(ループバンド)+平らなバンド型 |
| 長さ | 全身で使うなら1.5〜2m前後 |
| 素材 | 天然ゴム系(ラテックス)が定番 |
| 価格帯 | セットで1,000〜3,000円程度から十分 |
チューブ選びの最重要ポイントは、1本の性能よりも「強度を使い分けられること」。
なぜセットが良いかというと、鍛える部位によって適切な強度がまったく違うからです。肩まわりの小さな筋肉には弱いチューブ、下半身には強いチューブと使い分けます。
サルくん強いチューブ1本あれば、全部それでよくない?



それが一番多い失敗なんだ。肩の細かい筋肉に強いチューブを使うと、フォームが崩れて逆効果になりやすいよ。
強度違いのセットなら、体の成長や筋力アップに合わせて段階を上げていけます。兄弟や親子で強度を分けて使えるのも、セットならではの利点です。
トレーニングチューブがバレーに効く理由
チューブがバレーの自宅トレに向いているのには、はっきりした理由があります。大きく分けると、体に効く理由と続けやすさの2つです。
理由1:バレーに必要な「肩と下半身」を狙って鍛えられる
バレーボールは、スパイクやサーブで肩まわりに大きな負担がかかる競技です。チューブを使えば、肩の奥にある小さな筋肉(インナーマッスル)を軽い負荷でじっくり刺激できます。
肩の奥の筋肉がしっかり働くと、腕を振る動きが安定し、肩への負担を軽くする助けになります。多くのチームがウォーミングアップやケアにチューブを取り入れているのは、このためです。
チューブは「強くする道具」であると同時に、肩を守る「ケアの道具」でもある。
下半身に対しては、逆に強めのチューブが活躍します。足腰に横方向の負荷をかけられるので、ジャンプや守備の土台となるお尻・もも回りを効率よく刺激できます。



カタヲ マモッテ ナガク トベ
理由2:自宅で静かに、安く続けられる
チューブのもう1つの強みは、続けやすさです。ダンベルのような落下音もなく、ジャンプ系トレーニングのような振動もないので、夜の室内でも取り組めます。
収納は引き出し1つ分で済み、旅行や遠征にも持っていけます。値段もセットで数千円程度からと、部活生のお小遣いや家計にやさしい価格帯です。



音が出ないのは、マンション住まいにはありがたい!



そうだね。道具は「続けられるかどうか」で選ぶのが一番大事なんだ。
どんなに良い道具でも、使わなくなったら意味がありません。手軽さという点で、チューブは自宅トレ道具の中でもトップクラスだと感じています。
トレーニングチューブの選び方:4つの基準
ここからは、購入時にチェックすべき基準を順番に見ていきます。ポイントは強度・形状・長さ・素材の4つです。
基準1:強度は「弱め中心」の段階セットを選ぶ
チューブの強度は、色分けで数段階に分かれているのが一般的です。バレーの場合、肩のケアやフォーム作りには弱め、下半身には中〜強と使い分けます。
強度選びで迷ったら、弱めが充実したセットを選びましょう。強すぎるチューブは正しいフォームで動けず、目的の筋肉に効かせられないからです。
チューブは「軽く感じる強度で、ていねいに動く」方が結果につながる。
成長期の中学生は、まず一番弱いチューブから始めて、余裕が出たら1段階ずつ上げていくのが安全です。
基準2:形状は目的に合わせて2種類あると便利
チューブの形状は、大きく分けて3タイプあります。それぞれ得意な種目が違います。
- ループバンド(輪っか型):足に掛ける下半身トレが得意
- 平バンド・ひも型:肩まわりのトレーニングやケアが得意
- ハンドル付き:握りやすく、引く系の全身トレが得意
バレー用として最初にそろえるなら、ループバンドと平バンド(またはひも型)の2種類があると、肩と下半身の両方をカバーできます。
セット商品にはループと平バンドの両方が入っているものも多いので、内容物を確認して選びましょう。
基準3:長さは使い方から逆算する
ひも型のチューブを選ぶ場合、長さは1.5〜2m前後が扱いやすい目安です。短すぎると動きが窮屈になり、長すぎると張りを作るのに手間がかかります。
足で踏んで肩の種目をしたり、柱に回して引く種目をしたりと、長さがあると使い方の幅が広がります。切って調整できるタイプなら、家族で分けて使うこともできます。
基準4:素材と耐久性は消耗品と割り切って確認する
チューブの多くは天然ゴム系の素材でできており、使ううちに必ず劣化します。白っぽい粉が吹いたり、細かいヒビが入ったりしたら替えどきです。
ゴムアレルギー(ラテックスアレルギー)がある場合は、布巻きタイプやTPE素材など、肌に直接ゴムが触れにくい商品を選びましょう。



チューブって、どれくらいで買い替えるものなの?



使う頻度によるけど、消耗品と考えておくといいよ。ヒビを見つけたら、切れる前に交換が鉄則だね。
強度違いのチューブがひとそろいになったセットを1つ用意しておけば、肩のケアから下半身の強化まで、この後に紹介する使い方をひととおりカバーできます。
バレーが上手くなる使い方:部位別の考え方
チューブは買ってからが本番です。ここでは、バレーの動きにつなげるための部位別の使い方の考え方を紹介します。
肩まわり:スパイクを支える土台をつくる
肩まわりでは、弱いチューブを使って、ひじを軽く曲げたまま腕を外や内にゆっくりひねる種目が定番です。鏡の前で、肩がすくまないように行うのがポイントです。
回数の目安は、軽い負荷で15〜20回を2〜3セット程度です。重さで追い込むのではなく、正しい軌道でていねいに動かすことを最優先します。
肩まわりのチューブトレは「効いているか」より「フォームが崩れていないか」を見る。
練習前のウォーミングアップに数分取り入れるだけでも、肩まわりが温まり、腕を振る準備が整います。



スパイク練習の前にチューブ、習慣にしてみる!
下半身:ジャンプと守備の粘りをつくる
下半身では、ループバンドをひざ上や足首に掛けて、横歩き(サイドウォーク)やスクワットを行う種目が代表的です。お尻の横の筋肉に効き、踏ん張りや切り返しの安定につながります。
レシーブの構えのような低い姿勢で横に動くと、バレーの守備に近い形で負荷をかけられます。ジャンプの土台となるお尻・ももを強くしたい人にもぴったりです。



下半身は少し強めのチューブで、じわっと効かせるのがコツだよ。
ジャンプ力アップを本格的に狙うなら、チューブだけでなくスクワットなどの自重トレーニングと組み合わせるのが近道です。全体のメニューは、こちらの記事で詳しく解説しています。
体幹・全身:引く動きで姿勢を安定させる
チューブを柱などに固定して引く種目は、背中や体幹に効かせられます。スパイクで体を反ってから振り下ろす動きは、背中側の力があると安定します。
体幹がぶれないように、お腹に軽く力を入れたまま引くのがポイントです。全身をバランス良く刺激することで、プレー中の姿勢の崩れが減っていきます。



ヒクチカラハ セナカノ チカラ
よくある失敗と安全に使うための注意点
チューブは手軽な道具ですが、使い方を間違えるとケガや故障につながります。よくある失敗と防ぎ方を押さえておきましょう。
失敗1:強度が強すぎてフォームが崩れる
一番多いのが、強いチューブを無理に使ってしまう失敗です。体が傾いたり反動を使ったりした時点で、狙った筋肉には効いていません。
チューブを1段階弱くして、ゆっくり動いてみてください。弱い負荷でもじわっと効く感覚があれば、そちらが正解です。
失敗2:劣化やズレによる思わぬ事故
古くなったチューブは、伸ばした瞬間に切れて顔や体に当たる危険があります。使用前にヒビや傷がないかをさっと確認する習慣をつけましょう。
チューブトレの事故は「劣化の見落とし」と「固定のゆるみ」からほぼ起きる。
柱やドアに固定して使うときは、固定が外れないかを軽く引いて確かめてから始めます。足で踏むタイプの種目では、靴を履くとズレにくく安全です。
失敗3:やりすぎて肩や腰に負担をかける
軽い負荷だからと毎日限界まで追い込むと、かえって肩や腰の疲れがたまります。筋肉痛が強い日は休むか、部位を変えて行いましょう。



軽いチューブでも、やりすぎはダメなんだね?



うん。特に成長期は回復も大事なトレーニングのうちだよ。痛みが続くときは無理をしないでね。
肩やひざに痛みが続く場合は、自己判断でトレーニングを続けず、医療機関に相談してください。
トレーニングチューブについてよくある質問
最後に、チューブ選びと使い方でよくいただく質問にお答えします。
🔎 パフォーマンスアップや日頃のケアに役立つ用品は、Amazonでバレーボール用品を探すと見つけやすいです。
まとめ:チューブ1セットで自宅トレの幅は大きく広がる
最後に、この記事のポイントを表で振り返ります。
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 選び方 | 強度違いのセット+ループと平バンドの2形状 |
| 肩まわり | 弱い強度でていねいに・ケアとアップに活用 |
| 下半身 | 中〜強の強度で横方向の動きを鍛える |
| 安全面 | 使用前のヒビ確認・固定確認・やりすぎ注意 |
弱めの強度セットを選び、肩はていねいに・下半身はじわっと効かせるのがバレー流。
チューブは、数千円で「鍛える」と「守る」の両方を手に入れられる、コスパの高い道具です。自宅トレの最初の相棒として、ぜひ活用してみてください。



まずは弱めのセットを買って、肩のアップから始めてみる!



いいスタートだね。毎日の小さな積み重ねが、コートでの大きな差になるよ。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
用品選びについては他にも記事を書いています。
気になるテーマがあればぜひ読んで参考にしてもらえたら嬉しいです♪









