バレーの練習着・チームTシャツ|一体感を生むデザインの決め方

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バレーのチームTシャツ・練習着のデザインを相談する指導者のイラスト
  • チームでお揃いの練習着・Tシャツを作りたいが、何から始めればいいかわからない
  • 部員みんなが気に入るデザインの決め方を知りたい
  • 費用や注文の段取りで、失敗したくない

こんな悩みを解決します。

お揃いの練習着づくりは、チームカラーと言葉(スローガン)を核にして、部員全員で決めるのが成功の近道です。

私は元日本代表として活動し、SVリーグで監督を務めることができるバレーボールコーチ4の資格を保有しています。

現役時代からたくさんのチームウェアに袖を通してきましたが、お揃いの1枚がチームの空気を変える場面を何度も見てきました。

デザインの上手い下手よりも、決める過程に全員が関わったかどうかが、愛着の差になります。

ぜひこの記事を参考にしてみてください。

この記事を読むことで得られる3つのこと
  • お揃いの練習着がチームの一体感を生む理由がわかる
  • そのまま使えるデザイン案のパターンがわかる
  • 生地選び・注文・費用の段取りと失敗の防ぎ方がわかる

それでは、詳しく見ていきましょう。

目次

結論:練習着づくりは「目的→デザインの核→注文計画」の順で決める

先に結論からお伝えします。チームTシャツ・練習着づくりは、次の3ステップで進めると迷いません。

STEP
何のために作るのかを共有する(一体感・応援・記念)
STEP
チームカラーと入れる言葉を決め、デザインの核にする
STEP
枚数・予算・納期を固めて、まとめて注文する

いきなりデザイン案を集め始めると、好みがバラバラで話がまとまらなくなりがちです。

れおコーチ

部員に任せたら、案が割れて決まらなくなりました…。

あげば

先に色と言葉だけ決めておくといいよ。枠があるほうが、案はまとまりやすいんだ。

デザインの核=チームカラー+チームの言葉。この2つが決まれば8割完成。

決め方のおすすめは、指導者が色と言葉の枠を示し、その枠の中で部員から案を募って投票する形です。自分たちで選んだ1枚は、与えられた1枚よりずっと大切に着てもらえるからです。

絵が得意な部員に下書きを頼むと、その子の活躍の場にもなります。

あげば

決める過程に全員が関わること自体が、もう一体感づくりなんだよ。

ここからは、お揃いの練習着がなぜ効果的なのか、そして具体的なデザイン案を見ていきます。

なぜお揃いの練習着がチームの一体感を生むのか

お揃いのウェアには、見た目以上の効果があります。理由は大きく3つです。

お揃いの練習着がもたらす3つの効果
  • 仲間意識:同じものを身につけると、チームへの所属感が強まる
  • 気持ちの切り替え:着替えた瞬間に練習モードのスイッチが入る
  • 対外的な印象:練習試合や大会で、まとまりのあるチームに見える

人は、同じ色や同じ印を共有する相手を仲間と感じやすいものです。ユニフォームや制服が世界中で使われているのは、この効果があるからです。

とくに入部したばかりの1年生には、お揃いの1枚がチームの一員になれたという実感を与えてくれます。学年の壁を越えて同じウェアを着ることが、先輩と後輩の距離を縮めるきっかけにもなります。

バボット

オソロイハ ココロヲ ソロエル スイッチ

練習着に着替えるという行動が、勉強や部活前のだらけた気分を切り替える合図にもなります。

さらに、会場でお揃いのTシャツを着たチームは、それだけで統率がとれた印象を与えます。練習試合の相手チームや会場校から、あのチームはしっかりしているねと見てもらえるのも大きな収穫。

お揃いの1枚は、着るだけでチームの空気を整えてくれる道具。

活躍の場面は練習中だけではありません。大会会場までの移動着、応援席のウェア、アップ用と、1枚で何役もこなしてくれるんです。

卒業後もふとした時に袖を通せば、部活の日々を思い出せる記念の品になります。

れおコーチ

たかがTシャツと思っていましたが、効果は幅広いんですね!

あげば

うん。しかも新入生の勧誘や見学会でも、お揃いのウェアは目を引くんだよ。

体験会や見学会でチームの魅力を伝える工夫は、こちらの記事でも詳しく解説しています。

そのまま使えるデザイン案3パターン

ここからは、実際のデザイン案です。多くのチームで愛されている定番の3パターンを紹介します。

案1:チームカラー×チーム名のシンプル案

胸か背中にチーム名をひとつ入れるだけの、いちばんシンプルな案です。シンプルなぶん飽きがこず、学年が変わっても代々使い回せるのが強みです。

チーム名はローマ字にすると、書体しだいでぐっと引き締まるんです。漢字のチーム名をあえて大きく入れるのも、力強くて人気があります。

同じデザインの色違いを作っておくと、学年ごとやポジションごとに分けられて、紅白戦のチーム分けにも役立ちます。

れおコーチ

シンプル案なら、毎年同じデザインで注文できますね!

あげば

そう。代をまたいで同じ1枚を着るのは、伝統づくりの第一歩にもなるんだ。

案2:スローガン・ひと文字を背中に大きく入れる案

チームのスローガンや、大切にしている言葉を背中に大きく入れる案です。

「挑」「翔」のような漢字ひと文字は、遠くからでも読めて迫力が出ます。英語の短いフレーズを袖や裾にさりげなく入れるのも、部員から人気の高い定番。

練習中、前を走る仲間の背中の言葉が目に入るたびに、チームの目標を思い出せます。

背中の言葉は、練習のたびに全員が目にするチームの合言葉になる。

スローガンがまだないチームは、これを機に部員全員で言葉を出し合ってみましょう。言葉決めの過程そのものが、チームの方向性をそろえる時間になります。

出てきた言葉を並べて、今年のチームはどこを目指すのかを話し合うだけでも、練習への向き合い方が変わってくるからです。

チーム目標や方向性のそろえ方は、こちらの記事で詳しく解説しています。

案3:番号・背ネームで自分だけの1枚にする案

ベースのデザインは共通にして、背中に各自の番号やニックネームを入れる案です。自分だけの1枚という特別感が生まれ、部員の愛着がいちばん強くなるパターンです。

バボット

セカイニ 1マイダケノ Tシャツ

番号を入れる場合は、ユニフォームと同じ番号にそろえると、応援する保護者にもわかりやすくなります。ただし、名前を入れると他の人に譲れなくなる点だけは頭に入れておきましょう。

卒業後も部屋着や思い出の品として残るので、記念品を兼ねて3年生の引退前に作るチームもあります。

れおコーチ

3案のうち、初めて作るチームにはどれがおすすめですか?

あげば

まずは案1のシンプル案がおすすめ。失敗が少なくて、次の代にもつなげやすいからね。

生地・色・サイズの選び方

デザインが決まったら、次は生地選びです。練習で毎日使うものだからこそ、機能面は妥協できません。

生地は吸汗速乾を基本に選ぶ

練習着の生地は、汗を素早く吸って乾かす吸汗速乾タイプのポリエステルが定番です。綿100%のTシャツは肌ざわりが良い反面、汗を吸うと重くなり乾きにくいのが弱点です。

汗で重くなったシャツは体を冷やす原因にもなるため、練習用は乾きやすさを優先しましょう。体育館での練習量を考えると、スポーツ用のドライ生地を選んでおくのが安心です。

れおコーチ

普通のTシャツ生地とは、そんなに違うものですか?

あげば

汗だくになる部活なら差は大きいよ。乾きやすさは洗濯する家庭にも喜ばれるんだ。

色とサイズは長く使えるかで選ぶ

色は、チームカラーを基準にしつつ、汗じみが目立ちにくい濃色が実用的です。白系を選ぶ場合は、生地が薄すぎないかをサンプルでチェックしましょう。

サイズは、成長期の中学生なら少し余裕をもたせるのが定番です。ぴったりで作ると、翌年には小さくなってしまいます。

形のバリエーションも考えておきましょう。基本は半袖Tシャツですが、冬場の練習用に長袖やパーカーを同じデザインで展開するチームもあります。

バボット

ナツハ ハンソデ フユハ ナガソデ デ 1ネンジュウ オソロイ

最初に作った版のデザインデータを業者に保管してもらえば、季節違い・色違いの追加も低コストで作れます。

見落としやすいのがプリントの耐久性です。洗濯を繰り返すうちに文字がひび割れることもあるので、注文前に洗い方の注意点を業者に確認しておきましょう。

裏返して洗う、乾燥機を避けるといった扱い方を部員に伝えておくだけでも、きれいな状態を長く保てます。

注文の流れと費用・納期の目安

デザインと生地が決まったら、注文です。全体の流れは次のとおりです。

STEP
プリント業者を2〜3社比較して見積もりをとる
STEP
デザインデータと色をサンプルでチェックする
STEP
全員のサイズと枚数を集約して発注する
STEP
納品後、枚数・サイズ・プリントを検品して配布する

費用と納期の目安を表にまとめました。枚数やプリント方法で変わるため、あくまで目安です。

項目目安補足
費用(1枚)1,000〜3,000円程度枚数が多いほど単価は下がる
版代・デザイン料業者により無料〜数千円同じ版の追加注文は安くなる
納期注文から2〜4週間大会前・年度替わりは混み合う

注文は「使いたい日の1か月前」が目安。行事から逆算して動き出す。

費用は個人負担にするのか、部費から出すのかも先に決めておきましょう。個人負担の場合は、金額と支払い期限を文書で保護者に伝えると、行き違いを防げます。

見積もりを比べるときは、1枚の単価だけでなく、追加注文のしやすさとデータ保管の有無までチェックするのがコツ。

注文のとりまとめは、係を決めて一本化するのがおすすめです。サイズ集めや集金が混乱しません。

集めた一覧表は、注文が終わったあとも残しておきましょう。翌年に追加注文するとき、前回のサイズを見ながら数を組めるので、聞き取りの手間がぐっと減ります。

マネージャーや係活動へのお願いの仕方は、こちらの記事で詳しく解説しています。

よくある失敗と防ぎ方

最後に、チームTシャツづくりでありがちな失敗を3つ紹介します。

失敗1:濃い生地に濃いプリントで文字が読めない

黒い生地に紺の文字など、色の組み合わせによっては、せっかくの言葉がほとんど読めません。画面のプレビューと実物では、色の見え方が意外と違います。

デザイン確定前に、業者の画面プレビューだけでなく、近い色の実物サンプルでチェックしましょう。体育館の照明の下で読めるかどうか、少し離れて見るのが確実なテスト方法です。

失敗2:学年や個人名を入れて使い回せなくなる

「3年生一同」のような文言を入れると、その代しか着られなくなります。新入生が入るたびに別デザインを作り直すことになり、費用も手間も増える悪循環。

長く使いたいなら、学年や年度は入れずに、チーム共通のデザインにするのが安全です。記念として年度を残したい場合は、卒業記念品として別に作る方法もあります。

失敗3:注文がバラバラでサイズ・会計が混乱する

個別に注文を受け付けると、サイズの聞き間違いや集金漏れが起きがちです。

集約用の一覧表を1枚作り、締め切りを決めて一括で発注しましょう。集金額と支払いの記録を残せば、保護者への説明も明快です。

れおコーチ

サイズの聞き直しで、注文が2週間遅れたことがあります…。

あげば

一覧表と締め切り、この2つを最初に作るだけで防げるよ。次はきっと大丈夫!

指導者や保護者の方からよくいただく質問にお答えします。

チームTシャツについてよくある質問

デザインは誰が決めるのがいいですか?

色と言葉の枠だけ指導者側で示し、案は部員から募って投票で決めるのがおすすめです。自分たちで決めた1枚は、与えられた1枚より大切に着てもらえます。

何枚くらい作るのがいいですか?

洗い替えを考えると1人2枚あると便利です。予算が限られる場合は1人1枚+チームの予備数枚から始めて、追加注文できる業者を選んでおくと安心です。

保護者や指導者の分も作っていいですか?

おすすめです。応援用として保護者にも希望をとると、会場の一体感が一気に高まります。その場合も、注文は部員分と同じ一覧表でまとめると混乱しません。

ユニフォームとの違いは何ですか?

公式戦で着るユニフォームには競技規則の規定がありますが、練習着・チームTシャツは自由にデザインできます。だからこそ、チームの個性を思い切り出せるのが練習着の楽しさです。

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まとめ:お揃いの1枚でチームの心をそろえよう

チームTシャツ・練習着づくりの要点を、表で振り返ります。

ステップやることポイント
①目的何のために作るか共有一体感・応援・記念
②デザイン色と言葉を核に決める部員参加で愛着が生まれる
③注文一覧表で一括発注使いたい日の1か月前に

お揃いの練習着は、色と言葉でチームの心をそろえる道具。決める過程も一体感になる。

私は元日本代表として、たくさんのチームウェアに袖を通してきました。お揃いの1枚に込めた言葉は、苦しい場面でチームを支えてくれます。

れおコーチ

まずは部員とチームカラーと言葉を決めるところから始めます!

あげば

その調子!みんなで作った1枚が、チームの宝物になるよ。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

バレーの指導・チーム運営については他にも記事を書いています。
気になるテーマがあればぜひ読んで参考にしてもらえたら嬉しいです♪

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この記事を書いた人

バレーボール・ビーチバレーボール元日本代表。
バレーボールスクールを10年間運営。

【保有資格】
日本スポーツ協会公認バレーボールコーチ4

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