- ハードな練習のあと、いつ何を食べればいいのか分からない。
- 帰宅してから食事になるので、回復が間に合っているか不安。
- 練習後すぐに食べられない日が多くて、何かでつなぎたい。
こんな悩みを解決します。
練習後の食事のゴールデンタイムでまず意識したいのは、 練習直後の早めのタイミングで、糖質とタンパク質を一緒に補うことだと言われています。
私は元日本代表として活動し、SVリーグで監督を務めることができるバレーボールコーチ4の資格を保有しています。
10年以上スクールで指導してきましたが、伸びる選手ほど練習そのものと同じくらい、練習後の体のケアを大切にしています。
すぐに食事がとれない日でも、おにぎりと牛乳のような軽い補食でつないでおくと、帰宅後の食事まで体をつなぎやすくなります。
ぜひこの記事を参考にしてみてください。
- 練習後にいつ・何を食べると回復を助けやすいかの目安がわかる。
- すぐ食事がとれない日のつなぎ方(補食)のコツがわかる。
- 見落としがちな水分補給のポイントがわかる。
サルくん練習が終わったあと、何を食べたらいいのか毎回迷っちゃうんだよね。



多くの選手が同じところで迷うよ。今日は「いつ」「何を」のシンプルな目安を一緒に整理していこう。
それでは、練習後の回復を早めるための摂り方を、順番に見ていきましょう。
結論:練習直後の早めに糖質+タンパク質を補う


最初に結論からお伝えします。練習後の回復を助けるために意識したいポイントは、次の3つにしぼられます。
- 練習直後の早めのタイミングで補う(目安として30分以内など、諸説あります)。
- 糖質とタンパク質を一緒に摂る。
- すぐ食事が無理なら、おにぎりと牛乳のような軽い補食でつなぐ。
激しく動いたあとの体は、エネルギー(糖質)と、筋肉の材料(タンパク質)が使われた状態です。そこを早めに補ってあげると、回復を助けやすいと言われています。



レンシュウチョクゴハ エネルギートタンパクシツガ ヘッタジョウタイ
糖質はエネルギーの回復、タンパク質は筋肉の修復をサポートするという役割分担をイメージすると、組み合わせの理由が分かりやすくなります。
ただし、ここで1つだけ気をつけてほしいことがあります。よく「30分以内に食べないと意味がない」という言い方を見かけますが、これは言いすぎだと考えています。
タイミングはあくまで目安で、効果には諸説あります。



大事なのは「早めに」「糖質とタンパク質を」。この2つをまず覚えてね。
時間に神経質になりすぎるより、無理なく続けられる形を作るほうが、長い目で見て体の調子を整えやすくなります。
なぜ練習直後の補給が回復を助けるのか


「なぜ早めがいいのか」が分かると、続けるモチベーションになります。ここでは、練習後の体の中で起きていることを、かんたんに見ていきます。
エネルギー(糖質)が減っている
長い時間ジャンプしたり走ったりすると、体に蓄えていたエネルギーが減っていきます。このエネルギーのもとになるのが、ごはんやパンなどの糖質です。



練習のあと、なんだかフラフラするのはそのせい?



エネルギーが減っているサインのこともあるよ。だから早めに糖質を入れてあげたいんだ。
減ったエネルギーを早めに補うと、次の日の練習に向けて体を立て直しやすくなると言われています。逆に、エネルギーが減ったまま長い時間が空くと、体の回復が後回しになりやすくなります。
ごはん・パン・バナナ・果汁100%のジュースなどが、糖質を摂りやすい身近な食べ物です。
特にバナナは皮をむくだけで食べられて、持ち運びもしやすいので、練習後のつなぎに使いやすい食べ物です。
練習の翌日に体が重いと感じるときは、前日にエネルギーを補いきれていないことも考えられます。毎日ハードに練習する時期ほど、その日のうちに糖質を戻しておく意識が効いてきます。
筋肉(タンパク質)が使われている
激しい運動のあとは、筋肉も負担を受けた状態になっています。その筋肉を直して、強くしていく材料になるのがタンパク質です。
糖質だけ、タンパク質だけ、ではなく、両方をセットで摂ると、エネルギーの回復と筋肉の修復を同時にサポートしやすくなります。
牛乳・ヨーグルト・卵・鶏肉・魚・大豆製品などが、タンパク質を摂りやすい食べ物です。
中でも牛乳や飲むヨーグルトは、飲むだけでタンパク質を補えるので、食欲があまりない日でも口にしやすいのが便利なところです。



トウシツトタンパクシツハ セットデトルトイイ
このあとの章で、すぐ食事ができない日でも、この2つをかんたんに補う方法を紹介します。
練習直後の具体的な摂り方の目安


ここがこの記事でいちばん大事なところです。「早めに、糖質+タンパク質を」と言っても、実際に何を食べればいいのか迷いますよね。



具体的に何を組み合わせればいいか知りたい!
身近な食べ物の組み合わせを、いくつか挙げてみます。
すぐ食事がとれるとき
家がすぐ近くだったり、練習場所で食事ができたりする場合は、ふだんの食事で糖質とタンパク質をそろえれば大丈夫です。たとえば、ごはん+焼き魚+みそ汁のような、いつもの和食でも十分です。
- おにぎり + 牛乳。
- ごはん + 卵や鶏肉。
- パン + ヨーグルト。
- バナナ + 牛乳。
むずかしく考えず、主食(糖質)に、タンパク質のおかずや飲み物を1つ足すイメージで十分です。毎回バランスを細かく計算する必要はありません。
「ごはんやパンがあって、それに合わせて肉・魚・卵・乳製品のどれかがあるか」を見るだけで、組み合わせのチェックになります。
家族に用意してもらう場合も、この見方を伝えておくと、お互いに分かりやすくなります。
外食やコンビニで済ませる日も、選び方は同じで大丈夫です。おにぎりやパンに、サラダチキンやヨーグルトを1つ足せば、糖質とタンパク質の組み合わせになります。



完ぺきな献立じゃなくていいよ。まずは「主食+タンパク質を1つ」からで大丈夫!
すぐ食事がとれないとき
部活や移動の都合で、練習後すぐに食事ができない日も多いと思います。そんなときは、軽い補食でいったんつないでおくのがおすすめです。
おにぎり1個と牛乳1本だけでも、糖質とタンパク質をセットで補えるので、手軽なつなぎになります。
カバンに入れておきやすいものとしては、次のようなものがあります。
- おにぎり・パン。
- バナナ。
- 牛乳・飲むヨーグルト。
- チーズ・ゆで卵。



これならカバンに入れておけるね!
補食で軽くつないでおいて、帰宅後にしっかりした食事をとる、という流れにすると、無理なく続けやすくなります。
補食の量は、帰宅後の食事が入らなくなるほど食べない、というのが目安です。おにぎり1個や飲み物1本くらいの軽さで十分で、しっかり食べるのは家に帰ってからで構いません。
ポイントは、帰宅後の食事まで間が空きすぎないように、練習後の早いタイミングで一度何かを口に入れておくことです。
そうしておくと、家に着いてからの食事が遅くなっても、回復のスタートを早めに切りやすくなります。
なお、補食(間食)をどう使い分けるか、夜の食事をどう整えるかは、それぞれ別の記事で詳しくお話しする予定です。
練習後によくある失敗と注意点


ここでは、練習後の食事でやりがちな失敗を見ていきます。知っておくだけで、回復のチャンスを取りこぼしにくくなります。
何も口にしないまま時間が空く
いちばんもったいないのが、練習後に何も口にしないまま、長い時間が空いてしまうパターンです。おなかが空いていないからと後回しにしているうちに、帰宅が夜遅くになることもありますよね。
体は動いた直後ほど栄養を受け入れやすいと言われているので、この時間に何もとらないのはもったいない選択です。



疲れて食欲がないと、つい何も食べずに帰っちゃう…。



その気持ちも分かるよ。でも、ひと口でも糖質を入れておくと、その後がだいぶ違うんだ。
食欲がないときは、無理に固形物を詰め込まなくても大丈夫です。飲むヨーグルトや果汁100%ジュースなど、口にしやすいものから少しずつで構いません。
激しい練習のあとは、つかれて食欲が落ちることも珍しくありません。そんな日でも、飲み物だけは口にしておくと、回復のきっかけを作りやすくなります。
固形物は帰宅後に少し落ち着いてから、という分け方でも十分です。
糖質かタンパク質のどちらかに偏る
もう1つ多いのが、菓子パンやスナックだけ、プロテインだけ、というように、どちらかに偏ってしまうパターンです。
糖質だけでも、タンパク質だけでも、回復のサポートとしては片手落ちになりやすいので、できれば両方をそろえたいところです。
甘いお菓子でおなかを満たすより、おにぎりと牛乳のような組み合わせのほうが、回復を助ける目的には向いています。
お菓子が悪いというわけではありませんが、練習直後の1食は、まず糖質とタンパク質をそろえることを優先したいところです。
おやつとして甘いものを食べるなら、回復のための補食とは分けて考えると、バランスを取りやすくなります。



オカシダケデ オナカヲ ミタスノハ モッタイナイ
完ぺきでなくて構わないので、「今日は糖質とタンパク質、両方あるかな?」と1回だけチェックする習慣をつけてみてください。
水分補給とコンディションづくりのコツ


食事の話と一緒に、忘れてほしくないのが水分補給です。練習で汗をかいたあとの体は、思っている以上に水分が減っています。



食べることと同じくらい、飲むことも回復の一部だよ。
練習後の水分の摂り方
のどがかわいたと感じる前から、こまめに飲むのが基本です。練習後も、一気にがぶ飲みするのではなく、少しずつ補うようにしましょう。
- のどがかわく前から、こまめに飲む。
- 練習後も少しずつ補う。
- たくさん汗をかいた日は、水分とあわせて塩分も意識する。
たくさん汗をかいた日は、水だけでなく、塩分も一緒に摂れるものを選ぶと体を整えやすくなります。汗で出ていくのは水分だけではなく、塩分などのミネラルも一緒に失われていきます。
そのため、大量に汗をかいた日に水だけをたくさん飲むより、塩分も少し補うほうが体を整えやすいと言われています。
冷たい飲み物を一気に流し込むと、おなかが重くなって食事が進まなくなることもあります。少し落ち着いてから、常温に近いものを分けて飲むようにすると、そのあとの食事もとりやすくなります。



牛乳って、水分とタンパク質を一緒に摂れるってこと?



そうだね。1本で水分もタンパク質も補えるから、練習後のつなぎにぴったりなんだ。
続けやすい形にする
ここまで読んで、「やることが多くて大変そう」と感じた人もいるかもしれません。でも、最初から全部をそろえる必要はありません。
まずは「練習後に、おにぎりと牛乳と水分」だけでも十分なスタートになります。
無理のない形から始めて、慣れてきたら少しずつ整えていくのが、長く続けるコツです。毎日完ぺきにやろうとすると、できなかった日に「もうやめよう」となりがちです。
そうではなく、できる日を増やしていくくらいの気持ちのほうが、結果として長続きします。
練習後の食事は、1日やっただけで変わるものではなく、積み重ねで体を整えていくものだと考えてみてください。
なお、体質・持病・アレルギーがある場合や、食事量・栄養について不安がある場合は、自己判断せず、お医者さんや管理栄養士さんに相談してください。
よくある質問
まとめ:練習後の食事は「早めに・両方を」から
この記事では、練習後の食事のゴールデンタイムについてお話ししてきました。
ポイントは練習直後の早めに、糖質とタンパク質を一緒に補うことです。
すぐ食事ができない日は、おにぎりと牛乳のような軽い補食でつなぎ、水分補給も忘れないようにしましょう。



まずは「おにぎりと牛乳と水分」から始めてみるよ!



その一歩でじゅうぶんだよ。続けやすい形から始めていこう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
コンディショニングについては他にも記事を書いています。気になるテーマがあればぜひ読んで、参考にしてもらえたら嬉しいです♪
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