膝パッドと膝サポーターの違い|バレーでの使い分け

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膝パッドと膝サポーターの違いとバレーでの使い分け
  • 膝パッドと膝サポーターの違いがわからず、どちらを買うべきか迷っている
  • お店や通販で呼び方がバラバラで、商品選びに混乱している
  • レシーブで膝をつくのが痛いけれど、何を着ければいいか知りたい

こんな悩みを解決します。

膝パッドと膝サポーターの違いは、クッションで衝撃から守るのが膝パッド・関節まわりを支えるのが膝サポーターという役割の違いです。

私は元日本代表として活動し、SVリーグで監督を務めることができるバレーボールコーチ4の資格を保有しています。

10年以上スクールで指導してきましたが、この2つの違いを知らずに買って、目的と合わない道具を使っている選手をたくさん見てきました。

役割の違いがわかれば、自分の練習に合う方を迷わず選べるようになります。

ぜひこの記事を参考にしてみてください。

この記事を読むことで得られる3つのこと
  • 膝パッドと膝サポーターの役割の違いがわかる
  • バレーの場面ごとにどちらが合うかの使い分けがわかる
  • 買う前に確認したい注意点とよくある勘違いがわかる

それでは、くわしく見ていきましょう。

目次

結論:膝パッドは衝撃から守る・膝サポーターは関節を支える

先に結論からお伝えします。2つの違いを表で整理すると、次のようになります。

項目膝パッド(パッド型)膝サポーター(サポート型)
主な役割クッションで床との衝撃から守る関節まわりを適度な圧で支える
守る場面レシーブで膝を床につくときジャンプの着地・膝のぐらつき
合う人床に膝をつく練習が多い人着地の安定感がほしい人

膝パッドは、膝のお皿のあたりに厚いクッションが入っていて、床についたときの衝撃や擦り傷から膝を守ります。

膝サポーターは、伸縮性のある生地で関節まわりを包み、適度な圧をかけて膝の動きを支える補助をしてくれます。

サルくん

守る道具と、支える道具。役割が全然違うんだね!

あげば

そうなんだ。だから「どっちがいいか」じゃなくて「自分に必要なのはどっちか」で選ぶんだよ。

膝パッド=床との衝撃から守る。膝サポーター=関節まわりを支える。役割で選ぶのが正解。

なお、サイズや通気性といった具体的な選び方の基準は、こちらの記事でくわしく解説しています。

膝パッドと膝サポーターの呼び方が混乱しやすい理由

「違いを調べたのに、お店に行ったらまた混乱した」という声をよく聞きます。混乱には、はっきりした理由が2つあります。

理由①:商品によって呼び方が統一されていない

実は、膝パッドと膝サポーターの呼び方は、メーカーやお店によってバラバラです。

厚いクッション入りの商品が「膝サポーター」という名前で売られていることもあれば、「膝当て」と書かれていることもあります。

サルくん

名前だけ見ても、どっちのタイプか判断できないってこと?

あげば

そのとおり。だから名前ではなく、クッションの有無と厚さを見るのがコツだよ。

商品名に頼らず、「厚いパッドが入っているか」「圧をかけて支える作りか」という中身で判断すれば、呼び方に振り回されなくなります。

バボット

ナマエヨリ ナカミヲ ミル

理由②:バレー用は両方の機能をもつ商品が多い

もう1つの理由が、バレー用として売られている商品には、パッドとサポート機能を両立したものが多いことです。

バレーは床に膝をつく場面と、ジャンプの着地の両方があるスポーツです。そのため、クッションで守りながら関節まわりも支える、いいとこどりの商品が定番になっています。

サルくん

じゃあ、無理に2つを区別しなくてもいいの?

あげば

区別を知った上で、両方ほしいなら両立タイプを選ぶ。それが賢い選び方だよ。

区別があいまいなまま選ぶのと、役割を理解して両立タイプを選ぶのとでは、買った後の満足度が大きく変わります。

膝パッドの特徴:床との衝撃・擦り傷から膝を守る

ここからは、それぞれの特徴をくわしく見ていきます。まずは膝パッドからです。

膝パッドの主役は、膝のお皿まわりを覆う厚いクッションです。スポンジやジェルなどの素材が、床についた瞬間の衝撃を吸収してくれます。

バレーのレシーブは膝を床につく場面が多く、膝パッドの出番がいちばん多い。

低いボールに滑り込むレシーブでは、膝やすねを床に打ちつけたり、擦りむいたりしやすくなります。

痛い思いをくり返すと、体が無意識にブレーキをかけて、飛び込みが中途半端になってしまいます。

サルくん

膝が痛いと、次のボールに飛び込むのが怖くなるんだよね…

あげば

だからこそクッションで守るんだ。安心できれば、思い切って低いボールを追えるよ。

私の指導現場でも、レシーブ練習が中心の初心者や中学生には、まずクッションで守るタイプからすすめています。

守られている安心感は、レシーブの上達スピードにも直結します。床への恐怖心が消えると、練習への集中力が変わってくるからです。

体育館の床は見た目より摩擦が強く、素肌のまま滑り込むと、一度で膝が赤くむけてしまうこともあります。

擦りむいた場所が治りきらないうちにまた飛び込むと、同じ傷を何度も広げてしまいます。練習のたびに痛い思いをしないためにも、クッションで守る価値は大きいんです。

バボット

クッションガ アレバ ユカハ コワクナイ

商品を選ぶときは、両膝に着けられる2枚1組で、お皿まわりのパッドに厚みがしっかりあるものを選ぶと安心です。

左右2個セットの定番ニーパッド。衝撃吸収でヒザを保護。
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膝サポーターの特徴:関節まわりを支えて安定させる

次に、膝サポーター(サポート型)の特徴です。

サポート型は、伸縮性の高い生地で膝まわりを包み、適度な圧をかけることで、関節まわりの安定を助けます。

スパイクやブロックで何度もジャンプする選手や、着地のときに膝のぐらつきが気になる選手に向いています。

サルくん

圧をかけると、なんで安定するの?

あげば

適度な圧が膝まわりの感覚を高めて、動きを支えてくれるんだ。保温にも役立つよ。

ここで1つ、大事な注意点があります。

膝サポーターは膝への負担を軽くする補助であって、痛みやケガを治す道具ではない。

膝の痛みが続くときにサポーターでごまかしてしまうと、原因への対処が遅れてしまいます。痛みや腫れが続く場合は、無理をせず医療機関を受診してください。

バボット

イタミガ ツヅイタラ ビョウインヘ

また、サポート型は着けていれば安心という道具でもありません。土台になるのは正しい着地のフォームと練習量の管理で、サポーターはその補助という順番です。

サポート型には、膝まわりを温かく保ちやすいという長所もあります。冬の体育館は冷え込みやすく、体が温まる前の膝は動きが硬くなりがちです。

ウォームアップやストレッチとセットで使えば、練習のはじめから膝まわりを動かしやすい状態に整える助けになります。

サルくん

支えるだけじゃなくて、温める役割もあるんだね。

バレーでの使い分け:練習内容とポジションで決める

役割の違いがわかったところで、バレーでの具体的な使い分けを見ていきましょう。

タイプこんな人におすすめ
膝パッド(パッド型)レシーブ練習が多い初心者・中学生・リベロ
膝サポーター(サポート型)ジャンプが多いアタッカー・着地に不安がある人
両立タイプどちらか決めきれない人・1つで済ませたい人

レシーブ中心なら膝パッドから選ぶ

床に膝をつく場面が多いなら、迷わずクッション重視の膝パッドから選びましょう。

初心者や中学生は、レシーブの基礎練習で床に触れる機会が特に多い時期です。守備が主役のリベロも、パッドの恩恵が大きいポジションです。

チームの練習メニューに、滑り込むレシーブや低い姿勢の反復練習が定期的にあるなら、パッドの厚みがしっかりあるものを選んでおくと安心です。

サルくん

練習メニューを思い出せば、自分に必要なタイプがわかるんだね。

小学生や中学生には、体の小さい選手向けにジュニアサイズが用意されている商品を選ぶと、ずれにくく動きを邪魔しません。

小学生向けの膝パッド。着地やレシーブからヒザを守ります。
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ジャンプ中心なら膝サポーターを検討する

一方、スパイクやブロックのジャンプが多い選手で、着地の安定感がほしい場合は、サポート型が候補になります。

床に膝をつく場面が少ないポジションなら、厚いパッドよりも、動きを邪魔しない軽い支えの方が快適に感じることもあります。

バレーはジャンプと着地を何度もくり返す競技なので、膝への負担は積み重なっていきます。着地のたびに膝のぐらつきが気になる人は、支える道具の出番です。

あげば

自分の練習で「膝が床につく回数」と「跳ぶ回数」を比べてみると、答えが見えてくるよ。

迷ったら両立タイプか膝パッドを選ぶ

どちらか決めきれない場合は、薄めのパッドとサポート機能を両立したタイプが便利です。

それでも迷うなら、まずは膝パッドをおすすめします。バレーの練習では床との接触がさけられないので、クッションの恩恵を感じやすいからです。

学年やチームが変わって練習内容が変われば、必要なタイプも変わります。最初の1つで一生決めるのではなく、今の練習に合う方を選ぶ、と考えると気が楽になりますよ。

あげば

道具は買い替えていくもの。今の自分に合う1つを選べば十分だよ。

買う前の注意点とよくある勘違い

最後に、買う前に知っておきたい注意点を整理します。よくある勘違いは次の3つです。

買う前によくある勘違い
  1. 商品名だけで判断して、目的と違うタイプを買ってしまう
  2. 他競技用の膝当てをバレーに流用してしまう
  3. 着ければ膝のケガや痛みがなくなると思ってしまう

商品名だけで判断する失敗は、この記事で見てきたとおりです。クッションの有無と厚さ、支える機能があるかを、商品説明で確かめましょう。

他競技用の流用にも注意が必要です。バレー用は、前や横に倒れ込むレシーブの動きを想定して、パッドの位置や生地の伸びが設計されています。

サルくん

他のスポーツ用でも、クッションが付いていれば同じじゃないの?

あげば

パッドの位置と動きやすさが違うんだ。バレー用として売られているものを選ぶのが確実だよ。

そして、どちらのタイプも「着ければ大丈夫」という道具ではありません。膝を守る土台は、正しいフォームと練習量の管理にあることを忘れないでください。

お手入れの準備も忘れずにしておきましょう。膝に着ける道具は汗をたっぷり吸うので、1つだけだと洗濯が追いつきません。

できれば2つそろえて交互に使うと、においや肌トラブルを防ぎながら、清潔に長く使えます。

バボット

アライガエガ アルト イツモ セイケツ

タイプが決まったら、次はサイズと着け心地の確認です。サイズ・曲げやすさ・パッドの位置・通気性という4つの基準で選ぶと失敗しません。

具体的な基準と正しいつけ方は、こちらの記事が参考になります。

膝パッドと膝サポーターのよくある質問

選手や保護者の方からよくいただく質問にお答えします。

膝パッドと膝サポーターは両方着けてもいいですか?

重ねて着けると動きにくくなるので、基本はどちらか1つです。両方の機能がほしい場合は、パッドとサポートを両立したタイプを選びましょう。

片膝だけに着けてもいいですか?

レシーブでつきやすい側だけに着ける選手もいます。ただし両膝を床につく場面もあるので、初心者は両膝に着けるのが安心です。

中学生の初心者はどちらを買えばいいですか?

レシーブの基礎練習で床に触れる機会が多いので、まずはクッションで守る膝パッドがおすすめです。体に合うジュニアサイズを選んであげてください。

膝が痛いときはサポーターを着ければ練習を続けられますか?

痛みを道具でごまかすのはおすすめできません。痛みや腫れが続く場合は練習量を調整し、早めに医療機関を受診してください。

🔎 パフォーマンスアップや日頃のケアに役立つ用品は、Amazonでバレーボール用品を探すと見つけやすいです。

まとめ:役割の違いを知って自分に合う方を選ぼう

膝パッドと膝サポーターの違いを、あらためて表に整理します。

項目膝パッド膝サポーター
役割クッションで衝撃から守る適度な圧で関節まわりを支える
主な場面床につくレシーブジャンプの着地
まず選ぶ人初心者・中学生・リベロ着地の安定感がほしい人

名前ではなく役割で選ぶ。迷ったら、床との接触が多いバレーでは膝パッドから。

私は元日本代表として多くの選手を見てきましたが、道具の役割を理解して選んだ選手は、練習への安心感がまるで違います。

役割の違いという物差しをもてば、呼び方がバラバラな売り場でも、もう迷うことはありません。

サルくん

自分の練習に合うタイプを選んで、思い切り飛び込むぞ!

あげば

その調子!膝を守って、レシーブもジャンプも思い切り磨いていこう。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

用品選びについては他にも記事を書いています。
気になるテーマがあればぜひ読んで参考にしてもらえたら嬉しいです♪

この記事を書いた人

バレーボール・ビーチバレーボール元日本代表。
バレーボールスクールを10年間運営。

【保有資格】
日本スポーツ協会公認バレーボールコーチ4

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