- 用品を一式そろえると高く、中古で済ませられないか迷っている
- 先輩からお下がりをもらったが、そのまま使わせていいのか分からない
- フリマアプリで安く出ているのを見つけたが、失敗しそうで手が出せない
こんな悩みを解決します。
バレー用品は、体を支える物は新品・形が変わりにくい物は中古と分けて決めると、無理なく費用を下げられます。
私は元日本代表として活動し、SVリーグで監督を務めることができるバレーボールコーチ4の資格を保有しています。
10年以上スクールを運営するなかで、保護者の方から用品の買い方について相談を受けることがあります。とくに多いのが、どこまで中古で大丈夫かという質問です。
線引きを先に決めておけば、毎回迷う時間も、買い直しの出費も減らせます。
ぜひこの記事を参考にしてみてください。
- 新品で買う用品と、中古で足りる用品の分け方が分かる
- 中古やお下がりを受け取るときの確認手順が分かる
- 用品費そのものを下げる別の方法が分かる
それでは、くわしく見ていきましょう。
結論:体を支える物は新品、形が変わりにくい物は中古でいい
先に結論からお伝えします。用品は値段で決めるのではなく、次の2つに分けて考えてください。
- 新品にする物:シューズ、膝サポーターなど体を支える物
- 中古でいい物:ボール、バッグ、移動着など形が変わりにくい物
分ける理由は、へたる部分があるかどうかです。クッションやゴムは、見た目がきれいでも中身の弾力が落ちていきます。
一方で、ボールやバッグは前の持ち主が使っていても、性能がそのまま残っていることがほとんどです。
中古にするかどうかは、値段ではなく「へたる部分があるか」で決めてください。
この線引きを先に決めておくと、お下がりの話が出るたびに悩まなくて済みます。断るときも「うちは靴だけ新品にしているので」と言えば、相手も気を悪くしません。
用品費で家計が重くなるのは、判断を先送りにして買い直しが増えるときです。買う物と譲り受ける物を最初に分けておけば、出ていくお金は自然と落ち着きます。
うさママ全部そろえると高くて、どこまで中古でいいのか迷います…。



体を支える物だけ新品にすれば大丈夫だよ。
次の章から、新品にしたほうがいい物を順に見ていきます。
新品で買ったほうがいい物
ここで挙げる3つは、中古で買うと本来の役目を果たせないことがあります。安さより、体を守る役目を優先してください。
体を支える3つ(シューズ・膝サポーター・肌に触れる物)は新品にそろえます。
シューズ:クッションの落ち具合は見た目で分からない
バレーシューズは、着地の衝撃をソールのクッションで受け止める道具です。このクッションは、走った距離と時間で少しずつ弾力を失います。
やっかいなのは、外から見ても分からない点です。表面の溝が残っていても、中のクッションだけ先に落ちていることがあります。
クッションが落ちた靴で跳び続けると、足や膝に負担がかかりやすくなります。成長期の体を守る意味でも、シューズは新品を選んでください。
中学や高校の部活では、週に4回も5回も体育館で跳びます。1回の練習でジャンプする回数を考えると、靴にかかる負担は大人が思うより大きいものです。
前の持ち主がどれだけ跳んだのかは、履いた本人にしか分かりません。分からない物に体を預けさせないでください。



靴ハ「見タ目」ヨリ「跳ンダ回数」
サイズ選びの基準は、こちらの記事にまとめています。
膝サポーター・膝パッド:ゴムが伸びると体を守れない
膝サポーターは、伸び縮みする生地が膝に密着することで働きます。使い込んだ物はゴムが伸び、動いているうちにずれてしまいます。
ずれた状態で床に飛び込めば、守りたい部分が出てしまうわけです。これでは着けている意味がありません。
サポーターは消耗品と考えて、新品を用意してください。値段の幅も比較的小さく、家計への影響は大きくありません。
靴下・インナー:肌に直接触れる物は新しくそろえる
靴下やインナーシャツは、汗を吸って肌に密着する物です。生地がへたると汗を吸わなくなり、すれて痛むことがあります。
衛生の面でも、肌に直接触れる物は新しくそろえるほうが安心です。ここは中古の対象から外してください。



守る物と肌に触れる物は新品、と覚えます。
中古やお下がりでも困らない物
反対に、こちらの3つは中古で十分に働きます。ここで浮いたお金を、新品にすべき物へ回してください。



ボールは使い込んだほうが手になじむよね!
練習用のボール:空気を入れれば感覚は戻る
ボールは表面に傷が入っても、空気を適正に入れれば練習には十分に使えます。家での自主練習用なら、中古でまったく問題ありません。
ただし試合や公式の練習で使う検定球は、チームの決まりに合わせてください。号数も年代で変わり、中学生は4号球、高校生以上は5号球を使います。
受け取ったら、まず空気の量を確かめてください。
空気が抜けたボールは弾まず、レシーブの感覚もずれてしまいます。入れ直すだけで、練習の質は元に戻ります。



ボールハ「空気」デ生キ返ル
バッグ・移動着:形が変わりにくく長く使える
バッグやジャージは、生地が丈夫で形が崩れにくい物です。ファスナーと肩ひもが無事なら、お下がりでも長く使えます。
学校やチームで指定がある場合だけ、先に確認しておいてください。指定品を買い直すことになると、かえって高くつきます。
ネットやかごなどの練習用具:家で使う物は中古で十分
家庭で使う練習用のかごや簡易ネットも、中古で構いません。フレームが曲がっていないかだけ見れば、機能はほとんど落ちません。



浮いた分をシューズに回す、が正解だよ。
中古やお下がりを受け取るときの手順
もらう物・買う物が決まったら、次の順番で確認してください。順番を守ると、使えない物を持ち帰らずに済みます。
とくに大切なのが1番目です。前の持ち主と足の形は違うので、サイズが同じでも合うとは限りません。
サイズが同じでも、履かせずに決めないでください。
3番目のにおいと汚れも、後から困りやすいところです。洗って落ちる汚れなら問題ありませんが、生地の奥までしみている場合は使い続けるのがつらくなります。
洗い方に迷ったときは、練習着の洗濯の記事も参考にしてみてください。
最後の「使う期間を決める」も忘れないでください。もらった物をいつまでも使うと、買い替えの時期を逃してしまいます。
たとえばシューズなら、底の溝が浅くなった時点で交代と決めておきます。基準があると、買い替えの相談も切り出しやすくなります。



もらった時点で、次に買う時期まで決めておくのですね。
お下がりでよくある失敗と、その直し方
ここでは、実際に相談を受けることの多い失敗を3つ挙げます。どれも先に知っておけば防げます。
失敗①:サイズが合わないまま履かせてしまう
大きめの靴を「すぐ足が大きくなるから」と履かせるパターンです。中で足が動くと、踏ん張りがきかず、マメもできやすくなります。
半年後に合う靴より、今合う靴を選んでください。合わない靴での練習は、けがにつながることがあります。
失敗②:前の持ち主の減り方に足を合わせてしまう
靴底が片側だけ減った靴は、履くと自然に体が傾きます。その傾きに合わせて動くと、フォームまで崩れていきます。
底の減り方が左右で違う靴は、譲り受けても使わないでください。ここは遠慮せずに断って構いません。



靴だけは、合わないなら断っていいよ。
失敗③:ユニフォームや練習着が決まりに合わない
ユニフォームには番号や色の決まりがあり、大会で使えないことがあります。せっかく譲ってもらっても、試合で着られなければ意味がありません。
譲り受ける前に、その年の規定と学校の指定を確認してください。



番号の決まりまで見ていませんでした!?



先に確認すれば、もらう側も気まずくならないよ。
用品費そのものを下げる3つの方法
中古に頼らなくても、買い方を変えるだけで費用は下がります。次の3つを試してみてください。
方法①:買う順番を決めて一度に買わない
入部の時期に全部そろえようとすると、出費が一度に重なります。まずシューズと膝サポーターだけ用意し、残りは様子を見てから買い足してください。
使う場面が来てから買うほうが、無駄も少なくなります。
方法②:型落ちモデルを選ぶ
シューズは毎年のように新しいモデルが出ます。1つ前のモデルは価格が下がることが多く、性能の差はわずかです。
新品のまま安く買えるので、中古を探すより確実といえます。探すときは、モデル名の末尾にある数字が1つ小さい物を見てください。
中古を探す前に、まず型落ちの新品を探してください。
サイズがそろっている時期は限られるので、履く時期が決まっているなら早めに動くほうが選べます。
🔎 パフォーマンスアップや日頃のケアに役立つ用品は、Amazonでバレーボール用品を探すと見つけやすいです。
方法③:支払い方をそろえてポイントを残す
用品は買う回数が多いので、支払い方をそろえるだけで戻ってくる分が変わります。年間で見ると、この差は小さくありません。
それでも費用の負担が重いときは
用品費だけでなく、部費や遠征費まで重なると家計への負担は大きくなります。その場合は、我慢を続ける前に使える制度を確認してください。
学校やチームによっては、費用の補助や貸し出しの仕組みがあります。まず顧問の先生や事務の窓口に相談してみてください。
言い出しにくく感じるかもしれませんが、相談を受ける側にとってはよくある話です。子どもが続けられる形を先に整えるほうが大切だと考えています。



相談してもいいものなんですね…。



続けられる形を作るのが先だよ。
よくある質問
まとめ:新品にする物と中古でいい物を先に決める
バレー用品の中古について整理します。
| 用品 | 判断 | 理由 |
|---|---|---|
| シューズ | 新品 | クッションの落ち具合が見えない |
| 膝サポーター・パッド | 新品 | ゴムが伸びると体を守れない |
| 靴下・インナー | 新品 | 肌に直接触れる |
| 練習用のボール | 中古でいい | 空気を入れれば使える |
| バッグ・移動着 | 中古でいい | 形が変わりにくい |
| 家で使う練習用具 | 中古でいい | 機能が落ちにくい |
体を支える物は新品、形が変わりにくい物は中古。この線引きだけ決めておいてください。
そして、譲り受けるときは必ず本人に履かせて、使う期間まで決めてしまいましょう。
私は元日本代表として多くの選手を見てきましたが、道具が体に合っている選手は、それだけで動きが安定します。かけた費用の差より、合っているかどうかの差のほうが大きいと感じています。



靴とサポーターだけは新品で用意します!



それで十分だよ。浮いた分は遠征費に回そうね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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