子どもの自己肯定感を育てる声かけ|スポーツで伸びる子の共通点

当ページのリンクには広告が含まれています。
子どもの自己肯定感を育てる声かけ|結果より過程を認める親のサポート
  • ミスをすると、すぐに落ち込んでしまう我が子が心配
  • 「どうせ自分なんて」という言葉が増えてきた気がする
  • スポーツを通じて、自信を持てる子に育ってほしい

こんな悩みを解決します。

子どもの自己肯定感を育てるカギは、結果をほめることではなく、努力の過程と存在そのものを認める声かけにあります。

私は元日本代表として活動し、SVリーグで監督を務めることができるバレーボールコーチ4の資格を保有しています。

長く指導する中で、大きく伸びていく子には、失敗を恐れず挑戦できる心の土台がありました。保護者の方から家庭での関わり方をうかがっていると、その土台は日々の声かけで育っていることが見えてきます。

親のちょっとした言葉の選び方で、子どもの自信は大きく変わります。ぜひこの記事を参考にしてみてください。

この記事を読むことで得られる3つのこと
  • 自己肯定感が、スポーツで伸びる子の土台になる理由がわかる
  • 結果ではなく過程を認める、具体的な声かけがわかる
  • つい言いがちで、自信を削る言葉の言い換えがわかる

それでは、くわしく見ていきましょう。

目次

結論:自己肯定感は「挑戦できる心」の土台になる

先に結論からお伝えします。子どもの自己肯定感を育てるために、家庭で意識したい声かけの軸は次の3つです。

自己肯定感を育てる声かけ3つの軸
  • 結果ではなく、努力や工夫した「過程」を認める
  • 勝ち負けと関係なく、「あなたが大切」を伝える
  • できないことより、できたことに先に目を向ける

自己肯定感とは、ありのままの自分を「これでいい」と思える感覚のことです。この感覚があると、子どもは失敗を恐れずに挑戦でき、うまくいかないときも立ち直りやすくなります。

自己肯定感は「うまくできたから自分はすごい」ではなく、「うまくいかなくても自分は大丈夫」という土台。挑戦する力の源になる。

スポーツは、うまくいかないことの連続です。だからこそ、心の土台がしっかりしている子ほど、失敗を糧にして伸びていきます。

その土台をつくるのが、家庭での日々の声かけではないでしょうか。

うさママ

うちの子、ミスをするとすぐに「もうダメだ」って落ち込んでしまって…。

あげば

その姿を見ると、心配になるよね。でも大丈夫。声のかけ方を少し変えるだけで、子どもは少しずつ立ち直る力をつけていけるんだ。

まずは、なぜ自己肯定感がスポーツで伸びる子の共通点なのかを見ていきましょう。

なぜ自己肯定感が「伸びる子」の共通点なのか

大きく伸びる子には、技術以前に共通する心の特徴があります。それが、失敗を恐れずに挑戦できる姿勢です。

バボット

シッパイハ セイチョウノ タネ

自己肯定感が低いと、子どもは「失敗したら自分の価値が下がる」と感じ、ミスを恐れて挑戦を避けるようになります。すると新しいことに取り組む機会が減り、成長のチャンスを逃してしまいます。

失敗を恐れる子は、挑戦を避ける。挑戦を避けると、伸びる機会も減る。だから、失敗しても大丈夫という土台が大切。

逆に、自己肯定感が育っている子は、「失敗してもまたやればいい」と考えられます。ミスを引きずらず次に向かって切り替えられるので、練習の一回一回が成長につながっていきます。

これは特別な才能の話ではありません。同じ練習をしていても、前を向いて取り組めるかどうかで、半年後の伸び方は変わってくるからです。

うさママ

技術よりも先に、心の持ちようが大事なんですね。

あげば

そうなんだ。同じ練習をしても、前向きに取り組める子のほうが伸びやすい。その前向きさを支えているのが、家庭で育つ自己肯定感なんだよ。

大切なのは、勝ったからほめる、負けたから残念がる、という結果に連動した接し方ではありません。

結果に関わらず、挑戦したことそのものを認める姿勢が、子どもの心を強くしていきます。

結果だけで一喜一憂されると、子どもは「うまくできる自分にしか価値がない」と感じてしまいます。挑戦する姿そのものを認めてもらえた子は、失敗を恐れずに前へ進んでいけます。

結果ではなく「過程」を認める声かけ

自己肯定感を育てる声かけの基本は、結果ではなく過程に目を向けることです。具体的なコツを見ていきましょう。

過程を認める声かけのコツ
  • 「勝った?」より「どんな工夫をした?」と聞く
  • できた結果より、努力や挑戦した行動をほめる
  • うまくいかなくても、取り組んだこと自体を認める

まず、結果を先に聞かないことです。帰宅した子に「勝った?」と聞くと、勝敗が評価の基準だと伝わってしまいます。

「今日はどんなことを頑張った?」と、過程に目を向ける問いかけに変えてみましょう。

STEP
勝敗より先に「お疲れさま」「楽しかった?」と迎える
STEP
できた行動を具体的に見つけて言葉にする
STEP
うまくいかなくても「挑戦したね」と取り組みを認める
うさママ

「頑張ったね」の中身を、具体的に言ってあげるといいんですね。

あげば

そう。「最後まで声を出せてたね」「あきらめずに拾いにいってたね」みたいに具体的だと、「ちゃんと見てくれてる」が伝わって、自信につながるんだ。

次に、努力や挑戦した行動そのものをほめることです。「上手だね」という結果へのほめ言葉より、「あきらめずに練習してたね」という過程へのほめ言葉のほうが、子どもの心に長く残ります。

そして、うまくいかなかったときこそ、取り組んだこと自体を認めてあげてください。「負けたけど、最後まで戦えたね」という言葉は、失敗を次への一歩に変える力になります。

声をかけるタイミングも大切です。試合直後は気持ちが高ぶっていて、言葉が届きにくいことがあるからです。

帰りの車の中や夕食のあとなど、子どもが落ち着いたころに話しかけるほうが、同じ言葉でもすっと入っていきます。

うさママ

結果より、そこまでの頑張りを見てあげようと思います。

あげば

いいね。過程を認められた子は、「結果が出なくても頑張る意味がある」と思えるようになる。それが挑戦を続ける力になるんだ。

つい言いがちで、自信を削る言葉の言い換え

良かれと思ってかけた言葉が、子どもの自己肯定感を静かに削ってしまうことがあります。よくある例と言い換えを見ておきましょう。

つい言いがちな言葉なぜ自信を削るか言い換え例
なんでこんなミスするの?存在を否定されたと感じる惜しかったね、次はどうする?
◯◯ちゃんはできてたよ他人と比べられ自信を失う前より声が出るようになったね
どうせやるなら1番に1番以外は無価値だと感じる自分のペースで続けているのがいいね
泣かないの、強くなりなさい感情を否定され安心できない悔しかったんだね、その気持ち大事だよ

自信を削る言葉の共通点は「否定」「比較」「結果の押しつけ」。まず気持ちを受け止め、過程を認める言葉に変える。

うさママ

「なんでミスするの」…つい言ってしまっていました。

あげば

気づけたなら大丈夫だよ。ミスを責めるより、「次はどうしようか」と一緒に考える言葉にすると、子どもは前を向けるんだ。

大切なのは、子どもの人格や存在を否定しないことです。

ミスやうまくいかなかったこと自体は指摘してもかまいませんが、「あなたはダメだ」というメッセージにならないよう、言葉を選びます。

また、感情を否定しないことも大切です。悔しい、悲しいという気持ちを「泣かないの」と抑え込むより、「悔しかったね」と受け止めてあげるほうが、子どもは安心して立ち直れます。

家庭でできる、自己肯定感を育てる習慣

声かけと合わせて、家庭の日々の習慣も自己肯定感を育てます。無理なく続けられる工夫を紹介します。

自己肯定感を育てる家庭の習慣
  • 一日の終わりに「できたこと」を一緒に振り返る
  • 家庭を、結果に関係なく安心できる場所にする
  • 親自身が、失敗を前向きに受け止める姿を見せる

まず、一日の終わりに「できたこと」を振り返る習慣です。寝る前などに「今日できたこと」を一つ一つ言葉にすると、子どもは自分の成長に目を向けられるようになります。

うさママ

寝る前に「今日の良かったこと」を話すの、さっそくやってみたいです。

あげば

いいね。小さなことでいいんだ。「あいさつができた」でも「最後まで練習した」でも。積み重ねると、自分を認める力が育っていくよ。

次に、家庭を安心できる場所にすることです。結果が良くても悪くても、変わらず迎えてくれる家がある。その安心感が、外で挑戦するための心の基地になります。

失敗しても帰る場所があると思えるからこそ、子どもは思いきって挑戦できるのです。逆に、家でも成績を問われ続けると、どこにも心の休まる場所がなくなってしまいます。

そして、親自身が失敗を前向きに受け止める姿を見せることです。親が自分の失敗を「まあ、次があるよ」と笑って受け止めていると、子どもも自然と失敗を恐れなくなります。

言葉以上に、親の姿勢が伝わるものです。

うさママ

つい上の子と比べてしまうこと、あります…。

あげば

比べる相手は、その子の前回でいいんだよ。それなら、どの子もちゃんと伸びを見つけてもらえるからね。

きょうだいがいる家庭では、比べないことも意識したいところです。同じ言葉でも、上の子と比べられていると感じた瞬間に、認められた実感は消えてしまいます。

その子自身の前回と比べて、どこが伸びたのかを伝えてあげてください。

自己肯定感は、特別な言葉より、日々の小さな積み重ねで育つ。できたことに目を向け、安心できる家庭をつくることがいちばんの土台。

こうした習慣を家庭に取り入れると、子どもは少しずつ「自分は大丈夫」と思えるようになり、スポーツにも前向きに取り組めるようになっていきます。

ここで一つ気をつけたいのは、これらの習慣を「毎日きちんとやらなければ」と親が気負いすぎないことです。

できる日にできる範囲で続ければ十分です。むしろ、親が肩の力を抜いて笑顔でいることのほうが、子どもには安心して伝わります。

うさママ

完璧にやろうとしすぎず、できる範囲で続けるのが大事なんですね。

あげば

そうだよ。親が頑張りすぎて疲れてしまっては続かないからね。「今日はできたらいいな」くらいの気持ちで、長く続けるのがいちばんなんだ。

自己肯定感を育てる関わりは、特別なテクニックではありません。子どもの頑張りをちゃんと見て、それを言葉にして返す。

その積み重ねが、時間をかけて子どもの心の土台をつくっていきます。

よくある質問

ほめてばかりだと、甘やかしになりませんか?

結果を大げさにほめ続けるのは逆効果になることもありますが、努力や過程を具体的に認めるのは甘やかしとは違います。「頑張った事実」を言葉にするのは、次への意欲を支える大切な関わりです。

落ち込んでいるとき、どう声をかければいいですか?

まずは「悔しかったね」と気持ちを受け止めてあげてください。すぐに励ましたりアドバイスしたりせず、気持ちを認めてもらえると、子どもは自分で立ち直る力を取り戻しやすくなります。

声かけを変えても、なかなか自信がつきません。

自己肯定感は、すぐに育つものではなく、日々の積み重ねで少しずつ育ちます。焦らず続けることが大切です。落ち込みが強く長く続く場合は、無理をさせず、必要に応じてスクールカウンセラーなどの専門家に相談しましょう。

まとめ:声かけを変えれば、子どもの心は強くなる

子どもの自己肯定感を育てるカギは、結果をほめることではなく、努力の過程と存在そのものを認める声かけを続けることです。

場面自信を削る関わり自信を育てる関わり
帰宅時「勝った?」と結果を聞く「どんな工夫をした?」と過程を聞く
ミスした時「なんでミスするの」と責める「惜しかったね、次は?」と一緒に考える
落ち込んだ時「泣かないの」と感情を抑える「悔しかったね」と気持ちを受け止める
ふだん結果が出た時だけほめるできたことに毎日目を向ける

結果ではなく過程を、他人ではなくその子自身を見る。声かけを変えれば、子どもは「自分は大丈夫」と思える力を育てていける。

私は元日本代表として、失敗を恐れず挑戦できる子が、大きく伸びていく姿を何度も見てきました。その挑戦する力の源は、家庭で育つ自己肯定感です。

今日の声かけから、少しずつ始めてみてください。

なお、子どもの落ち込みが強く長く続く場合は、この記事の内容だけで抱え込まず、スクールカウンセラーなどの専門家に相談することも考えてみてください。

うさママ

まずは「できたこと」に目を向ける声かけから始めてみます。

あげば

その一歩が、子どもの心をきっと強くするよ。あなたが見守ってくれていること自体が、いちばんの安心なんだからね。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

子育てとバレーの関わり方については他にも記事を書いています。
気になるテーマがあればぜひ読んで参考にしてもらえたら嬉しいです♪

👪 Amazonプライムが便利

送料無料・写真の無制限保存・ネットスーパー・Prime Video

Amazonプライムには、バレーを頑張るみなさんに嬉しい特典がそろっています。

  • Prime Video:アニメ「ハイキュー!!」など人気作品が見放題
  • 送料無料:バレーボール用品など、対象商品が送料無料で届く
  • Amazon Photos:自分の写真も、お子さんの試合や成長の写真も、容量無制限で保存できる
  • ネットスーパー:重い飲み物や食料も、買い物に行かず最短約2時間で自宅に届く(対象エリア)

▼ プライムは30日間の無料体験あり(期間内に解約すれば0円)

この記事を書いた人

バレーボール・ビーチバレーボール元日本代表。
バレーボールスクールを10年間運営。

【保有資格】
日本スポーツ協会公認バレーボールコーチ4

目次