- 周りの選手がプロテインを飲み始めて、自分にも必要なのか迷っている
- 成長期に飲んでも大丈夫なのか、安全性が気になる
- 種類が多すぎて、どれを選べばいいのかわからない
こんな悩みを解決します。
中高生のプロテイン選びの答えは、基本は3食の食事を整えたうえで、足りないたんぱく質を補う目的で、成分表示がわかりやすい製品を選ぶことです。
私は元日本代表として活動し、SVリーグで監督を務めることができるバレーボールコーチ4の資格を保有しています。
現役時代は体づくりのための栄養補給と長く向き合ってきましたし、スクールでは保護者の方からプロテインの相談を受けることも多いんです。
先に大事なことを1つだけお伝えすると、プロテインは薬ではなく、たんぱく質を補うための食品です。
ぜひこの記事を参考にしてみてください。
- 成長期に合ったプロテインの選び方の基準がわかる
- 飲むタイミングと量の考え方がわかる
- 成長期ならではの注意点と、よくある失敗がわかる
それでは、くわしく見ていきましょう。
結論:食事が主役、プロテインは補助|選び方の基準
先に結論からお伝えします。中高生の体づくりの主役は、あくまで毎日の3食です。
プロテインは、食事でとりきれないたんぱく質を補うための補助食品。
この前提に立ったうえで、選ぶときに見るポイントを表にまとめました。
| 基準 | 見るポイント |
|---|---|
| 栄養成分表示 | 1食あたりのたんぱく質量と、糖質・脂質のバランス |
| 原料の種類 | ホエイ(牛乳由来)・ソイ(大豆由来)などの違い |
| 味と溶けやすさ | 練習後でもストレスなく飲み続けられるか |
| 価格 | 部費やお小遣いの中で無理なく続けられるか |
| 説明のわかりやすさ | 対象年齢や飲み方の案内がきちんと書かれているか |
サルくんプロテインを飲めば、すぐに体が大きくなるんじゃないの?



そう思われがちだけど、中身はたんぱく質の食品。主役は毎日のごはんだよ。
食事をおろそかにしたままプロテインだけ飲んでも、体づくりはうまく進みません。ごはん・肉や魚・野菜のそろった食事が土台になります。
その一方で、練習がハードで食事が追いつかない時期には、足りない分を手軽に補える味方にもなってくれます。



シュヤクハ ショクジ プロテインハ ホジョ
この役割をおさえたうえで、選び方を順番に見ていきましょう。
成長期にたんぱく質が大切な理由
バレーボールは、ジャンプやレシーブで全身を使うスポーツです。練習で使った体は、食事でとった栄養を材料にして回復していきます。
その材料の中心になるのが、たんぱく質です。筋肉だけでなく、骨や血液を作るためにも使われています。
さらに中高生は、競技のためだけでなく、体そのものが大きく育つ時期でもあります。
成長期は、運動で使う分と成長に使う分、両方のたんぱく質が必要になる。
国の食事摂取基準でも、成長期に必要なたんぱく質の目安は、大人に近い量が示されています。



練習の分と、体が育つ分。ダブルで材料がいるんだね。



そういうこと。だからまずは3食で、肉・魚・卵・大豆・乳製品をしっかりね。
とはいえ、朝が苦手で朝食が軽くなりがちだったり、練習後は疲れて食欲がわかなかったりする選手も多いはずです。
そんなふうに、食事だけでは足りない日の補助として、プロテインという選択肢が出てきます。
食事やトレーニングを含めた体づくりの全体像は、こちらの記事でくわしく解説しています。
成長期のプロテインの選び方5つの基準
ここからが本題の選び方です。次の5つを順にチェックすれば、大きな失敗は避けられます。
- 栄養成分表示を見る
- 原料の種類で選ぶ
- 味と溶けやすさで選ぶ
- 続けられる価格で選ぶ
- 説明がわかりやすい製品を選ぶ
基準①:栄養成分表示を見るクセをつける
いちばん大事なのは、パッケージ裏の栄養成分表示です。1食あたりのたんぱく質量を必ず見ましょう。
製品によって、1食で10g前後のものから20gを超えるものまで幅があります。
中高生が補助として使うなら、いきなり多い量をとる必要はありません。まずは少なめの量から始めて、食事とのバランスで調整するのが安心です。
あわせて、糖質や脂質、エネルギーの量も見ておきましょう。目的が補助なら、極端に甘いものを選ぶ必要はありません。



裏の表示なんて、今まで見たことなかった…。



今日から見るようにすれば大丈夫。表示を読む力は、補食やお菓子選びにも役立つよ。
基準②:原料の種類の違いを知る
プロテインの原料には、いくつか種類があります。代表的なのは、牛乳由来のホエイと、大豆由来のソイです。
ホエイは体への吸収が比較的早いとされていて、運動後の補給によく使われています。味の種類も豊富です。
ソイは植物性で、腹もちがよいと感じる人が多いタイプです。乳製品でお腹がゴロゴロしやすい人の選択肢にもなります。
迷ったら、まずは運動後の補給に使いやすいホエイから検討するのが一般的です。
ただし、牛乳や大豆はアレルギー表示の対象になっている食品です。
アレルギーや体質に不安がある場合は、必ず保護者の方と一緒に、医師や管理栄養士に相談してから選ぶ。



ゲンリョウ ト アレルギーヒョウジ ヲ チェック
基準③:味と溶けやすさで続けやすさが決まる
意外と大事なのが、味と溶けやすさです。どんなに成分がよくても、おいしくなければ続きません。
最初から大きな袋を買うのではなく、小分けタイプやお試しサイズで味を確かめるのがおすすめです。
シェイカーで振ったときにダマになりにくいかどうかも、毎日の飲みやすさを左右します。



小さいサイズで試してから、大きい袋にすればいいんだ。
基準④:無理なく続けられる価格で選ぶ
プロテインは1回で終わりではなく、続けて使うものです。袋の値段ではなく、1食あたりの価格に直して比べましょう。
袋の大きさや1食の量は製品ごとに違うので、袋の値段だけで比べると損得を見誤ります。
家計にかかわる買い物なので、中高生は必ず保護者の方と相談してから購入してください。
基準⑤:説明がていねいな製品を選ぶ
対象年齢の目安・1食の量・飲み方が、パッケージや公式サイトにわかりやすく書かれている製品は、それだけで安心材料になります。
成分や飲み方に疑問が出たときに、問い合わせ先がはっきりしているかどうかも見ておきたいポイントです。
プロテインを飲むタイミング
次に、飲むタイミングです。難しく考える必要はなく、生活の中の足りない場面に当てはめるのが基本です。
タイミング①:練習やトレーニングの後
いちばん取り入れやすいのが、練習後の補給です。運動の後は、使った体の回復に向けて栄養をとりたいタイミングとされています。
練習後すぐに夕食を食べられる日なら、食事だけで十分です。
帰宅までに時間があき、夕食まで1時間以上あくような日の中継ぎとして使うと、プロテインの手軽さが活きます。



練習後すぐごはんの日は、無理に飲まなくていいんだ。



そうだよ。ごはんまでが遠い日の中継ぎ、と考えるとちょうどいいね。
タイミング②:朝ごはんが軽くなりがちな日
朝が苦手で、パン1枚だけになってしまう日はありませんか。
そんな日は、朝食に牛乳やプロテインを足して、たんぱく質を補うのも1つの方法です。
もちろん、卵や納豆を足せるならそちらが先です。食品で足せない日の補助として考えましょう。



粉を足す前に、まずは食卓に1品足せないか。この順番で考えられると強いよ。
タイミング③:飲まない日があってもいい
毎日必ず飲むもの、と決めつけなくて大丈夫です。
食事がしっかりとれた日や、練習が休みの日は、飲まない選択でかまいません。
量は製品に書かれた1食分を守る。たくさん飲むほどいい、という考え方はしない。
多くとった分のたんぱく質が、そのまま体づくりに上乗せされるわけではありません。食事全体のバランスの方がずっと大切です。
なお、練習前のエネルギー補給には、プロテインよりもおにぎりやバナナなどの補食が向いています。補食の選び方はこちらの記事にまとめました。
なお、中学生のうちは大人用ではなく、成長期向けに設計されたジュニアプロテインを選ぶのもひとつの方法です。たとえばNEXT-18(小中学生のスポーツをする子ども向けに作られたジュニアプロテイン)
よくある失敗と成長期ならではの注意点
ここでは、中高生がやりがちな失敗と、成長期だからこそ気をつけたいポイントを見ておきます。
失敗①:食事の代わりにしてしまう
いちばん多い失敗が、朝食や夕食をプロテインだけで済ませてしまうことです。
プロテインで補えるのは、主にたんぱく質です。エネルギーやビタミン・ミネラルまでは置き換えられません。
プロテインを食事の代わりにしない。あくまで3食+補助。
食事を削ってプロテインに頼ると、体づくりどころか、練習を頑張るためのエネルギーまで足りなくなってしまいます。
失敗②:大人向けの目的別製品を選んでしまう
売り場には、減量向けや増量向けなど、大人のトレーニングを想定した製品も並んでいます。
中高生がまず選ぶのは、そうした目的別のものではなく、シンプルにたんぱく質を補えるスタンダードなタイプで十分です。
迷ったら対象年齢の記載やメーカーの案内をチェックして、保護者の方と一緒に選びましょう。
失敗③:体に合わないまま我慢して続ける
飲み始めてから、お腹がゆるくなる・体調がすぐれないと感じたら、量を減らすか、一度やめて様子を見てください。
合わないと感じたら中止して、保護者の方や医師・管理栄養士に相談する。
体質は人それぞれです。チームメイトに合っていても、自分に合うとは限りません。



部活の先輩と同じものなら、安心だと思ってた…。



参考にするのはいいけど、最後は自分の体と表示で決める。ここが大事だよ。
サプリメント全般に言えることですが、うたい文句だけで選ばず、表示と自分の体調で判断する姿勢を身につけていきましょう。
プロテインについてよくある質問
中高生の選手や保護者の方から、よくいただく質問にお答えします。
🔎 パフォーマンスアップや日頃のケアに役立つ用品は、Amazonでバレーボール用品を探すと見つけやすいです。
まとめ:3食を整えて、プロテインは賢く補助に使おう
最後に、この記事のポイントを表で整理します。
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 役割 | 主役は3食、プロテインは足りない分の補助 |
| 選び方 | 成分表示・原料・味・価格・説明のわかりやすさ |
| タイミング | 練習後や朝など、食事で足りない場面の中継ぎ |
| 量 | 製品の1食分を守る(多く飲むほどいいは誤り) |
| 安全面 | 合わなければ中止し、医師や管理栄養士に相談 |
表示を見て選び、食事を主役に、足りないときだけ賢く補う。
これができれば、プロテインは成長期のバレー選手の心強い味方になってくれます。
アレルギーや持病など不安がある場合は、自己判断せず、保護者の方と一緒に専門家へ相談してくださいね。



まずは今夜、家にあるプロテインの表示を見てみる!



いいね。表示を読めるようになれば、選ぶ力はもう身についているよ。
小学生の弟さん・妹さんがいるご家庭は、ジュニア向けの考え方もあわせてチェックしてみてください。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
用品選びについては他にも記事を書いています。
気になるテーマがあればぜひ読んで参考にしてもらえたら嬉しいです♪









