- 9人制の大会に出たいが、どこに登録すればいいか分からない
- 実業団とクラブの連盟が何を分けているのか知りたい
- 自分が出られる大会をどうやって探すのか知っておきたい
こんな悩みを解決します。
9人制バレーの団体は、所属している場所によって3つの入り口に分かれます。
私は元日本代表として活動し、SVリーグで監督を務めることができるバレーボールコーチ4の資格を保有しています。
体育館で練習していると、9人制のチームから「どこの大会に出ればいいのか分からない」という話を聞くことがあります。
団体の名前が似ていて、しかも複数あるので迷いやすいんですよね。
ぜひこの記事を参考にしてみてください。
- 9人制に関わる団体の役割の違いが分かる
- 自分のチームがどの入り口に当てはまるか判断できる
- 出場できる大会の探し方と、登録前に確認することが分かる
9人制がどう生まれた競技なのかから知りたい方は、こちらの記事もあわせてどうぞ。
それでは、順番に見ていきましょう。
結論:9人制の団体は所属先で3つに分かれる
9人制の団体は、たくさんあるように見えて、整理すると単純です。
分かれ目になるのは、そのチームが誰の集まりなのかという点だけです。
- 実業団…同じ会社や職場の人でつくるチーム
- クラブ…職場とは関係なく、地域や仲間でつくるチーム
- ママさんバレー…女性が地域で活動するチーム
そして、この3つの上に日本バレーボール協会があります。
競技のルールを定め、全国大会を後援している立場です。
サルくん上下関係みたいになっているんですね。



そうなんです。まず自分のチームがどの入り口かを決めれば、あとは自然に決まりますよ。
つまり最初にやることは、団体を調べることではありません。
自分のチームがどういう集まりなのかを、はっきりさせることです。
全体をまとめている日本バレーボール協会
日本のバレーボールを統括しているのが、日本バレーボール協会です。
6人制もビーチバレーも9人制も、この協会が定めた競技規則をもとに運営されています。
都道府県の協会が窓口になる
大事なのは、全国組織に直接連絡する場面はほとんどないという点です。
実際の窓口は、住んでいる地域の都道府県バレーボール協会になります。
- 地域の大会を主催・運営する
- 全国大会につながる予選を行う
- 審判の資格講習を開く
- チームや選手の登録を受け付ける
チーム登録も、大会の申し込みも、まずは地域の協会を通します。
全国の情報は、日本バレーボール協会の公式サイトからたどれます。



全国組織ヨリ先ニ都道府県協会ヲ見ル
登録が必要な理由
「練習だけなら登録は要らないのでは」と思う方もいます。
そのとおりで、仲間内で体育館を借りて楽しむだけなら登録は必要ありません。
登録が要るのは、公式の大会に出る場合です。試合中の事故に備えた保険や、選手の二重登録を防ぐしくみが登録とつながっています。
二重登録を防ぐのは、同じ選手が複数のチームで別々に勝ち上がることを避けるためです。
大会に出ようと決めたら、練習を始めるのと同時に登録の手続きを進めておくと間に合います。



練習だけなら手続きは要らないんですね。



はい。ただ、大会に出ると決めたら早めに動いてください。締め切りが先に来ますよ。
実業団・クラブ・ママさんの3つの入り口
ここからは、3つの入り口をそれぞれ見ていきます。
職場の仲間でつくるなら実業団
同じ会社や事業所の人でチームをつくる場合は、実業団の枠に入ります。
実業団の9人制は歴史が古く、全国大会もこの枠から発展してきました。
- 同じ職場の人でチームを構成する
- 会社が活動を支援している場合がある
- 全国規模の選手権やリーグ戦がある
競技レベルの幅は広く、上位のリーグから地域の交流大会までさまざまです。
注意したいのは、メンバーの条件が職場と結びついている点です。
転勤や退職があると、そのままではチームに残れなくなることがあります。長く続けたい人は、この点を先に確認しておいてください。
職場と関係なくつくるならクラブ
職場に関係なく、地域の仲間や友人でつくるチームはクラブの枠になります。
社会人になってからバレーを続ける人の多くが、この形です。
学生時代の仲間が集まって続けているチームもあれば、地域の募集で集まったチームもあります。
メンバーの入れ替わりがあっても活動を続けられるので、10年20年と続いているクラブも珍しくありません。
- 職場や学校の枠に縛られない
- 年代や経験の違う人が集まりやすい
- 地域のクラブ連盟が主催する大会に出場する



転職しても続けられるのはこっちですね。



はい。長く続けたい方にはクラブが向いていることが多いですよ。
女性が地域で続けるならママさんバレー
女性が地域で活動する場合は、ママさんバレーの枠があります。
ママさんバレーの大会は9人制が広く使われていて、年代別の大会も用意されています。
長く続ける人が多いので、50代以降になっても同世代と対戦できる場が残されています。
活動の拠点も、地域の体育館や小学校が中心です。平日の日中に練習しているチームが多く、生活に合わせやすいのも特徴です。
- 平日の日中に活動できる
- 地域の中で長く続けたい
- 同世代のチームと試合をしたい
日本一を決める大会とトップリーグ
9人制には、日本一を決める全国大会があります。
実業団の選手権やクラブの選手権があり、そのうえで両者が集まる全国リーグも行われています。
大会は3つの層に分かれている
大会の並びを知っておくと、自分の目標が立てやすくなります。
大きく分けると、次の3つの層があります。
- 地域の大会…都道府県や市区町村の単位で行われる。まずここから
- 全国大会…地域の予選を勝ち抜いたチームが集まる選手権
- 全国リーグ…上位のチームが年間を通して戦うリーグ戦
いきなり全国を目指す必要はありません。
まずは地域の大会に出て、そこで勝ち上がっていくと次の層が見えてきます。



下から順に積み上げていくんですね。



はい。地域の大会に慣れることが、いちばんの近道ですよ。
トップリーグができた理由
このリーグは2015年に始まりました。
きっかけは、2010年に9人制が国民体育大会の種別から外れ、チーム数が減っていたことです。
- 国民体育大会から外れて競技人口が減った
- 普及と発展のため、上位チームによるリーグ戦が企画された
- 実業団とクラブの連盟が共同で主催している
大会の名称や区分は、その年度によって変わることがあります。
出場や観戦を考えるときは、その年度の要項を確認するようにしてください。



目標になる大会があるのはいいですね!



そうなんです。上に大会があると、地域の大会も活気が出るんですよ。
自分が出られる大会の探し方
団体の役割が分かったら、次は実際の探し方です。
やることは、そう多くありません。
順番を守ることが大切です。
チームの性格が決まらないまま調べると、自分に関係のない大会の情報ばかり出てきます。



先に自分の立ち位置を決めるんですね。



はい。そこが決まれば、探す範囲は一気にせまくなりますよ。
締め切りは思ったより早い
見落としやすいのが、申し込みの時期です。
大会の何か月も前に登録の締め切りが来ることがあります。
年度の初めに1年分の日程を確認し、締め切りを先に書き出しておくと安心です。
情報が見つからないときの手
連盟のページは、更新の頻度も見やすさも地域によって差があります。
探しても出てこないときは、地域でつながりを持つ人に聞くほうが早いことがあります。
- 体育館や公民館の窓口の担当者
- すでに大会に出ている近隣のチーム
- 審判の講習会で顔を合わせる人
9人制は、大人になってから続けている人が中心の競技です。
同じ地域で活動している人どうしのつながりが、そのまま情報源になっています。



直接聞いたほうが早いんですね。



はい。練習で会ったチームに聞くと、思わぬ大会を教えてもらえることもありますよ。
団体を選ぶときに確認したい3つのこと
登録する前に、確認しておきたい点があります。
あとから「思っていたのと違った」となりやすい部分です。
- 費用…登録料・大会参加費・審判の負担がどれくらいか
- 義務…審判や運営の当番がどの程度あるか
- 日程…試合が集中する時期に活動できるか
費用は、登録料そのものより、大会ごとの参加費や体育館の使用料が積み上がります。
年間でいくらかかるのかを、登録前にチーム全員で共有しておくと後の行き違いがありません。
日程についても同じです。試合が土日に集中する時期は、練習より大会が優先になります。
とくに見落とされやすいのが、審判や運営の当番です。
地域の大会は、参加するチームが交代で運営を支えている場合があります。
試合に出る日と、運営を担当する日は別に必要になると考えておいてください。
これを知らずに登録すると、想定より負担が大きく感じられます。



出るだけじゃないんですね。



はい。ただ、審判をやると試合の見え方が変わります。長い目で見ると得るものは大きいですよ。
ルールの理解を深めておきたい方は、次の記事もどうぞ。
よくある質問
まとめ
この記事では、9人制バレーの団体と大会の選び方をお伝えしました。
要点をあらためて整理しておきましょう。
| 知りたいこと | 答え |
|---|---|
| 全体を統括している組織 | 日本バレーボール協会 |
| 実際の窓口 | 住んでいる都道府県の協会 |
| 職場のチーム | 実業団の枠 |
| 職場と関係ないチーム | クラブの枠 |
| 女性が地域で続ける形 | ママさんバレーの枠 |
| 登録が必要な場面 | 公式の大会に出るとき |
覚えることは、そう多くありません。
団体がたくさんあるように見えても、分かれ目は「そのチームが誰の集まりか」の1点だけです。
そこさえ決まれば、進む先は自然に決まります。
先に調べるのではなく、先に自分のチームの性格を決める。これが遠回りしないコツです。
なお、大会の区分や登録の条件は、年度や地域によって変わります。
申し込みの前には、必ずその年度の要項を確認してください。
私は元日本代表として活動し、SVリーグで監督を務めることができるバレーボールコーチ4の資格を保有しています。
その経験から見ても、自分に合った枠で試合を重ねられるチームは、長く続いていくと感じています。



自分の立ち位置から決めればいいんですね!



そのとおりです。そこが決まれば、あとは地域の協会に聞けば教えてもらえますよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
6人制以外のバレーについては他にも記事を書いています。
気になるテーマがあればぜひ読んで、参考にしてもらえたら嬉しいです♪
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