スポーツメンタルコーチとは?子どもにつける効果と費用

当ページのリンクには広告が含まれています。
スポーツメンタルコーチとは何かを解説する記事のアイキャッチ
  • 練習ではできるのに、試合になると急に固まってしまう
  • ミスをすると引きずってしまい、そのあとのプレーも崩れる
  • プレッシャーのかかる大会の前は、夜あまり眠れていないみたい

こんな悩みを解決します。

スポーツメンタルコーチとは、緊張との付き合い方や目標の立て方など、心の面からスポーツの取り組みをサポートする専門家のことです。

私は元日本代表として活動し、SVリーグで監督を務めることができるバレーボールコーチ4の資格を保有しています。

10年以上の指導経験から、試合で実力を出しきれない選手の多くは、技術ではなく心の整え方でつまずいていると感じています。メンタル面のサポートは、技術指導とは別の専門性が必要な領域です。

ぜひこの記事を参考にしてみてください。

この記事を読むことで得られる3つのこと
  • スポーツメンタルコーチが具体的に何をしてくれる存在なのかがわかる
  • 検討する価値があるサインと、家庭でもできる関わり方がわかる
  • 費用相場や選び方など、依頼前に知っておきたい基準がわかる

心の土台づくり全体について知りたい方は、こちらの記事もあわせて読んでみてください。

それでは、スポーツメンタルコーチについて順番に見ていきましょう。

目次

結論:スポーツメンタルコーチは心の面を専門にサポートする存在

まず結論からお伝えします。スポーツメンタルコーチは、技術指導とは別の角度から、選手の心の状態を整える専門家です。

スポーツメンタルコーチの主な役割
  • 緊張や不安との付き合い方を一緒に整理する
  • 目標の立て方や、目標に向かう考え方を整える
  • 自信の育て方や、ミスを引きずらない考え方を身につける手助けをする

技術コーチが体の動かし方を教える専門家だとすれば、メンタルコーチは頭と心の使い方を教える専門家です。役割がはっきり分かれているんですよね。

うさママ

技術のコーチと何が違うのかしら…。

あげば

技術は体、メンタルは心。教える中身がそもそも違うんだ。

どちらも試合の結果に関わりますが、片方だけを鍛えても、もう片方が整っていないと本来の力は出しきれません。

だからこそ、技術練習を積んでいるのに結果が伴わない時期には、メンタル面という別の視点を試してみる意味があります。

次の章では、メンタルコーチが実際にどんなことをしてくれるのかを詳しく見ていきましょう。

技術コーチとは何が違うのか

スポーツメンタルコーチと技術コーチは、見ている対象がそもそも違います。ここを混同すると、期待するサポートとずれてしまうことがあるので整理しておきましょう。

技術コーチはフォームや戦術を教える

技術コーチの役割は、正しいフォームや戦術、体の使い方を教えることです。練習メニューを組み、上達に向けて技術面を伸ばしていきます。

多くの指導者は技術指導の中で励ましの言葉もかけますが、それはあくまで技術指導に付随するものであり、心理面を体系的に扱う専門教育を受けているとは限りません。

ここが技術コーチとメンタルコーチの境界線です。

技術コーチが選手全体を見ながら指導する立場である以上、1人ひとりの心の状態にじっくり時間をかけることは、現実的に難しい場合もあります。

チーム全体の練習を回しながら、同時に個々の緊張や不安に深く向き合うのは、時間的にも役割的にも限界があるんですよね。

メンタルコーチは考え方や心の状態を扱う

一方でメンタルコーチは、緊張・不安・自信・集中力といった、目に見えない心の状態を専門に扱います。具体的には、以下のようなテーマに一緒に向き合います。

メンタルコーチが扱う主なテーマ
  • 試合前後の緊張や不安との付き合い方
  • 現実的で達成しやすい目標の立て方
  • ミスをしたあとの気持ちの切り替え方
  • 本番でいつも通りの実力を出すための準備の仕方
サルくん

メンタルって、気合いとか根性の話じゃないんですか?

あげば

根性論じゃなくて、考え方や習慣を整理する作業なんだ。誰でも身につけられるものだよ。

メンタルの整え方は、生まれつきの性格ではありません。考え方や習慣として、あとから身につけられるものです。

この前提があるからこそ、メンタルコーチという専門職が成り立っています。緊張しやすい性格だと本人が思っていても、取り組み方しだいで変えていける余地があるということです。

こんなサインがあれば検討の価値あり

練習ではできるのに試合で体が固まる選手の比較図(スポーツメンタルコーチを検討するサイン)

ここからは、スポーツメンタルコーチを検討する価値がある場面を紹介します。先にお伝えしておきたいのは、以下のサインは特別な問題ではなく、成長の過程でよく見られる姿だということです。

検討の価値があるサインの例
  • 練習ではできるのに、試合になると体が固まってしまう
  • ミスをしたあと、そのミスをずっと引きずってしまう
  • 大事な試合の前になると、緊張で眠れない日が続いている
うさママ

これってうちの子だけの問題なんでしょうか…。

あげば

多くの選手が通る道だよ。特別なことじゃないんだ。

練習と試合でパフォーマンスの差が大きい

練習では余裕をもってできる動きが、試合になると急にぎこちなくなる。これはとても多くの選手に見られる姿です。

原因は技術不足ではなく、緊張や不安によって体が思うように動かせなくなっていることが多いんですよね。こうした差が続く場合は、体の動かし方ではなく、心の準備の仕方に目を向けてみる価値があります。

ミスを引きずってプレーが崩れやすい

1つのミスをきっかけに、そのあとのプレーが次々と崩れてしまう選手もいます。頭の中がミスのことでいっぱいになり、目の前のプレーに集中できなくなるためです。

この切り替えの難しさは、性格の弱さではありません。気持ちの切り替え方を、まだ知らないだけというケースがほとんどです。

やり方さえ身につければ、切り替えは誰でも上達していきます。

ミスそのものを減らそうとするより、ミスのあとにどう過ごすかを先に決めておきましょう。

メンタルコーチの効果は万能ではないと知っておく

ここで、大切な両面をお伝えしておきます。

メンタルコーチのサポートには効果が期待できる一方で、限界もあります。過度な期待を持ちすぎないことが、結果的にはよい関わり方につながるからです。

期待できる効果の一般論

多くの場合、メンタルコーチのサポートを受けることで、緊張との付き合い方や気持ちの切り替え方について、選手なりの型が見つかりやすくなります。

考え方が整理されると、本人の中で「何を意識すればいいか」がはっきりしてくるからです。

ただし、効果の感じ方には個人差があるという点も押さえておきたいところ。すぐに変化を感じる選手もいれば、時間をかけてじっくり変わっていく選手もいます。

本人の受けたい気持ちが前提になる

もっとも大切な前提をお伝えします。メンタルコーチのサポートは、本人が「話してみたい」「取り組んでみたい」と思っていることが土台になります。

保護者が「受けさせたい」と思っていても、本人にその気持ちがなければ、効果は出にくくなります。

サルくん

本人がやる気ないと意味ないってことですか?

あげば

そう。だから最初は本人と話して、興味があるか確認するのが大事なんだ。

無理に受けさせるのではなく、まずは本人と「こういうサポートがあるみたいだけど、興味ある?」と話してみることをおすすめします。

費用相場の一般論

費用は提供する事業者やセッションの内容によって幅があります。ここでは一般的な相場感をお伝えします。

1回のセッションあたりの単価には、比較的リーズナブルなものから、専門性の高い個別サポートまで、事業者ごとに幅広い設定があります。

費用を確認する際のポイント
  • 1回あたりの単価だけでなく、継続する場合の総額を確認する
  • 体験セッションや初回相談の有無を確認する
  • オンライン対応か対面のみかで料金体系が変わることがある

ここでお伝えしているのはあくまで一般的な傾向であり、実際の設定は事業者によって大きく異なります。断定的な金額を鵜呑みにせず、依頼を検討する際は必ず個別に確認してみてください。

また、1回だけで完結するものではなく、複数回の継続を前提としたパッケージ料金を設定している事業者も多く見られます。

単発のセッションと継続パッケージでは総額の考え方が変わるため、「1回あたりの金額」と「継続した場合の総額」の両方を確認することが大切です。

体験セッションのみ無料、もしくは低価格で用意している事業者も少なくありません。いきなり高額な継続契約を結ぶ前に、体験から始められるかどうかも確認しておきましょう。

うさママ

相場がわからないと、高いのか安いのか判断できませんよね。

あげば

だからこそ、複数の情報を比較してみるのがおすすめだよ。

選び方の3つの基準

費用や効果の一般論を踏まえたうえで、実際に選ぶときに確認したい基準を紹介します。

資格や実績を確認する

まず確認したいのが、資格や実績の有無です。スポーツ心理学やコーチングに関する専門的な学びを受けているかどうかは、1つの目安になります。

ただし資格の有無だけで良し悪しが決まるわけではありません。実際にどんな選手層を、どのような形でサポートしてきたかも合わせて確認しましょう。

子どもとの相性を大切にする

技術指導と同じように、メンタルサポートでも相性はとても重要です。どれだけ実績があっても、本人が話しにくいと感じる相手では効果が出にくくなります。

子どもが安心して本音を話せるかどうかを、まず優先して考えてみてください。

体験セッションを活用する

多くの事業者は、体験セッションや初回相談を用意しています。いきなり継続契約を結ぶのではなく、体験を通じて相性や進め方を確かめるのがおすすめです。

STEP
気になる事業者の体験セッションに申し込んでみる
STEP
本人が話しやすいと感じたかどうかを、セッション後に確認する
STEP
継続するかどうかは、本人の意思を聞いてから決める

この順番を踏むことで、合わないサポートを継続してしまうリスクを減らせます。

うさママ

いきなり契約しなくてもいいのね。

あげば

うん、体験で相性を確かめてから決めれば十分だよ。

保護者ができるサポートとの関係

練習後に保護者が結果ではなく過程をねぎらう声かけをする場面(家庭でできるメンタルサポート)

メンタルコーチに頼る前に、家庭でもできることがあります。まずはそこから見ていきましょう。

まず家庭でできることから始める

試合の結果について過度に触れず、取り組んだ過程を認める声かけをするだけでも、子どもの心の負担は変わってきます。

「今日はよく頑張ったね」「あの場面、落ち着いていたね」といった声かけは、家庭だからこそできるサポートです。

うさママ

結果より過程を見てあげればいいんですね!

あげば

そうだね。それだけでも十分なサポートになるよ。

それでも難しいと感じたら選択肢を広げる

家庭でのサポートを続けても、本人の様子が変わらない、あるいは本人が「もっと話を聞いてほしい」と感じているようであれば、メンタルコーチという選択肢を検討してみる価値があります。

なお、緊張やプレッシャーへの反応が長く続き、日常生活にも影響が出ているように感じる場合は、まず学校や医療機関などの専門家に相談することも選択肢の1つです。

メンタルコーチは、あくまでスポーツの取り組みを支える存在の1つとして、家庭でのサポートと並べて考えてみてください。

よくある質問

スポーツメンタルコーチは何歳から利用できますか?

事業者によって対象年齢はさまざまです。小学生向けのプログラムを用意しているところもあれば、中高生以上を対象にしているところもあります。気になる事業者に個別に確認することをおすすめします。

保護者も一緒にセッションに参加できますか?

事業者や進め方によって異なります。本人だけで進める形式もあれば、保護者との面談を組み合わせる形式もあるため、申し込み前に確認しておくと安心です。

効果が出るまでどれくらいかかりますか?

個人差が大きく、一概には言えません。すぐに変化を感じる選手もいれば、時間をかけてじっくり変わっていく選手もいます。継続的な取り組みが前提になることが多いです。

技術コーチと両方に頼む必要がありますか?

必須ではありません。まずは技術指導の中で解決できる部分がないかを確認し、それでも心の面での課題が残るようであれば、メンタルコーチという選択肢を検討するとよいでしょう。

まとめ:心のサポートも選択肢の1つとして知っておく

この記事では、スポーツメンタルコーチの役割と、検討するときの基準をお伝えしました。

技術は技術コーチ、心は本人の意思を大切にしたメンタルコーチ、この役割の違いを知っておくだけでも、選択肢の幅が広がります。

私は元日本代表として、技術と心の両方が試合の結果に関わることを、指導現場で何度も見てきました。

サルくん

練習でできることが試合でも出せるように、心の面も整えていきたいです!

あげば

うん、体と心、両方を整えていこうね。

当サイトでも、信頼できるスポーツメンタルコーチのご紹介を行っています。ご希望の方はお問い合わせください。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

メンタルについては他にも記事を書いています。
気になるテーマがあればぜひ読んで参考にしてもらえたら嬉しいです♪

👪 Amazonプライムが便利

送料無料・写真の無制限保存・ネットスーパー・Prime Video

Amazonプライムには、バレーを頑張るみなさんに嬉しい特典がそろっています。

  • Prime Video:アニメ「ハイキュー!!」など人気作品が見放題
  • 送料無料:バレーボール用品など、対象商品が送料無料で届く
  • Amazon Photos:自分の写真も、お子さんの試合や成長の写真も、容量無制限で保存できる
  • ネットスーパー:重い飲み物や食料も、買い物に行かず最短約2時間で自宅に届く(対象エリア)

▼ プライムは30日間の無料体験あり(期間内に解約すれば0円)

この記事を書いた人

バレーボール・ビーチバレーボール元日本代表。
バレーボールスクールを10年間運営。

【保有資格】
日本スポーツ協会公認バレーボールコーチ4

目次