ふるさと納税で部活の食費を減らす|米と肉の選び方

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ふるさと納税で届いたお米と小分け冷凍の肉を前に喜ぶ保護者と、見守るコーチ
  • 育ち盛りの子どもの食費が毎月ふくらんでいて、買い物のたびに気が重い
  • ふるさと納税がお得だとは聞くけれど、手続きが難しそうで手が出せない
  • 返礼品の種類が多すぎて、部活の家庭なら何を選べばいいのか分からない

こんな悩みを解決します。

部活をしている家庭がふるさと納税を使うときの順番は、上限額を先に調べる・米と肉から選ぶ・申請の期限を守るの3つです。

私は元日本代表として活動し、SVリーグで監督を務めることができるバレーボールコーチ4の資格を保有しています。

10年以上スクールを運営するなかで、保護者の方から家計の相談を受けることがあります。そのとき話題に出やすいのが、道具代よりも毎日の食費です。

食べる量が増える時期は、工夫だけでは追いつかない場面が出てきます。

買う量を減らせば、練習に必要なエネルギーまで削ってしまうからです。

ぜひこの記事を参考にしてみてください。

この記事を読むことで得られる3つのこと
  • 部活の家庭がふるさと納税で食費を軽くできる理由と、その仕組みが分かる
  • 上限額の調べ方と、米・肉を中心にした返礼品の選び方が分かる
  • 申し込みから控除までの手順と、つまずきやすい注意点が分かる

それでは、くわしく見ていきましょう。

目次

結論:上限額を調べて米と肉から始めれば食費は軽くなる

先に結論からお伝えします。部活の家庭がふるさと納税を使うときは、次の3つを上から順に進めていきます。

部活の家庭がふるさと納税を使う順番
  1. 自分の家の上限額(控除の目安)を調べる
  2. 米・肉・冷凍食品など、必ず使う食材から選ぶ
  3. 申請の期限と方法を確認して、忘れないうちに手続きする

この順番になるのは、上限額を知らないまま申し込むと、想定より自己負担が増えてしまうことがあるからです。金額の枠を先に決めておけば、そのあとの選び方はぐっと楽になります。

そして返礼品を選ぶときは、旅行券やお酒ではなく、毎週買っているものに寄せます。

家計が軽くなるかは、返礼品が普段の買い物と入れ替わるかで決まるからです。

うさママ

手続きが難しそうで、ずっと後回しにしていました。

あげば

順番さえ決めれば、迷う場面はほとんどありません。

ふるさと納税は、自治体に寄付をして、そのお礼として地域の産品を受け取る制度です。一定の条件を満たすと、寄付した金額のうち自己負担分をのぞいた分が、翌年の税金から差し引かれます。

つまり、うまく使えば「同じお金で食材が増える」形になります。制度の詳しい内容は総務省のふるさと納税ポータルサイトで確認できます。

ここから先は、部活の家庭に絞って、何をどう選ぶかを具体的に見ていきます。

なぜ部活の家庭とふるさと納税は相性がいいのか

ふるさと納税は誰でも使える制度ですが、部活をしている子どもがいる家庭では、効果が出やすい条件がそろっています。理由は3つあります。

消費する量が読みやすい

部活をしていると、食べる量は毎月ほぼ一定になります。練習の頻度が決まっているので、必要なエネルギーの量も安定するからです。

返礼品でいちばん困るのは「もらったけれど使い切れない」という状態でしょう。その点、毎日炊くお米や、週に何度も使う肉は、余らせる心配がほとんどありません。

量が読めるものほど、返礼品として選ぶ価値は高くなります。

逆に、めったに使わない調味料や高級な加工品は、扱いが難しくなります。

食費が家計に占める割合が大きい

成長期の子どもがいる家庭では、食費が支出のかなりの部分を占めます。特に運動をしていると、同じ年齢でも食べる量に差が出てきます。

割合の大きい費目ほど、少し軽くするだけで家計全体への効果が大きくなります。反対に、もともと支出の小さい費目をいくら削っても、体感はなかなか変わりません。

だからこそ、部活の家庭は「食費に効く使い方」を最初に押さえておきたいところです。

年間でどれくらいのお金が動いているかは、こちらの記事で整理しています。

買い物に行く回数を減らせる

まとまった量のお米や肉が届くと、買い物に行く回数そのものが減ります。部活の送迎や当番で時間が取られる家庭にとって、これは金額以上に助かる部分です。

重い荷物を運ぶ回数が減るのも、地味ですが効いてきます。試合や遠征が続く時期は、買い出しに使える時間がどうしても細切れになるからです。

うさママ

たしかに、お米を買いに行くのがいちばん大変です。

あげば

その手間が減るだけでも、続ける理由になりますよ。

食費そのものを見直す工夫は、ふるさと納税と組み合わせるとさらに効きます。買い方の基本は、こちらの記事にまとめています。

上限額の目安を先に調べる

ふるさと納税でいちばん最初にやることは、金額の枠を知ることです。ここを飛ばすと、あとで「思っていたより負担が大きかった」という結果になりかねません。

上限額は家庭ごとに違う

差し引かれる金額の上限は、収入や家族構成、ほかに受けている控除によって変わります。全国共通の決まった金額があるわけではありません。

住宅ローンの控除や医療費の控除を受けている場合も、金額が変わることがあります。同じ収入の家庭でも、条件が違えば上限額は同じにならないと考えておいてください。

だからこそ、他の家庭の金額を参考にするのではなく、自分の家の条件で確認する必要があります。

調べ方は2段階で考える

まずは、ふるさと納税のサイトにある試算ツールでおおよその金額をつかみます。前の年の源泉徴収票があれば、収入の欄を入力するだけで目安が出ます。

そのうえで、正確な金額を知りたい場合は、お住まいの市区町村の窓口や税務署に相談します。制度そのものの説明は国税庁のふるさと納税(寄附金控除)のページにも掲載されています。

上限額を調べるときの手順
  1. 前の年の源泉徴収票を用意する
  2. ふるさと納税サイトの試算ツールにおおよその収入を入力する
  3. 出てきた目安より少なめの金額で計画を立てる
  4. 気になる点は市区町村の窓口や税務署に確認する

目安より少なめに使う

試算ツールで出るのはあくまで概算です。年の途中で収入が変わることもあるので、目安いっぱいまで使い切らないほうが安心できます。

出てきた金額の8割ほどにおさえておくと、多少の変動があっても影響が出にくくなります。余った枠は翌年に持ち越せませんが、超えた分は自己負担になるので、慎重なほうが結果的に得をします。

うさママ

ぎりぎりまで使ったほうがお得な気がしてしまいます。

あげば

超えた分は戻りません。少なめが安全です。

制度の内容は見直されることがあります。年をまたぐときは、その年の最新の情報を確認してから計画を立ててください。

返礼品は米・肉・冷凍から選ぶ

上限額が決まったら、次は中身の選び方です。部活の家庭では、選ぶ基準をはっきり決めておくと迷いません。

選ぶ基準は「毎週買っているか」

いちばんの基準は、その食材を普段から買っているかどうかです。買っているものが届けば、その分だけ買い物の支出が減ります。

反対に、普段は買わないものが届いても、支出は減りません。楽しみとしては良いのですが、家計を軽くする目的からは外れてしまいます。

種類部活の家庭での使いやすさ理由
とても高い毎日炊く・保存がきく・量が読める
肉(小分け冷凍)高い主菜に使い回せる・弁当にも使える
冷凍のおかず高い朝練の日や帰りが遅い日に助かる
果物中くらい補食に使えるが日持ちしにくい
加工食品中くらい種類による・保存場所を取る
旅行券・雑貨低い食費が減らない

米はいちばん外れが少ない

お米は、部活の家庭にとって最も使いやすい返礼品です。保存がきき、味の好みで大きく外すこともほとんどありません。

届く時期を分けられる「定期便」を選べるところもあります。一度に大量に届くと置き場所に困るので、分けて届く形は現実的な選択肢になります。

炭水化物は、練習で使ったエネルギーを戻すための土台です。ご飯の量を確保できると、体づくりの面でも安心できます。くわしくはこちらの記事で説明しています。

肉は小分けの冷凍を選ぶ

肉を選ぶときは、量よりも形に注目します。大きな塊で届くと、解凍のたびに使い切らなければならず、かえって手間が増えるからです。

小分けで冷凍されているものなら、必要な分だけ取り出せます。弁当のおかずにも使いやすく、朝の時間が短い日でも助かります。

サルくん

部活から帰ったら、肉が食べたい!

うさママ

小分けなら、その日の分だけ出せますね。

弁当作りの負担を減らす工夫は、返礼品の選び方と組み合わせると効果が出ます。作り置きの考え方は、こちらの記事も参考になります。

冷凍庫の容量を先に確認する

見落としやすいのが、保存場所の問題です。肉や冷凍のおかずをまとめて申し込むと、冷凍庫に入り切らないことがあります。

申し込む前に、どれくらいの余裕があるかを見ておいてください。届く時期をずらす、あるいは常温で保存できる米を先に選ぶ、といった調整ができます。

返礼品は、普段の買い物と同じように楽天ふるさと納税のようなポータルで探すと、米や肉を量・価格・レビューで比べやすく、寄付にも楽天ポイントが使えます。

申し込みから控除までの手順

ここからは手続きの流れです。難しく感じられがちですが、やることは決まった順番で並んでいます。

STEP
上限額の目安を確認する
STEP
ふるさと納税のサイトで自治体と返礼品を選んで申し込む
STEP
寄付をした証明の書類を受け取って保管する
STEP
控除の手続きをする(ワンストップ特例または確定申告)
STEP
翌年、税金が差し引かれているかを確認する

寄付は納税者本人の名義で行う

意外とつまずくのが名義です。控除を受けるのは税金を納めている人なので、申し込みも支払いも、その本人の名義でそろえる必要があると覚えておいてください。

家族のカードで支払ってしまうと、控除の対象にならないことがあります。申し込みの画面で名義を確認するひと手間が、あとの手続きを楽にします。

ワンストップ特例と確定申告の使い分け

手続きには2つの方法があります。どちらを使うかは、家庭の状況で決まります。

方法使える人の目安主な注意点
ワンストップ特例確定申告をしない給与所得者などで、寄付先が年間5自治体以内申請書の提出期限がある
確定申告医療費控除などで申告をする人・寄付先が6自治体以上の人申告の時期にまとめて手続きする

ワンストップ特例は、自治体に申請書を出すだけで済む方法です。ただし寄付先が年間5つの自治体までという条件があります。

同じ自治体に複数回寄付しても、自治体の数としては1つと数えます。数え方を勘違いすると、あとで手続きが変わってしまうので気をつけてください。

期限を最初にカレンダーへ書き込む

ワンストップ特例の申請書には提出の期限があり、寄付をした翌年の1月10日必着とされています。年末に申し込むと、この期限までの日数がかなり短くなります。

年末は行事も重なるので、書類が机の上に埋もれてしまいがちです。申し込んだ日に、カレンダーへ期限を書き込んでおくと安心できます。

うさママ

書類を出し忘れそうで、それがいちばん心配です。

あげば

申し込んだ日に、期限を書いてしまってください。

なお、期限に間に合わなかった場合でも、確定申告をすれば控除を受けられます。あきらめる前に、税務署の案内を確認してみてください。

よくある失敗と、続けるためのコツ

制度そのものより、使い方でつまずく場面のほうが多いものです。実際に相談を受けるなかで多い失敗を挙げておきます。

部活の家庭がやりがちな失敗
  • 上限額を調べずに申し込み、自己負担が増えてしまった
  • 好きな食べ物ばかり選び、普段の買い物が減らなかった
  • 冷凍の返礼品が重なり、冷凍庫に入り切らなかった
  • ワンストップ特例の申請書を出し忘れた
  • 家族の名義で支払い、控除の対象にならなかった

楽しみと節約を分けて考える

返礼品には、地域の特産品やおいしそうな加工品がたくさん並んでいます。選んでいる時間そのものが楽しいので、つい気持ちが動きます。

その気持ちを否定する必要はありません。ただ、枠のうちどこまでを食費の置き換えに使い、どこからを楽しみに使うかを先に決めておくと、あとで後悔しにくくなります。

たとえば枠の7割を米と肉に、残りを果物や好きなものに充てる、といった決め方です。

うさママ

先に割合を決めておけば、迷わずに済みますね。

あげば

選ぶ時間そのものも短くなりますよ。

家計全体の中で位置づける

ふるさと納税は、家計を軽くする方法のひとつにすぎません。これだけで部活の費用がすべて解決するわけではないので、他の工夫と組み合わせて考えます。

支払いの方法や日々の買い物を整えると、効果は積み上がっていきます。家計全体の整え方は、こちらの記事で説明しています。

子どもに説明できる形にしておく

届いた食材について、子どもから「これ何?」と聞かれることがあります。そのときに、寄付をして地域の産品を受け取る仕組みだと説明できると、話が広がります。

お金の話を家庭の中で共有しておくと、部活にかかる費用についても伝えやすくなります。隠すよりも、分かる形で見せておくほうが、納得が生まれやすいものです。

サルくん

このお米、どこから来たの?

あげば

応援したい町から届いたお米です。

支払いが厳しいと感じる時期には、制度そのものに頼る方法もあります。順番の整理はこちらの記事にまとめました。

よくある質問

ふるさと納税をすると、支払う税金の総額は減りますか?

総額が減る制度ではなく、納める先と時期が変わる仕組みです。
自己負担分をのぞいた金額が翌年の税金から差し引かれ、そのお礼として返礼品を受け取れます。結果として家計の食費が軽くなる、という考え方になります。

共働きの家庭では、どちらの名義で申し込めばいいですか?

控除を受けたい人の名義で申し込み、その人の名義で支払います。
それぞれが収入に応じた枠を持っているので、2人ともが別々に申し込むこともできます。名義がそろっていないと控除の対象にならない場合があるので、申し込み画面で確認してください。

上限額を超えて寄付してしまったらどうなりますか?

超えた分は控除の対象にならず、そのまま自己負担になります。
寄付そのものが無効になるわけではありませんが、家計の目的からは外れてしまいます。心配な場合は、目安より少なめの金額でとどめておくのが安全です。

年末に申し込んでも間に合いますか?

寄付は12月31日までの受け付け分がその年の扱いになりますが、決済の締め切りは自治体やサイトによって異なります。
ワンストップ特例の申請書は翌年1月10日必着なので、年末の申し込みは日数に余裕がありません。早めに動くほど落ち着いて手続きできます。

まとめ:枠を決めて、毎週買うものに寄せる

ふるさと納税で部活の食費を軽くするには、上限額を調べる・米と肉から選ぶ・期限を守るの3つを順番に進めます。どれも一度やり方を覚えれば、翌年からは短い時間で済みます。

毎週買っているものに寄せる。目安より少なめでとどめる。

場面やること避けたいこと
始めるとき源泉徴収票で上限の目安を出す他の家庭の金額を参考にする
選ぶとき米・小分け冷凍の肉から決める普段買わない物で枠を埋める
申し込むとき納税者本人の名義でそろえる家族の名義で支払う
手続きのとき申し込んだ日に期限を書き込む書類を年末まで置いておく

私はコーチとして、費用を理由に競技から離れていく選手を見送ってきました。食費は削りにくい費目なので、家庭の中で我慢が続きやすい場所でもあります。

制度を使って食材が増えれば、その分だけ「食べさせられない」という不安が減ります。子どもが練習に必要な量を食べられる状態を保つことが、いちばんの目的です。

制度の内容や条件は見直されることがあります。申し込む前に、その年の最新の情報を必ず確認してください。

判断に迷う部分は、お住まいの市区町村や税務署に相談すると確実です。

うさママ

今年は、お米から試してみます。

あげば

それがいちばん失敗しにくい始め方です。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

バレーボール・ビーチバレーボール元日本代表。
バレーボールスクールを10年間運営。

【保有資格】
日本スポーツ協会公認バレーボールコーチ4

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