- テーピングを買いたいけれど、種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない
- ニトリートやバトルウィンなど、メーカーで何が違うのか気になる
- せっかく巻いても、すぐ剥がれたり、かぶれたりしてしまう
こんな悩みを解決します。
テーピングは、「伸びるか伸びないか(非伸縮か伸縮か)」と「幅」を用途に合わせて選ぶのが基本です。メーカーの違いよりも、まずこの2つを押さえると失敗が減ります。
私は元日本代表として活動し、SVリーグで監督を務めることができるバレーボールコーチ4の資格を保有しています。
この記事は、特定の商品を「これが一番」と断定するものではありません。長くバレーボールの現場で用具を見てきた立場から、自分に合うテーピングを選ぶための基準をお伝えします。
- テーピングの種類と、それぞれの向いている場面がわかる
- 幅・粘着・素材など、選ぶときに見るポイントがわかる
- ニトリート・バトルウィンなど主要メーカーの傾向がわかる
それでは、くわしく見ていきましょう。
結論:まず「伸縮タイプ」と「幅」で選ぶ
先に結論からお伝えします。テーピングは色々な商品がありますが、選ぶときにまず見るのは次の2点です。
テーピング選びは「伸びる/伸びない」と「幅」から。メーカー選びはその後でいい。
| 見るポイント | 選び方の目安 |
|---|---|
| 伸縮タイプ | しっかり固定したい→非伸縮/動きを残したい→伸縮 |
| 幅 | 指→細め/手首・足首→中くらい/太い関節→太め |
| 粘着の強さ | 汗をかく人はしっかり系/肌が弱い人はやさしい系 |
| 素材 | かぶれやすい人はアンダーラップ併用が前提 |
まずは、この表のように「何を固定したいのか」「どのくらい動きを残したいのか」を決めます。そこが決まれば、選ぶべきタイプが自然としぼられていきます。
サルくんテーピングって、全部同じものだと思ってた…。伸びるのと伸びないのがあるんだ?



そうなんだ。ガッチリ止めたいか、動きを残したいかで、選ぶタイプが変わるんだよ。
メーカーはそのあとで、粘着の強さや肌へのやさしさ、価格などを見て選んでいけば大丈夫です。最初からブランドで選ぶと、用途に合わずに使いにくく感じることがあります。
テーピングの種類と向いている場面
テーピングは大きく分けると、次の3種類があります。それぞれ役割がちがうので、まずはここを押さえましょう。
- 非伸縮テープ(ホワイトテープ):関節をしっかり固定する
- 伸縮テープ:動きを残しつつサポートする
- キネシオロジーテープ:筋肉に沿って貼り、動きを補助する
非伸縮テープは、いわゆる白い硬めのテープです。突き指した指や、捻挫しやすい足首を「動かないように固定する」場面で使われます。がっちり止まる反面、動きは制限されます。
非伸縮=固定重視、伸縮=動きを残す。この違いを知るだけで選びやすくなる。
伸縮テープは、名前のとおり伸びる素材です。関節を軽くサポートしつつ、ある程度の動きを残したいときに向いています。手首や足首をゆるやかに支えたい場面で使いやすいタイプです。



筋肉に貼るテープもあるって聞いたよ。あれは何?



キネシオロジーテープだね。肌と同じくらい伸びて、筋肉の動きを助ける目的で使われるんだよ。
キネシオロジーテープは、肌に近い伸び方をする薄手のテープです。関節を固定するというより、筋肉や皮膚に沿って貼り、動きをサポートする目的で使われます。使い方に少しコツがいるので、慣れないうちは巻き方の解説を見ながら試すのがおすすめです。
なお、テーピングはあくまで補助であって、痛みそのものを治すものではありません。痛みが続くときは、我慢せず医療機関に相談してください。



3つもあると、最初にどれを買えばいいか迷っちゃうな…。



まずは、自分がいちばん不安な部位を1つ思い浮かべてみて。突き指が心配なら指用、足首なら足首用、というふうに絞ると選びやすいよ。
はじめての1つを選ぶなら、非伸縮テープと伸縮テープのどちらか、自分の目的に近い方から試すのがおすすめです。キネシオロジーテープは使い方に少し慣れがいるので、まず基本の2種類に触れてからでも遅くありません。
選び方の基準①:幅を用途で選ぶ
テーピングは同じ種類でも、幅が何種類かあります。貼る場所によって適した幅がちがうので、ここも大事なポイントです。
- 指:細め(19mm前後)
- 手首・足首:中くらい(25〜38mm)
- 太い関節・広い範囲:太め(50mm前後)
指に太いテープを巻くと、ごわついて曲げにくくなります。逆に、足首に細いテープだけで対応しようとすると、何周も巻くことになり手間がかかります。貼る場所に合った幅を選ぶと、仕上がりがきれいで扱いやすくなります。



幅が合っていないと、うまく巻けなかったり、すぐ剥がれたりするんだよね。
迷ったときは、まず一番よく使う部位に合わせて1つ選び、必要になったら別の幅を買い足すのがおすすめです。最初から何種類も揃える必要はありません。



なるほど、指用と足首用で幅が違うんだね。



そう。同じ「テープ」でも、場所に合わせて選ぶと巻きやすさが全然ちがうんだ。
ちなみに、幅の表記はミリメートル(mm)で書かれていることが多いです。商品を見るときは、幅の数字をチェックすると、貼りたい部位に合うかどうかがイメージしやすくなります。細いテープと太いテープを両方持っておくと、指から足首まで幅広く対応できて便利です。
選び方の基準②:粘着・素材・肌へのやさしさ
テーピングは肌に直接貼るものなので、粘着の強さと肌へのやさしさも見ておきたいポイントです。
汗をかく人は「しっかり粘着」、肌が弱い人は「やさしい素材+アンダーラップ」。
バレーは汗をたくさんかく競技です。粘着が弱いテープだと、練習の途中で剥がれてきてしまいます。汗をかきやすい人や、長時間の練習で使う人は、しっかりくっつくタイプを選ぶと安心です。



ぼく、テープを貼るとよく肌が赤くなっちゃうんだ…。



肌が弱い人は、テープの下にアンダーラップを巻くといいよ。かぶれの対策になるんだ。
肌が弱くてかぶれやすい人は、テープの前に薄いスポンジ状の「アンダーラップ」を巻くと、直接テープが肌に触れるのを減らせます。かぶれ対策については、別の記事でくわしく紹介しています。
また、はじめてテーピングを使うときは、いきなり本番の試合で使わず、練習で肌に合うか試しておくと安心です。合わないと感じたら、無理に使い続けないようにしましょう。
粘着の強さは、剥がすときの負担とも関わってきます。しっかりくっつくテープほど、剥がすときに肌を引っぱりやすくなります。汗で剥がれにくいことと、剥がすときのやさしさは、ある程度トレードオフの関係にあると考えておくとよいでしょう。



「よくくっつく=剥がすとき少し痛い」ことが多いんだ。自分の肌と相談して選んでね。
素材については、通気性のよいメッシュ状のものもあります。長時間つけていても蒸れにくいので、夏場の練習や汗をよくかく人には向いています。肌トラブルが気になる人は、こうした通気性の面もチェックしてみてください。
主要メーカーの傾向と選び方
種類と幅が決まったら、最後にメーカーを見ていきます。ここでは、よく名前が挙がる主要メーカーの一般的な傾向を紹介します。
- ニトリート(NITREAT):医療・スポーツ現場で広く使われる定番
- バトルウィン(BATTLEWIN):ドラッグストアでも手に入りやすい
- ピップ・その他:手軽さや価格で選ぶ選択肢
ニトリートは、医療やスポーツの現場で広く使われているメーカーで、種類の豊富さが特長として挙げられます。用途に合わせて細かく選びたい人に向いています。バレーで使用頻度の高い指用の非伸縮テープにも、部活でみんなで使いやすい大容量タイプがあります。



まず種類と幅を決めて、そのあとメーカーを選べばいいんだね!



そういうこと。順番を守れば、失敗しにくくなるよ。
どのメーカーがよいかは、使う部位・肌質・入手のしやすさによって変わります。「絶対にこれ」という正解はないので、まずは手に入りやすいもので試し、合うものを見つけていくのがおすすめです。
なお、テーピングは消耗品です。よく使う人ほど減りが早いので、価格と1巻あたりの長さも合わせて見ておくと、コスト面で納得しやすくなります。
買う前に知っておきたい注意点
テーピングは便利ですが、いくつか気をつけたい点があります。買う前に知っておくと、使ってから後悔しにくくなります。
- 用途に合わない種類を買ってしまう
- 幅が合わず、うまく巻けない
- 巻き方を知らないまま使い、効果を感じにくい
いちばん多いのは、固定したいのに伸縮テープを選んでしまう(またはその逆)というミスです。買う前に「固定したいのか、動きを残したいのか」を決めておきましょう。



テープは巻き方でも効果が変わるから、部位ごとの巻き方も覚えておくと安心だよ。
そして、テーピングは正しく巻けてこそ意味があります。ただ巻けばいいわけではなく、部位に合った巻き方が必要です。指や足首など、よく使う部位の巻き方は、動画や図で確認しながら練習しておくとよいでしょう。
また、テーピングに頼りすぎると、本来鍛えるべき筋力や体の使い方がおろそかになることもあります。テープはあくまで一時的な支えと考え、根本的にはトレーニングやフォームの見直しで、ケガをしにくい体を作っていくことが大切です。道具と体づくりの両輪で考えると、長い目で見て安定してプレーを続けられます。
くり返しになりますが、テーピングは補助です。痛みや腫れが強いとき、症状が続くときは、テープでごまかさず医療機関に相談してください。無理を続けると、かえって回復が遅れることがあります。
🔎 パフォーマンスアップや日頃のケアに役立つ用品は、Amazonでバレーボール用品を探すと見つけやすいです。
テーピングについてよくある質問
選手や保護者の方からよくいただく質問にお答えします。
まとめ:種類と幅を決めてから選ぼう
テーピング選びは、「伸びる/伸びない」と「幅」を用途に合わせて決めるのが基本です。メーカーはそのあとで、粘着の強さや肌へのやさしさ、入手のしやすさを見て選べば大丈夫です。
| ポイント | 選び方 | 目安 |
|---|---|---|
| 種類 | 固定か動きかで選ぶ | 非伸縮/伸縮 |
| 幅 | 貼る部位に合わせる | 指は細め・足首は中くらい |
| メーカー | 入手しやすさで試す | まず1巻から |
自分の目的に合ったテープを選び、正しい巻き方で使う。それが失敗しないコツ。
私は元日本代表として、道具を上手に使い分ける選手ほど、ケガと長く付き合いながらプレーを続けているのを見てきました。あせらず、自分に合うものを見つけていきましょう。



まず自分がどこに使いたいか、決めてから選ぶよ!



いいね。目的が決まれば、選ぶのはぐっと楽になるからね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
用品選びについては他にも記事を書いています。
気になるテーマがあればぜひ読んで参考にしてもらえたら嬉しいです♪









