- 練習の疲れが抜けないまま、次の日の練習が始まってしまう
- 夜ふかし気味で、眠っても体が軽くならない気がする
- 疲労回復グッズが気になるけれど、何から揃えればいいか分からない
こんな悩みを解決します。
疲労回復の土台は睡眠・食事・入浴の3つで、グッズはその質を一段上げるための補助と考えるのが正解です。
私は元日本代表・元Vリーガーとして、体のケア用品を実際に試しながら、自分に合うものを選び続けてきました。
回復が上手な選手は、練習の後半でも動きが落ちにくく、ケガも少ない傾向があります。
土台とグッズの関係さえ分かれば、何を買うべきかの優先順位は自然と決まります。
ぜひこの記事を参考にしてみてください。
- 疲労回復の土台と、グッズの正しい位置づけがわかる
- 睡眠・入浴・ケアの場面別に、選ぶべきグッズがわかる
- やりすぎ・頼りすぎなど、ありがちな失敗の防ぎ方がわかる
それでは、くわしく見ていきましょう。
結論:回復の土台は睡眠・食事・入浴、グッズは補助
先に結論からお伝えします。疲労回復の効果が大きいのは、特別な道具ではなく毎日の睡眠・食事・入浴です。
グッズは、この3つの土台の質を上げるための補助として選びます。
| 土台 | グッズの例 | ねらい |
|---|---|---|
| 睡眠 | 枕・アイマスク・耳せん | 眠りやすい環境を整える |
| 入浴 | 炭酸系の入浴剤・湯おけ | 湯船の時間を心地よくする |
| 体のケア | フォームローラー・着圧ソックス | 筋肉のこわばりをほぐす助け |
グッズを買う前に、まず睡眠・食事・入浴が整っているかを見直す。
どんなに高価なケア用品を使っても、寝る時間が足りなければ疲れは残ります。逆に、土台が整っている選手ほど、グッズの効果も感じやすくなります。
サルくんまずマッサージの機械を買おうと思ってたけど、順番が違うの?



うん。最初に整えるのは寝る時間と湯船の習慣。グッズはその次でいいんだ。
この順番を最初にお伝えするのは、遠回りに見えて一番の近道だからです。土台なしでグッズだけ増やすのは、砂の上に家を建てるようなものです。
この記事では、睡眠・入浴・体のケアの3つの場面に分けて、グッズの選び方を見ていきます。
なぜ回復がプレーの質を左右するのか
グッズの話に入る前に、回復がなぜそれほど大事なのかを押さえておきましょう。
練習で体を追い込むと、筋肉は一度ダメージを受けます。そのダメージが休養と栄養によって元に戻る過程で、体は少しずつ強くなっていきます。
練習で強くなるのではなく、練習+回復のセットで強くなる。
回復が追いつかないまま練習を重ねると、動きのキレが落ちるだけでなく、ケガのリスクも高まります。集中力が切れて、突き指や捻挫が増えるのもこのパターンです。



ツカレタ カラダハ ハンノウガ オクレル
とくに中学生・高校生は、体が大きく成長する時期です。成長期の体づくりに睡眠と栄養が欠かせないことは、国の資料でも繰り返し示されています。



寝るのも練習のうち、ってこういうことか。



そのとおり。うまくなりたいなら、回復を後回しにしないことだよ。
回復の良し悪しは、次の日の練習だけの話ではありません。1週間、1か月と積み重なることで、体の成長にもプレーの伸びにも大きな差になっていきます。
だからこそ、疲れをためない仕組みを早いうちに作っておきたいんです。中学生のうちに回復の習慣を身につけた選手は、その後の競技生活でずっと得をします。
なお、この記事で紹介するグッズは、あくまで回復を助けるための道具です。
強い痛みやいつもと違うだるさが続くときは、グッズでごまかさず、早めに医療機関に相談してください。
睡眠の質を上げるグッズの選び方
回復の主役は、なんといっても睡眠です。まずは眠りの環境を整えるグッズから見ていきます。
枕・寝具は「朝の首と肩」で見直す
睡眠グッズの中心は、毎晩使う枕と寝具です。朝起きたときに首や肩が重い日が続くなら、枕の高さが合っていないサインかもしれません。
枕は、あお向けで立っているときと同じ首の角度を保てる高さが目安です。横向きで寝ることが多い人は、肩の分だけ少し高めが合いやすくなります。



枕の高さだけで、そんなに変わるの!?



毎日6〜8時間使う道具だからね。シューズ選びと同じくらい、体に合うかが大事なんだ。
成長期は体格がどんどん変わるので、子どものころの枕を使い続けている選手は一度見直してみましょう。高さを調整できるタイプなら、成長に合わせて長く使えます。
枕を替えても朝の重さが続く場合は、マットレスまで見直す価値があります。毎日6〜8時間の睡眠をそのまま回復時間に変える道具なので、寝具の中ではいちばん効果を感じやすい部分です。
たとえば、NELLマットレス(寝返りのしやすさを重視したコイル構造)![]()
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光と音をコントロールする小物を足す
眠りの質は、寝室の光と音にも左右されます。手軽に整えられるのが、アイマスクと耳せんです。
遠征先や合宿では、いつもと違う環境でなかなか寝つけない選手が多くいます。使い慣れたアイマスクがあると、どこでも自分の眠る環境を持ち運べます。
寝る直前までスマホの画面を見ていると、目がさえて寝つきが悪くなりがちです。グッズと合わせて、寝る30分前にスマホを置く習慣もセットにしましょう。



グッズ+習慣の組み合わせで、眠りの質は大きく変わってくるよ。
入浴タイムを回復の時間に変えるグッズ
シャワーだけで済ませていた選手が湯船の習慣をつけると、体のこわばりがやわらぎ、気持ちの切り替えもしやすくなります。
炭酸系の入浴剤で湯船を楽しみにする
入浴グッズの定番が、シュワシュワと泡の出る炭酸系の入浴剤です。温かい湯船にゆっくりつかること自体が、体を休めるスイッチになります。
入浴剤の香りや泡には、湯船の時間を楽しみに変えてくれる効果があります。お風呂が好きになる仕掛けとして、とても優秀です。



たしかに入浴剤があると、お風呂に入りたくなる!



その気持ちの変化が一番の狙いだよ。続けたくなる仕組みを作るのが、グッズの上手な使い方なんだ。
家族で使うことを考えると、大容量の詰め合わせタイプがコスパに優れています。香りの好みもあるので、まずは小さいセットから試すのも良い方法です。
お湯の温度と時間はぬるめ・短めが目安
せっかくの入浴も、熱すぎるお湯に長くつかると、のぼせて逆に疲れてしまいます。目安は38〜40℃くらいのぬるめのお湯に10〜15分程度です。
熱いお湯でがまん大会をしない。ぬるめに10〜15分が入浴の目安。
寝る直前より、寝る1〜2時間前に入っておくと、布団に入るころに体温が落ち着いて眠りに入りやすくなります。



ヌルメノ オユデ カラダヲ ユルメル
入浴の後は、汗をかいた分の水分補給も忘れずに行いましょう。コップ1杯の水を飲んでから寝るのがおすすめです。
体のケアグッズは「ほぐす・支える」で選ぶ
3つ目の場面が、練習後や寝る前のセルフケアです。筋肉のこわばりをほぐすグッズと、脚を支えるグッズに分けて見ていきます。
フォームローラーで大きな筋肉をほぐす
セルフケアの定番が、筒状のフォームローラーです。太ももやふくらはぎ、背中などの大きな筋肉に当てて、体重をかけながらゆっくり転がして使います。
バレーはジャンプと着地のくり返しで、太ももまわりがこわばりやすい競技です。練習後に脚を中心にほぐす習慣は、多くのチームで取り入れられています。



オオキイ キンニク カラ ユックリ ホグス
選ぶときは、表面の凹凸がひかえめで、硬すぎないものから始めましょう。凹凸が強いタイプは刺激が強く、初心者には痛すぎることがあります。



痛いほうが効いてる感じがするんだけど、違うの?



それは勘違いだよ。強い痛みをがまんして押しつけるのは、筋肉を傷めるもとなんだ。
気持ちいいと感じる強さで、1か所につき30秒〜1分ほどを目安に転がします。呼吸を止めず、リラックスして行うのがコツです。
着圧ソックスは移動や休憩時間の味方
着圧ソックスは、ふくらはぎを適度な圧で支えてくれる靴下です。大会の待ち時間や遠征の長い移動など、座りっぱなしの時間に脚のだるさを感じる選手に向いています。
サイズ選びが何より大事で、きつすぎるものは逆効果です。パッケージのサイズ表を見て、ふくらはぎ周りの長さから自分に合うものを選びましょう。
就寝用と日中用で設計が分かれている商品もあります。用途の表示をチェックして、使う場面に合ったタイプを選んでください。
電動マッサージ機器は説明書と年齢の目安を守る
振動でほぐす電動のマッサージ機器も人気ですが、中高生が使う場合は注意が必要です。商品ごとに対象年齢や使用時間の目安が決められています。
刺激が強い機器を長時間当てるのは、体の小さい選手には負担になりえます。購入前に説明書の注意書きをチェックし、保護者の方と一緒に使い方を決めましょう。
ケア機器は「強く・長く」より「弱く・短く」から。説明書の目安を守る。
疲労回復グッズのよくある失敗と注意点
最後に、ありがちな失敗パターンを見ておきましょう。先に知っておくだけで、お金と時間のムダを防げます。
失敗1:土台を整える前にグッズを買い足す
一番多いのが、寝不足のままケアグッズだけを増やしていくパターンです。グッズが悪いのではなく、順番が逆なんです。
夜ふかしをやめて睡眠時間を確保するのは、0円でできる一番の疲労回復です。グッズの購入は、生活リズムを整えたうえでの上乗せと考えましょう。
グッズを選ぶ前に、寝る時間・起きる時間・湯船の習慣の3つを1週間だけ記録してみてください。自分の生活の弱点が見えると、本当に必要なグッズも分かってきます。
失敗2:強い刺激をがまんして当て続ける
フォームローラーやマッサージ機器で、痛みをこらえながらグリグリ押し続けるのもよくある失敗です。強い刺激は筋肉を守ろうとする反応を招き、かえって硬くなることもあります。



ケアの合言葉は、痛気持ちいいの手前まで。がんばる場所は練習で、ケアはゆるめてOKだよ。
時間も、長ければ良いわけではありません。1か所30秒〜1分を目安に、全身をまんべんなくケアする方が続けやすくなります。
失敗3:痛みやだるさをグッズでごまかす
膝や腰に痛みがあるのに、マッサージや入浴剤でごまかして練習を続けるのは危険です。痛みは体からの警告サインです。
痛みが続くときはグッズではなく、医療機関に相談するのが最優先。
疲労回復グッズは、健康な体のコンディションを支えるための道具です。ケガや病気の治療は専門家に任せる、という線引きをはっきりさせておきましょう。
疲労回復グッズについてよくある質問
選手や保護者の方からよくいただく質問にお答えします。
🔎 パフォーマンスアップや日頃のケアに役立つ用品は、Amazonでバレーボール用品を探すと見つけやすいです。
まとめ:土台×グッズで回復上手な選手になろう
最後に、この記事のポイントを表で振り返ります。
| 場面 | グッズの例 | 使い方のポイント |
|---|---|---|
| 睡眠 | 枕・アイマスク | 朝の首肩の重さで枕を見直す |
| 入浴 | 炭酸系入浴剤 | 38〜40℃に10〜15分・寝る1〜2時間前 |
| ケア | フォームローラー | 痛気持ちいい手前で30秒〜1分 |
| 移動 | 着圧ソックス | サイズ表で自分に合う圧を選ぶ |
睡眠・食事・入浴の土台を整えて、グッズでその質を一段上げる。
私の指導現場でも、休み方が上手になった選手ほど、練習の質が上がりケガも減っていきます。がんばる力と同じくらい、休む力も選手の実力です。



今日から夜ふかしをやめて、お風呂にもゆっくり入る!



それが一番の第一歩だよ。グッズはその習慣を後押ししてくれるからね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
用品選びについては他にも記事を書いています。
気になるテーマがあればぜひ読んで参考にしてもらえたら嬉しいです♪









