バレー部の費用が払えないとき|使える支援制度と減らし方

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部活の費用が払えないときに使える支援制度と減らし方を保護者に説明するコーチ
  • ユニフォーム代と遠征費が重なって、今月の支払いが厳しい
  • 支援の制度があると聞いたが、自分の家が対象なのか分からない
  • お金のことを子どもにどう伝えればいいのか決められない

こんな悩みを解決します。

バレー部の費用が払えないと感じたときに動く順番は、公的な支援制度を調べる・学校へ相談する・買う物を減らすの3つです。

私は元日本代表として活動し、SVリーグで監督を務めることができるバレーボールコーチ4の資格を保有しています。

10年以上スクールを運営してきた経験から言うと、費用の相談を受けるとき、制度そのものを知らないまま我慢している家庭が少なくありません。

お金の問題は、早く動くほど選べる手が多く残るものです。締め切りを過ぎてから相談すると、使えたはずの制度が次の年まで届かなくなります。

ぜひこの記事を参考にしてみてください。

この記事を読むことで得られる3つのこと
  • 中学生と高校生で入口が違う公的な支援制度と、その調べ方が分かる
  • 学校やチームに相談すると動く場面と、頼む順番が分かる
  • 費用そのものを減らす手順と、子どもへの伝え方が分かる

それでは、くわしく見ていきましょう。

目次

結論:制度・相談・削減の順に動くと選べる手が増える

先に結論からお伝えします。払えないと感じた時点でやることは、次の3つを上から順に試すことです。

払えないと感じたときに動く順番
  1. 公的な支援制度に自分の家が当てはまるかを調べる
  2. 学校や顧問へ支払いの相談をする
  3. 買う物・買う量そのものを減らす

順番には理由があります。制度は申し込みの締め切りが決まっているものが多く、あとから気づいても、さかのぼって受け取れないことがあるからです。

反対に、買う物を減らす工夫はいつでも始められます。だからこそ、期限のあるものから先に手をつけていきます。

うさママ

制度なんて、うちは対象外な気がして…。

あげば

判断するのは窓口です。自分で決めてしまわないでください。

対象になるかどうかの線引きは、お住まいの市区町村や都道府県が決めています。家庭の側で「たぶん無理」と判断してしまうのが、いちばんもったいない止まり方なんです。

まずは、自分の家のどこにお金がかかっているのかを、次の章で分けて見ていきます。

バレー部でお金がかかる場所を2つに分ける

費用の相談を受けるとき、金額そのものより「何にいくらかかっているか分からない」ことが不安の正体になっている場合があります。

出費は、入部のときにまとまってかかるものと、続けている間にくり返しかかるものに分かれます。分けて書き出すだけで、削れる場所と削れない場所が見えてきます。

入部のときにまとまってかかるお金

最初の1〜2か月に集中するのが、この種類の出費です。金額が大きいので、家計への衝撃もここがいちばん強くなります。

費目中身の例
ウェア類練習着・ハーフパンツ・ジャージ
試合用ゲームシャツ・番号の入れ替え
足元体育館シューズ・ソックス
個人の道具ボール・ボールバッグ・サポーター
部への納入部費・後援会費・保護者会費

このうち、入部の時点で全部そろえなければいけないものは多くありません。学校やチームによって必要な物と時期は変わるので、顧問に確認してから買うほうが無駄が出にくくなります。

バボット

サイシヨ ニ ゼンブ ソロエナクテ イイ

続けている間にくり返しかかるお金

こちらは1回の金額が小さいぶん、気づきにくい出費です。積み上がると、まとまった出費より家計を圧迫することがあります。

  • 大会や練習試合の参加費
  • 会場までの交通費とガソリン代
  • 合宿や遠征の宿泊費
  • 買い替えが必要なシューズやウェア
  • 食費の増加と補食の費用

1年でどのくらいになるのかは、学年やチームの方針で大きく変わります。目安を先に知っておきたい方は、こちらの記事にまとめています。

書き出してみると、支援制度で受け止められる部分と、工夫で減らせる部分が分かれてきます。次は制度のほうから見ていきましょう。

公的な支援制度は中学と高校で入口が違う

ここがこの記事でいちばん大事な部分です。同じ部活動の費用でも、中学生と高校生では相談する先も制度の名前も変わります

どちらも、家庭の収入などをもとに対象が決まる仕組みです。金額や条件は地域によって差があるため、この記事では制度の入口だけをお伝えします。

申し込みまでの流れは、どちらの制度でもだいたい共通しています。

STEP
学校からの案内が配られていないかを確認する
STEP
市区町村または都道府県の窓口へ問い合わせる
STEP
必要な書類と締め切りを聞き取る
STEP
収入が分かる書類をそろえて提出する
STEP
結果の通知と、支給の時期を確認する

中学生は就学援助のクラブ活動費を確認する

小学校・中学校に通う子どもがいる家庭を対象に、市区町村が学用品費などを援助する仕組みがあります。これが就学援助です。

国が定める費目の中にはクラブ活動費も含まれていて、部活動でかかる費用が対象になる場合があります。ただし、どの費目まで支給するかは市区町村ごとに違います。

制度の全体像は、文部科学省の就学援助制度についてのページで確認できます。実際の申し込み先は、お住まいの市区町村の教育委員会です。

うさママ

部活の分まで見てもらえることがあるのね。

あげば

自治体によって差があります。だから直接聞くのが確実です。

高校生は奨学のための給付金を確認する

高校生の場合は、授業料以外の教育費を支える給付金があります。これは返さなくてよいお金で、都道府県が窓口になっています。

対象になるのは教科書費や学用品費のほか、部活動を含む教科外活動費などです。名称や手続きは都道府県で異なり、学校を通して申し込む形が多くなっています。

こちらも文部科学省の高校生等奨学給付金のページに案内があります。まずは学校の事務室に、書類をもらえるか聞いてみてください。

バボット

チュウガク ハ シクチョウソン コウコウ ハ トドウフケン

窓口と学校に相談して支払いを整える

制度を調べるのと同時に進めたいのが、相談です。制度ほど知られていませんが、聞いてみると調整できる部分は意外とあります。

聞く相手と内容を先に決めておくと、短い時間でも話がまとまります。

制度の相談先は市区町村と学校に分かれる

学校の中でも、部活動の費用と就学の手続きでは担当が分かれていることがあります。顧問に聞いても分からない、という状況はよく起こります。

迷ったときは、担任・学校の事務室・市区町村の教育委員会の順に当たると早いです。同じ質問を何度もする形になっても、遠慮する必要はありません。

うさママ

何度も聞くのが申し訳なくて…。

あげば

手続きの質問です。聞かれる側も、それが仕事なんですよ。

受け取れる時期を先に確認する

支援が決まっても、お金が振り込まれるのは申し込みから数か月あとになることがあります。年に1回のところも、学期ごとに分けて支給するところもあります。

つまり、今月の支払いにそのまま間に合うとは限らないということです。ここを知らないまま待つと、支払いが遅れて別の心配が増えてしまいます。

支払いの時期をずらせるか聞く

まとまった集金が重なる時期は、どの家庭でも負担が大きくなります。分けて納める形や、期限を後ろへずらす形に対応してもらえることがあります。

大切なのは、期限を過ぎてから伝えないことです。先に事情を伝えておけば、学校側も準備ができます。

れおコーチ

事前に一言もらえると、こちらも動けるんです。

あげば

言いにくい話ほど、早い時期のほうが軽く済みます。

学校やチームの備品を借りられるか聞く

学校やチームが持っているボール・ボールカゴ・移動用の道具は、個人で買わなくてよい場合があります。卒業生が置いていったウェアやシューズが保管されていることもあります。

サイズが合えば、こうしたものを回してもらうだけで出費はかなり変わります。合宿や遠征の費用も、事前に中身を聞いておくと調整できる部分が見つかります。

費用そのものを減らす順番を決める

3つ目の柱が、買う物を見直すことです。ここは家庭だけで進められるので、制度の結果を待つ間にも取りかかれます。

中古とおさがりを先に当たる

新品で買う前に、身近なところを一周してみてください。先輩の家庭・きょうだい・同じチームの卒業生と、当たれる先はいくつもあります。

成長期の子どもは、シューズもウェアもすぐにサイズが変わります。短い期間しか使わない物ほど、中古やおさがりの相性がいいと言えます。

うさママ

声をかけてみたら、譲ってもらえたことがあるわ。

サルくん

先輩のシューズ、まだ全然いけたよ!

買う物に優先順位をつける

それでも買うものは残ります。そこで、安全に関わる物とそうでない物を分けて考えます。

買う順番の目安
  • 先に買う:体育館シューズ・膝サポーターなど体を守る物
  • 次に買う:練習着など毎回使う消耗品
  • あとでよい:予備のウェア・持ち運びの道具

足元を安いものだけで選ぶと、滑って転ぶ危険が増えます。削っていい場所と、削らない場所を分けるのが節約の基本です。

最初にそろえる物の考え方は、こちらの記事で整理しています。

子どもに伝えるときに気をつけたい2つのこと

制度も工夫も、最後は子どもとの関わり方に戻ってきます。ここを間違えると、お金の問題が気持ちの問題に変わってしまいます。

費用を理由に本人を責めない

家計の話をするとき、伝え方によっては「自分がバレーをやっているせいだ」と受け取られてしまうことがあります。そうなると、子どもは道具が壊れても言い出せなくなります。

私は指導者として、痛みや道具の不具合を我慢して隠す選手を何度も見てきました。本人が黙るいちばんの理由は、家に迷惑をかけたくないという気持ちです。

うさママ

気を遣わせてしまうのが、いちばん怖いです。

あげば

事情は伝えて大丈夫です。責める言い方にしなければ届きます。

続ける形を一緒に決める

やめるか続けるかの2択にすると、話は行き詰まります。参加する大会を絞る、道具の買い替えを先に延ばすなど、間の選択肢はいくつもあります。

本人が決める場に入っていると、我慢にも納得が生まれます。反対に、大人だけで決めた結論は、あとから不満として残りやすいものです。

もし本人からやめたいという言葉が出たときは、こちらの記事の順番で整理してみてください。

よくある質問

支援制度は、収入がどのくらいなら対象になりますか?

基準は市区町村や都道府県ごとに決まっていて、全国で共通の金額ではありません。
家族の人数や住んでいる地域によっても変わるため、窓口で確認するのが確実です。前の年に対象外だった家庭でも、状況が変われば結果が変わることがあります。

年度の途中からでも申し込めますか?

受け付けている自治体もあります。
ただし、申し込んだ月からの分になる場合や、次の年度からになる場合があります。急に収入が減ったときは、その時点ですぐ相談してください。

部費を待ってもらうと、子どもが気まずくなりませんか?

支払いの相談は事務のやりとりで、子どもに知らせずに進めることもできます。
心配なときは、伝える範囲をどこまでにするかも一緒に相談しておくと安心です。

支援制度を使うほどではないけれど、費用は抑えたい場合はどうしますか?

買う物の優先順位を決めることと、家計側の固定費を見直すことの2つが基本になります。
部活の費用だけを削ろうとすると子どもに我慢が集中するので、家計全体で考えるほうが続きます。

まとめ:早く動くほど、続ける方法は残っている

バレー部の費用が払えないと感じたら、制度を調べる・学校へ相談する・買う物を減らすの順に動きます。どれも、早い時期ほど選べる手が多く残ります。

自分で対象外と決めない。期限より前に相談する。

場面やること避けたいこと
費用が重なりそうな時市区町村や学校へ先に相談する期限を過ぎてから伝える
制度を調べる時中学は市区町村、高校は都道府県へ家庭の判断で対象外と決める
道具をそろえる時安全に関わる物から順に買う足元を金額だけで選ぶ
子どもに話す時続ける形を一緒に決めるやめるかどうかの2択にする

私はコーチとして、費用を理由に競技から離れていく選手を見送ってきました。同時に、相談が早かった家庭ほど、続ける形を見つけているとも感じています。

お金の話は、家庭の中だけで抱えるとどうしても重くなります。窓口や学校に持ち込んだ瞬間から、それは手続きの話に変わります。

サルくん

おれは、できることを続けるよ!

あげば

それでいいんです。方法は必ずどこかにありますよ。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

バレーの費用や家計のことについては他にも記事を書いています。
気になるテーマがあればぜひ読んで参考にしてもらえたら嬉しいです♪

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この記事を書いた人

バレーボール・ビーチバレーボール元日本代表。
バレーボールスクールを10年間運営。

【保有資格】
日本スポーツ協会公認バレーボールコーチ4

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