- バレーシューズって、どれを選べばいいのかわからない
- 普通のスニーカーや体育館シューズじゃダメなの?
- せっかく買ったのに、サイズが合わなくて後悔したくない
こんな悩みを解決します。バレーシューズ選びで失敗しないコツは、サイズ・フィット・ソール・重さ・用途の5つを順番にチェックすることです。
私は元日本代表として活動し、SVリーグで監督を務めることができるバレーボールコーチ4の資格を保有しています。
10年以上スクールで指導してきましたが、足を痛める選手の多くは、技術よりも先に足元の道具でつまずいていました。
足に合ったシューズを選べると、踏み込みも止まる動きも安定して、ケガの予防にもつながります。ぜひこの記事を参考にしてみてください。
- バレー専用シューズが必要な理由がわかる
- 失敗しないサイズと試着のコツが身につく
- ポジションや使い方に合った1足の選び方がわかる
用品選びの基本からそろえたい方は、下の記事もあわせてどうぞ。
それでは、バレーシューズの選び方を詳しく見ていきましょう。
結論:バレーシューズは5つのポイントで選ぶ
バレーシューズはデザインや値段だけで選ぶと、ほぼ失敗します。見るべきポイントは、たった5つです。
- サイズ:つま先に少し余裕があるか
- フィット:かかとと甲がしっかり固定されるか
- ソール:止まる・踏み込む動きに対応しているか
- 重さ:自分のプレースタイルに合っているか
- 用途:練習用か試合用か、室内用かをはっきりさせる
サルくん5つもあるんですか…。難しそうで自信がないです。



大丈夫。1つずつ見れば、どれも難しくないよ。順番にいこう。
この5つを上から順に確認していけば、あなたの足とプレーに合った1足が見つかります。
まずは「そもそもバレー専用シューズがいるの?」という疑問から解決していきますね。
なぜバレー専用シューズが必要なのか
普通の運動靴でもプレーできそうに見えますが、バレーには専用シューズをおすすめします。理由は、バレーの動きがとても特殊だからです。



体育館シューズじゃダメなんですか? もったいない気がして…。



気持ちはわかるよ。でも、足を守るための大事な投資なんだ。
バレーは、ジャンプ・着地・急な止まり・横の動きをくり返すスポーツです。普通のスニーカーは、この動きに耐えるようには作られていません。
着地の衝撃を吸収する
バレーで1番足に負担がかかるのは、ジャンプの着地です。着地のたびに、体重の何倍もの力がひざや足首にかかります。
バレーシューズは、この衝撃をやわらげるクッションが入っているのが特徴です。着地の衝撃をやわらげることが、ひざや足首のケガ予防につながるんですね。
普通の靴で続けると、足を痛めるリスクが高くなってしまいます。
急な動きで止まる・滑らない
バレーは、ボールに合わせて急に止まったり、横に動いたりします。このとき、足元が滑ると体勢が崩れて危険です。



バレーシューズノ靴底ハ 体育館ノ床デ止マルヨウ作ラレテイル
バレーシューズの靴底(ソール)は、体育館の床にしっかり食いつくよう設計されています。
だからこそ、踏み込みも切り返しも安定するんですね。普通のスニーカーで横の動きをすると、足元だけが滑って体だけが進み、ねんざにつながることもあります。
足を守り、力を発揮するために、専用シューズは欠かせない道具です。次は、いちばん失敗しやすい「サイズ選び」を見ていきましょう。
失敗しない選び方:5つの観点
ここからが本題です。先ほどの5つのポイントを、1つずつ具体的に見ていきます。



ここを読めば、ちゃんと選べそうですね!



その通り。とくにサイズは最重要だから、しっかり読んでね。
サイズ:つま先の余裕と「捨て寸」
サイズ選びは、シューズ選びでいちばん大事なポイントです。ぴったりすぎても、大きすぎても、足にトラブルが起きます。
目安は、つま先に1cmほどの余裕(捨て寸)を残すことです。



「捨て寸」って何ですか? 初めて聞きました。



つま先と靴の先のすき間のことだよ。動いたとき指がぶつからないための余裕なんだ。
この余裕がないと、止まったときに指が靴の先に当たって痛めてしまいます。
逆に大きすぎると、靴の中で足が動いて、まめや靴ずれの原因になります。成長期の子どもでも、大きすぎるサイズを選ぶのは避けたほうが安全です。
サイズの数字は、あくまで目安として考えてください。同じ25cmでも、メーカーや作りによって実際の大きさは少しずつちがいます。
だからこそ、数字だけで決めず、必ず後で出てくる試着で最終チェックをするのが大切なんですね。
フィット:かかとと甲の固定感
サイズが合っていても、足が中で泳いでいては意味がありません。大事なのは、かかとと甲がしっかり固定されることです。
- かかとが浮かず、ぴったり包まれているか
- ひもを結んだとき、甲が均等に押さえられるか
- 足首を動かしても、かかとがズレないか
かかとが浮く靴は、踏み込みの力が逃げてしまうので避けましょう。足の形は人それぞれなので、幅や甲の高さも合わせて見るのがコツです。
足の幅が広めの人が細い靴を選ぶと、横が押されて痛くなります。
逆に幅が細い人が広い靴を選ぶと、中で足が左右に動いてしまいます。自分の足が幅広なのか細めなのかを知っておくと、選びやすくなりますよ。
横幅(ワイズ)で選ぶという視点
小指の外側が当たって痛い、指がしびれて踏ん張れない。こうした症状の多くは、長さではなく横幅(ワイズ)が合っていないことが原因です。
横幅が足りないのをサイズアップでごまかすと、長さが余って靴の中で足が前後に動き、靴ずれの原因になるんですね。
横幅の目安は「E」の数で表され、2E(標準)・3E(広め)・4E(超広め)と幅が広がっていきます。
ふだんの靴で小指がよく当たる人は、3E以上のワイドモデルを探すのがおすすめです。
自分の横幅を知りたいときは、親指と小指の付け根を通るいちばん太い部分(足囲)を測ってみてください。
足首の高さ(ハイカット・ローカット)で選ぶ
フィットには、足首をどこまで覆うかという「高さ」の視点もあります。
くるぶしより低いローカットは軽くて動きやすく、くるぶしをしっかり覆うハイカットは固定感と安心感が高めです。
中間のミドルカットは、両方のバランスを取りたい人向けです。
動き回るレシーバーやリベロはローカット、ジャンプと着地をくり返すブロッカーや足首の捻挫経験がある人はミドル〜ハイカットが合いやすい傾向があります。
ただし、ハイカットを履けば捻挫を完全に防げるわけではありません。着地のフォームや足首まわりの筋力があってこそ、高さの効果も生きてきます。
ソール:止まる・踏み込む動きへの対応
ソールは、靴底のことです。バレーの「止まる・踏み込む・跳ぶ」を支える、いちばん重要な部分です。



ソールハ グリップトクッションノ 2ツヲ見ル
止まる動きには、床に食いつくグリップ力が必要です。跳んで着地する動きには、衝撃をやわらげるクッション性が必要です。
体育館でのプレーが中心なら、屋内用のソールを選ぶのが基本になります。屋内用のソールは、体育館の床でしっかり止まれるよう、やわらかめのゴムで作られています。
屋外のコートで使うと、このやわらかいソールがすぐにすり減ってしまうので注意してください。新品のソールは、汚れていると本来のグリップ力が出ません。
プレー前に軽く床をふいたり、ソールのほこりを落としたりすると、止まる力をいかせます。
重さと用途:プレースタイルに合わせる
最後は、重さと用途です。ここはポジションやプレースタイルによって、選び方が変わります。



ポジションでも違うんですね! 自分はどっちだろう…。



いい着眼点だね。動きの特徴で考えると選びやすいよ。
軽いシューズは、すばやい動きに向いています。クッションが厚めのシューズは、ジャンプの着地を守る力が高めです。
- すばやく動き回りたい:軽量タイプを重視する
- ジャンプと着地が多い:クッション性を重視する
- 練習量がとても多い:耐久性も合わせて確認する
軽さとクッションは、どちらかを重視すると、もう一方は控えめになりがちです。コート内を広く動き回るポジションは、軽さを重視すると動きやすくなります。
ジャンプして攻撃や守りをするポジションは、着地を守るクッションが頼りになります。
ただし、初心者のうちはどちらかに振り切る必要はありません。最初の1足は、軽さとクッションのバランスがとれた標準的なタイプを選ぶと、失敗しにくいです。
自分のプレーで何をいちばん大切にしたいかで選ぶと、迷いにくくなります。ポジション別の細かいシューズの傾向は、別の記事でくわしく解説しています。
軽さを重視するなら重さの数字で比べる
軽量タイプを選ぶときは、片足あたりの重さ(g)を見るのが確実です。26cm前後で約300〜350gが標準、約290g以下なら軽量モデルの目安になります。
数字はサイズで変わるため、同じサイズ同士で比べてください。
軽いシューズほど、クッションと足の保護が控えめになりやすいという裏側もあります。
守備で広く動き回るリベロやセッターは軽さのメリットを受けやすい一方、固定力が極端に弱いモデルは横の動きで足がズレやすいので避けましょう。
クッション重視なら素材とかかとの安定性も見る
ジャンプの回数が多いスパイカーやミドルブロッカーは、クッションの中身にもこだわりたいところです。
クッション素材には、衝撃を吸い込むゲル系と、やわらかさと反発を両立するフォーム系があり、どちらが優れているというより足に合うかどうかで選びます。
もう1つ大事なのが、かかとの安定性です。クッションがやわらかいほど足が左右にブレやすくなるので、かかとを包む部分がしっかりしているかも確かめてください。
沈み込みすぎず支えてくれるバランスが、着地の安定につながります。
試着で必ず確認したいこと
シューズ選びは、必ず試着してから決めるのが鉄則です。同じサイズ表示でも、メーカーによって足の感じ方は変わります。



近くにお店がないと、つい試着なしで選ぶことになりそう…。



気持ちはわかるけど、最初の1足は試着してから決めようね。
夕方に試着する
試着のタイミングには、おすすめの時間帯があります。それは、夕方です。
足は夕方になると、少しむくんで大きくなるからなんですね。朝の足に合わせて買うと、夕方の練習でキツく感じることがあります。
1日の中で足が大きくなる夕方に合わせておくと、失敗しにくくなります。
バレー用の靴下をはいて試す
試着のとき、もう1つ大事なことがあります。普段はく靴下ではなく、実際にプレーで使う靴下をはいて試すことです。



厚イ靴下ト薄イ靴下デ サイズ感ハ変ワル
厚手の靴下をはくなら、その分のすき間も計算に入れる必要があります。試着では、軽く動いたりジャンプしたりして、フィット感を確かめましょう。
座ったままではなく、立って体重をかけて確認するのがコツです。立つと足の裏が広がるので、座って大丈夫でも立つときつく感じることがあります。
両足とも必ずはいて確かめてください。人の足は、左右でわずかに大きさがちがうことが多いからです。
大きいほうの足に合わせて選ぶと、片方だけきつくなる失敗を防げます。これで、買ってから後悔する失敗をぐっと減らせます。
よくある失敗とその対策
最後に、シューズ選びでよくある失敗を見ておきましょう。先に知っておけば、同じ失敗をしなくてすみます。
- デザインや値段だけで選んでしまう
- 成長を見越して大きすぎるサイズを買う
- 試着せずにサイズ表示だけで決める



うっ…全部やってしまいそうな失敗ばかりです。



多くの人が通る道だよ。知っていれば防げるから安心してね。
見た目で選ぶと、足に合わずに痛い思いをすることがあります。大きすぎるサイズは、足が中で動いてケガのもとになります。
サイズ表示だけで決めると、メーカーごとの違いで失敗しやすくなります。もう1つ多いのが、安さだけで選んで買い替えが増えてしまう失敗です。
安いものでも、自分の足に合っていなければ意味がありません。足に合った1足を長く使うほうが、結果としてお得になることも多いんですね。
迷ったら、サイズ・フィット・試着の3つに必ず立ち返ることを覚えておいてください。
この3つを守れば、大きな失敗はほとんど防げます。
よくある質問
バレーシューズについて、よく聞かれる質問をまとめました。
本文の5つの観点を基準に、自分に合う一足を選びましょう。入門モデルと本格モデルを1足ずつ挙げます。
- 近くにバレー用品を扱うお店がない
- お店に在庫やサイズ・色がない
- 買い替えで、自分のサイズが分かっている
- 忙しくてお店に行く時間がない
シューズ選びとあわせて、バレーボールおすすめ用品まとめもチェックしてみてください。サポーターや練習グッズなども紹介しています。
🔎 パフォーマンスアップや日頃のケアに役立つ用品は、Amazonでバレーボール用品を探すと見つけやすいです。
まとめ
バレーシューズ選びで失敗しないコツは、サイズ・フィット・ソール・重さ・用途の5つを順番にチェックすることです。
とくにサイズと試着は、後悔しないための最重要ポイントです。
つま先に1cmの余裕・かかとの固定・夕方に試着、この3つを忘れないでください。



これなら自分で選べそうです! さっそく試着しに行ってみます。



その意気だよ。足に合う1足が見つかれば、プレーも変わってくるからね♪
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。用品・グッズについては他にも記事を書いています。
気になるテーマがあればぜひ読んで、参考にしてもらえたら嬉しいです♪
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