バレーボール初心者に必要な道具一覧|中学生が入部前に揃えるもの

バレーボール初心者が入部前に揃える道具(シューズ・膝サポーター・ボール)を、元日本代表コーチが紹介するイラスト
  • バレー部に入るけど、何を買えばいいのか分からない
  • 最初から全部そろえると高そうで不安
  • どれを優先して買えばいいか知りたい

こんな悩みを解決します。

私は元日本代表として活動し、SVリーグで監督を務めることができるバレーボールコーチ4の資格を保有しています。

10年以上スクールを運営してきた経験から、入部前に「全部そろえなきゃ」と気負う必要はなく、最初に必要なものは意外と少ないと感じています。

結論からお伝えすると、まず最優先で用意したいのはバレーシューズ・膝サポーター・厚手のソックスの3つです。ボールやバッグは、部の方針を確認してからで十分間に合います。

この記事では、入部前にそろえたい道具を「優先度」と「選ぶ基準」つきで一覧にして解説します。

この記事を読むことで得られる3つのこと
  • 入部前に「まず買うべきもの」と「後でいいもの」が分かる
  • それぞれの道具の選ぶ基準(失敗しないポイント)が分かる
  • だいたいの予算の目安がつかめる

スパイクなど技術の全体像も知りたい人は、こちらもあわせてどうぞ。

それでは、優先度の高い順に見ていきましょう。

目次

まず最優先でそろえる3つ

バレーを始めるとき、最初にそろえたいのは次の3つです。

入部前にまずそろえる道具
  • バレーシューズ(体育館用)
  • 膝サポーター(ニーパッド)
  • 厚手・サポート機能のあるソックス
サルくん

え、最初はこの3つだけでいいんですか?

あげば

そう。ボールやネットは学校にあることが多いから、まずはこの3つを押さえれば大丈夫だよ。

理由は、この3つが「ケガの予防」と「動きやすさ」に直結し、かつ部の貸し出しではまかないにくいからです。ボールやネットは学校にありますが、足元のシューズや膝の保護具は、自分の体に合ったものを用意する必要があります。

逆に言えば、それ以外の道具は「入ってから、必要になったタイミングで」少しずつそろえても、まったく遅くありません。あせって一度に買いそろえる必要はないので安心してください。

とはいえ、入部して練習が始まると、まわりの友だちが持っている道具が気になることもあるかもしれません。そんなときも、「自分の体を守るもの」と「動きやすくするもの」を優先する、という基準で考えれば、本当に必要なものが見えてきます。見た目やブランドよりも、まずは安全と機能を基準に選ぶのがおすすめです。

① バレーシューズ:最優先の一足

最優先はバレーシューズです。ランニングシューズとは違い、体育館の床で止まる・横に動く・跳んで着地するための構造になっています。

選ぶ基準は次の3つです。

シューズ選びの3つの基準
  • フィット感:かかとが浮かず、つま先に少し余裕がある
  • クッション性:ジャンプの着地の衝撃をやわらげる
  • グリップ:体育館の床で滑りにくい

普通の運動靴やランニングシューズは、前へ走ることを前提に作られているため、体育館の床では滑りやすく、横の急な動きにも対応していません。無理に使うと、滑って転んだり足首をひねったりするリスクが上がります。バレーシューズは、急な切り返しやジャンプの着地でも安定するよう、靴底のグリップと中のクッションが専用に設計されているのです。

形には、足首までしっかり支える「ハイカット」と、軽くて動きやすい「ローカット」があります。捻挫が心配な人や守備で激しく動く人はハイカット、素早さを重視する人はローカット、と自分のプレースタイルや好みで選んでかまいません。最初の一足なら、クッション性とフィット感を優先しておけば失敗しにくいです。

成長期は足のサイズが変わりやすいですが、だからといって大きすぎるサイズを選ぶのは禁物です。靴の中で足が動くと、踏ん張りがきかず、ケガ予防の面でもマイナスになります。つま先に1cmほど余裕がありつつ、かかとが浮かないサイズが目安です。

あげば

試着できるなら、足が少しむくむ夕方に合わせるとサイズを失敗しにくいよ。

踏み切りや着地の動きと、足元の関係はこちらの記事でも触れています。レベル別の具体的なおすすめは、シューズ専門の記事がくわしいです。

🛒 バレーボールシューズ

クッション性とフィット感を基準に。レベル別の詳しい選び方は上の専門記事もどうぞ。

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② 膝サポーター:着地と床の衝撃をやわらげる

バレーは、レシーブで床に膝をついたり、ジャンプの着地を繰り返したりと、膝への負担が大きい競技です。膝サポーター(ニーパッド)は、その負担をやわらげる助けになります。

選ぶときは「曲げやすさ」と「ズレにくさ」、そして自分のサイズに合っていることを基準にします。締めつけがきつすぎるものは、血流やプレーの妨げになるので避けましょう。

れおコーチ

特にレシーブで膝をつく練習が増える時期は、早めに用意しておくと安心ですよ。

レシーブの練習では、低いボールに飛びついて、膝やすねを床にこすることがよくあります。サポーターがあると、その擦り傷や打ちつけの衝撃をやわらげられるので、痛みを気にせず思い切って飛び込めるようになります。「ケガが怖くて飛び込めない」が減り、プレーそのものに集中できるようになるのも、大きなメリットです。特に成長期は膝に負担がかかりやすい時期なので、負担をやわらげつつ、痛みが出たら早めに休む——その両方を意識すると、長く練習を続けやすくなります。

なお、サポーターはあくまで補助です。正しい着地のフォームと練習量の管理が基本になります。サポーターの具体的な選び方や、着地と膝の関係は、こちらでくわしく解説しています。

🛒 バレーボール用 膝サポーター(ニーパッド)

サポーターは補助です。サイズと「曲げやすさ・ズレにくさ」で選びましょう。痛みが続く場合は専門家に相談を。

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③ ソックス:見落としがちな必需品

意外と見落とされがちなのがソックスです。バレー用は厚手で衝撃を吸収し、足首までサポートしてくれるものが多く、靴ずれやマメも防ぎやすくなります。

サルくん

ソックスまで専用があるなんて知りませんでした!

あげば

普通の薄い靴下だと、着地のたびに足裏が痛くなることもあるんだ。厚手のものを選ぼう。

また、汗を吸って乾きやすい素材だと足が蒸れにくく、靴の中で滑るのも防げます。足裏や足首にすべり止め・サポートが入ったタイプなら、細かい動きでの踏ん張りも効きやすくなります。毎日の練習で使う消耗品なので、洗い替えを多めに用意しておくと、清潔に保てて衛生面でも安心です。

最初は2〜3足あると、洗い替えに困りません。シューズのサイズを選ぶときも、実際に履くソックスを合わせて試着すると、よりフィット感が正確になります。

🛒 バレーボール用 ソックス

厚手・足首サポートタイプがおすすめ。シューズと一緒に試着するとサイズ合わせがしやすいです。

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部の方針を見てから用意するもの

次の道具は、部や学校で用意されることが多いので、入部後に方針を確認してからで十分です。

確認してからでよいもの
  • ボール(個人で持つか、部の共用か)
  • ボールバッグ・リュック
  • 空気入れ(自主練をする場合)

もし個人用のボールが必要になったら、号数を確認しましょう。一般的に、中学生以上は5号球、小学生は軽量の4号球が使われます。自分のカテゴリーに合った号数を選ぶことが大切です。

バボット

中学生以上=5号球 / 小学生=軽量4号球 / 自主練ニハ空気入レモ便利

号数を間違えると、重さやサイズが体に合わず、正しいフォームが身につきにくくなります。たとえば小学生が重い5号球を無理に使うと、手や手首を痛める原因にもなりかねません。ボールは部の共用が基本でも、家で自主練をしたい場合は、自分のカテゴリーに合った1球を持っておくと、感覚を合わせる練習がはかどります。

自主練を考えているなら、試合球に近い練習球が1つあると、感覚を合わせやすくなります。

🛒 練習用バレーボール(5号・4号)

自分のカテゴリーの号数を確認して選びましょう。中学生以上は5号、小学生は軽量4号が目安です。

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あると便利な小物

なくても始められますが、あると練習が快適になる小物です。少しずつそろえていきましょう。

そろえると便利な小物
  • 給水用のスポーツボトル
  • 髪をまとめるゴム・ヘアバンド
  • 爪切り(突き指予防のため爪は短く)
  • 指用テーピング(指の違和感の予防・サポートに)

特に爪は、伸びているとボールが当たったときに割れたり、突き指のリスクが上がったりします。練習前に短く整える習慣をつけておくと安心です。

給水用のボトルも、特に夏場の練習では欠かせません。こまめな水分補給は、集中力の維持と熱中症の予防につながります。髪が長い人は、ヘアゴムやヘアバンドでしっかりまとめておくと視界が確保でき、プレーに集中できます。どれも数百円程度から用意できるものばかりなので、必要になったタイミングで少しずつそろえていきましょう。

あげば

道具をそろえるのも大事だけど、「爪を短くする」みたいな小さな習慣が、実はケガ予防に効くんだよ。

予算の目安

おおまかな予算の目安は次のとおりです。すべて一度にそろえる必要はなく、まずは上の「最優先の3つ」から始めれば大丈夫です。

道具予算の目安優先度
バレーシューズ5,000〜12,000円★★★
膝サポーター1,500〜4,000円★★★
ソックス(2〜3足)1,000〜2,500円★★★
練習球(必要なら)3,000〜6,000円★★
小物類1,000〜3,000円
れおコーチ

最初から高いものをそろえなくて大丈夫。成長期はサイズも変わるので、まずは基準を満たす無理のないものを選びましょう。

なお、これらはあくまで目安です。ブランドやモデルによって価格は変わりますし、セールやセット販売を活用すれば、もう少し抑えることもできます。大切なのは「値段の高さ」ではなく「自分の体と目的に合っているか」。基準を満たしていれば、手頃なものから始めてまったく問題ありません。

道具をそろえる順番とお手入れ

道具は、一度にすべてそろえる必要はありません。おすすめの順番は、①シューズ → ②膝サポーター → ③ソックス → ④(必要なら)ボールや小物、です。まずは練習に最低限必要なものから始め、続けられそうだと分かってから、少しずつ買い足していけば十分です。

そろえた道具を長く使うには、お手入れも大切です。シューズは練習後に中敷きを出して乾かし、汗の湿気を逃がすと、においやへたりを防げます。サポーターやソックスは、こまめに洗って清潔に保つことで、肌トラブルの予防にもなります。

また、シューズはサイズアウトしたら早めに買い替えることも大切です。小さくなった靴を無理に履き続けると、指を痛めたり、踏ん張りがきかなくなったりします。成長期は半年〜1年でサイズが変わることも多いので、ときどき足のサイズを測り、合わなくなってきたら見直しましょう。

れおコーチ

道具を大切に使う選手は、プレーもていねいになることが多いんです。お手入れも練習の一部だと思って習慣にしましょう。

バレーボールの初心者道具 よくある質問

ここでは、保護者の方や初心者からよく寄せられる質問にまとめてお答えします。

入部前に全部そろえないとダメですか?

いいえ。まずは「シューズ・膝サポーター・ソックス」の3つで十分です。
ボールやバッグは部で用意されることも多いので、入部後に方針を確認してからそろえれば間に合います。

シューズは普通の運動靴ではダメですか?

できれば体育館用のバレーシューズをおすすめします。
止まる・横に動く・着地する動作に合わせた構造とグリップになっており、ケガ予防と動きやすさの面で差が出ます。

成長期でサイズがすぐ変わります。大きめを買うべき?

大きすぎるサイズは避けましょう。靴の中で足が動くと踏ん張りがきかず、かえってケガにつながります。
つま先に1cmほどの余裕で、かかとが浮かないサイズが目安です。

膝サポーターは絶対に必要ですか?

レシーブで床に膝をつく練習が多いバレーでは、用意をおすすめします。
ただし補助的なものなので、正しい着地フォームと練習量の管理が基本である点は忘れないでください。

まとめ

この記事では、バレーボール初心者が入部前にそろえたい道具を、優先度つきで解説しました。最後に振り返りましょう。

まず最優先の3つ

道具選ぶ基準
シューズフィット感・クッション性・グリップ
膝サポーターサイズ・曲げやすさ・ズレにくさ
ソックス厚手・足首サポート

そしてボール・バッグなどは、部の方針を確認してからで十分。あせって一度にそろえる必要はありません。

あげば

まずは足元(シューズ・ソックス)と膝を守ることから。道具がそろったら、次は技術。スパイクやサーブの記事も読んで、練習に活かしてね。

技術の基本もあわせてチェックしておきましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

道具がそろったら、ぜひ技術記事も読んで練習に役立ててもらえたら嬉しいです♪

この記事を書いた人

バレーボール・ビーチバレーボール元日本代表。
バレーボールスクールを10年間運営。

【保有資格】
日本スポーツ協会公認バレーボールコーチ4

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