サルくんコーチ〜! ボク、思いっきりサーブ打ってるのに全然飛ばないんです…。力いっぱい振ってるのに、どうしてなんですか?



サルくん、サーブが飛ばないのは“力が弱いから”じゃないんだ。
実はね、体の使い方に大事なポイントがあるんだよ。



ボク、サーブ飛ばせるようになりたいです!



今日話す「5つの原因と改善法」が分かれば、サルくんでも必ずサーブは飛ぶようになるよ!
- ボールを力いっぱい打ってるのに、ボールが失速してしまう・・・
- どうしてもサーブがネットに引っかかってしまう・・・
- 相手を崩せる強烈なサーブが打ちたい!
今回は、サーブ練習をしていると誰もが通る、これらの悩みを解決します。
サーブが飛ばない原因はあなたが思っているほど複雑ではありません。サーブを構成する基本的な要素(トス、スイング、ミート)のどこかに、小さなズレが生じているだけなのです。
この記事では、サーブが飛ばない根本的な原因を5つに分けて、それぞれ詳しく解説し、具体的な改善法をお伝えします。
この記事を最後まで読めば、あなたのサーブは必ず変わります!



飛距離とコントロールを両立させて、自信をもってサーブが打てるようになろう!
サーブが飛ばない理由5つと改善法
サーブが遠くまで飛ばないのは、以下の5つに原因があります。
- ボールを打つ場所
- トスの精度
- 体の使い方
- 手を振る速さ
- ボールの叩き方
この5つの理由をしっかり知って練習をしていくことで、サーブはもっと上手になれます。
原因1:ボールを打つ場所がちがう(インパクトの位置が不適切)
ボールに効率よくエネルギーを伝えるには、自分が力を入れやすい場所でインパクト(ボールをたたく)する必要があります。



ここで言っている「場所」とは、体に対してのボールの位置のことだよ。
低い位置で打つとボールの軌道が山なりになり、エネルギーが上方向に逃げてしまいます。
また、体の後ろで打つと腕のスイングスピードが最高速に達する前にインパクトしてしまうため、ボールに十分な力が伝わりません。
ですので、いつも体の少し前、かつ、一番力が入りやすい高い場所でボールを叩くことが重要です。
体の真横や後方で打っている人もいますが、これだと手打ちになりサーブを勢いよく飛ばすことができません。
すぐにできる打つ位置の改善法
【改善法】:2人組でインパクト位置を確認する
ここが最高打点となるが、力強く叩くことができないことを確認する。
「肘を伸ばした状態」で叩けていることを確認する。
STEP1より打点が下がっているはずなので、あなたにとっての最高打点ではないです。
ですが、力強く打てるのは自分の身体のやや前方になるので、まったく問題なしなので安心してください。



この高さと前方位置を体に覚え込ませよう!
原因2:トスが安定しない
サーブが安定しない一番大きな理由は、毎回トスがバラバラなことです。
トスが安定しないと、打つ場所やタイミングを急いで直す必要があります。要するに、バタバタしてしまうんです。
ボールの芯をしっかりと叩くこともできないため、サーブミスも増え、遠くに飛ばすこともできません。
安定したトスとは、毎回、同じ高さで同じ場所に上がり、同じ位置に落ちてくるトス
手のひら全体を使って、優しく押し出すようにトスをあげることを意識しましょう。
トスを上げる位置は、体の真上ではなく半歩から1歩前方に調整します。こうすることで、自然と体重を前に移動させながらインパクトできます。



トスの最高到達点が、利き手を伸ばした先の斜め前上方になるようにするといいよ!
すぐできるトスの改善法
【改善法】:手のひらを上に向け、まっすぐ上げる
トスをあげる腕を、地面に対してまっすぐな棒をなぞるようにまっすぐもち上げる練習をしましょう。
腕を振り上げてボールを投げるのではなく、足と体全体が伸びる力を使ってもち上げる感じをつかむと良いです。
トスが安定すると、タイミングをそこまで気にしないで済むので、力強くサーブを飛ばすことに集中できます。



サーブをしっかり飛ばすためにも、トスの練習には一番時間をかけるべきだよ。
原因3:体重移動が使えていない
サーブを遠くまで飛ばすのに必要な力は、腕の力じゃありません。
足を踏み込む力と、体のひねりから生まれる、体重を前に移動させるエネルギーです。
多くの人は、サーブを「腕だけで打つもの」だと考えて、足を使わずに腕の力だけで打とうとする「手打ち」になってしまいます。
手打ちでは、ボールを遠くまで飛ばすのに必要な前に進む力が足りません。
体重移動が足りないと、打った瞬間に体が後ろに残ったり、上半身だけが前に突っ込んだりして、力がボールにうまく伝わる前に弱くなってしまいます。
地面を蹴る力と、体を回す力を使うことが、サーブを遠くまで飛ばすためには必要です。



野球のピッチャーも速い球を投げたいから体をしっかりひねって投げてるよね!マネしてみよう!
すぐにできる体重移動の改善法
【改善法】:トスを上げる動きに合わせて足を大きく踏み込む練習
サーブを打つ直前の、利き手と反対の足(右利きなら左足)を大きく前に踏み込む動きを、トスをあげる動き合わせてやってみましょう。
右利きであれば左足を大きく踏み込み、最後に左足にしっかりと体重が乗っていれば体重移動はできてます。



体重移動を意識すると、体全体を使ってボールを押し出す感覚が身についてくるはずだよ。
原因4:手を振る速さが足りない(スイングスピードが不十分)
ボールを強く飛ばすためには、手を振る速さ、つまりスイングスピードが重要です。
野球のバットをゆっくり振ってホームランはできないですよね?単純にそういうことです。
スピード、イズ、パワー!!
少々脳筋な表現ですが、腕のスピードが出ていれば、ボールは飛ばせるのです。
手のスイングが遅くなる原因は、以下の2つです。
- 「力みすぎ」
- 「手の助走距離が短いこと」
ボールを飛ばそうと力を入れすぎてしまい、肩やひじの関節がガチガチになってしまうと、ムチのようなしなやかで速い腕のスイングができません。
また、ボールを打つ手がしっかりと後ろに引けていない状態(=1つ前で解説した「体をひねる」動きが適切にできていない状態)だと、ボールに対して手の助走距離が短いため、スイングスピードを上げることができません。
一番良い手の振り方は、テイクバック(手を後ろに引く動き)から打ち終わりまで、体が柔らかく動いて、手がムチのようにしなやかに加速し続ける状態です。



腕の力を抜いて体全体を連動させることが、手を振る速さを上げる秘訣だよ。
すぐにできるスイングスピード改善法
【改善法】:タオルを素早く振る練習(タオルスイング)
利き手にタオルを持って上半身を脱力し、利き手と逆の足を踏み込みながら思い切って上からタオルを振り抜きます。
その際、「ビュン!」と音が鳴るほど速く、大きく振り抜けるように意識しましょう。
手がボールを叩く位置に来るまで肘を落とさないようにすることも重要です。



野球のピッチャーのようなフォームを意識しつつ、タオルを思い切って振り抜いていこう!
原因5:ミートが悪い(ボールの芯を叩けていない)
ボールの真ん中(芯)を正確にたたけていない、いわゆる「ミートが悪い」状態だと、サーブの飛距離も出ませんし、コントロールもできません。
芯を外すと、ボールに力がうまく伝わらないだけでなく、余計な回転がかかってしまい、空気抵抗で途中でボールが減速してしまいます。
ミートが悪いのは、原因1(打つ場所が悪い)や原因2(トスが安定しない)が根本にありますが、打つ瞬間に手のひらの「広い面」ではなく「点」でボールをたたこうとすることも大きな原因です。
ボールに触れている時間が短すぎると、しっかり力も伝わりませんし、正確にコントロールすることもできません。
「ボールを長い時間触って押し出す」という意識をもちながら打つことで、最速でミートがうまくなります。



フローターサーブなら、長い時間、同じ方向に押せることがとても重要だよ!
すぐにできるミートの改善法
【改善法】:利き手と逆の手でボールを持ち、利き手で真上から思い切り叩く練習
これは、手首を固定する練習です。
フローターサーブの場合、打つ瞬間に手首を使わないようにし、手の面をまっすぐ垂直に保つことで、無回転で打つことができ、飛距離が伸びます。
ボールを強く打つときに、その勢いに手首の筋力が耐えられずに動いてしまうと、正しくミートを完了させることができないため、重要な練習です。



意外と手首の固定は注目されないんだけど、覚えておくと良いよ!
いますぐできる!サーブの改善ドリル3選
・遠投(体の連動)
・近距離の壁打ち(足を小さく踏み込みトスと打つ位置、ミートを中心に練習)
・中距離の壁打ち(遠投時のように大きく足を踏み出しながら体重移動とスイングスピードを意識して練習)
これまでに説明した原因と改善法を頭に入れたうえで、練習で今すぐ試せる、練習を3つご紹介します。この練習は、特に初めてバレーをやるお子さんがサーブの基本の動きを体で覚えるのに役立ちます。
ドリル1:トスして、キャッチして、たたく練習(原因1, 2を直す)
ボールを打つ場所とトスの安定を一緒に直すための練習です。
- やり方: ネットから少し離れて立って、トスをあげます。トスが一番良い打つ場所にきたら、たたかずにそのままその場所でキャッチします。
- 実践: 一番良い場所にトスがくるまで、ひたすらキャッチを繰り返してください。トスが安定しない限り、打っても良い結果は出ません。いつも同じ場所でキャッチできることが、安定したサーブを打つための最初のステップになります。
- 応用: 安定してキャッチできるようになったら、トスをあげて、一番良い打つ場所にボールがきた瞬間にだけ、軽くたたいてみましょう。安定した場所でボールを捉える感覚が身についてくるはずです。
ドリル2:一歩踏み込みサーブ(原因3を直す)
体重を前に移動させる力を意識するための練習です。
- やり方: サーブを打つ体勢から、トスをあげる動きと同時に、利き手と反対の足を大きく一歩前に踏み込む動きだけを行います。
- 実践: 踏み込んだ足に体重をしっかり乗せて、その勢いを体の回る力に変えて手を振ります。大げさに体がネットの方向に流れることを恐れずにやってみてください。体重を乗せて蹴り込むことで、体のエネルギーを前に進む力に変えることを体感できます。
- 意識: 腕の力じゃなくて、踏み込みと体の回転でボールを押し出す感覚をつかんでください。この練習で、足の力を使う習慣をつけていきましょう。
ドリル3:面で押すミート練習(原因4, 5を直す)
ボールの真ん中をたたくうまさと、手を振る速さを両方よくするための練習です。
- やり方: ネットの前に立って、ボールを手で持った状態から、手のひらの付け根だけを使い、ボールの芯を「広い面」で強く押すように打ちます(手を後ろに引くのは小さく)。
- 実践: 強い回転がかかるんじゃなくて、ボールが手のひらから離れるまでまっすぐ進む感じを意識しましょう。これがボールの芯を捉えられているサインです。
- 応用: この「面で押す」感覚を忘れずに、だんだん手を後ろに引く動きを大きくして、手を振る速さを上げていきます。こうすることで、速く振っても芯を外さないうまさが身についてくるはずです。力を抜いたムチのような速い振りと、正確なミートを両立させることが目標です。
記事のまとめ
今回は、あなたのサーブが飛ばない一番の理由5つと、今日からすぐにできる直し方を詳しくお伝えしました。
これらの原因は、バラバラじゃなくて、つながり合ってきみのサーブの邪魔をしているということを忘れないでください。
サーブがうまくなるための大事なチェックリスト
| 原因 | 改善のポイント(サーブを遠くまで飛ばすためのカギ) |
| 打つ場所 | 一番高い場所でボールを捉え、上からたたく「角度」を作る。 |
| トス | 毎回同じ位置に静かに落ちてくるよう、手のひら全体で優しく押し上げる。 |
| 体重移動 | 踏み込みで作ったエネルギーを、ぜんぶボールを前に進ませる力に変える。 |
| 手を振る速さ | 力を抜いて、打ち終わるまで一気に「ヒュッ」と振り抜く。 |
| ミート | ボールの芯を**手のひらの硬い「広い面」**で捉え、押し出す。 |
サーブは、一つ一つの動きが順番につながっていくことがとっても大事なプレーです。
あせらず、まずはトスの安定(原因2)から取り組み、次に打つ場所(原因1)とボールをたたくうまさ(原因5)をつなげる練習を繰り返してください。
この基本動作が上手になることが、遠くへ、そして速くボールを飛ばすためのただ一つの道なのです。
正しいやり方と練習方法で、今日からあなたも、自信を持ってサービスエースを狙える選手になれるでしょう!

